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新たな問題と流される俺と見えてきた敵の姿




ヒミコ達はまず輸送駆逐艦5隻に分散していた人工衛星を組み立てる、

同時に湾岸を整備し工場や畑などを造りまず拠点の設備を構築している、

これは長期戦もそうだが次に来る仲間達の為に準備していたのだ。




ズパ~~~~~~~~~~~~~~ン!!!!!!




人工衛星は3基打ち上げられ即座に始動、すると各地が見えるようになった、

謎の地球では制限があったがここではそれが無いので即座に打ち上げた、

尚今回は俺達だけが使うので3基で十分と判断し用意していた。




翌日・・・




ハワイのような島・・面倒なので似た地域はそのまま呼ぶことにした俺達、

ここにあらゆる設備を構築した後ヒミコ達は全員に向かってリモート配信、

地図を広げて・・どの方面に向かうか話し合いをする事にしたようだ。




「ここがハワイだと想定するとアメリカ方面に向かうには距離があるな」




「ええ相当な距離があります、私としては日本方面に向かうのが最適だと・・」




「それはどうしてだ?」




「日本方面に向かう途中にミッドウェー島があります、ここをまず攻め落とします、

そうすれば前線基地が出来るので移動が容易になるでしょう、なので私としては・・

敵の本拠地がありそうなアメリカ大陸に行く前に日本方面を抑えるべきかと・・」




「でもそうしたら面倒じゃない?もし日本に敵の本拠地があったらどうするのよ、

私達はあくまで偵察に徹して本隊の準備が整うまで情報収集に留めるべきだわ」




実は・・・




「どうだ?艦隊の再編成は順調か?」




「ああある程度整った、これなら通常業務に支障は無いだろう・・・」




当然ながら俺達も第2艦隊だけしか派遣させる考えは毛頭無い、だが・・

謎の破壊神や創造神の詳細がわからない以上全艦隊は派遣出来ない、

なので各地軍の再編成を行い向える部隊を捻出している最中なのだ。




さらに通常業務もあるので支障が無いように艦を配置する必要がある、

だが戦闘を前提とした艦は戦いの場に送るべきだとの声が圧倒的に高い、

なので輸送重巡・軽巡・駆逐艦を増やして戦闘艦は護衛に切り替えた。




「ふう・・やっと再編成が済んだな、これで他の部隊も派遣出来るな」




「ええかなり余裕が出来ました、これで思いっきり戦えますよ!」




各地は大急ぎで再編成をしてくれたおかげで次の部隊を送る準備は出来ている、

だが新たな問題が出た、それは幹部達を現場に送ると仕事に支障が出てしまう、

戻れるとは言っても・・いつになるかはわからないので現場は猛反対していた。




・・・・




幹部達は久々に戦えると興奮していたが現場は幹部が出ると指揮系統が乱れる、

なので新たな問題・・現場も幹部を応援したいが全員が行くと困ると訴える、

この辺が悩ましい所、特に大和・武蔵が謎の地球に派遣されているのが大きい。




・・・




現状第7艦隊は解散状態・・信濃・紀伊・モンタナも各地域に派遣されている、

それもあってか各部隊は自分達の艦が各地に派遣されると同じ目に遭うのでは?

その不安も新たに出てきた、なにせ長寿の種族が多いから雇用の椅子は減らない。




実際第7艦隊は解散状態なので組織としては全然機能していない状態でもある。

特に信濃等はキアーラ達が新たな艦を求め信濃等を練習艦として独占している、

それもあってか第7艦隊の乗組員達は暇で謎の地球に行きたいと志願したが・・




・・・




こちらも12隻しかないので人余り状態、更にカーグワス等難民達も一緒にいる、

さらにこちらは10km縛りがあるので人員を増やすと難民を追い出す事になる、

それは絶対止めてと難民達は泣いて懇願するので深刻な問題となっていた。




・・・




豊かになれば・・・だが次々と新たな問題が出るので幹部達は日々悩んでいた、

昔は力任せに威圧して押さえ込めば事は済んだが今はそれするとパワハラになる、

本音は冥界の地球で暴れたいのだが現場は止めてとなぜか制御されている。




・・・




異世界でも中間管理職は大変なのを身をもって知った俺達だった。




まあ・・・




現場は大変だけど・・いつまでも動けないと困るので配属転換を加速した!




「各現場に伝えます、コウさんの厳命により急ぎ配置転換を急いでください!」




・・・




なぜか俺の厳命として各地に配置転換命令が発令し各地域は大慌てに動いた、

その甲斐あって第5艦隊と第6艦隊が向かう準備が出来たのだが・・・




「チェ!コウさんずるいよな~自分はメイドさん達とヤリまくりだろ?」




「ほんとほんとこういう時だけ総司令官命出すのずるいよな~まったく!」




・・・




なぜか俺は各地域に恨まれる羽目となりしばらくの間皆から白い目で見られた、

その目はメイドさんも・・なら俺はこの際婚約解消を訴えたがそれは却下された。




「コウさん我儘もいい加減にしてください!それとこれとは話が別です!!」




と・・




問題行動と子作りは別だと事務員達から説教され新たなメイドさんが増えていた。




・・・




俺はどうしたらいいのだろう・・




・・・




深く考えても意味が無いと悟った俺、なので放心となり流されることにした。




これはさておき・・




ヒミコ達は拠点の構築が出来たので動き出すことにした、まずはミッドウェー、

相手の戦力がわからないのでまずは近場を固めようと判断し攻めることにした、

ここは旧日本軍のライアン達には因縁の島でもあるのでリベンジに燃えていた。




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・




第2艦隊は全艦出撃、緩衝地帯があるので留守を置く必要が無いと考えたから、

しかしもうすぐ第5・6艦隊が来る事もありミユキは待つことを提案したが・・




「すまんが出撃してくれ!あの島を攻略したいんだ!!!!」




現場はミッドウェーの因縁がもの凄いのでミユキも止むなく了承していた。




ゴオオオオオオオオオオーーーーーーー!!!!!!!




各艦30ノット(約55km)の速さでミッドウェーを目指す、だが・・・

人工衛星で見る限りこの島は開拓された後がなくほぼジャングル状態の島だ、

なので艦隊は空から偵察し攻撃等が無ければ上陸しここを抑えることにした。




・・・・




「どうしたのミユキ?何か気になる事でもあるの?」




「ええおかしいと思いませんか?まず私達が送り込まれたあの島からだと・・

どう考えても私達がミッドウェー方向に向かうのは目に見えています、

なので私はミッドウェーに敵の部隊が大勢隠れていると思うのです・・」




「確かにそれはあるわね、でもこの対決受けた時点で私達には不利の塊だわ、

どの道相手の拠点を抑えなければ私達は帰れないわ、だから今は割り切るべきよ」




「そ・・そうですね、今はそう考えることにします」




第2艦隊はそのままミッドウェー方向に向かい・・緩衝地帯からもうすぐ出る!




「総員我々はもうすぐ緩衝地帯を出ます、総員直ちに戦闘配備!

緩衝地帯を抜けると敵も攻めてきます!皆の奮起を期待します!」




「了解!!!!!!!!!!!!!」




ゴォオオオオオオオオオオオオーーーーーー




ブシューーーーーーーーーーン!!!!!




各艦何かの膜のようなものを突き破り緩衝地帯を抜ける!!!




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!




「全艦五月雨態勢で待機!戦闘機隊は直ちに出撃してください!!!」




「了解!疾風隊出るぞ!!!!」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




ズシュシュシュシュシューーーーン!!ドシューーーン!!!




各空母から次々と戦闘機が出撃、約200機が次々とミッドウェーに向かう、

同時に上陸に備えドローン部隊が出撃、そしてアイアンフレイムゴーレム、

さらにクラウディアドール達も全身武装状態で上陸を待っている。




「ピィピィピィイ~~(訳 僕たちにも武装を!!!!)




一緒に乗り込んでいるピンキー達も背中にキャノン砲を備え戦いに備える、

そして戦闘機隊の一陣がミッドウェー上空に到着し旋回しながら偵察している、

見た感じ敵はいなさそう・・猛烈な殺気を感じた戦闘機隊が一旦離れる!




「お・・おいさっきのは・・」




「ああ尋常じゃない殺気だ・・間違い無い、敵はあそこにいる!!」




戦闘機隊はすぐさま旗艦扶桑に連絡、それを聞いたヒミコは砲撃準備の命を出す、

すると・・




ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・




突如島の一部が動き出し・・




「な・・なんだあれは・・???」




突如島の一部が分離し・・出てきたのは・・




ゴワアアアアアアアアアアアーーーーーー




500mはあろう・・巨大な鯨のような魔物だった。



















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