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パピーターパークのオープンと第2艦隊の出撃




パピーターパークがもうすぐ出来あがる、俺は最後の打ち合わせの最中、

なぜか巨大なパピーター大魔王がパークの入り口に設置され皆は大歓喜、

まだオープンしていないのだが既に参拝客が大勢詰めかけ拝んでいた。




・・・




なんなんだよこの流れは・・




入り口を呆れ汗かきながら眺める俺、するとヤマダさんが現れ声をかける。




「コウさん進捗率は9割超えました、来週にはオープン出来ますよ!」




「おおそれは有り難い、しっかり備えをお願いしたいにゃ~~~」




「お任せだにゃ~~~!!」




・・・




なぜかこのオチが定番となっている俺達、ヤマダさんはそのまま現場に戻る、

すると今度はシルビアが訪れ現状を報告してきた!」




「コウさんこちらはほぼ出来上がりました、いつでもオープンできますよ!」




「おおそれは有り難い、しっかり頼んだにゃ~~~!!!」




「わかりました、お任せください!!!」




・・・




シルビアにはにゃ~~挨拶は通じず無視されて急ぎ現場に戻っていった、

空虚感漂う俺、するとスマホが鳴りイリューが来たと受付から連絡が来た、

俺は急ぎ来賓室に戻りイリューと最終的な打ち合わせを行った。




「コウさんこちらは準備出来ています、まずは資料をお渡ししますね、

これには異空間の詳細をまとめてますので戦術の参考にして下さい、

あと貴殿達の戦力が異空間に来られるのはいつ頃になりそうですか?」




「ええこちらも準備はほぼ出来ています、パピーターパークオープンの日、

この日の昼間から第1団がここに来るので転送する予定で動いています」




「わかりました、それでは楽しみにしていますね」




「ええこちらもです、よろしくお願いします」




そう言ってイリューは帰って行った、ちなみにお互いの戦力は知らない、

ガチの対戦にしたいからとお互い同意したので戦力は機密扱いとなっている、

尚こちらは移動に時間がかかる事もあり対戦はオープン1週間後となっている。




ちなみにこちらが用意できたらダンテがイリューに宣戦布告を知らせる流れ、

早速第一団がこちらに向かってきた、それはアデール率いる第2艦隊だった!

ただアデールとマイラは来ていない、自分の領地の仕事が忙しいので欠席。




その第2艦隊は以下の通り、尚一部追加されていた。



戦艦 扶桑・山城 (旗艦は戦艦扶桑となる)



航空母艦 鳳翔・龍驤・雲龍。



重巡洋艦 衣笠・妙高・那智・足柄。



軽巡洋艦 天龍・龍田・球磨・多摩。



駆逐艦 不知火・水無月・白雲・磯波・綾波。



潜水艦 伊176型1隻。



輸送駆逐艦 5隻。



砂漠空母 3隻。(謎の地球に向かったのと同型の砂漠空母)




尚指揮に関してはアデールとマイラが忙しい為ヒミコやミユキ達が務める、

ヒミコはおかしな所はあるが優秀なので今回先駆けとして指揮を取らせた、

ちなみに彼女達は艦の指揮は初めてだが訓練はものすごく受けている。




それと彼女達は元出来損ないの破壊神だが俺達にボコられ仲間となる、

以降マイラの元で働き俺達の知識を身につけ見違えるほど成長していた、

今回マイラが動けない事で彼女達が立候補し各艦の指揮を務める事となる。




尚第2艦隊の指揮官は以下の通り、応援が来た場合交代することもある。




総司令官 : ヒミコ(聖級)



戦術参謀  :  ミユキ(特級)



副指令官  :  ステファニー(聖級)



艦隊指揮長 :  クリステル、マリー、ルネ、レア(特級)




他に関しては第2艦隊の乗組員そのまんま、百戦錬磨の強者達が乗り込む、

本気で戦えると聞いて内心ワクワク、今か今かと艦内でその時を待っている、

尚全員内容は知っている、むしろ望むところだと気合いを入れ参加している。




まずは様子見ということもあり今回はクジで第2艦隊が選ばれ現地到着、

それと同時にパピーターパークがオープン、2万を超える民衆が駆けつけた、

そして・・なぜかシルビアがパピーターパークオープンの産声を挙げる!




「お待たせしました!これよりパピーターパークオープンです!!」




ウォオオオオオオオオオオーーーーー!!!!!!!!!!!!!




ワァアアアアアアアアアア~~~~~~!!!!!!!!!!!!




なぜか大歓声があがり皆は興奮状態で我先へとパピータパークに入る、

さらに入場の際には皆パピーター大魔王に敬礼もしくは拝みながら入る、

アッという間にパークは満員となりすべての催し場は満員御礼状態だ。




「あははは~~~~楽しい~~!!!!!!!!」




皆満面の笑顔でパピータパークを楽しむ、それを見てシルビア達は安堵の表情、

何しろ既にこの異世界には様々な娯楽がある・・まあライアン達が造りまくり、

なので差別化を図るためにも様々な工夫を凝らしていたようだ。




・・・




まあ・・・




パピータパークということもありここにはすべての箇所に大魔王がいる、

なのでこの時点で思いっきり差別化になっているので・・複雑な俺だった、

なにせ総司令官の俺よりも・・皆パピータ大魔王を崇拝しているんだもん!




・・・・




まあ今更だからな・・深く考えないことにした。




ちなみにヤマダさんとシルビアはこの異世界のライアン達に対抗心もあった、

なので地球から様々なモノを取り揃えパピーターパークに展示し差別化を図る、

具体的には日本の都道府県のローカル品や世界中の名物などが盛り沢山だ。




一例としては北海道のイカめし、青森のじゃっぱ汁や静岡のウナギ弁当、

新潟のせんべいや三重の松阪牛、香川のうどんや長崎のちゃんぽん等々、

他にも各都道府県でしか知らないローカル品を山ほど揃えていた。




さらに・・・




「こ・・この味だよ!!!いゃ~懐かしいな~~」




「ほんとこの味嬉しい!もう飲めないと諦めていたのに・・」




圧巻だったのはお酒、有名処はもちろん地元しか知らない酒も用意している、

更にウィスキーやジンなども国境問わず各地域から仕入れた逸品ばかりだ、

この異世界で大概は再現してはいたが地元の素材で作った酒は格別だった。




しばらくして・・・




「皆さまお待たせしました!これより第2艦隊の入場です!!」




うおおおおおおおおおお~~~~~~~~~!!!!




ちゃ~ちゃちゃちゃちゃ~ちゃちゃちゃちゃちゃ!!!!!!




軍艦マーチの音楽に合わせて第2艦隊が次々と入港して転送場に入る、

ここは軍艦が一度入ると縮小されたような状態となり待機扱いとなる、

なので50m位の空間ではあるが次々と艦隊は入ってこれるのだ。




まずは旗艦戦艦扶桑が入り空母隊、重巡、軽巡、駆逐艦隊と入って来た、

さらに支援物資等を載せた輸送駆逐艦5隻と砂漠空母3隻も加わっていた、

それと今回は潜水艦も参加、これにはクラーケン達も乗り込んでいた。




そして殿・・戦艦山城が入ってきて第2艦隊の準備が整った状態となる、

第2艦隊が準備出来たところで俺が壇上に立ち改めて経緯の説明をする。




「皆様この度パピーターパークに来ていただきありがとうございます!

このパーク建設の目的は最高の娯楽と社交、さらに究極の戦場体験を会得、

心身共に生の充実感を体感するためにこのパークを建設しました」




「まずは娯楽はヤマダさん、社交場はシルビアに任せ至高の場を設けてます、

これらで心身共に楽しんでいただき・・我らが誇る艦隊がある異空間で戦います、

その様子はモニターで閲覧出来ますので戦闘を存分に体感してください」




「この度冥界への申し出により実現した決闘・・いや戦争と言っていいでしょう、

我らは種族問わず「共存」をコンセプトに動き各地の悲惨な争いを抑えてきました、

その後はご存じの通り、今では皆がこうして世を楽しめる時が訪れています」




「ですが・・」




「我々は生を受けた瞬間から喜怒哀楽や癒やしの心、闘争本能もあります、

特に戦いに関しては長い期間続いた事もあり更に磨きがかかっております、

これを抑えるのは無理!なので発散する場を設け存分に戦ってもらいます」




「尚・・・」




「相手も同じ状況なのでガチの勝負です、死んだら以降その異空間には行けません、

ですが中途半端な争いでは飽きます、そして物足りなく感じるから割り切りました、

なのでマジです!負けたらその異空間では終わりです!気合い入れてください!」




「オオオオオオオオオオオオオオ~~~~~!!!!!!!」




俺の言葉を聞いて各種族マジモードになる、尚子供は10歳以下は見せない、

ただ産まれた時から戦闘に携わった者もいるのでそれらは希望があれば許可、

なお残虐なシーンも考えられるのでその辺は専門家が対応することにした。




そして・・・俺は号令をかける!




「では我らが誇る第2艦隊の精鋭達よ!存分に戦ってこい!!!!!!」




「了解です!!!では行ってきます!!!」




ギュイイイイイイイイイイイ~~~~~~ン!!!!!!




パピーターパークからもの凄い瘴気が出てきて・・第2艦隊は転送された、

俺は移動し来賓室に備えたモニターで様子を見る、これは各地にも備えてる、

ただ残虐なシーンも出る可能性があるので監視下の元放送している。




そうして・・・




ザザザザザーーーーーーーー!!!!!!!!!




「こ・・ここはどこかしら?ミユキ調べてちょうだい!」




「えっと・・資料によるとここは地球で言うハワイに似た海域のようです、

私達はここが拠点となり転送された全員はここからスタートのようです、

尚地の利が無い私達に配慮してか半径100kmは緩衝地帯となります」




「なるほどね、となれば私達がどこに向かうかで・・」




「ええ状況は大きく変わってきます」




ヒミコ達は冥界からの資料の中にある地図を広げ・・・




・・・




どの方向に向かうか・・




・・・




慎重に話し合っていた。



































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