パピーターパークの建設と戦闘用ラビリンスワールドの思案
俺はデ●ズニーランドを例えとした新たなテーマパークを思いついた、
それはパピーター大魔王のテーマパーク、略してパピーターパークだ、
パピーター大魔王の住む異魔界を実現化しようと思いついたのだ。
具体的には・・・
まず冥界のダンテ領域を参考にして独自異魔界を造り賑わいの場とする、
その場は3つ、まずは子供も含む皆が楽しめる場が一つと社交場が一つ、
もう一つは・・これは思案ではあるが模擬戦闘が出来る場を設ける。
思惑としては・・
先日あるライアンと話をしたのだが・・
「コウさん現場は刺激が少ないんですよ~戦闘がめっきり減りましたからね、
時々魔物が艦に体当たりする程度なので・・まあそれも激減しています、
なので艦隊は輸送ばかりですから本来の力を発揮出来ないのですよ~」
「ああそれは俺も感じている、戦艦はじめ軍艦は戦闘の為の代物だからな、
止むないとは言え輸送任務は本来の仕事ではない、物足りないのはわかる、
だが驚異の敵は遙か遠くにいる、まあそいつが敵かどうかは不明だが・・」
「そうなんですよ~出来れば思いっきり戦える場が欲しいんです!!
理想としては思いっきり戦えて・・終わると元通りになれば最高です!
この異世界ならそれが出来そうなんですけどね~何とかなりませんか?」
「その気持ちはわかるぞ!俺も同意だから何かしら考えてみよう!
思案が出来たら連絡するからその時は手伝ってくれだにゃ~!」
「わかっただにゃ~~!!」
てな感じで・・俺はこの想いを実現するために動きだした!!!
まず・・
俺は急ぎブラックカオルを呼んでダンテと話がしたいと頼んでいた、
カオルは・・そっと手を出し対価を求めた、なので俺は写真を渡した、
それは大人のエナの水着姿、メールで送られたのをプリントアウトしたのだ。
「こ・・これは!!!お・・・お任せください!!!!!」
ドピューーーーーン!!!!!!
ブラックカオルは大喜びで冥界に戻りダンテを連れてきた、ただ・・
なぜかブラックエナも一緒にいる、彼女は呼んでないので席を外して・・
「お・・お父さん私貴方の娘ですよね!そうですよね??」
・・・
まるでサユミが俺に懇願するかのようにブラックエナも俺に懇願の眼、
まさかサユミに弟子入りしたのか?とも思えるぐらい懇願が瓜二つだった、
なので俺は仕方無く妥協、絶対秘密厳守を条件にブラックエナも同席させた。
「お話とは何でしょうか?」
「ええ実は・・これこれこうでこのようなテーマーパークを造る計画です、
敷地を3つに分けて一つは大衆、一つは幹部が楽しめる社交場を考えてます、
そしてこれは本命なのですが・・軍艦が本気で戦える場を設けたいのです」
「前の2つは理解出来ましたが・・最後のはパークと矛盾してませんか?
「ええその通りです、ですがこの異世界は元々戦場でした、なので・・
未だに血気盛んな種族も多くまた戦闘民族もいるので平和は退屈なのです、
ですが「共存」を掲げる以上戦闘は避けてはいるのですが・・」
「鬱憤晴らしが出来る場所が欲しい・・そう仰りたい訳ですね」
「そういうことです、冥界ならそれが出来るのでは無いか考えたのです、
訓練では限界がありますので・・ただ死なれたら困るので幻惑系で・・
以前ティーラ達が似たようなこと体験したので応用出来るかと・・」
「ここだけの話ですが・・実は冥界の精鋭達も似たような悩みを言ってました、
死者を弔い罰を与えるだけでは退屈だと・・自分達の真の力を発揮したいと・・
そこで今思いついたのが・・蘇生派のある幹部が展開出来る迷宮です」
「えっ?それはどのような?」
「私も又聞きではありますが蘇生派はその魂が復活する価値があるか・・
それを見極める界でもあるのである特殊空間を展開して魂を試すそうです、
そこは現実と全く同じ空間が再現できそこで生活させ素行を試すそうです」
「すると・・どうなるのですか?」
「素行に問題が無いと判断されればそのまま新たな世界に飛ばし復活させます、
反面問題があると判断されたらそれは解除され元の冥界に逆戻りとなります」
「そ・・それは・・何かしら魂や身体等に問題があるのですか?」
「いえいえリセットさせるだけです、ただ記憶などはそのまま残るそうです、
しかし物体・・例えばその空間で手に入れたスマホ等は手元には残りません、
その反面持ち物はその空間で破壊等をされても解除されたら元のままです」
「なるほど・・もう一つお尋ねしてもいいですか?」
「なんでしょう?」
「それは迷宮だけの世界ですか?広大な敷地等は展開出来ないのですか?」
「いえいえ海や山も展開出来ます、例えばその魂が元は漁師の場合もあります、
その場合似た環境にしておかないと本質を見極めるのが難しいですからね、
なので漁師は海での生活が主なのでその状況に応じた環境にするそうです」
なるほどな・・・
俺は考える、もしそれが出来るなら限りなく理想の空間が出来るだろう、
そうなると各種族の不満も解消出来るし経験値も大幅に上がるだろう、
さらに解除すれば元通りというのもありがたい、被害を抑えられるからな」
俺はこう考え・・その方に頼むことにした。
「そ・・その方に是非会いたい!!話は出来そうか?」
「それなら私に任せて!友達の知り合いからその話聞いたことあるの!」
「おおそれは有り難い、是非とも頼む!!!」
なんとブラックエナが手を挙げる、なんでも間接的だが知っているらしい、
なので俺は依頼、できるだけ早く面談したいと頼み彼女はすぐ向かった、
その際御近付きの品として異世界と地球の高級ワインを預けた。
尚ブラックエナへのご褒美はアパレル関連、シルビアが持ってきた洋服類だ、
G●やユ●クロ、H&●などの最新ファッションを渡して上機嫌で向かっていった、
尚ダンテには御近付きの品と同じワインを渡し上機嫌で冥界に戻っていった。
2日後・・
俺は今東の大陸にいる、メディの案内で現地視察している最中だ、ここは・・
駅からは近いが海からはちと離れている、だが裏手には大きな山があった、
この山を越えると海が見える、尚この山は特に資源もなく普通の山だった。
「メディ相談がある!この山は固定種族が住んでいるのか?」
「いえいえ普通の山です、元々手つかずで放置されていた山です、
何しろ裏が海ですからここに住むと猛獣などに襲われたら逃げられません、
なので遠くを見渡す程度、今は公園にして散歩などをする憩いの場です」
「そうか・・そこで相談なのだが・・」
「なんでしょうか?」
「この山も俺が使いたい、出来ればトンネルを掘って艦を通したいんだ、
今思案しているのが艦での実戦体験が出来る場だからな、だから使いたい」
「それはむしろ大歓迎ですよ、実は東の大陸でもその手の苦情は多いのです、
何しろ戦いの場が武道大会程度なので個人戦は出来ても集団戦は訓練のみです、
なので艦隊での実戦場はこちらから懇願したいんです、皆血が騒ぐようで・・」
「それは有り難い、話が纏まれば着工するからその時は手を貸してくれ」
「わかりましたにゃ~~!!!」
なぜか猫耳のカチューシャを取り出して頭に被り笑いながら去って行くメディ、
俺はそのままヤマダさんの村・・いや街に向かいヤマダさんと色々打ち合わせ、
一般のパークはヤマダさんに任せようと依頼、ヤマダさんは快諾してくれた。
「そ・・それは是非私にさせてください!!!!!!!!」
次に幹部達が集まる社交場の関連、サユミに任せようと思ったが留守なので・・
たまたまシルビアが別件で電話してきたので相談、シルビアはさせてと懇願した、
なので社交場の関連は彼女に丸投げ、シルビアは気合い入れて挑んでいた。
そして数日後・・・
「お父さん呼んできたよ~~~~!!」
ブラックエナが自分と同じ位の女の子と30歳位のイケメンを連れてきた、
どうやらその女の子はイケメンの妹らしく彼女が仲介役となったらしい、
俺は来賓室を用意して着替え、正装でそのイケメンと対峙し話を始めた。
そのイケメンは俺の話を聞いて・・・
「面白そうですね、条件はありますがお手伝いさせてください!」
これを聞いた俺は・・・
・・・
心で手応えを感じていた。