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レイナの考えと突如現れた30人の子供達



謎の宝玉?を持ち帰ったカラミティ達、早速古鷹にあるMRI等の機器で検査開始、

検査官達が相当な時間をかけて調べたが・・結論言うと普通のガラス玉程度、

特に特殊な素材で出来ている訳ではないようで・・だが気になる点はあった。




それは宝玉?の中に描かれている??謎の左足、男性か女性かはわかっていない、

だがそれを取り出すためには宝玉を割るか切るかの作業が必要となる、だが・・

下手に傷つけて爆発でもされたら困るので一旦封印することに決めたそうだ。




しかし・・




艦の中に置いておくと・・何か拍子で爆発したら最悪艦が真っ二つになってしまう、

それはメチャ危険なのでどこかに置いておくことにした、それはあの無人島だった、

あの無人島は周りが渦なのと貴重資源が無いので隠すにはうってつけだった。




一応冥界のダンテ達にも連絡を取り映像ではあるがその宝玉を見て貰った、

現時点では謎が多すぎるのでこの異世界や冥界に持ち込むのはやめている、

そしてダンテ達が画面越しにこの宝玉を見る・・見る・・・




・・・




「う~ん全然わかりませんな~これは仰る通り島に封印しておきましょう」




と言う返事、まあ現物を触ってないのでよくわからないのは理解できる、

なので俺達はこのままあの無人島に戻りこの宝玉を封印してから北に向かう、

この方向には日本のような国があるらしいので興味もあるのが皆の本音だ!




だが・・・




・・・




クアラ王国の密偵・・エンカルの部下が急ぎモーターボートで俺達に近づく、

なんでもエンカルから急を要する書面を預かったとスマホで連絡してきた、

スマホはエンカルだけに預けていたが・・それを預かって連絡してきた。




ちなみに俺達は移動は夜に行い昼は無人島の陰などに潜んでいた、

理由は漁船等に見つかるのを避ける為、その都度レーダーに映るから、

なので昼間は無人島等に潜み夜になると浮上し一気に飛んでいく。




尚大和と武蔵に関しては潜行状態で先に進み途中で合流している、

海底移動は漁船に見つかる心配は無いがスピードが出せないのでのんびり、

少し速める事は出来るが水流が変わるので影響の無い速度で移動している。




「あ~出会えてよかった~正直会えるかメチャ不安だったんですよ~」




密偵は若い男、20代前半のようで結構なイケメン、名はデルと言うらしい、

デルはエンカルの後輩のようでエンカルを姉のように慕っているらしいが・・

特に恋愛関係では無いらしく単純な上司と部下の延長の様な感じらしい。




「これを事使って来ました、ご覧ください!!」



エリーナは手紙を受け取り読む・・その表情は見る見るうちに険しくなる、

というのも・・




「貴殿達の艦隊を是非見たい、そのため全艦我が港に寄港することを望む」




的な文章が書いてあるからだ、言い換えると宣伝の為に来いというもの、

極秘に動きたい俺達にとっては到底受け入れられない要望ではあった、

先では可能かも知れないが・・今はこの要望は受け入れられなかった!




だが手紙はもう一通あった、それはエンカルからのある要望が書いてあった、

王からの要望を満たす見返りとしてある国との話をつけるということ、

それはクワラ王国の昔からの友好国で王女も何人か交互に嫁いでるらしい。




これを見たエリーナは・・・




「マリアンヌさんを呼んできてくれる?もう目覚めているはずだから・・」




「わかりました・・というかもうもう来ています!!」




いつのまにか通信官の後ろにいるマリアンヌ、だが相当膨れ顔で機嫌が悪い、

それもそのはず、先般の戦いでは部屋に押し込められ眠らされていたからだ、

その後起こされ経緯はビデオで知っているだけに・・特に機嫌が悪い!




「ちょっとエリーナさん!!!酷いじゃないの!!この扱いは何なのよ!!」




「ご・・ごめんなさい・・王姫の貴方を危険に晒したくなかったのよ・・」




さすがに一国の王姫を監禁状態にしたのはやり過ぎだと感じていたエリーナ、

だが彼女の性格上カラミティ達について行こうとするのはほぼ間違いない、

万一何かあったら大事なので強制的に眠らせたのを指示したのはエリーナだ。




「ぶううううううううううううううううう!!!」




「あ・・・あら?それ私の国の手紙よね?ちょっと見せて!!!」




猛烈に機嫌が悪いマリアンヌ、だがエリーナの持っている手紙を見て豹変、

エリーナから手紙を預かり読む・・するとなぜか怪しい笑みを浮かべる、

そして手紙をエリーナに返し・・ある提案を語り出す。




「エリーナさん貴方達の事情はわかるけど・・今回は受けた方がいいと思うわ」




「えっ?どういうことかしら?」




「この友好国の位置は・・貴方方の地図で言うとベトナム辺りにある大きな国、

貴方方次は北に向かうのでしょ?となればこの近辺の情報が必要だと思うのよ、

私も一緒についていけばほぼこの海域の情報が入るわ、悪い話じゃ無いでしょ?」




「そ・・それだけ強大な国だと言うの?」




「あの辺りでは無敵と言ってもいいわ、貴方達日本が知りたいのでしょ?

ならあの国・・タウに関わった方がいいわ、あの辺りは彼らの縄張りよ、

どの道あの辺りに関わるのなら友好結んだ方が動きやすいわよ」




・・・




エリーナは考える、10km縛りがあるので情報収集には現地の人間が不可欠、

それと海底を潜れる大和武蔵は別として他の艦はどうしても人目についてしまう、

どの道気づかれるのは時間の問題だろう、なので幹部と話し合うことにしたが・・




「エリーナさんこの話受けましょう、私にある考えがあります」




そう言いながらエリーナのいる古鷹に来たのは西の大陸の王妃レイナだった、

他にもワイバーンのアデール、ガルーダーのシルヴィとソフィアもいた、

ただアクワリオはいなかった、別件があるそうで聖域に戻っているようだ。




「ど・・どういうお考えですか?聞かせてください」




「そうね・・まず私達は10km縛りがあるから動きは制限されるわ、

どの道現地人を使わないと遠方の情報収集は出来ないのよ、それとね・・

この先も考えたら・・あえて私達の存在を広めた方がいいと判断したのよ」




「ど・・どうしてですか??」




「カーグワス君達を見て感じたんだけど一部の人間達は私達を理解出来る、

言い換えると・・今後の貿易を考えたらカーグワス君達が中心になるでしょう、

それは私達に好都合、現地の有力者達と繋がれればいいだけの話だからね」




「つ・・つまり民衆と関わらず有力者だけと・・この星との交流する、

何かあれば有力者がその辺を押さえつけ私達は最小限の取引をする、

民衆に関しては存在だけ伝えればいい、こう解釈していいのでしょうか?」




「大体はその通りだけど取引は私達を理解出来る種族に制限すればいいだけ、

話の通じない有力者もいるしその逆も然りよ、その辺は拘る必要は無いわ、

それを考えたら・・どの道古鷹や隼鷹等は隠し通せないわ、なら見せましょう」



・・・



エリーナはアデール達を見る、全員何も言わずただ頷きエリーナを見つめる、

確かにこれだけの巨大な艦隊を今後も隠し通せるほど甘い世界ではないだろう、

なのでエリーナは決断、密偵を呼び自分達の考えを伝えた。




「この手紙の内容受けます、貴方は急ぎ戻ってそう報告してください!」




「そう言ってくれると思ってました、ですかエンカル様より追加伝言があります、

もし交渉成立なら一週間後の午前中に来て欲しいと伝えるよう言われています」




「えっ?一週間後?私達は3日あれば十分行けますけど?」




「それは・・王達は周りの国の重鎮達を招待したいとエンカル様は聞いています、

おそらく各国に我らの勢力を見せ敵対は得策で無いと考えさせるためでしょう、

なので呼び寄せ得る為の期間を要するのでそう伝えるよう厳命を受けています」




「わかりました、それでは一週間後の午前に伺います」




「承りました、では私はこれで・・」




ブゥウンブゥウンブルルルルルルルーーーーー!!!!!!




密偵達はすぐさまモーターボートの飛び乗り一気にクアラ王国に向かっていく、

そしてエリーナは例の無人島に向かうよう各艦に指示して急ぎ動き出した、

もう隠す必要がなくなった事もあり各艦海上を高速巡行して無人島に向かう。




ただ大和武蔵はそのまま、万一に備えこの2隻は海底に隠すことを続けた。




そのころ・・・




「あ・・・ああん・・・あ・・はあああああ・・・」




メイドさん達との営みで缶詰となっていた俺、この際だから全員と婚約、

予約待ち状態の女性達と即時に婚約しそのまま営み全員を妊娠させている、

もう女性を絶頂させる事には極めた俺、なので全員満足そうな顔をしていた。




「コウ様お疲れ様でした、しばらく休暇をお楽しみください」




「ああわかった、休憩室で休ませて貰うぞ!」




ビーーーーーーガジャン!!!!!




やっと一息つけた俺、自販機でジュースを買いそれを飲もうとしたが・・




・・・




小学2年生位の子供30人程が俺の傍に集まり・・ジュースをおねだり、

だがなぜか断る事が出来ない俺は全員のジュースを買い与えていた、

そして全員がジュースを飲んだ後・・なぜか俺に敬礼してきた!




「初めましてお父様!僕たち私達は貴方の子供です!!!!」




???????????




何やら訳のわからない状態となった俺は・・




・・・




ただ黙るしか無かった。









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