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上陸する砂漠空母隊と謎の魔獣シトリー




戦闘機隊は南の王国の軍港を空襲し瞬く間に100隻の軍船を炎上させた、

敵は火炎魔法や弓・投石機等で反撃してきたが戦闘機隊には届かない、

まあ上空200mの高度から空襲してるからその前に離脱している。




ゴオオオ~ボオオオオオオオオオオオ~~~~~~!!!!!!




「急げ~~~急いで火を消すんだ!他の船を守るんだ~~~!!」




敵兵達が急ぎ炎上する船の消火活動に奔走するが逆に炎上が加速した、

それもそのはず、油を混ぜた爆弾の炎は水では消せない、逆に炎が飛び散る、

飛び散った炎は他の船に燃え移り・・水蒸気爆発を起こし大破していく!




!!!!!!!!!!!!!




ボ・・ボコォ~~~~~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!!!!!




戦闘機隊は中央に集まっていた軍船を集中的に爆撃し炎上させた、そして・・

俺達の技術を知らない敵の兵達はとにかく火を消そうと水をかけまくった、

それが逆に炎上を加速させ・・100隻の軍船は瞬く間に大破、沈没していく。




「よしこの程度でいいだろう、あまりやり過ぎると民家が巻き添えになる」




「了解、全機母艦に戻ってください!!!!」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




戦闘機隊は各空母に戻り・・全機収納した後軍港の左側に舵を向けた、

密偵からの地図によると軍港の周りは民家が集中していて突入は難しい、

さらに軍港の右側には漁港が複数ありここも非攻撃区域と区別していた。




反面左側は5km程離れると砂浜がありそのまま砂漠地帯と繋がっている、

敵の本拠地と思われる王城は内陸部にあり海岸から約7kmの位置にある、

なぜか王城は砂漠の中に建てられていて城下町から3km程離れていた。




一見すると孤立状態に見えるが・・・



・・・



逆を考えると民衆の目線を気にする必要が無い、そしてある噂が街で飛び交う、

なんでも若い娘があの城に行くと二度と帰ってこないらしく皆震えていたそうだ、

実際王に呼ばれ100名ほど若い娘が出向いたが1人も帰っていないそうだ。




他にも密偵の報告によると・・




元々南の王国の王達は温暖な性格の者が多く戦闘は好まなかったらしい、

だが今の王になってから挙動不審が多くなり城に閉じこもっているそうだ、

そして各地を攻める命令ばかり下し受刑者も使う程暴言を繰り返している。




それを知った俺達は・・・




その王が何らかの形で取り憑かれ操られていると推測、実際この手は多いらしい、

例えば裏世界・・ガブリエル達のいる人間の世界に行った時もこれがあった、

まあ権力者に取り憑けばやりたい放題、なので逆の立場なら俺でもそうする。




目線を戻して・・・




現時点俺達の艦隊は南の王国の砂浜近くまで来た、ここからは陸地移動となる、

砂浜を抜けるとそのまま砂漠となりここからだと約7km先に王城があるそうだ、

それとは別に50km先にピラミッドのような神殿があるらしい。




この神殿には謎が多く密偵がかなり深く調べたらしいが何も掴めなかったらしい、

なので密偵は娼館の女の子に金を渡し権力者から情報を聞き出そうとしたそうだ、

だが全員かなり口が堅く・・唯一聞き出せたのが謎の猛獣?の類いらしい。




それは・・ある男が酒に酔って調子に乗りその女の子に話した言葉だった。




「姉ちゃんあの神殿にはとてつもなく恐ろしい猛獣いや魔獣と言っていいだろう、

あれと目を合わせて生きていた者はいない、確か名前はシトリーと言ってたな、

変身能力もあるみたいだから行くときは気をつけろよがっはっはっはー!!!」




密偵が聞き出せたのはこれだけだが・・これは俺達にとって大きな情報となる、

このシトリーと言う名前を調べた所男女を自分に愛させたり裸にさせたりする、

秘密を暴く能力を持ち豹顔とグリフォンの翼を備え美人の姿になれる悪魔だ。




これを聞いた幹部達は飛鷹に集まり対策を話し合う!




「おそらくこいつが7人のボスの1人のようだな・・」




「ええ間違いないと思うわ、悪魔ならこの状況も納得できるからね」




「さあどうする?先に神殿に向かうか?それとも王城を攻めるか?」




「そうね、現状神殿に行くのは難しいから先に王城を攻めましょう!、

王さえ抑えればクアラ王国は落ち着くと思うからそれを最優先しましょう、

神殿に関しては新たな情報が入り次第手を打つ・・でどうかしら?」




「よしそれでいこう!砂漠空母隊を上陸させるぞ!!!」




話は纏まり・・まず王城を攻め王を押さえつけクアラ王国の憂いを取り除く!

まず隼鷹・飛鷹・古鷹・夕張・時雨と大和と武蔵は沖合いで待つ事となった、

一応全艦空は飛べるのだが着水する場所が無いので沖合いで待機する事となる。




というのも・・




ドローンで行ける範囲まで偵察させたが王城周りは完全な砂漠地帯だ、

オアシスが無いか探してみたが捜索範囲内では小さいのがひとつだけあった、

だが大きさは学校にあるプール位の大きさなのでとても艦は収まらない。




ついでとばかり王城も偵察しようと考え向かわせたが何かに遮られた、

どうやら結界が展開されているようで空からだと進入は難しいようだ。




そうなると砂漠に着陸・・一応出来るのは出来るが後が厄介なので行わない、

というのも・・単純に態勢を整えることが難しく埋まり込む危険性も高い、

それと艦底の一部に重量が偏ると全体が歪み変形破損する恐れもあるからだ。




一応大和・武蔵に関しては陸地に着陸する事も想定し頑丈にはしてあるが・・

他の艦は一時的に浮遊する機能をつけているだけなのでそこまで頑丈では無い、

なので発着に関しては水面で無いと変形破損するので沖合いに待機となった。




「砂漠空母エスネル他4隻上陸します!!!」




ギャリギャリギャリギャリ!!!!!!!!!!!!!




グォオオオオオオオオオオオオーーーーーー!!!!!




そして砂漠空母5隻が動く、これらは水陸両用なので一気に砂浜に上がっていく、

巨大なキャタピラーが砂浜を乗り越えて砂漠地帯に入った、そして・・

5隻は一旦停止して後部格納庫が開き戦車隊が姿を現す!



「護衛戦車隊出撃!先行して敵を見つけ出せ!!!」




「了解!戦車隊出撃します!!!」




ギュルルルルルルルルルルーーーー!!!!!ギャリギャリギャリ・・




各空母から戦車が出てきてそのまま王城のある方向に向かって走り出す、

これらは小回りが利くので分散して地形調査や砂の採取なども行っていた、

あとで成分を調べると分析官から頼まれていたので急ぎ採取していた。




その時!!!!!!!




「敵襲!!!!!!!!!」




ボオオオオオオオオオオオ~~~~~~




突如火炎弾が無数に飛んで来て戦車隊を攻撃してきた!




「アイスシールド展開!火炎弾を避けるんだ~!」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン




ボシュボシュボシュボシュ!!!!!




すぐさま展開したアイスシールドが火炎弾を受け止め次々と蒸発していく、

だが数が多い、このままではアイスシールドが持たないと考えた戦車隊、

急ぎ旋回して火炎弾をかわしながら・・反撃に出る!




「反撃しろーーー!!!戦車隊砲撃開始!!!!」




グィーーーン!!ドゴーーーンンドゴゴゴゴーーーーン!!!!!




ドガガガガガガガガガーーーーーーーーン!!!!!




戦車隊は砲撃と襲撃を火炎弾が飛んできた方向に向けて一斉に攻撃した、

だが手応えが無い、すると砂嵐が吹き出し視界が遮られてしまった、

このままではまずい・・戦車隊は一旦後ろに下がり態勢を整えた。




すると・・




グァアアアアアアアアア・・・




!!!!!!!!!!!!!




サラマンダーと噛み付き亀が合体したような魔獣が次々と現れた!

それらは戦車隊に気づき・・口から次々と火炎弾を吐き出し攻撃してきた、

戦車隊はアイスシールドで凌ぎすぐさま機関銃で反撃した!




だが・・・




ドガガガガガガガガガガ!!!!!!!!




キィンキィンキィン!!!!!!!!!!




「ダメです、機関銃ではあの甲羅を貫通出来ません!!!」




「ならロケットランチャーで攻撃しろ!急がないと囲まれるぞ!!!」




ガチャガチャガチャガチャ!!!!




戦車の後部の蓋が開きロケットランチャーが放たれる!!!




そうして・・・




「ロケットランチャー発射!魔獣達を叩き潰せ!!」




ズシュシュシュシュシューーーーン!!!!!




無数のロケットランチャーが魔物に向かって飛んでいった!










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