表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
753/792

ガイの驚くべき推測と南の王国への総攻撃




戦艦大和と武蔵は海底から浮上して空気玉を一時解除して砲撃態勢に入る、

狙うは南の王国の軍船300隻、既に隼鷹・飛鷹・古鷹・夕張・時雨と・・

砂漠空母隊が左右から攻撃を仕掛け軍船はたまらず中央に集まっていた。




「急いで軍船の火を消せ~魔物達を呼び戻せ~~!!!!!」




ボオオ~ゴオオオオオオオオオオ~~~~~~~~!!!!!!!




「お頭!!!あれらはもうダメです!放棄して残りで攻めましょう!




指揮官のガイが大声でパニックになった軍船艦隊を立て直そうと憤慨する、

だが隼鷹達が左右から攻撃したことで軍船艦隊の5分の1は猛烈に燃えている、

端から見てもそれらはもうダメなので船を捨て海に飛び込む兵士達だった。




「くそ卑怯な奴らめ、暗闇に紛れ攻撃してきたな!!」




おいおい・・・




散々村人達を奇襲し虐殺しておいてよく言うよ!!!!




「仕方無い、燃えている軍船は諦め兵士達を救出するんだ!!!!!」




「わかりました!!!!!!!!!!」




ズガガガガガーーーーンン!!!!!ゴオオオオーーー!!!!




ガイは唇を噛み苦々しい気持ちで・・目の前で約60隻の軍船が沈んでいく、

それを見つめて悔しがるが・・だがここである疑問が頭をよぎっていた、

どうしてあいつらは正確に俺達の位置を把握し遠距離攻撃が出来るのか・・




・・・




ガイは気持ちを落ち着かせ思い起こしてみると・・




・・・




自分達の常識では砲の射程距離は500mが限度、これ以上は近づく必要がある、

だが敵はそれよりも遙か遠くから攻撃してきて姿を見る前に軍船を沈められている、

この日もそうだ、ほぼ真っ暗な夜なのに灯り一つ見えず攻撃された・・




・・・




ガイは俺達を異端の存在だと薄々感じ始めていた、そうでないと納得がいかない、

もしそうであれば・・この戦い自分達に勝ち目は殆ど無いと考えるようになった、

そして今攻撃が止んだ、周りを見ると残りの軍船は火を避け中央に密集していた。




これはもしかしたら・・・




・・・




!!!!!!!!!!!!!!!!!




敵は自分達を中央に集め・・




まとめて吹き飛ばすのではないかと予感した、そしてそれは現実となっていく、

ガイは大慌てで軍船を分散させないと巨大攻撃で一蹴されると読み取った、

そして周りの兵達を集め大慌てで命令を発していく!!!!!




「お前達急いで軍船を分散させるんだ!!!!!早くしろ!!」




「お頭?そんなに慌ててどうするんです???????」




「馬鹿野郎!あいつらは見えない所から攻撃してきたんだ、それも正確にな!

あいつらは今迄俺達が戦ってきた相手とは違う、とてつもなく恐ろしい存在だ、

密集しているとまとめて吹き飛ばされるぞ!!急いで分散させるんだ!」




「は・・はいい・・???」




ガイは冷や汗が止まらず急ぎ軍船を分散させようとするが・・・




ゴオオオオオオオオオオ~~~~~~~~!!!!




大炎上を起こしている軍船が行く手を遮り思うように分散が出来ない、

焦るガイは周りを見てどの方向から攻撃が来るかと各方向に目を向ける、

相手は見えていない、だが逆を考えると目立つのを避けているはず・・




そう考えたガイは・・




攻撃はクアラ王国とは別方向から来ると推測、そして無人島方向からと断定、

あの無人島には渦があるのを知っていたガイ、あそこなら誰も近づかない、

だが特殊な能力があれば渦が避けられ隠れるのには最適、そう結論づけた!




そうして・・・




「急げ!!!!!急げ!!!ここから離れるんだ!!!!」




急ぎ操舵室に戻り自分の船だけでも回避させようと全速離脱を命令した!

そうしてガイの乗る軍船だけはその場から急ぎ逃げ出し離れる事に成功、

だが次の瞬間・・ガイの予想通り巨大な砲撃が軍船艦隊を襲った!




ガイが逃げる1分前・・・




「一番・二番・三番主砲及び一番二番副砲・・衝撃波砲発射準備!!」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!




大和と武蔵は横向きとなって主副砲を帆船艦隊に向けて発射準備に入った、

撃つのは衝撃波砲、宇●戦艦ヤマトで言うショックカノンとほぼ同じ威力だ、

だがその後ろに漁船などがいたら巻き添えになるので範囲を抑えている。




グィイイイ・・・・イイイイイイイイーーーーン!!!




各砲が微調整、軍船を残すとクアラ王国が危ないのでまとめて吹き飛ばす、

だがレーダーを見ると1隻離脱する船があったがそれはほっとくことにした、

1隻ならエンカルの軍船でも蹴散らせるので他を全滅させる事を優先した。




「大和・武蔵各砲準備整いました!」




それを聞いた武蔵艦長エリーナが発射命令を下す!




「大和・武蔵艦砲射撃開始!発射後潜水して隼鷹たちを追いかけます!」




「撃ち方~~~~はじめ!!!!」




グィイイ~~~~~~~ズシューーーーーーーーン!!!!!




ギュルルルルルルルルル~~~~!!!!!!!!!




大和武蔵が衝撃波砲を同時発射!衝撃波砲は螺旋状となり軍船を攻撃した、

突如飛んで来た猛烈な光の球が軍船艦隊を飲み込み・・大爆発を起こす!




カッ!!!!!ズグヮーーーーーーーーーーーン!!!!!!




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・




「グワアアアアアア????????」




原子爆弾が投下したかのような猛烈な爆発が帆船艦隊を飲み込んだ!

次の瞬間大和と武蔵は空気玉を展開、即座に潜水して隼鷹たちを追いかける、

ガイの乗る軍船は何とか逃げたが爆風で船体や帆がボロボロになっていた。




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・




「そ・・そんな・・300隻いた軍船が一瞬で全滅だと???」




ガイはその場に崩れ・・・もう南の王国には戻れない、間違いなく殺される、

だがクアラ王国に降っても間違いなく自分は殺されると考えた、なので・・




「おい北に向かって進め!それしか俺達が生き残る術は無い」




「わ・・わかりました・・」




ガイは・・日本の方面に向かって船を進ませる、部下達も心境は悟っていた、

戦ってはいけない相手に挑み大惨敗、自分達も戻れる場所は無いと悟った、

なので船の修理をしながら・・ひたすら北に向かって船を進ませていた。




ゴオオオオオオオオオオーーーーーーー!!!!!!!




隼鷹・飛鷹・古鷹・夕張・時雨と砂漠空母5隻は徐行して大和武蔵を待っていた、

2時間後全艦合流して動き出す、すると徐々に夜が明け周りが明るくなってきた、

すると隼鷹と飛鷹の艦載機に投下爆弾が装填され爆撃準備に入って行く!




「全艦進路そのまま!まずは軍港を爆撃し敵の動きを抑えます!」




「まわせ~~~~~~~全機出すぞ!!!!!!」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




隼鷹と飛鷹の甲板に次々と艦載機が姿を現し爆弾を満載し出撃準備に入る、

密偵からの情報ではこの軍港に軍船が密集していると聞きそこを叩く、

だが途中にある島には監視棟が複数ありこのままだと見つかってしまう。




「時雨・夕張監視棟に狙撃射撃を行います!!」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!




先行する夕張と時雨の砲が監視棟に狙いを定め見つかる前にそこを叩く、

ミサイルの方が手っ取り早いが周りに民家があるので砲撃に切り替えた、

あくまで叩くのは軍事関連のみ、なので夕張・時雨が狙撃攻撃を行う!




「目標建物発見!砲撃を開始します!!!!」




グィーーーーン!!




ドコーーーーーーーーン!!!!ドゴゴゴゴゴゴ!!!!




ヒュウウウウウ・・ドッガーーーーン!!!!!!!




管制塔は次々と狙撃攻撃を受け炎上、これで相手の目を塞いでいく、

そして軍港まで5kmの位置まで迫った、即座に艦載機が出撃する!




キュン!キュウウウウウウーーーン!!!!!




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




カンカンカンカンカンカンカン!!!!!!!!!




約100機の艦載機が爆弾を満載し出撃!相手も気がつき警戒の鐘を鳴らす、

だがもう遅い、音速で飛ぶ戦闘機隊は即座に軍港の上空まで辿り着いていた、

そして狙いを軍港の中心部に定め総攻撃を開始する!!




「全機爆弾投下!いいか民家は狙うなよ!!!!」




「了解、爆弾投下します!!!」




ヒュゥーーーーーーン!!!ヒューーーーン!!!!!!




ドガガガガガガガガガーーーーーーーーン!!!ドガーーン!!!!




「敵襲だ~~~逃げろ逃げろ~~~!!!!」




南の王国の軍船艦隊は奇襲を受け次々と炎上、港も炎に包まれていく。




「各艦取り舵!!この先にある砂漠に向かいます!」




全艦取り舵(進行方向左)に舵を切り・・




軍港から5km先にある砂漠に向かって・・・




一気に突き進んだ!!!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ