表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
728/792

偵察隊の出撃と救出した村の子供達




戦艦武蔵が沈んだシブヤン海と瓜二つの海域に俺達は来ていた、

かつて世界最強と言われた戦艦武蔵が無残に沈んだ海域・・

それを効いていた俺達は・・なぜか兵達が脳裏に浮かび涙を流す。




通信官達は花束を用意、他の乗組員もすぐに甲板に出て海域に敬礼、

もしかしたらここに武蔵が沈んでいるかも知れないので敬意を表した、

そして黙祷、感謝と尊敬の念を思いながら全員黙祷を武蔵に捧げた。




10分後・・・




泣きながら黙祷を捧げた俺達は落ち着きを取り戻し海底を急ぎ調べた、

もし武蔵の残骸が見つかれば一部でも回収したい、そう皆は考えた、

それは武蔵乗務員のライアン達への供養の品として渡したいからだ。




だが・・・




「ダメですね、この海域調べましたが武蔵どころか漁船すら見当たりません」




調査員達はソナーをフル活用して辺りを調べたが人造物が何一つ見当たらない、

だが海底の地形を見るとこの辺は地球で言うフィリピン海とほぼ同じ感じだ、

なので一番近い方角に別の島があるはず・・偵察機を飛ばすか悩む俺達・・




というのも・・・




消音対策してるとは言え戦闘機を飛ばすとある程度の騒音と衝撃波が出る、

もし好戦的な種族の逆鱗に触れたら最悪長期戦になる事もあり得るからだ、

そのため偵察機を飛ばすことは中断しこのまま一番近い島を探すことにした。




「よし各艦北に移動するぞ、おそらく20km圏内に島があるはずだ」




「了解!各艦及び砂漠空母5隻は移動を開始してください」




ギリュルルルルルルルルルルルーーーーー




各艦及び砂漠空母5隻は沖合に移動し北に向かってゆっくりと進んだ、

念のため5ノット(約9、6km)の徐行運転で各艦北に向かって移動開始、

2時間程移動すると島が見えてきた、地球の地図の島と瓜二つだった。




ちなみに・・・




俺達は冥界のダンテ達にこの星の情報を求めたがことごとく断られた、

その理由が問題の創造神か破壊神、冥界の力で探索すると見破られるらしい、

関わりを避けたい冥界の王達は最小限の捜索に留め以降距離を置いていた。




だが・・・




その最小限の捜索で判明したのが7つの巨大な力、だが詳細は不明らしい、

この星からは7つの巨大な力は感じるが分散していて特定は出来なかった、

なので冥界とは無関係の俺達にはその7つのボス?を捜索して欲しいそうだ。




そんな感じで・・・




大雑把な情報しか無い俺達は文字通り手探りで捜索する以外方法が無かった、

だが7つも強大な力を持つボス?がいる以上分散すると危険がさらに膨らむ、

そのため当初は各大陸に砂漠空母を備える予定だったが集団行動に切り替えた。




これは一旦さておき・・




7km先に島が見えてきた、地球の地図と同じ方角に確かに島があった、

今の所強大な力は全然感じない俺達、だがどんな生物がいるかわからない・・

戦闘機やヘリ、ドローンだと音が出るのでエルフの偵察隊を出すことにした。




「偵察ならお任せください、音を立てずに調べてきますね!」




エルフの精鋭15人が偵察を志願したので俺は許可した、だが・・




「いいか無理するなよ、最悪戦闘になっても構わないから生きて戻れ!」




「了解です!!!!!!!!!!!!!!!!!」




ザザザザーーーーー!!!!




偵察隊は時雨と夕張に乗り込み・・夜を待ってから偵察するようだ、

この日も晴れだったので艦が島に近づくと目立つので危険だが夜に動く、

しばらくしたら日が暮れてきた、偵察隊がゴムボートに乗り換え行動開始。




「ふう上陸したわね、皆魔法とカメラなどの機器は使える?」




「ええ大丈夫です、感知魔法も赤外線スコープも問題無く使えます」




「じゃ移動するわよ、分散すると危険だから5人ペアで動くわよ!」




「わかりました!!」




エルフ達は5人一組となって森に入り木々の上を飛びながら進んでいく、

スマホの電波が届くのが10kmの範囲なのでギリギリまで動く精鋭達、

すると村らしき家々が見えた・・それらが燃えている???




ゴオオオオオオオオオオーーーーーーー!!!!!!!




ボオオオオオオオオオオーーーーーー!!!!!!!!!!!!




村の家々は猛烈な炎を包まれ燃えていた、どうやら奇襲攻撃を受けたらしい、

周りを囲っていたバリケードが破られ敵に突破され家々が焼かれたようだ、

偵察隊はもう少し近づいてみる・・悲鳴のような声が聞こえてきた!!!




「&#$”&’’’%%&&&&」




「#####&!!!!!!!!」




「な・・何なのこの声?初めて聞く言葉だわ!」




「焦らないで!この程度なら翻訳魔法で解析出来る筈よ!」




「そ・・そうねすぐ解析するわ!!!」




・・・・・・・




「怯むな~~~~!!!子供達を守れ・・ギャアアアアアア!!!!」




「こ・・これ以上は無理・・・グワアアアアアア!!!!」




只ならぬ気配を感じた偵察隊は声のする方向に向かって急ぎ走って行く、

1km程走るとそこには焼けていない家を守る人間達と魔物の群れがいた、

その魔物は狼のような猛獣と・・一つ目のサイクロプスのような魔物だ。




ギャアアアアアア!!!!




グワアアアアアア!!!!




バキィイイイイイイイイイイイン!!!!!!!




次から次へと魔物達に喰われる人間達、駆けつけた時には既に全滅していた、

そして魔物達は家を狙い扉を蹴り飛ばす、入り口が破られたその奥には・・




「く・・くるな~~~あっちいけ!!!」




「うわああああ~~~~怖いよ~~~怖いよ~~~!!!!」




魔物達は子供を狙っていたようで舌打ちをしながらゆっくり近づいていく、

泣き喚く子供達、だが自分達を守る大人達は既に全滅していた、しかし・・

耳のいいエルフ達は子供の悲鳴を即座に聞き取り・・魔物が襲いかかった!




グワアアアアアア!!!!




「ああああああああーーーーーーー!!!!!!!!!」




「イヤアアアアアアアアーーーーーー!!!!!!!!!」




ズキューーーーーーーン!!!!ズキューーーーンン!!!!!!




グワアアアアアア????????




突然後ろから撃たれた魔物達は頭を貫かれ次々と倒れていく、

次の瞬間エルフ達は子供達の傍に寄り添い抱きかかえる!




「大丈夫?怪我は無い??」




「う・・うんありがとう・・」




グワアアアアアア!!!!




銃声を聞き駆けつけた魔物達が次々と家の周りに集まってくる、

10人ほどいた子供達はエルフ達が抱きかかえ・・無線で連絡開始!




「時雨・夕張聞こえますか?援護射撃をお願いします!!!」




「ああよく聞こえる、そちらの状況はカメラが捉えた、当たるなよ!!」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!!!!!




時雨と夕張の全砲が村に照準を合わせ砲撃態勢に入った、そして・・

沖合いにいた重巡古鷹も駆けつけ砲撃態勢に入った、ちなみに・・

偵察隊は移動する度にカメラをあちこちに貼り付けて移動していた。




「大和・武蔵五月雨態勢に入ります!!」




「準鷹・飛鷹戦闘機隊発進準備、砂漠空母隊は迎撃態勢で待機!」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!



キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




奇襲に備えて大和と武蔵は五月雨砲撃態勢に入る、そして空母隊も動く、

隼鷹・飛鷹の疾風戦闘機隊は順次離陸、30機程が援護に向かった、

さらに念には念を入れ精鋭隊達もライフルランチャーを持ち飛び上がる。




そして偵察隊だが・・・




ドガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!




持っていた小型のマシンガンを乱射し魔物達を威嚇攻撃を繰り返す、

近づくとヤバいと感じたのか魔物達は少し下がり岩陰などに隠れた、

だが獲物に飢えてる魔物達は隙見て一斉に飛びかかろうと狙いを定める。




グルルルルルルルルルル・・・




猛烈な殺気を感じた偵察隊は・・




引き上げ時だと悟り魔法を唱える。




「いい?タイミングが大事よ、そっちは任せたからね!!!」




「ええ任せて、こっちはいつでもOKよ!!!!!!」




ブゥウウウウウウウウウウーーーーン!!!!




偵察隊達は爆裂魔法の準備、それを感じた時雨・夕張・古鷹も構える、

そしてカウントダウン、偵察隊は子供を抱きかかえ魔法を唱えた!



そして次の瞬間!!!!!




グヮアアアアアアアアアア!!!!!!!!




「各艦砲撃始め!!!!!!偵察隊を援護しろ!!!!!!!」




ドシュドシュドシューーーーーーーーーーン!!!!!!




魔物が飛びかかると同時に各艦が砲撃を始める、そして偵察隊は!!




爆裂魔法エクスブローション!!!!!!」




爆裂魔法エクスブローション!!!!!!!!」




バァーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!




なんと偵察隊は半数が地面、半数が天井に爆裂魔法を放ち屋根を吹き飛ばす、

次の瞬間偵察隊達は爆裂魔法の爆風で上空に吹き飛び家から脱出した、

吹き飛んだ瞬間魔物達は爆風で吹き飛び・・砲弾と銃弾が無数に飛んで来た!




ズシュシュシュシューーーーーンン!!!!!!!!!!!




ギャアアアアアア!!!!!!!!!




グェエエエエエ!!!!!!!!!!!!!




魔物達は銃弾と砲弾の嵐に巻き込まれ次々とその場に倒れていく、

偵察隊達は飛んで来た戦闘機の背中に飛び乗りそのまま空母に戻った、

その後偵察隊達の無事を確認した各艦は砲撃を止め様子を見ている。




この艦砲射撃を受けた魔物達は・・




8割が被弾して倒れた。それを見た残りの魔物達は・・・・




グルルルルルルル・・・グシュグシュグシュ・・・




共食いをして腹を満たしていた。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ