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リボルバーカタパルトと破壊神を取り囲む12天聖




ほぼ同じ頃・・



キアーラの星に来ていた破壊神ディエトは腕を組み上空で浮かんでいる、

その後ろには小型のブラックホールらしきものが複数現れ魔物達が出てきた、

それはドラゴンやガーゴイル、ベリアル等の凶暴な魔物達だった。




「相手が来るまでが暇だな、お前達適当に暴れてこい!!!」




「ゴワアアアアアアアア~~~~~!(訳)わかりました!!!」




ディエトが左手を挙げた瞬間魔物達が一斉に飛び立っていった、

その数およそ1千万、これらは二手に分かれ北に向かっていく、

この方向には馨響族と威凜族の王城がある、俺達の頭を叩く気だろう。




ウゥウウウウウウウウ~~~~~!!!!!!




各地では警報が鳴り響き市民は急ぎシェルターに避難し・・




・・・




「来るなら来てみろ!!!一泡吹かせてやる!!!!」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!




ギャリギャリギャリ・・・・ブルルルルルルーーーーー




シェルターの中には様々な装置がありゲーム機のような操縦席もある、

見た目は戦争ゲームそのまんまだがこれらはすべて地上の戦車等と連結、

操作すればそれぞれ左右上下に動き引き金を引けば実弾が発射される。




「全員配置につきました、いつでも対応出来ます!!!!!!!」




「よし現状のまま待機、もし魔物達が来たら即座に撃ち落せ!!!!」




「了解、トイレと食事も済ませておきますね」




「ああ戦艦隊が突破されたら忙しくなるから仮眠もしておけ」




「わかりました!!!!!!!!!」




「よし倉庫からドローンと小型戦車を出すぞ!!!!!!」




ブルルルルルルルルルルルルルルーーーーー




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーーー





馨響・威凜・白銀・海底種族達の居住地には遠距離操作が可能な小型戦車、

それとドローンが数多く配備されておりそれぞれ民衆が操作する事が出来る、

これは地元の利を知っている民衆を安全な場所から敵の迎撃をさせるため。




街や村から民衆は避難してるがドローンやラジコン戦車は動き出している、

これらはすべて民衆が操作し魔物が来たら即座にこれらで迎撃態勢に入る、

大きさはどちらも1m位の自走充電式で主に自宅付近を守らせている。




武装はどちらも銃を内蔵しており32口径の弾を50発まで撃つことが出来る、

他にも煙幕・ロケット弾が各1発、戦車は閃光弾も備えていてけん制に使う、

ドローンのカメラはその閃光でも耐えられる特殊レンズを備えている。




これらに関しては・・




自分の住処は自分で守りたいと民衆に希望されたので導入する事となった、

民衆達は破壊神達が攻めてきた時何も出来ずに仲間を失った事が悔しかった、

あの悔しさは今でも込み上げる・・だが戦う術が乏しい民衆は武器を求めた。




「お願いです、私達にも戦う機会を授けてください!!」




「もうあの惨事は見たくありません、何卒お願いします・・・」




これを聞いたイザベル達幹部は考えた、民衆を戦いに巻き込むと犠牲が増える、

しかし膨大な数の敵が攻めてきた場合自分達では抑えきれない可能性もある、

そうなると自分の身は自分で守らないと・・条件付きで許可することにした。




その条件は2つ!!




● 自分の身を守ることを最優先とし深入りは避けること。



● 後方支援を基本としやむを得ない時だけ戦闘参加すること。




これを聞いた民衆は了承、後方支援が可能なシステムを知り導入していく、

そのためかこのシステムに関しての費用の殆どは民衆の自腹で賄っている、

さらに自宅改造し自立行動が可能な状態にして遠隔操作を可能としている。




これによりドローンや小型戦車は普段は自宅の倉庫等に収納されている、

緊急事態の時は出撃し主に自宅付近を警護し敵が来たら即座に攻撃する、

尚弾薬や充電が切れた時は自動的に倉庫に戻り弾薬の補給と充電を行う。




尚シェルターには民衆の他にアイアンゴーレムなどが複数配備されている、

出来るだけ民衆には戦闘に参加させたくないのでイザベルが備えさせている、

これらは上級クラスの強さなので大概の敵は蹴散らせる。




目線を変えて・・




ザザザザザザザザザザザザザーーーーーーーーーー!!!!




迎撃に向かう信濃と戦艦隊、戦艦隊は左右に分かれVの字態勢となる、

左側は馨響族艦隊のクールベ・マジェンタ・プリンセス・ロイヤル、

クィーンメリー・デラウェア・フロリダ・エスパーニャが並ぶ。




その後ろに白銀族艦隊の厳島・松島・橋立が続き殿には三笠が続く、

その三笠にはキアーラが乗り込み馨響族艦隊の総指揮を担っている。




右側には威凜族艦隊が並ぶ、ノースカロライナ・ペンシルベニア・

ドレッドノート・ヴァンガード・バイエルン・フッド・リヴェンジ、

そして白銀艦隊の薩摩・土佐・富士が続き殿には初瀬が担っている。




初瀬は当初防衛の旗艦の1隻として待機していたがレオナルドが呼び寄せた、

威凜族艦隊は馨響族艦隊と比べ1隻少ないのでバランスが悪いと考えたようだ、

それと出てくる魔物が半端ではないので自身も乗り込み指揮を担う考えだ。




ちなみに馨響・威凜・白銀族・海底種族達の戦艦は多少の違いはあるが・・

ほとんどが金剛クラス、この大きさが一番バランスがいいと判断されていた、

なので全艦ほぼ戦闘力は同じように改装されているので大きな差は無かった。




「サユミさん、こちら威凜族艦隊は配置につきました、いつでもどうぞ!!」




「こちらもOKです、信濃艦載機を出撃させてください!!」




「わかりました、戦闘機隊出撃してください!!!」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




「いよいよ始まるな、ぶちかましてやるぜ!!!!!」




「ああ俺達の力見せてやる!破壊神よ覚悟しておけ!!!!」




「戦闘機隊発進準備、リボルバーカタパルト始動、離陸態勢に入ります」




キュルルルルルルルルルルルルーーーーーーーー





ここで豆知識!!!!




信濃に新たに装備されたリボルバーカタパルト、これはというと・・

簡単に説明すると見た感じリボルバー銃と似た構造で六連装式のカタパルトだ、

甲板の下にあるエレベーターと連結していてその時点でカタパルトと接続する。




そして戦闘機は甲板下で連結されて甲板に出ると銃のように発射する仕組み、

発射されたカタパルトは下部を通り次の戦闘機に接続され離陸態勢に入る、

これにより一機の離陸が30秒ぐらいかかっていたが5秒に短縮されている。




戦闘機の弱点の一つとして離陸時の無防備があったので改良を繰り返していた、

その対策の一つとして考案、離陸時間の短縮と複数機体の発艦を可能にしている、

これは着艦も同じ、即座にカタパルトと連結し艦内に機体を収納している。




信濃にはこのリボルバーカタパルトを2機装備、尚信濃専用となっている、

前方のカタパルトは真ん中右に装備されていて後ろのカタパルトは左側に装備、

位置をずらすことで2機同時離着陸も可能となり緊急時には重宝している。




ちなみに・・・




このリボルバーカタパルトは他の艦も要望はあったがスペースの問題で断念、

信濃は改装に伴い艦体を大型化したので装備が可能になったが他の艦は難しい、

というのも他の空母は機動性重視のため信濃ほど大きく出来ないからだ。




それは日々の業務の問題、輸送任務が多いので大きくすると港に入れない、

さらに浅瀬の近くに行くこともあるので大きいと座礁する可能性が高くなる、

他の艦は信濃のように飛ぶことが出来ないのでこの装備は見送られている。




尚エンプラ級のサンクチュアリもこの装備は断念、それは甲板の形状の問題、

殆どの空母は甲板が戦闘機置き場と離発着甲板が分かれている為距離が無い、

一機は何とかなるが・・それだと効果は殆ど変わらないので見送られている。




さらに信濃は戦闘にも参加するので他の空母のように戦闘機を外に出せない、

全機収納する必要があるので戦闘機も特殊仕様、畳めたり差し込んだり・・

艦内で組み立てや分解を行い大半の部品は収納魔法の中に収めている。




豆知識はここまで!!!!!




「戦闘機隊全機出撃!!!グッドラック!!!」




「了解!ブルーシャーク・888特戦隊出るぞ!!!!」




ギュルルルルルーーバシィーーーーードシューーーーーーーン!!!!




ギュルルルルルーーバシィーーーーードシューーーーーーーン!!!!




二機のリボルバーカタパルトから戦闘機隊が次々と離艦し飛んでいく、

約60機の戦闘機隊はそのままディエトのいる方角に向かっていた、

どうやら全機囮役を演じるらしいが・・同時に各艦も動き出した!




「全艦五月雨砲撃態勢!!!デカい奴らを重点的に叩け!!!」




「了解、ここで歯止めしますね!!!」




各戦艦は艦砲射撃体勢、すると遠くから魔物達が次々と飛んで来た、

それを確認した精鋭達も発艦、ライフル・ランチャーを構えている、

それをニヤニヤしながら遠隔眼で見ていたディエトだが・・




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!




「みんな準備は出来た?あと3分程で技を放つわよ!!!」




「ええこっちは大丈夫よ、一発勝負だから気合いが入るわ!!!」




リィブラ達12天聖は遠くからディエトを囲み・・




戦闘機の背中に立ち両手を前に向けある技を放つ態勢に入った。




その必殺技とは・・




破壊神を封じる彼女達の渾身の技だった。














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