悪魔の目玉を狙撃するタケシとハンデを求めるインダストリアル
謹賀新年!
体調不良が嵩みなかなか更新できず申し訳ありません、
少しづつ回復してはいますが無理せずマイペースで・・
出来るだけ更新して日々を過ごしたいと思います。
今年も応援の程よろしくお願いします!
ほぼ同じ頃裏世界では戦艦紀伊が浮上しブラックホールを睨んでいる、
透明な蓋らしきものの中では魔物達がウジャウジャ増えまくっている、
だが3分以上経過したが一向に蓋が開く気配がない?・・・・
・・・
「あ~いつ開くんだよ~!!!!!!!」
「ほんと待ちくたびれたわ、いつまで待たすのかしら??」
こういう場合大概3分以内に開くのだが・・一向にその気配はない、
するとイライラしている管制員がカメラをブラックホールの蓋に向けた、
そして拡大すると・・蓋の中央になにか小さな異物を見つけた。
「な・・何これ?これってもしかすると・・???」
管制員が見つけたのは・・10センチほどの小さな悪魔の目玉の魔物、
これを見た管制員は艦長タケシに報告!するとタケシは・・
「そ・・その画像を拡大し急ぎ各艦に転送しろ!!!」
「わ・・・わかりました!!」
管制員はすぐさま各艦にこの画像を転送、これを見たリンが呟く!
「も・・もしかしてこれは監視カメラのようなものでは?」
それを聞いたアレスも同意見、そして自分の考えを各艦に放送した。
「これだけ待っても敵が出てこない所を見るとあちらも監視しているようだ、
多分今魔物達を出しても効果が薄いと見て様子を見ているのだろう、なので・・
こちらから先制攻撃を進言する!今なら攻撃は容易いはずだ!」
「ちょっと待ってくれ!ブラックホールに総攻撃するのは危険だ!」
しかしこの進言に対して異論を唱えた人物がいた、それはアシュラだった、
彼は以前破壊神の戦闘隊長をしていたので敵の考えはある程度把握している、
そして急ぎ語り出す、以前似たような展開があったようで注意を促す!
「皆聞いてくれ!俺は以前似た展開を見たことがある、あのブラックホールは・・
外部から攻撃されると暴走して瞬く間に周りを飲み込み荒野にしてしまうんだ、
あの時は仲間だったので深く考えなかったが周りに攻撃するとヤバいんだ!」
これを聞いたタケシ達は・・
「なるほどな、ではどうしたらいいんだ??」
「多分この悪魔の目玉がブラックホールを制御しているはずだ、だから・・
こいつを倒せば多分ブラックホールは消えてあの魔物達は外に出てくる、
だがその奥との繋がりは遮断されるはずだ、そうすれば増援は途切れる!」
「そういうことですか・・ならあいつを狙撃すればいいのですね!!!」
この話を聞きタケシはすぐさまライフルを取り出し艦首に移動していく、
そして紀伊の先端で屈み狙撃の構え、それを各艦の乗組員は見ている、
なにしろ標的は10センチ程度の大きさなので砲だと大きすぎるからだ。
それに一番近いのは浮いている紀伊、確かに狙うのはここからしか出来ない、
紀伊には大勢の狙撃手達がいるが・・ここは艦長タケシに狙撃を任せている、
その代わりブラックホールが消えたら出てくる敵を撃ち落す為待機している。
キュイイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!
紀伊の艦底が徐々に氷で覆われ針が飛び出して艦底氷針の準備に入った、
同じように海面にいる艦達も艦底氷針を展開、尚紀伊以外は空に浮かない、
しかし周りの海水を凍らせ氷針を展開は可能、対空砲火の構えで隙が無い。
ちなみに他の艦は第7艦隊のように空に浮かべないが周りを氷には出来る、
そうして艦の周りの氷も氷針として発射出来き一斉攻撃も可能になっている、
そのため駆逐艦クラスでも猛烈な対空砲火が可能となり隙が殆ど無くなった。
弾は周りの海水を凍らせるので理論上は無限に撃てる、これは海底でも可能、
例えるなら艦の外側にハリセンボンを展開した感じで360度氷針で攻撃出来る、
尚氷針は制御も可能、氷壁を使い反射攻撃も出来るので予測不能の攻撃が出来る。
「狙撃カウントダウン!5秒前!4,3,2,1,・・」
ズキューーーーーーーーーーーン!!!!!!
バシュ!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!
ギェエエエエエ~~~~~~~~~!!!!
ボシューーーーーーーーーーーーン!!!!!!
ブラックホールが膨張破裂し中にいた魔物達が一斉に飛び出してきた!!
「魔物が出てきたぞ~~!!!!全艦総攻撃開始せよ!!!!」
「撃ち方~~~~はじめ!!!!!!」
ズシュシュシュシューーーーーンン!!!!!
グォム!グォム!グォム!グォム!グォム!!!!
ドガガガガガガガガガーーーーーーーー!!!!!
ギャアアアアアア!!!!!!!!!!
タケシが放ったライフル弾は見事悪魔の目玉を撃ち抜き息の根を止めた、
同時にブラックホールが膨張破裂して中にいた魔物達が一斉に出てきた、
分散する前に各艦が総攻撃開始!魔物達は即座に撃ち落されていった。
ギェエエエエエーーーーーーー!!!!
ガーゴイルらしき魔物達が旋回し艦隊に向かって火炎魔法を放つ・・
ズガガガガガーーーーーーーーーー!!!!!
ギャギャギャギャギャーーーー!!!!!!!
魔法を放つ前に各艦の機銃が即座に攻撃しガーゴイル達は次々と落ちていく、
逃げようにしても戦闘機隊と精鋭隊が待ち構えていて逃げ道を全部塞いでいた、
瞬く間に数を減らすガーゴイル達、すると密集の中から大鎌を持つ女が現れた。
その女性は静観、だが10分もすると魔物達は全部艦隊に叩き落とされた、
どうやらこいつがボスのようだ、だがこの雰囲気からして只者ではなさそうだ、
そして大鎌をタケシに向ける、それを見たタケシは聖刀紀伊を展開していた。
ほぼ同じ頃・・・
「出でよリファイア!ホーリー!!!フュージョン!!!!」
キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!
「いくわよ!!疾風飛翔剣!!!!」
ズバババババババババ!!!!!
グェエエエエエ!!!!!!!!!!!!!
天使族14天王は自分の憑依モンスターを展開し融合しパワーアップ、
そして謎のドラゴンを次々と斬り落としていく、そして大和と矢矧と酒匂、
猛烈な対空砲火でドラゴン達を穴だらけにして次々と叩き落としていく!!
ズガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!
グォム!グォム!グォム!グォム!グォム!!!!!!!!!
ギェエエエエエーーーーーーー!!!!
そして俺は・・
ハァアアアアアアアアア!!!!究極破壊斬!!!!
バシィーーーーーーーーーーン!!!!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!
「ウググググググ・・・」
インダストリアルと対決、遠慮せず持てる技を次々と繰り出していく!
防戦一方のインダストリアル、吹き飛ばされ山に激突し大ダメージを受ける、
その隙を見逃さずブルーアイズ達がバースト攻撃を繰り出そうと・・
「ち・・・ちょっと待って!!!は・・ハンデちょうだい!!!!」
俺達はその声は無視!一気に必殺技を放ちインダストリアルにトドメをさす・・
「お・・お願い話を聞いて!あなた達にも有益な情報を提供するわ!!」
これを聞いた俺達は一旦攻撃中止、インダストリアルは周りを見渡した、
だが見えるのは部下のドラゴン達が天使族と大和達に叩き落とされる光景、
これでは援護は期待出来ない、しかしこの場を凌ぎたいインダストリアルは・・
「ハァハァ・・あなた達私達が冥界に繋がってるのは知ってるかしら?」
「ああそう聞いている、だが俺達は冥界と戦う気は無いがお前達は別だ、
今迄散々好き勝手したんだからそろそろ消えて貰う、周りに迷惑だからな!」
「そ・・それは謝るわ、でも私達も力をつけないとやられるからそうしただけ、
あなたも知っての通りこの異世界は弱肉強食の塊なのよ、それは創造神も同じよ、
だから生きるために力をつけないと消される・・それは絶対嫌なのよ!!!」
「それに関しては理解出来る、だがお前達の場合やり過ぎた事が問題なんだ、
その償いはお前達の消滅しか詫びる術は無いと俺は考えている、だから・・
この場で全力でお前を消し去る!それが俺が考えるすべてだからな!!」
「そ・・それは十分わかっているわ、でも私はまだ消滅したくないのよ、
だから取引しない?もし私をあなたの配下にしてくれるなら天界を教えるわ、
この場所は私しか知らないはずよ・・あなた達に天界人がいるんでしょ?」
この言葉を聞いて俺は悩む、ティーラが天界人なのは何となく感じている、
だが本当にインダストリアルがその場所を知っているのかは不明だ、それに・・
俺を騙して隙見て逃げるかも知れない・・インダストリアルが叫んだ!!!
「お・・お願い信じて・・疑いなら私をあらゆる手段で封じても構わないわ、
なんなら貴方に身体を捧げてもいいのよ、私強い男大好きだからね、だから・・
私を見捨てないで・・・もう悪いことはしないから・・誓うから・・
・・・
逃げられないと悟ったインダストリアルはひたすら俺に命だけはと懇願する、
さすがに創造神と呼ばれた者がここまで哀れな姿になっても生を求める・・
その言葉に偽りは無いと考えた俺達、そしてシャーロットを急ぎ呼ぶ。
「どうしたのコウ?決着はついたの?」
「ああ相手はあのザマだ、だが相手は生を求めてる、それが本当か疑問でな」
「わかったわ、私が調べてみるわね!!」
「頼む・・・」
シャーロットは俺の性格を把握してるので当初は甘さが出たと考えた、
だが天界の場所を知っているならば利用価値はあるので調べることにした、
こういう事に関してはシャーロットは優れているので彼女に任せることにした。
その結果・・
「わかっているわね、裏切りは・・」
「ええ肝に銘じてるわ、信じてくれてありがとう・・」
シャーロットが俺に向けたサインは・・
・・・
信用出来るという・・手を大きく上げてのまるのサインだった。