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矢矧と酒匂の冥界改装化と隠れていた天使族14天王




カウノスの星の海域で待機していた戦艦大和、それとお供の艦2隻がいる、

大和の左右隣には軽巡洋艦矢矧と酒匂が並び護衛・・と言う名のお供達、

断っておくがこれは俺が呼んだり要望したわけではない!




「コウさん我々も大和のお供としてつれていってくださ~い!!!」




・・・




ちなみにこの2隻は冥界の謎の白い液体を試すための実験艦として立候補、

戦艦など主力艦は優先的に対応されたが他の艦も試したいと幹部は考えた、

駆逐艦や軽巡等でもどのように変化が出るのか検証するため募集をかけた!



すると・・




「その実験は我々が引き受けます!!!!!!!!!!」




「いえそれは我々が最適なので試してください!!!」




「しょうがないですね~私達がその任務背負いますよ~」




「それならばお任せください!必ず期待に応えます!」




・・・




募集をかけたとほぼすべての艦が立候補したので抽選を行い艦を選んだ、

その結果複数が選ばれたそうだが俺と一部には内緒と言われ詳細を知らない、

ただ矢矧と酒匂は抽選に当たったらしく処置を行いここに来たそうだ。




ちなみに矢矧と酒匂は阿賀野型軽巡洋艦の3番艦と4番艦にあたる、

この4隻は戦時中製造時期が大きくずれて4隻が揃うことは無かった、

なので俺としてはこの際この4隻が大和の応援に駆けつけると思ったが・・




「あっ阿賀野と能代ですか?あの2隻は抽選で外れルーム国で控えています、

なにしろ阿賀野と能代と矢矧と酒匂は常日頃からお互いライバル心むき出しです、

本当は全艦別々に配置してほしかったのですが抽選でこうなったので・・」




・・・




俺はこの関係に深く関わるのはやめることにした。




気持ちを切り替えて・・・




俺達が今いる海域はカウノスの星の首都から約100km程離れた海域、

人工衛星で見ると敵の魔物はここから100km程離れた陸地から出てきた、

位置的に言うと大和と矢矧・酒匂がいる海域は丁度真ん中のあたりにいる。




ギュイイイイイイイイーーーーーン!!!!!!




王城では光輝・聖皇族のカウノスとビュブリスとその横にはサナとサキ、

彼ら彼女達は王城で指揮を取り地上に配備しているイージスミサイル、

ロケットランチャーやバルカンなどの照準を魔物達に向けていた。




「全員持ち場で待機!この星に侵入した敵から王城を守りなさい!」




「はい!!!!!!!!!!!!!」




光輝・聖皇族の精鋭達は完全武装で持ち場で待機しいつでも戦える、だが・・

隊長クラスには冥界の武器を備えてはいるが数が多いので大半は進腐剤の武器、

それを構えて待機する精鋭達だが・・全員冷や汗が止まらなかった。




・・・




「ねえ・・これで本当に敵を倒せるのかしら?」




「なんとも言えないわね、やってみるしか無いから・・」




・・・




不安を隠せない精鋭達、まあ当然だろう、この不安は他の軍勢でも同じだった、

というのも以前交戦したときこちらの兵器が通用しないことは知っていた、

戦艦隊の艦砲射撃が通じない相手・・狼狽えるのも同然だろう。




だが・・・




「大和前進、破壊神ディエト達の魔物を駆逐する!!!」




ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!!!!




俺の号令と共に大和は前進、それに頷くかのように矢矧と酒匂も後に続く、

そして矢矧と酒匂の艦尾では偵察用大型ドローンがスタンバイしていた、

これには偵察の他に拡声器や発光弾・翻訳機などが搭載されている。




「こちら矢矧!偵察ドローン発進させます!」




「こちら酒匂、偵察ドローンを離陸させます」




ブルルルルルルルルルルル!!!!!




矢矧と酒匂から偵察用ドローンが飛び立ち魔物達に向かって飛んでいく、

このドローンは偵察もあるが・・ある確認の為に敵に向かわせている、

それは停戦交渉、話し合いをしたいと拡声器で呼びかけるためだ。




「我々は貴殿達との戦いの望まない、是非とも話し合いに応じて欲しい」




こんな感じで呼びかけながら2機のドローンは魔物の群れに向かっていく、

しばらくの間ドローンは魔物達の近くで拡声していたのだが・・




ゴワアアアーーーー!!!!!




ズガガガガガーーーーンン!!!!!




二機のドローンはキメラのような魔獣の炎で瞬く間に撃ち落された、

だが何か躊躇いのような雰囲気を感じた俺達だったが気のせいだろうか?

しかしドローンは撃ち落されたので敵と確信、3隻は戦闘態勢をとる。




「全砲門開け!飛んでくる魔獣達は敵だ!容赦するな!」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!




ザザザザーーーーーーー!!!!




大和の全砲門が動き出し砲撃態勢、すると矢矧と酒匂が前に出た、

どうやら露払いの役を買って出たらしく雑魚は任せろの勢いだ、

それを見た俺達は主力を探す、頭を叩けば敵は混乱するはずだ。




「全砲撃て~~~~~敵を大和に近づけさせるな!!!!」




ドゴゴゴゴゴゴゴゴーーーー!!!!



ズガガガガガーーーーンン!!!!!



ズシュウーーーーーーーーーーーン!!!!




矢矧と酒匂の全砲門が発射され魔物に向かって飛んでいく、

これらには冥界の液体では無く進腐剤をコーティングした砲弾等だ、

まずはこれが効果があるのか試すための砲撃の意味合いもあるらしい。




ギュウウウウウウウウウーーーー




無数の砲弾と機銃が敵に向かって飛んでいく、それを見守る俺達、

現時点砲撃を開始したのは矢矧と酒匂だけなので皆が注目している、

固唾をのんで見守る俺達、果たして通用するのか?




「砲撃弾着弾します!!!!!」




ズガガガガガーーーーンン!!!!!




ギャアアアアアア?????




キメラの魔物が驚きながら墜ちていく、多分こいつらは以前・・

俺達の攻撃を受け瞬く間に傷が治ったことを知っている奴らだろう、

だが今回は・・進腐剤をコーティングした弾を受け身体が溶けていく・・




ぐ・・グギャアアアアアア????????




ドロドロドロ・・・




どうやら冥界に関わるものでもこの進腐剤を受けると再生不可らしい、

被弾した傷が溶けていき悶え苦しみながら次々と海面に墜ちる魔物達、

それを後陣で見ていた魔物・・人物のようだが影で覆われ姿が見えない。




「ば・・ばかな・・冥界に関わるものが次々と・・」




「使えるぞ!総攻撃開始だ!!!!」




「はい!!!!!!」




カウノスの王城から精鋭達が飛び立つ、通じるとわかったからだ、

これならいける・・それは大和乗組員達も同じ気持ちだった!




「大和五月雨砲撃開始!一匹も見逃すな!!!!!」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!




「撃ち方~はじめ!!!!」




グォム!!!グォム!!!グォム!!!




ズドドドドドドドドドドドド!!!!!!




グェエエエエエ!!!!




ギャアアアアアア!!!!



矢矧と酒匂に続いて大和も砲撃開始、空飛ぶ魔物達を次々と叩き落とす、

するとキメラ達は数で対抗しようと蜂のような魔物を尾びれから次々と出す、

一匹につき大体100前後、1万ほどいるのでその100倍の数が増えた。




「白兵戦になるぞ!全員武器を持て!!!」




ザザザザザーーーー!!!




まるで水が流れるかのような勢いで皆無駄なく動き戦闘態勢に入る、

大概は機関銃が撃ち落すが動きが速いので突入する魔物も大勢いた、

それらに立ち向かおうと精鋭達が武器を構え次々と艦を飛び立った!




「艦には近づけるな!俺達が露払いをするそ!!!」




「了解!!!!」




ザシュザシュザシュザシュ!!!!!!!!!!



ドゴーーーーーーーーーーン!!!!!!




聖剣、聖刀で瞬時に魔物を切り裂きライフルランチャーで迎撃していく、

すると遠くに人影らしきものが見えた、そしてそいつは召喚をはじめた、

辺りは暗くなり・・暗黒の穴から巨大なドラゴンが現れた!!!




「ドラゴン出現!聖級以上なのは間違いなさそうです!」




「大和一番・二番・三番主砲衝撃波砲発射準備!!!」




ギュイイイイイイイイーーーーーン!!!!!!




大和は左45度に向きを変え全主砲をドラゴンに向けて構えた、

主砲は砲弾モードから衝撃波モードに切り替え砲身が光り輝き出す、

同時に俺も出撃準備、敵のドラゴンがあの1体だけとは考えにくい。




「衝撃波砲発射準備完了!いつでも撃てます!」




「よし俺が出たら衝撃波砲を発射しあのドラゴンを叩け!」




俺は聖刀大和を展開、百八星鎧を身に纏いブルーアイズ達と出る・・




「ちょっと待って!ここは私達に任せてくれないかしら?」




どこからかこの声が聞こえ俺とブルーアイズ達が振り向いたその先には・・




!!!!!!!!!!




「久々に暴れたいのよ、お願いここは任せて!!!!」




こう俺達に懇願してきたのは・・




・・・




不敵な笑みを浮かべる・・




アリエノール達天使族14天王だった。







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