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死んでも直らない衝突と復元能力を得た第7艦隊




この異世界に大多数召喚された・・




日本とアメリカの研究・技術者ライアン達はとても優秀ではあるが・・




・・・




お互い戦争していたこともあり開発に関わる事に関してはすぐ衝突する、

とにかくお前達には負けないぞとばかりに高度な開発や研究を欠かさない、

そのためか彼ら彼女達の技術・開発品は驚愕レベルが多い、のだが・・




・・・




「おい勝手に俺達の研究の分野に割り込むな!!!」




「なに言うか!これは俺達が先に目をつけた研究だぞ!!」




「なんだと!後から割り込んできておいて!ふざけるな!」




「ふざけてるのはそっちだろ~が!!やんのかコラ!!!」




「あ??やんのかだと?上等じゃね~か!!!」




ウガガ・・・




ガルルルル・・




グワアアアアアア!!!!



ギャアアアアアア!!!!




ドカ!バキ!ドコ!!バキ!!!!!!!!!!!!




・・・




野獣と化した研究員達は何かある度に衝突しては喧嘩となり殴るわ蹴るわ、

各種族は心配して当初は止めていたが最近はもう無駄だと割りきっている、

なので静観、ほとぼりが冷めたら適当に治療して仕事に戻らせている。




・・・




これは死んでも・・まあもともと死んだ魂達が異世界に結集したのだが・・

俺としては・・いや皆としてはもう過去は水に流して仲良くしてほしい・・

そう説得はしていたので研究や開発関連以外では仲良くなっている・・はず。




・・・




ウガガ~~~~!!!!!!!!!!



グワアアア~~~~~!!!!!!!!!!




・・・




皆説得しても無駄だと悟り落ち着くまでほっとくことにした。




これはさておき・・




俺達は神器と化した5艦に乗りこむ、皆自分の艦が気になるようだ、

俺はブラックカオル・・はエリーナが連れて行ったので整備員達と乗艦、

まずは大和の艦首部分に移動して振り向き第1・第2主砲を見て息をのむ。




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・




・・・




ただそこに佇むだけなのに・・まるで猛獣が睨んでいるような気を感じる。




「な・・なんか怖さを感じるな、前はもっと大人しかったと思うが・・?」




「ええ今にも全砲発射しそうな雰囲気ですね、一応ロックかはかけています、

でずが大和の人口AI「京衙」によると砲弾でもほぼ無制限で連射出来るそうです、

今迄は砲身の問題があり砲弾は制限してましたがそれは気にする必要はないと・・」




「確か砲身・・いや主砲そのものは交換したはずだが??」




「ええ衝撃波砲仕様にしたとき全部交換しました、ただその時は材質が主です、

多少変化は加えましたが砲弾に関しては搭載量に制限があるのでほぼ同じでした、

しかし液体金属が加わったことで驚きの変化が生じたのです」




「それは・・どういうものなんだ?」




「ええ砲弾は氷砲・氷裂弾製造スペースを要したので数を大幅に減らしました、

なので総数は100以下になったのですが・・」




「ど・・どうなったんだ??」




「し・・試運転の際試しに砲弾も何発か発射したのです、すると・・・

残りの砲弾が分離し同じ砲弾を生み出した・・というか増殖したのです、

そうして砲弾が増殖したので元の数に戻り収納庫に収まっていました」




「なんだと!それは単なる幻覚じゃないのか??」




「わ・・我々もそう思い増殖した砲弾を試し撃ちしましたが威力等は全く同じ、

さらに副砲や高角砲等の弾も撃った数だけ増殖し常に満タン状態なのです、

ただ搭載していた数を超えることはありません、それは制御されてるようです」




「そ・・それが本当なら・・どの砲弾でも無制限に撃てるということか??」




「我々もそう考えました、なので艦砲射撃が出来る場所に移動し撃ちまくりました、

それを3時間ほど試し打ちしましたが砲弾や弾丸等は一発も減りませんでした、

これは大和だけでは無く武蔵・信濃・紀伊・モンタナも同じです」




「5艦同時に艦砲射撃したのか?」




「ええ・・それと試しの試しに艦隊戦も行いました、その理由は復元です、

弾丸が増殖したのなら艦そのものも復元するかと思い艦隊戦も行いました、

具体的には各艦に主砲弾をはじめあらゆる砲を浴びせその逆も行いました」




「それは恐ろしいことをしたな、で?どうなったんだ?」





「は・・はい武蔵を例に取りますとモンタナの主砲弾をまともに受けました、

その際艦体中央に大きな穴が開きましたが瞬く間に復元したのです、

それは信濃艦載機も同じでした、被弾しても復元し元通りとなったのです」




「ということは・・艦そのものが復元能力を得たということか?」




「各艦の人工AIにも確認させましたが・・その解釈でいいとの返答です、

どうやら液体金属は特定の物体と融合すると自己修復能力を得るようです、

ただそれが何かは・・思いつく事は調べましたがわかりませんでした」




「それだと・・食料や水も増殖するのか?」




「いいえ生き物が飲食する関連等は増殖してません、艦の装備関連のみ、

その増殖も液体金属がかかる前の状態に戻るだけで変形等もしてません、

現時点では現状に戻るだけのようですが先では進化がありそうです」




「どういう意味だ?」




「ええ人工AI達の話によると液体金属の制御が出来れば変形も可のようです、

現時点は・・例えると我々が怪我したらしばらくすると元に戻りますよね?

それが数十倍早く修復する感じらしくこれが制御出来れば見込みはあると・・」




「それは・・全く異なる形に変形出来るということか?」




「それはわかりませんが・・おそらくそれに近づける可能性はあります、

ただ極端な変形では無く伸縮などが考えられるそうです」




これを聞いて俺は考える、この能力があれば破壊神ディエトとも戦える、

ある意味艦の修復が要らなくなったから遠方に赴き長期戦も可能だろう、

ただ食料関連は無理のようだから乗組員達に限度がありそうだ。




そこで俺が考えたのは・・




「し・・質問してもいいか?」




「ええわかる範囲でなら・・」




「現状だと艦と代表の俺だけが敵地に赴くのと・・乗組員がいた場合、

どっちが合理的で戦力になりそうなのは・・どっちが確率が高いんだ?」




「あくまで推測ですが・・補給の必要がありますが乗組員がいた方がいいです、

理由は強烈な磁場などで人工AIが艦の制御が出来ない場合動きが止まります、

それと単純に乗組員達が戦力になりますから・・が考えられます」




「その場合どのくらい長期戦が可能なんだ?」




「現状艦の修繕はほぼ不要ですが食料や水などを考えると一ヶ月程度ですね、

仮に修復関連を艦から降ろし食料や水などを追加したら一ヶ月半と考えられます、

しかし往復の事を考えると半月が限度でしょう、戻る事も考えないと・・」




半月か・・



・・・



俺だけでは無く第7艦隊の各艦長も同じ事を考え整備兵達に質問をしていた、

返答はほぼどの艦もほぼ同じだったが戦闘機等はちと気をつける内容がある、

それは被弾しても復元はしたが大破すると復元は無理との返答だった。




それは艦砲射撃のテストの時ついでに搭載機も被弾させ復元を確かめた、

それによると機体に穴が開いた程度だとすぐ復元したが翼が折れるなど・・

無人機が直撃を受け翼が折れ墜落して大破すると復元はしなかったようだ。




ただ他の機体では・・翼は折れたがケーブルなどが繋がっていた機体、

本体と何らかの形で繋がっていた機体は見る見るうちに復元、なので・・

ある意味艦も機体もトカゲの尻尾と同じ感じになったと解釈したそうだ。




・・・




これによると大和や信濃でも真っ二つになると復元不可の可能性がある、

さすがにそこまでは調べられなかったようで・・だが繋がっていれば・・

本体と繋がってさえいれば復元は可能だと現時点では結論づけた。




・・・



艦はある意味半不死身になったようだが・・




・・・




俺を含む乗組員達は限度がある、だが破壊神ディエトは無視出来ない、

こいつを放置しておくとまた攻めてくることは容易に想像出来る、

なのでその前に・・こちらから攻撃出来ないかと皆は考えていた。




敵地に向かっても艦はなんとかなりそうだが・・




俺達乗組員に限度がある・・




・・・



!!!!!!!!!!!!!




悩んでいた俺達、すると閃いた者がいた!




それは・・




なぜか創造神のテレサとアホ吉だった。










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