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戦力の集約と連携モードと託されたエリーナ




デーヴィド達はある考えが浮かび戦闘の最中その準備を着々と進める、

それは戦力の集約化、自分の装備を他の仲間に託しその能力をアップさせる、

当初デーヴィド達は戦力を分散し最上級破壊神の配下を減らす考えだった。




ディーテの話によるとこの最上級破壊神の側近は3人いると感じたらしい、

だが詳細はなぜか思い出せない、だがこの3人は何かと厄介らしい、それに・・

その下にいる配下も相当な手練れらしくまずはこれらを減らそうと考えた。




だが・・




その目論見は半分当たったが・・




・・・




勝利した瞬間捕えられ俺達の仲間は攫われ以降戦闘不能状態に陥ってしまった、

ヘミニ達は勝利後自分の能力をフルに出し最上級のバリアを展開して備えた、

だがその行動も空しくあっさり最上級破壊神に捕えられ攫われてしまった。




これに関しては完全に想定外だったが・・




・・・




「このままではまずいな、何か対策を講じておかないと仲間が危険だ・・」




それを見たデーヴィドはある対策を考えた、それは自分の憑依戦艦モンタナ、

仮に眼の前の敵を倒し勝利したとしても自分もすぐに捕えられ攫われてしまう、

なら自分の戦力を後のメンバーに託しておけば戦力削減は抑えられると考えた。




というのも・・・




第7艦隊は万一の為に主砲等の兵器は共通化されお互いに共有が出来る、

それと長年共に戦ってきたこの5隻は戦闘もそうだが連携経験も豊富、

人工AI達も戦闘の度僚艦と調整を繰り返してきたので阿吽の呼吸で動ける。




人工AI達はこれを連携モードと名付け自分達の切り札の一つとしていた、

これに関しては人工AIが各艦長や幹部に報告はしていた。







これを思い出したデーヴィドは第7艦隊の戦力を集約する事を考えた、

仮に自分が戦闘不能に陥っても仲間に自分達の力を託しておけば・・




・・・




今後出てくるであろう最上級破壊神の幹部達の戦いにも備えることが出来る、

どの道今のままでは単に捕えられ以降自分は戦闘不能となる、それならば・・

モンタナを宝の持ち腐れにするよりも次に戦うエリーナに託しておけば・・




・・・




強大な敵でも連携モードで十分戦えると判断した、だがこれに覡は使えなかった、

憑依戦艦「覡」は量産戦艦もあるがまだ人工AIの響衙がその域に達していない、

データーは譲渡を受けてはいるが経験値が乏しい為ズレが生じるためだ。




この連携モードは長年共に戦ってきた第7艦隊だから出来る攻撃だった、

ヘイゾウお兄さま達はなんとか覡にもと調整したが実戦不足の為断念していた、

なので覡に関しては今回連携モードは使えないと皆には説明していた。




そこでデーヴィドは第7艦隊の信濃・紀伊もエリーナに託させる事を考えた、

最強5艦のどれかを封じられたら戦力がダウンするのでそれは避けたいのと・・

どの道艦長のサユミ・タケシも自分と同じように封じられてしまうのならと・・




デーヴィドはサユミ達にこの考えを伝えた、すると・・




「(サユミ)わかりました、その案に従います!」




「(タケシ)どの道それしかなさそうですね、了解しました!」




「(アデールとレイナ)わかったわ、露払いは任せて準備しなさい!」




ハアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!




レイナとアデールは三人を下がらせ自分達そっくりの人形を総攻撃する、

すると人形達は全員今迄の剣に変えなにやら怪しげな鋼の剣を展開していく、

見た感じ・・なんか呪いがかかったような怪しげな剣だった!




「お・・お前達を倒せば俺達に身体が手に入る・・」




・・・




どうやらこの鋼の剣が本体らしく人形はその操りにすぎなかったようだ、

おそらく俺達を倒して・・身体に取り憑いて乗っ取る為に姿を現したようだ、

そのせいかこの5本の呪われた剣は怪しげな妖気を展開していた。




「そ・・その身体をよこせ~~~!!!!!」




人形達は一斉に襲いかかってきた、それを見て応戦するレイナとアデール、

当初レイナは自分そっくりの人形を憎むように集中攻撃していたが・・




!!!!




「わ・・わかったわ、今は私情は控えるわね」




ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!




デーヴィドの案を聞き冷静を取り戻すレイナ、アデールと共に人形攻撃、

だが相手に触れると危険なので覡の砲門を展開し時間稼ぎをしていた、

そして信濃・紀伊・モンタナの準備が完了した、そして5人は・・




「(デーヴィド)今から一斉攻撃を仕掛ける!全員あの技を!」




「(サユミ達)わかったわ!!!!」




全員が聖刀モンタナ・信濃・紀伊・金剛・扶桑を展開し身構える、

そして龍閃疾風斬・天翔撃烈斬とレールガンの3段攻撃を仕掛ける気だ、

只事では無い気配を感じた人形達は即座に暗黒の幕を展開した!




「いくぞ!龍閃疾風斬・天翔撃烈斬!!!!!」




ハアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!




5人は自分そっくりの人形にターゲットを切り替え必殺技を仕掛けた!

さらに各艦からレールガンも発射される、だがその他にも・・




ドガガガガガガガガガーーーーーーーーーー!!!!!




「その3つの技は見極めたわ!!!!!」




バシィイイイイイイイイイイイーーーーーン!!!!!!




即座に最上級破壊神が暗黒の幕を最大展開して3つの攻撃を弾き返す、

だがかすかに隙間が空いた、そこに向けて各艦が発射したのは・・




「ハイパーレールガン発射!敵を攻撃します!!!!!」




ズシュシュシュシューーーーーンン!!!!!




僅かに空いた隙間を貫きハイパーレールガンが人形目掛けて飛んでいく、

レールガンの対策はしていた最上級破壊神だがハイパーレールガンが貫いた、

そして人形を襲う、人形は鋼の剣を守るように抱き構えたが・・




ズゴォーーーーーーーーーーー!!!!!




!!!!!!!




破壊神をも貫くハイパーレールガンが人形程度で防げる訳がない、なので・・

ハイパーレールガンの攻撃をまともに受けた人形は粉々となり蒸発していく、

同時に呪われた鋼の剣も・・ハイパーレールガンの直撃を受け砕け散る。




「こ・・・こんな・・ワアアアアアアアアアアーーー!!!!!」




~~~~~~~~・・・・・




余程の未練があったのか謎の鋼の剣も断末魔を上げ砕け散り再生はしなかった、

後から聞いた話だがあの鋼の剣は以前の持ち主が取り憑いた剣らしい、

特に名前は無かったが怨念が半端なかったので最上級破壊神が利用していた。




シュウウウウウウウーーーーー




人形と鋼の剣は消滅、デーヴィド達はその場に立ち・・




・・・・・




既にデーヴィド・タケシ・サユミ・アデール・レイナの意識は無かった、

総攻撃の後最上級破壊神は即座に暗黒の槍を展開し5人の意識を奪っていた、

そして球体に閉じ込められ上空に飛びそのままどこかへ飛んでいった。




だが・・・




ブゥウウウウウーーーーーーン!!!!!




「これより錫衙、箭衙、エバーグレーズはエリーナ様に従います!」




「わ・・わかったわ・・・」




紙一重で脱出した信濃・紀伊・モンタナの3隻はエリーナに移動していた、

エリーナは極度のパワーアップを果たし神族に匹敵する強さとなっていた、

そしてリィブラ達に行くぞと目線を向ける・・リィブラ達も頷いていた。




「さあ次は私達ね!!!!」




前に出ようとするエリーナ達だったが・・




「ちょっと待ってくれる?その前にこの3人を戦わせたいのよ~」




最上級破壊神がエリーナ達を引き留める、するとあの3人が前に出てきた、

それは精霊族らしき3人の美女、不気味な笑顔をしながらこちらに歩いてくる、

それを見たカオス達は・・




「それに関しては条件がある!」




「あら何かしら?」




「この戦いに勝ったら・・俺達をあんたのいる所に案内して欲しい」




「うふふ・・お仲間が心配のようね、まあ当然だからそれは受け入れるわ、

でもそれは3人までよ、それとね・・」




「それと・・なんだ?」




「さっきから気になっていたんだけど・・あのテント・・なの?彼は誰?

ずっと寝ているから気になってね・・彼も貴方達と同じ扱いしていいの?」




「ああ問題ない、あいつは今は邪魔だから寝かしているだけだ、だがな・・

その3人の中にあいつは含めて欲しい、なので残りは俺達の中の誰かだ、

それは戦闘後に決めさせてもらう、なので残り全員と戦わせてほしい」




「それは・・彼が寝てるから一人少なくてもいい・・と解釈していいの?」




「ああそれで頼む」




「わ・・わかったわ!!!」




最上級破壊神は残りの5人に命を送り・・




「予定が狂ったけどまあいいわ、お前達も戦いなさい」




出てきた5人は・・




・・・




悪魔と天使が混ざったような・・覇気を纏う種族だった。







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