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破壊を疑問視するディーテと創造七柱への疑問




ディーテは偉そうに上座の中央席に座りニヤニヤ笑っている、

仕方ないので俺・・デーヴィドが先に座り俺はキッチンでお茶の準備、

一応ディーテはお客様扱いとしてある程度もてなすことにした。




俺は冷蔵庫からお茶と羊羹を出しディーテに差し出した、

当初は驚いたディーテだがすぐに割り切りお茶と羊羹を食べ始めた。




「うん!苦みはあるがこのお茶という飲み物は癖になりそうだ!」




「ほう・・これは羊羹というものか?ものすごく甘いな・・」




俺が出したお茶と羊羹は瞬時に消えたので俺はさらに三人前追加、

ディーテは二人前は瞬時に飲み食べたが残りはゆっくりと楽しんでいる。




「はあ~~~暖まるな~~~~」




すっかりリラックスしたディーテ、俺とデーヴィドもお茶を飲んだ、

そして5分ほど静粛の時が流れ・・ディーテがお茶をテーブルに置き・・




「さて話し合いだ、まず君達に伝えたいことがある」




これにはデーヴィドが対応、俺は万一のため警戒する事にしている。




「伝えたいこととは・・なんだ?」




「まあそう固くなるな、単純に言うと我は破壊が飽きたのだ!」




はい?




「我は・・破壊七柱は生まれた時から破壊を繰り返した、それも数千年、

今迄はこれが我の存在する証だとばかりに各地を攻め滅ぼしていた、

だが数百年もすると破壊した星が次々再生し新たな生命が宿っていたんだ」




続けて・・




「我はそれを見て考えた、我は一体何をやっているのだと・・

ただ単に破壊を繰り返す・・その陰で密かに再生を繰り返す者がいた、

それが創造七柱の存在、我ら破壊七柱の天敵の存在に気づいたのだ」




・・・




「そ・・創造七柱・・だと?」




「ああ、こいつらがいることで我らの破壊行動は終わることが無い、

だが我がそれに気づいたのは数百年前、それは以前破壊した星を見て・・

滅ぼした星が新たな姿で蘇っていた、それを見て我は愕然としたのだ」




「それは・・どうしてだ?」




「今迄我は破壊を・・誇りに思っていた、これが我の生きている証なのだと、

そこに住む邪悪な種族を排除すれば無に戻る、なので我は疑いを持たなかった、

根こそぎ排除すればそこは完全な無の空間、二度と問題は起きないとな」




・・・




「だが・・」




・・・




「その星はいつの間にか蘇っていて・・新たな種族がそこを牛耳っていた、

それも一つや二つでは無くほぼすべての星が蘇り発展と争いを繰り返していた、

中には滅ぼす前よりも遙かに混沌とした世界もあった、それを見て我は・・」




「ど・・どうしたんだ?」




「我はなんのためにその星の種族を滅ぼしたのか・・訳がわからなくなった、

ほとんどの種族はそのままにしておいた方が混沌無く発展したかもしれない、

それを我達が滅ぼしたことで・・むしろ混沌が増す種族が生まれていたからな」




「それは結果論じゃ無いのか?」




「ああ確かにそうだ、だが破壊しても残しても結果に差が無いとしたら?」





「そ・・それは・・」




「そう!我の・・いや我達の破壊行為は必要ない事になると思わないか?

そう気づいたとき我は・・もしかしたら操られているだけじゃ無いのか?

だとしたら我は・・破壊をする必要が無いのでは?と感じ己の存在を疑った」




「な・・何となくわかる、で?君はどうしたんだ?」




「ああそれ以降は破壊行為は出来るだけ抑えていたが配下の魔物達がいる、

ほとんどが理性の無い魔物、何かを襲わせて食べさせないと死んでしまう、

さすがに放ってはおけないのである程度の破壊行為は繰り返していた」




さらに・・




「今回の・・君達が言う巫女の星も魔物達を食わせるために攻めたのだ、

巫女の星は弱い種族ばかりだから手頃かと思い我は介入しなかった、

ほとんどを3幹部に任せ我はしばらく眠っていたのだが・・」




・・・




「君達に3幹部の2人が倒され残ったデウが君達に投降したと聞いた、

これを聞いた我は何かを感じた、あの用心深いデウが即座に投降した・・

これは何かある!と感じた我は急ぎ悪魔の目玉を使い君達を調べたんだ」




「そ・・それが今の行動・・ということか?」




「ああ君達は何かが違う、敵に関しても戦う必要が無い時は避けている、

あの船・・軍艦と言うのかな?あれをはじめ君達の兵器は脅威レベルだ、

強大な力を持つ点では我と似てはいるが・・決定的な違いがあった」




「それは・・可能な限り共存を求める・・と見たのか?」




「ああ結論はそうだ、だが我は最上級破壊神、半端な相手と交渉はしない、

なので我の分身で攻撃してみた、結果は知っての通り、我は驚愕したよ、

そして確信した、こいつらとなら・・我も共に歩みたいとな・・」




「その言葉は・・俺達となら共存してもいいと解釈していいのか?」




「ああその通りだ、なので我は決闘を申し込んだ、君達を呼ぶ為にな、

そして我の心境を語りそれを受け止めれる器かどうか試させてもらった、

見た感じ君達は我を恐れずかなりの手練れと見たから話させてもらった」




・・・




ディーテのこの言葉は・・




・・・




俺達にはショックだった、破壊神すらも利用する創造七柱がいるという現実、

見方を変えると創造七柱は破壊神にその都度そこにいる種族を滅ぼさせる、

そして自分達の意でその星を蘇らせ新たな種族を創造していく・・」




・・・




これは・・もの凄く恐ろしいことでもある、別の見方をすると・・

創造七柱が気に入らなければ破壊神を使いそれらを処分することでもある、

そして新たな種族を生み出し気に入らなければ処分しそれを繰り返す・・




・・・




今回ここに・・




前に俺達の所にも破壊神が来た、これは単純に偶然かもしれない、

だがもし創造七柱が俺達を不要と感じ滅ぼそうと考えていたのなら?

そうでは無いと信じたいが・・あり得ない話でも無い。




・・・




これだけ破壊神と遭遇しているということは・・




・・・




俺とデーヴィドは冷や汗をかく、このような想定は想像すら出来ない、

だが破壊神ディーテは目の前にいる、その彼がこのような疑問を抱く、

もしこの話が真実だとしたら?




・・・




俺達は完全に創造七柱に睨まれ処分対象となっているのか??




・・・




確証はないが・・




・・・




だがそれ以上にディーテの言葉は重みがある、おそらく間違いないだろう、

彼がその気になれば巫女の星などひとたまりも無い、だが彼は自粛している、

その彼が俺達を尋ね疑問を投げかける、どちらを信じるかは一目瞭然だろう。




・・・




「こ・・これは俺達では結論は出せない、なので皆と相談したい」




「ああいいぞ、だがどうやって大多数と相談する気なんだ?」




「それは心配いらない、俺達には便利な機器があるからな」




デーヴィドがスマホを取り出しディーテに説明、彼はもの凄く驚く、

そして俺達の技術を色々と聞いてくるのだが・・・




・・・




「ち・・ちょっと待ってくれ、決闘を一時中断させる!」




「ああそうだな、我も分身にストップをかけよう」




こうして決闘は一時中断し・・




・・・



ディーテが説明すると言うので・・




・・・



プレハブから各艦に緊急放送を流すこととなった。



だが・・・




「なに?決闘を一時中断だと?今更そんなこと出来るか!!!!」




・・・




カオス達は分身達と猛烈な攻防を展開、さらに天聖族や天使族などもいる、

これらは理性のある魔物達と壮絶バトル、その理由は露払いらしい、

俺とデーヴィドがディーテと話をしていたので自分達が代わりにと来ていた。




「おりゃああああああ~~~~!!!!!!!!」




「どりゃああああああああ~~~~~!!!!」




ボカドガバキケリバキキーーーーー!!!!!!!




・・・



当分決闘は済みそうに無いので・・



・・・



「も・・もうしばらくお茶にするか?」




「ああその方がいいだろう、あの調子だと当分終わりそうに無い」




俺達は再びプレハブに入って・・




「この駒はこの方向にしか進めない、これは斜め限定だ」




「ふむふむなるほど、こういう遊ぶもあるのだな・・」




俺とデーヴィドは決闘が終わる頃まで・・




「よしチェックメイト!これで我の勝ちだな!」




チェスをして遊んでいた。

























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