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重巡艦隊と戦闘機隊の憤慨と不気味で巨大な影

謹賀新年!



今年も応援よろしくお願いします!




血まみれとなり気を失っているレティシアとショウコ、その二人を・・

頭を掴んで仁王立ちするディーテ、その姿を見て・・




「ウワアアアアア~~~~レティシア!ショウコ~!」




大和の艦橋室で二人の名前を叫び駆けつけようとする俺コウだが・・




「コウさん落ち着いてください!今出てはいけません!!!!!」




焦りまくり外に出ようとする俺を必死で親衛隊とお供達が抱きつき止める、

今俺が外に出たら・・密かに海底移動している第7艦隊の存在が・・

ディーテにその存在が知られてしまう、それはまずい・・




・・・




まずいのだが・・・




!!!!!!!!!!




あの二人は俺の妻でもある、その大切な妻があんな目に・・




!!!!!!!!!




うわあああああ~~~~~~~!!!!!!




落ち着けるわけないだろうが~~~~~!!!!!




「は・・離せ離せ~~~~~!!!!」




猛烈に怒る俺をなんとか押さえ込む親衛隊とお供達、俺は倒れ込んでいる、

怒りで身体が震え・・だが総司令官という立場上冷静に判断を・・




・・・



無理だ~~~!




「い・・行かせてくれ~~~!!!!!!!」




さらに暴れまくる俺を抑える親衛隊達、さらに通信官達も押さえつけた、

悔し涙を流す俺、だが今はひたすら耐えるしかなかった。




その光景を見たリィブラ達も・・




・・・・




俺が半狂乱になっているのは容易に想像がついた、救出を急ぐ必要がある、

俺コウが暴れまくり海底から出てくると作戦が台無しになるからだ、

見た感じまだ二人とも息がある、すぐに取り返して治療させないと・・



ポウ・・・




「ほら二人とも返すぞ!まだ息があるから急ぎ治療しろ!」




えっ?




なんとディーテは光の球を2つ展開しその中に二人を閉じ込めた、

そして・・バレーボールでも投げるかのように二人を投げ飛ばす、

その球はゆっくりとリィブラ達の方に飛んでいった。




そしてエスコルピォとアリエスがキャッチ、すると光の球が消えた、

なんとか息がある二人だが超危険な状態、すると卿魔族達が飛んできた!




「この二人は我らが運びます!」




「わ・・わかったわ、お・・お願いね・・」




頷くアリエス達、卿魔族達にレティシアとショウコを預け・・




「よし行くぞ!!」




キューーーーーーーーーンン!!!!




卿魔族達は光の幕の方向に向かって飛んでいく、ここには第8艦隊がいる、

第8艦隊には治癒母艦の伊吹と阿蘇がいるので卿魔族達は飛んでいく、

治癒に関してはこの2隻が飛び抜けているのを卿魔族達は知っていた。




あっけに取られるリィブラ、なぜ二人を助けるのかとディーテに質問!




「いっ・・一体どういうつもり、敵を助けるなんて・・」




するとディーテは・・ニヤリと笑いながらリィブラの質問に答える。




「我にはある思惑がある、それを達成するには巨大な力が必要なのだ、

もしかしたら今回の戦いでそれを見極められると考えたのだ、だからな・・

今はあの二人に死なれたら困るから助けたまでだ」




「・・?よ・・よくわからないわね・・」




「フフフ・・今にわかる、それまでは我の相手願おうか・・」




不気味に笑うディーテ、ゆっくり左手を挙げ・・魔物達が動き出した、

どうやら総攻撃を仕掛けてくる気だ、魔物達は戦闘態勢となる、

その様子を見ていた第1~第6艦隊と戦闘機隊・・



・・・



先行していた重巡艦隊が主砲射程距離まで近づいていたのだが・・




「お・・遅かったか・・おのれ・・・おのれ~~~!!!!!」




一番前にいた重巡筑摩が怒るように青白く輝く、それに連動するかのように・・




キュイーーーーン!!!!




なんと他の重巡達も青白く輝き・・




「全艦砲撃開始!!!あいつらを殲滅するんだ!!!」




「オオオオオオオオオオ!!!!!」




ズガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!




グィーーーン!!!ドドドドドドドドドド!!!




ズシュシュシュシューーーーーンン!!!!!!




筑摩を皮切りに各重巡が怒り狂ったかのように対空砲火を浴びせる、

それに連動するかのように戦闘機隊も旋回し総攻撃を開始した!

これに驚いたリィブラ達、今は様子見で攻撃を控えるよう伝えたが・・




・・・



代表するかのように・・重巡筑摩の艦長がリィブラに進言する!




「お言葉ですが・・それは聞けません、我らにも意地があります」




「ど・・どういうこと?」




「ショウコさんはともかくレティシアさんは・・悪戯ばかりでした、

でもその悪戯がいつも我らの笑いを誘い場を和やかにしてくれたんです、

そんなおちゃらけた彼女達があんな目に・・怒りは抑えられません!」




こう言って筑摩の艦長は通話を切る、戦闘機隊も次々とミサイル攻撃、

その矛先はディーテとその配下の魔物達、猛烈な攻撃に怯んでいる、

すると魔物達は絶命した仲間を盾にして凌ごうとするが・・




「なめんじゃないよ!!!こうしてくれるわ~~!!」




ドゴーーーーーーン!!!!




各重巡から主砲弾が発射され魔物達に飛んでいく、すると??

いつの間にか戦闘機隊が後ろにまわり一斉にミサイル発射!!




「吹き飛べ~~~クソどもが~~~!!!!」






ドグヮ~~~~~~~~~~~ン!!!!




なんと戦闘機隊は重巡の砲弾にミサイルを放ち砲弾に追突させた、

そして砲弾とミサイルは瞬時に大爆発、2重の破壊力が魔物達を襲う、

その威力はすざましく・・近くにいる魔物達は次々と吹き飛ばされた!




グギャアアアアアアアーーーー!!!!!!!!!!




重巡の対空砲火と戦闘機隊の総攻撃で次々と落ちていく魔物達、

これはまずいと感じたディーテは自ら反撃を開始する・・




「いい気になるなよ!この鉄くずどもが~~~!」




ギュイイイイイイイイーーーーン!!!!!




ディーテは猛烈な火球を展開し・・それを一斉に艦隊に向かって投げる、

その火球は各重巡に向かって飛んできたが・・・




「なめるんじゃないよ!最大取り舵!!!!」




ズバ~~~~~~~~~ン!!!




なんと筑摩は・・まるで車のドリフトのように艦を一気にターンさせた、

そして火球をかわし・・他の重巡達も同じようにターンで火球を避ける、

すぐさま態勢を立て直し全砲門をディーテに向けた!




「全艦撃てる砲は撃ちまくれ!魔物達を殲滅するんだ!」




「おお!!!!!!!!!」




ズガガガガガーーーーンン!!!!!!




全重巡の砲が一斉に火を噴きディーテを襲う、ディーテは結界を展開、

それを見た古鷹・妙高・利根・熊野が即座に結界増幅弾を発射した!




ドギューーーーーーーーンン!!!!




バァーーーーーーーーン!!!!




ディーテの結界がはじけた、それを見た戦闘機隊が機銃を撃ちまくる、

即座に魔物達が盾となったが艦砲射撃と機銃の攻撃で次々と撃ち落される、

端から見ていたリィブラ達は・・戦闘機と艦隊の波状攻撃に驚いていた。




だが・・




魔物達が次々と落ちてはいくが・・




ディーテは・・




「お前達・・調子に乗るのもこれまでだ!」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・




人間姿のディーテはどこかに消え・・




ゴワアアアアアアアアアーーーーーー!!!!!!!




ドラゴンと大蛇とサイクロプスを混ぜたような真っ黒な魔獣が姿を現した、

そして口から火炎放射!戦闘機隊は即座にかわしたが・・・




ドロドロドロ・・・・




「な・・なんだと?」




魔物の火炎放射は極度の熱で戦闘機の翼を瞬時に溶かしていく、

そして墜落、パイロットは転移魔法で母艦に帰ったが・・




ズガガガガガーーーーンン!!!!!!!!




触れても無いのに戦闘機隊のほとんどが高熱で溶かされ落ちていく、

重巡艦隊は魔物に向かって艦砲射撃、だが高熱でそれらは溶かされた、

そして謎の魔物は・・各重巡に向けて一斉に火球を噴いた!!!




ゴオオオオオオオオオオーーーーーーー!!!




「面舵いっぱい、あの攻撃を避けるんだ~!」




「だ・・ダメです!間に合いません!」




「アイスシールド最大展開!!!、なんとか凌げ!!!」




各重巡はアイスシールドを最大展開、だが・・




ジュウウウウウウウウウ!!!!!!




3重に展開したアイスシールドは次々と溶かされ・・




!!!




火球は重巡達に向かって飛んできて・・




バシューーーーーーーーーーン!!!!!!!!




直撃していった!















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