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5分間の時間稼ぎと駆けつけた12天聖達




天使族のレティシア、一応彼女は天使族のトップではあるが・・




・・・




どちらかと言えばおちゃらけキャラなので重要な案件はベアトリス達が担当、

真面目な時もあるが・・だがジッとするのが嫌らしく悪戯を繰り返している、

そのためか他の14天王からはあまり傍に来るなと鬱陶しがられている。




今回12天聖が天使族にサポートを要望してきたので12人が向かっていた、

その際余ったのがレティシアとショウコ、まあショウコに関しては・・

レティシアが猛烈に抱きつき離さなかったので一緒にお役御免扱いとなる。




「いゃあ~~レティシア離してよ~~!」




「うっふっふ・・私達は一心同体なのよ!もう離さないわ!」




・・・




そのため・・




今回この2人は戦闘隊と戦闘機隊の後陣に周りサポート役として待機した、

だがディーテの登場で・・瞬く間に大勢の戦闘員達が落とされていく、

これはまずいと感じたレティシアはマジモードとなり援護に向かった。




「ほう・・?さっきの奴らとは格が違うようだな・・」




余裕のディーテ、一旦攻撃を止めレティシアをじっくり睨みつけている、

一応レティシアは神級下位に匹敵する強さではあるが力の差へ歴然だった、

冷や汗のレティシア、その時ショウコが急ぎ応援に駆けつけた。




「ほう・・もう一人増えたな、まあ我の敵では無いが・・」




2人はディーテを見て焦りを隠せない、一応ショウコもレティシアとほぼ互角、

だが2人で挑んでもディーテには歯が立たないことは感じていた、なので・・




「れ・・レティシア、5分・・5分耐えましょう、そうすれば応援が・・」




「ええ・・そうね、5分あれば援軍が来るわ・・」




2人は時間稼ぎに気持ちを切り替える、ちなみに各艦も異変に気づいた。




「破壊神ディーテが現れたようです!」




「12天聖出撃します、天使族も続いてください!」




「了解です、セイビアーイーグル出撃します!」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




空母サンクチュアリ、隼鷹、飛鷹からセイビアーイーグルが次々と離陸、

その上には12天聖と12天王がそれぞれ背中に乗り現地に飛んでいく、

どうやら何か考えがあるようだ、それぞれペアを組み見つめ頷いていた。




同じように第7艦隊、第1~第6艦隊もレティシアとショウコの援護に動く、

だが距離があるので第1~第6艦隊はレールガンで援護しながら前進する、

そして主副砲が届く距離から総攻撃、海上からレティシア達を援護する・・




・・・




「攻撃はやめてください!こいつは私達が倒します!!」




なぜか2人は第1~第6艦隊に向け攻撃を中断するよう掌を向ける、

下手に攻撃すると援軍が来る前に戦闘隊は殲滅される、2人はそう考えた、

なのでここは自分達が白兵戦を仕掛けた方が時間稼ぎが出来る・・




パチパチパチ!!!!




なぜかディーテが拍手、そしてこう不気味につぶやく。




「ああその方がいいだろう、あの船達は強大な力を持っているが・・

他の援軍を呼び寄せるには白兵戦の方が時間稼ぎが出来るからな!」




ディーテは2人の行動を見切っていた、どうやらかなり調べているらしい、

悪魔の目玉からの情報は全部把握しているようで艦隊も知っているようだ、

艦砲射撃は侮れないがある程度距離を置けば十分かわせると自信満々だ。




それと・・




「フフフ・・いい生贄になりそうだな・・」




ディーテはレティシア達を徹底して叩きのめし己の力を示したいようだ、

尚艦隊は先で使えそうなので出来れば降伏させ部下として使おうと考えている、

その意図もあるためかディーテは白兵戦を挑むレティシア達を歓迎している。




そして・・




「お前達は手を出すな!この2人は我が直々に相手してやる!」




ディーテも魔物達を遮り・・魔物達は約1km先まで下がっていった、

同じように戦闘機隊や戦闘隊達も下がりそこには3人のみが対峙する、

レティシアとショウコはそれぞれエンジェルソードを展開し・・




「出でよリファイア!ホーリー!そしてクラウディアドール!」




キィーーーーーーーーーーーーーーン!!!!




リファィアエンジェル・ホーリーエンジェル、クラウディアドールを展開、

すぐさまリファィアとホーリーを融合してクラウディアをパワーアップ、

聖級上位まで一気にパワーアップさせ・・




「クラウディア!突撃せよ!」




グググ・・バァ!!!!!!!!!




2体のクラウディアドールは身構えた次の瞬間ディーテに襲いかかる、

2体とも戦闘用バインダーを装備し見た感じヌーベルデ●ザードのようだ、

尚両肩に装備されたバインダーには鋭利な刃物がついている。




「ほお・・・面白い召喚術だな、こんなのがいたのか?」




キィイイーーーーーーン!




2体のクラウディアドールはディーテの背後に回りバインダー攻撃、

かなり速い攻撃ではあるが・・ディーテは余裕、紙一重でかわし・・




「人形ごときが我に勝てるわけないだろう!!」




バシィイイ!!!




なんと刃物がついたバインダーを・・2本の指で挟み攻撃を封じる、

即座にクラウディアはバインダーを切り離し剣を展開して攻撃する、

しかしディーテはバインダーを瞬時に回転させ自分の武器とした、



そして・・




ズバァーーーーーーーー!!!!




グァアアアアアアアアーーーーーン!!!!!




2体のクラウディアは首を切り落とされ・・さらに真っ二つにされた、

そして大爆発、2体のクラウディアは跡形も無く吹っ飛ばされた!




「クラウディア~~~~~~~~!!」




2人は驚きを隠せない、パワーアップしたクラウディアは自分達とほぼ互角、

それが瞬時に・・2人はこのままでは時間稼ぎすら出来ないと考える、

何か策を・・焦る2人を見たディーテは薄ら笑いをしながら語り出す。





「心配するな、お前達は時間稼ぎしたいのだろう?なら攻めてこい」




はい?




「我もお前達の仲間を待っている、だがその間退屈だからな、だがな・・

お前達は相手としては物足りないから少し手加減してやるからかかってこい、

その方が我の意図にも見合うからな、遠慮する必要はないぞ!」




・・・



2人の心境は・・猛烈に腹が立っているがディーテの言う通りでもある、

だが天使族の誇りもある、このままあっさりとやられるわけにはいかない、

なので2人は・・自分の戦闘力を最大展開させる行動を取る。




「リファィア!ホーリー!!!我と同化を!!!!」




キィーーーーン!!!!




2人はリファィアとホーリーを自らに融合、一気にパワーアップした、

一時的ではあるが神級中位までレベルアップした2人は剣を構える、

そして猛攻撃、剣と魔法を絡めた攻撃でディーテに襲いかかる!




「ほお・・こういう手もあるのか・・?油断は出来ないな・・」




一気に侮れないレベルまで達した2人の総攻撃を・・だが余裕でかわす、

レティシアとショウコは挟み撃ち攻撃、だがディーテには通用しない、

なので・・2人は一気に最大奥義を繰り出す!!




「ハアアアアア!!!!究極破壊斬!!!!」




ドガガガガガーーーーーン!!!!!




戦艦長門・陸奥の動力を圧力に変えた究極破壊斬をディーテに浴びせる、

だがディーテは・・




「お・・驚いたぞ、まさか我に手をださせるとはな・・」




なんと2人の究極破壊斬をそれぞれ片手で受け止めている、だが・・

ディーテの両頬から血が流れる、わずかだが傷を負わせた2人だった、

この血を見て・・怒りだしたディーテが2人に襲いかかる。




「よくも我に傷を!!!!許さん!許さんぞ~~~!!!」




次の瞬間・・猛烈な覇気が辺りを覆いディーテが怒りながら2人を攻める、

レティシアとショウコは再度究極破壊斬を展開してそれを迎え撃つ!!

そして衝突、辺りには猛烈な爆発音が鳴り響き・・・




ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・




・・・



一分後・・




「もう少しよ!ここから一気に飛ぶわよ!」




「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




天聖族12人と天使族12人がセイビアーイーグルから飛び降りた、

そして自らの力で空を飛び戦闘区域まで超スピードで飛んでいく、

尚第1~第6艦隊も主砲射程圏内まで急ぎ移動していた。




第7艦隊に関しては・・海中移動なので遅くもうしばらく時間がかかる、

だがある秘策を実行するため・・ある場所まで移動する必要がある、

それはディーテがいる海域の真下、尚これに関しては皆知っている。




一番最初に到着したのはリィブラ達、そこで目にしたのは・・




・・・




「う・・嘘?あの2人が・・」




「い・・・イヤアアアアアアア!!!!」




天聖族と天使族が目にしたのは・・・




「やれやれ、こいつらは意外と侮れなかったな・・」




ディーテは・・




血まみれになり気を失っている2人の頭を掴んでいて・・



・・・



不気味な笑みを浮かべていた。





今年一年ご閲覧いただきありがとうございました!、



来年もよろしくお願いします!




よいお年を!





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