神極光の盾の装備と穴から出てきた魔物達
各艦は精鋭達を乗せ次々出航、今回は神族艦隊も出撃し光の幕を通る、
この艦隊には12天聖が乗り隊長に任命されたリィブラが指揮を取る、
そして旗艦サンクチュアリを囲み隼鷹、飛鷹、時雨が周りを囲む。
尚今回は破壊神ディーテが相手と言うことで神族がなにやら用意していた、
なんでも・・
「 神極光の盾」
というオーロラのような神秘な衣のような盾らしく各艦に新たに装備、
これは展開時艦ごと光の布で覆うような盾らしく緊急時のみ作動する、
だが条件がある、これが展開されるとあらゆる攻撃を受けつけないが・・
・・・
反面艦からの攻撃・・主砲や機銃なども封印されこちらも攻撃出来ない、
ある意味ドラ●エのアストロンのようなもので乗組員も出入り出来ない、
尚窓等から外は肉眼で見ることが出来て艦内は自由に行動出来る。
ちなみにレーダーなども遮断される、なので展開時は通信機器も使えない、
本来は神族があらゆる攻撃を受けた時身を守るために自動展開される光の盾、
神の強大な攻撃すらも抑えられる光の盾はあらゆる攻撃を遮断できる。
この盾は神族のみが展開、収納出来るので自らが現場に向かう必要がある、
だが巫女の星は神族すらも知らない謎の星、なので神族は向かう事を躊躇、
神族は未知の神との衝突を恐れ管轄外地域に向かうことをタブーとしていた。
尚破壊神は例外、こいつらは好き勝手に各地を攻めるので制御が効かない。
なので・・
自分達は巫女の星に向かう事が出来ないので神極光の盾を各艦に備えた、
だが神極光の盾は神族以外制御出来ないので神族達は自動展開・解除を施した、
具体的には強大な攻撃の時だけ展開して3分後自動解除するというもの。
基本普通の攻撃には展開しない、それらはアイスシールド等で対応出来る、
だが神からの猛烈な衝撃弾等はこれらのシールドでは耐えられない、なので・・
これらが耐えられない攻撃が来た時だけ自動展開するようになっている。
尚解除と同時に敵の攻撃が来たとき再展開は出来るのだが・・
これが出来るのは3回まで、艦の数が多すぎるのでこれが精一杯だった、
なので各艦には2回展開したらその艦は撤退しろと神族から言われている、
最後の1回は離脱時の備えのためと厳命、皆も納得し静かに頷いた。
目線を切り替えて・・・
以前ブルーデーモンのアレス達が言っていた艦隊も進水式迄改装は進んでいる、
だが実戦には出せないそうで代わりに各地域に分散していた戦艦が応援に来た、
具体的には戦艦三笠、敷島、朝日、初瀬を除いた全戦艦が駆けつけ光の幕を通る。
この4隻だけ来なかったのは御召艦の役目もあるが・・本心は俺を避けるため、
子供達を和ませるためこの4隻には俺達が作った様々な趣味品が乗せられている、
具体的には専用ガチャやオリジナルのぬいぐるみやクレーンゲームなどだ。
キアーラ達は・・
ある意味俺から略奪したようなものだからこの4隻は各地の警護として残した、
もし戦いの後俺に艦を没収されるかもしれないと思い込み派遣は留めていた、
そのためこの4隻は俺に見せないようにと厳命され自分達の傍に置いている。
尚他の航空母艦、重巡、軽巡、駆逐艦なども派遣せずにその地の警護を担当、
さすがに全戦力を送ると自分達の領地の統制が取れないと・・それは理解した、
そのため第8艦隊以降に創設された艦隊は戦艦のみが応援に駆けつけている。
その第8艦隊は神族艦隊と共に行動している、尚他の艦隊とは別行動、
第1から第6艦隊までは数で対抗するため同じ地域に分散して待機、
第7艦隊は前と同じように穴の後ろに回り遊軍として待機している。
そして第8艦隊と神族艦隊は光の幕のある海域で待機している、
それと各地域から応援に駆けつけた戦艦は第1~第6艦隊と合流、
第7艦隊以外は飛べないのでこちらに仮配属として指揮下に入る。
その第7艦隊だが・・
今回は魔物達がある程度出てきたら一斉に衝撃破砲で攻撃する、
イージスミサイルは既に見られているのでディーテ相手には使えない、
万一ミサイルを跳ね返されるとこちらに大被害が及ぶからだ。
なので・・
まず第7艦隊が総攻撃、その後海底に沈みあるポイントまで移動、
その間敵は第1~第6艦隊が引きつけ第8艦隊達が側面から攻撃、
そして第7艦隊が浮上して総攻撃、一気に魔物達を殲滅する。
他にも作戦はあるが・・相手がどう動くかは現時点予想できない、
なので複数のプランを備え状況に応じて使い分ける事になっている、
その際気になるのは・・・
・・・
どれかの艦が破壊神の攻撃を受けたら神極光の盾が展開され通信が出来ない、
なのでその対策、近くの僚艦がプロジェクターを展開して文字で内容を伝える、
ジンやアクリス達に尋ねたが魔物は日本語英語は全然わからないそうだ。
それは破壊神も同じ、ルシファー達も当初は全然理解出来なかったが・・
今ではふつ~に使えてるのでそれほど難しくはないそうだ、なお・・
現在バルベリスとアクリス達が子供達に交じって勉強している。
・・・
これは一旦さておいて・・
この段取りで各艦配置につく、だが穴からはなかなか魔物達は出てこない、
なので各艦交代で食事と睡眠を取りながら戦闘態勢、このまま2日が過ぎる、
そして3日後早朝・・
ブシュウーーーーーーーーー!!!!!!!
穴を塞いでいた鉄板が瞬時に蒸発した、皆に緊張が走る。
「魔物達が出てくるぞ!全員戦闘態勢!」
「わかりました、各空母戦闘機隊を発進させてください!」
「了解!空母隊動きます!!!!」
ビィービィービィー!!!!
各空母のエレベーターが動き艦載機が次々に出てきてカタパルトに乗る!
「戦闘機隊出るぞ!!!!!!!!」
「了解!グッドラック!!!!」
キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!
各戦闘機が次々と離陸、すぐに旋回して空母の後ろにまわる、
次に甲板に出てきたのは天使族や卿魔族達、全員フル装備だ!
「戦闘隊出ます!各艦は後方から援護お願いします!」
「了解!必ず帰ってこいよ!」
「もちろんです!ハァ!!!!!!!!」
全員が一斉に飛び上がり各機の背中に飛び乗る、そして機は加速、
一気に戦闘空域に飛んでいき各艦は対空砲火の準備を始めた、
ちなみに第7、第8、神族艦隊の戦闘機はまだ待機している。
「第7艦隊主砲発射準備!!!!!」
グィイイイイイイーーーーーーーーン!!!!
第7艦隊の主砲・副砲が動き出し照準を向ける、そして信濃も動く!
艦長のサユミが各砲撃手に指示、砲撃手達は自分の持ち場に急いだ。
「信濃主砲発射準備願います!!」
「了解!主砲を出すぞ!」
グィイイイイイイーーーーン!!
信濃の艦橋の前後に収納されていた2連砲が出てきて照準を向ける、
この砲は大和などの副砲と同じ口径だが衝撃波砲も撃つことが出来る、
なので信濃も攻撃参加、尚レールガンも発射準備をしていた。
しばらくすると・・・
ウギャギャギャギャ・・・・
不気味な声を上げながら・・
穴から魔物達が次々と出てきた。
「魔物達が穴から次々と出てきます!」
「第7艦隊に連絡、砲撃後第1~第6艦隊は前に出て艦砲射撃を行う!」
「了解です!!!!!!!」
第1~第6艦隊の旗艦比叡から大和に通信が入った、魔物達が出てきた、
大和、武蔵、紀伊、モンタナの4隻は横向きとなり主副砲を魔物達に向ける、
信濃は少し下がった位置で斜め45度の角度となり砲撃を行う。
ギャギャギャギャ~~~!!!!!!!!
次から次へと魔物達が出てきて・・なぜか手に魔法弾を持っている、
これはイージスミサイルへの備えだろう、頻繁に上空を見上げている、
そのためか海面への警戒は薄い、攻撃するなら今がチャンスだ。
「各艦主砲、副砲発射準備!!!!!」
グィイイイイイイーーーーーーーーン!!!!!
第7艦隊5隻の砲門が微調整を済ませ・・
「全砲発射せよ!!!!!」
グィイイイイイイーーーーーーーーン!!!
ドギュ~~~~~~~~~~~~~ン!!!!!
各艦の衝撃波砲が一斉に火を噴き・・
ギュルルルルルルルルルルーーーーー!!!!!
猛烈な高熱が螺旋状に飛んでいき・・
・・・
魔物達に目掛けて飛んでいった。