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最上級破壊神の数とデウが必死で振る白旗




3幹部の最後の一人・・デウは猛烈に悩んでいた、というのも・・

彼女も持ってる戦力は約3千万に近いのだが・・正直使いこなせない、

というのも彼女?は・・基本最上級破壊神ディーテのご機嫌取り!




・・・




ディーテは普段侵略に関しては3幹部に任せ己は主に寝てばかりで・・



・・・



時々起きては暴れ腹が減れば3幹部が捕えた様々な種族を暴食する、

残虐だが・・行動の基本は俺達のいる異世界の神族とそう大差がない、

なので12天聖が行う仕事を・・ディーテにはデウが行っていた。




なので・・




戦闘関連を担当するバルベリスとアクリスはデウの詳細をほとんど知らない、

まさか3幹部の一人が破壊神の雑用係とは・・2人は想像もしてなかった、

デウはデウで・・舐められたらまずいと感じ2人の前では偉そうにしていた。



・・・



破壊神のディーテは現在異空間に籠もり眠っているようだ、おそらく・・

この巫女の星のある神魔瓊石を手に入れた後・・俺達の異世界を攻めるようだ、

おそらくディーテも別働隊が全滅したのは感じているはず・・




・・・



ナレーションルームで考え込んでいた俺の傍に親衛隊達が現れた、

彼らは元破壊神、特に隊長のルシファーは破壊神の右腕だった、

その彼がここに来た、と言うことはおそらく・・




「お察しの通りです、今迄封印され思い出せなかったのですが・・」




どうやらルシファーはある程度元の記憶を取り戻したらしい、なので・・

わかる範囲で俺に破壊神の数や性格や行動パターンを教えてくれた、

そしてわかったことは・・破壊神は他の破壊神の気配を探知できるらしい。




なので普段は放置しているが・・




何かあったとき・・今回のように俺達がルシファー達を撃破した、

当然気配が消えたので一番近くにいるディーテが察知したようだ、

なので3幹部に命じ近くにあった巫女の星を攻めさせたようだ。




その後・・




ルシファーは・・ディーテはおそらく次はここを狙うと告げてきた、

そして衝撃の言葉、最上級破壊神は7人・・いや7柱いるらしい、

ディーテはその中の一人、ちなみに実力は元の自分より上らしい。



・・・



元のルシファーはある破壊神の右腕、だが自分が仕えていた最上級破壊神、

なぜかこの名は知らないというか存在だけで詳細の記憶は消されたらしい、

なので名は知らないが・・少なくともディーテは違うらしい。




・・・




最上級破壊神が7人もいるのか?




・・・



ということは・・アクリス達も単なる捨て駒というわけか?





「ええアクリスの戦いを見て思い出しました、まず間違いなく・・

アクリス達は破壊神ディーテに洗脳されたどこかの星の種族でしょう、

彼らの寝顔を見た確信しました、やっと束縛から解放されたと・・」




・・・



ここまでで分かった事は・・




まずルシファーはじめ破壊神のほとんどは単なる捨て駒ということ、

倒すべき敵・・最上級破壊神は7柱いてそのうちの2柱は俺達の敵、

それは今回の敵ディーテとルシファーを操っていた破壊神の2柱だ。




そうなると3幹部のデウも・・同じように捨て駒扱いの可能性が高い、

だがデウも前の2人と同じように操られているならば容赦なく攻めてくる、

なので俺達は急ぎ穴を再封印してデウの襲来に備えた。



そのデウは・・



・・・



あちこちから召喚した様々な種族の死体からあらゆる情報を手に入れていた、

だがそれは・・俺達の脅威の力を再認識する形となり本人は落ち着かず・・

悩みまくる彼女・・見た目は完全な女性なので俺は以降女性扱いとした。



彼女は・・



・・・



その知識で俺達を分析、結論言うとこのまま戦ってもボコボコにされるだけ、

一応彼女は神級中位レベルの力はあるが・・どちらかと言うと戦闘は苦手、

なので意味深な行動や言動で周りに違和感を与え最前戦行動を避けていた。



しかし・・



もう3幹部は自分だけ、このことをディーテが知れば間違いなく最前戦送り、

その恐怖と・・今回召喚した死体の中には俺達の地球から来た人間も複数いた、

その知識を手に入れた彼女は・・ますます俺達との戦いは危険だと悟った。




なので・・




今のデウは前門の虎後門の狼状態、どの道選んでも無傷では済まない、

特にディーテがこのことを知れば間違いなく責任を負わされ殺される、

さらに深刻に悩んだ彼女が選んだ道は・・




今は・・ディーテが深く眠っているのを・・




・・・




雑用係の彼女はそのことを知っていた、なので・・




「・・に・・逃げよう・・もうそれしかないわ!」




彼女は逃げる事を決断、だが自分は宇宙空間では生きることが出来ない、

今いる場所はディーテの支配内、なのでどこに移動してもすぐにバレる、

となると・・今の彼女が逃げれる場所は俺達がいる巫女の星しか無い。



・・・



背に腹は代えられず・・



・・・



彼女は即座に穴に移動、塞いでいる鉄板に自分だけが通れる穴を開ける、

そして即座に穴を塞ぐがその様子は監視カメラと悪魔の目玉が見ていた、

それに気づいた通信官!即座に警報を鳴らしまくる!




「穴から誰か出てきました、おそらく3幹部の一人だと思います」




「何?敵はどのぐらいの数なんだ?」




「そ・・それが一人だけです」




「はあ?3幹部が一人で出てきたというのか?」




「が・・画像で見る限り・・そのようです!」




「まあどの道無視は出来ない、戦闘機隊を出撃させろ!」




「わ・・わかりました」




「戦闘機隊緊急発進!本隊が向かうまで足止めせよ!」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




緊急時に備えていた空母隊が即座に戦闘機を発進させ現地に向かわせる、

すぐさま戦艦隊が光の幕を通り高速巡航、戦闘機隊の援護に向かう、

そして戦闘隊は・・緊急時なので自力で飛びデウに向かっていった。



そのデウは・・




「えっ?えっ?私だけに・・これだけの数で攻めてくるの?」




デウは驚きを隠せない、自分はほぼ非戦闘員だという意識だが・・



・・・



破壊神の3幹部の一人となれば総攻撃は当然、戦闘機に加え・・、

遠くに艦隊も見える、間違いなくここを攻撃すると彼女は悟った、

なのでこのままでは危険だと・・彼女はある布と棒を取り出し・・



・・・



デウを視界に捕えた戦闘機隊は攻撃・・ってあれ??




「お・・おいあれ白旗じゃないのか?」




「ああそのようだな・・どうする?攻撃するか?」




戦闘機隊は攻撃するか躊躇う、そしてデウは・・・




「攻撃しないで~~私は戦う気は無いのよ~~」




と大声で叫びながら・・




!!!!!!!




ひたすら必死で白旗を振っていた。



・・・



その必死の行動に呆れた戦闘機隊は攻撃は中止したが・・



・・・



こいつ本当にデウなのか?




と当然の疑い、なので白旗を振る女性に戦闘隊を向かわせた、

戦闘隊は警戒しながら・・涙目で白旗を振る女性に拡声器で尋ねる!




「あなたは何者なのですか?」




「私はデウと申します~~貴方方に降伏します~~!!!」




・・・




恥も外聞も無く・・ただひたすら白旗を振り涙目のデウに皆呆れる。




・・・



「こ・・降伏するなら・・我らについてこい!」




「ハイ喜んで!!!!!」




・・・



戦闘隊は・・なぜか大喜びのデウを連行し戦艦金剛に戻ってきた、

艦長のレイナはデウと対談、一応デウには魔法封印の手錠をかけている、

一応3幹部の一人なのでお茶とケーキを用意するとデウが・・




「あっケーキですか??ありがとう!いただきます!!!!」




・・・



これを見たレイナは呆れたが・・目も光らせていた、というのも・・

デウ達はケーキを知らないはず、巫女の星の住民達もケーキは知らない、

なのでデウがケーキを知っているということは・・




・・・



レイナは・・・




デウが何かしら俺達の情報を持っていると判断し・・



・・・



なぜか拷問・・ではなく丁重にもてなすことを考えた。











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