旧式戦闘機隊への敬礼と精鋭達の待望の必殺技
卿魔族達が放ったイージスミサイルが魔物達の群れに飛んでいく、
そして卿魔族達はスイッチを準備しながら離脱、ここにいると巻き込まれる、
卿魔族達は離脱後すぐさまミサイル爆発のスイッチを押した!
尚・・イージスミサイルに関しては魔物達も警戒していたので・・
近づいたらすぐに迎撃するよう火炎、爆裂魔法を放つよう待機していたが・・
旧式戦闘機が次々と火炎の塊となって突撃してくるので目線をそらしていた、
なのでミサイルはそのまま避難した魔物達の群れの中で・・大爆発!!!!
カッ!!!!!!!!
ズガガガガガーーーー!!!!!!!!!!!!!ン!!!!
ギャアアアアアアアーーーーー!!!!!!!!!!!
猛烈な爆発が辺りを覆い・・約8割の魔物達がその爆発に巻き込まれた、
約300機の旧式戦闘機達は見事敵を集め・・魔物と共に消滅していく、
即座に各艦の乗組員達は全員立ち上がり敬礼!戦闘機隊の雄志を称えた。
「全艦!捧げ銃!!!!!」
ズシューーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!
各艦は上空に向けて捧げ銃を放つ!整備兵達は涙を流していた、
だが今は戦闘中、即座に持ち場に戻り対空砲火を再開した!
「全艦五月雨攻撃!残った魔物達を駆逐せよ!」
グィイイイイイイーーーーーーーーン!!!!
各艦が五月雨モードとなり各砲が広範囲に角度を変え・・・
「撃ち方~~~~~はじめ!!!!!!!」
ズシュシュシュシューーーーーンン!!!!!!!!
ズガガガガガーーーーンン!!!!!!!
ドガガガガガガガガガ!!!!!!!
ギャア!!!
グェエ!!
猛烈な爆発の衝撃でパニックになっている魔物達に次々と弾が命中する、
アクリスの妹達の魔物の群れはそれぞれ10万前後まで数を減らし・・・
残った魔物達は怒り狂いながら艦に向かって突撃してきたが・・
「させるかよ!!!!」
マテオ達最新鋭戦闘機隊は既に離陸し次々と魔物達を撃ち落していく、
各艦は対空砲火で応戦、さらに空を飛べる種族が次々と飛び立つ、
飛べない種族は甲板に出て・・・次々と必殺技を放つ!
「喰らえ!龍閃疾風斬!!!!」
「はああ~~~天翔撃烈斬!!!」
ズガガガガガーーーーン!!!!!
魔物たちは各艦の対空砲火と乗組員が放つ必殺技を受け海に落ちていく、
そして天使族はじめ空を飛べる者たちは聖級クラスの背後に回り・・・
「最大奥義!究極破壊斬!!!!!!!」
各艦の動力を圧力に変えて放つ最大奥義を次々と撃ち放った!
それをまともに受けた魔物たちは・・・・
ズシャアーーーーーーン!!!!!!!
グギャアアアアアアアーーーー!!!!
さすがに格上の魔物が相手でも猛烈な圧力の必殺技には耐えられない、
次々と撃ち落とされ息絶える魔物たち、これを見た妹たちは・・
「そ・・そんな・・し・・信じられない・・」
その言葉を聞いたレイナ達は・・・
「その気持ちはわかるわ、でも容赦はしないわよ!」
ハアアアアアアアーーーー!!!!
レイナ達4人は狼狽える妹たちに向かって攻撃続行、各々が聖刀を構える、
レイナは聖刀金剛、アデールは聖刀扶桑、シルヴィは聖刀伊勢、そして・・
ソフィアは聖刀日向を展開し妹たちに飛びかかり攻撃を仕掛けた。
ほぼ同時刻・・
「ば・・馬鹿な、俺の魔物たちが全滅だと?」
悪魔の目玉の連絡でこの事実を知るアクリスは驚きを隠せない、
そのアクリスと対峙する超カオス、猛烈な覇気を纏い聖刀を構える、
神刀と化した聖刀比叡は・・青白い炎を立ち上げていた。
「どうやら勝負あったようだな、だが俺は容赦しないぞ!」
ハァアアアアアアアア~~~~~~!!!!
カオスとその妻たちは・・ほぼ同時に敵に向かって聖刀で攻撃を放つ、
アクリス達はそれぞれの武器でそれを受け止めるが・・
「甘い!究極破壊斬!!!!」
ズグワアアアアアアアアアア~~~~ン!!!!!
戦艦比叡・金剛・扶桑・伊勢・日向の動力を圧力に変えて・・
さらにカオスたちは一工夫、これらの動力をその都度圧縮していた、
それを10発にまとめ・・攻撃を仕掛けた瞬間全弾混合爆発させた!
ドッグヮーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!
6万馬力を超える各艦の動力・・それを圧力に変えさらに10発を纏める、
この猛烈な衝撃を・・人間サイズで受けたアクリス達は吹き飛ばされた、
その衝撃で5人ともすでに意識はなく海に落ちていく・・
!!!!!
「急所は外してある、お前たちには聞きたいことがあるからな!」
カオスたちは即座にロープを放ちアクリス達の腕に絡め捕らえていた、
周りを見ると・・すでに各艦と戦闘機隊、乗組員達が魔物を仕留めていた、
驚くことにこちらの消滅被害は・・旧式戦闘機隊の突撃のみだった。
こうして魔物達は全滅、アクリス達は捕虜として束縛した。
「戦闘機隊、戦闘隊、卿魔族隊帰艦します」
キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!
戦闘機の背中に乗った戦闘隊が飛び降り各艦の甲板に着地していく、
それらを乗組員達が出迎え労い、戦闘員達は武器を外し休憩に入る、
ナレーションの俺は経緯を簡単に説明してはいるが・・
・・・
・・・
どの隊も皆疲弊している、犠牲こそ無かったが魔物達との戦いは壮絶、
危うく致命傷を負う戦闘員もいたようでそのまま医療室で治療を受ける、
だが皆なぜか魔法治療ではなく点滴や栄養剤などを求めてくる。
・・・
前にも書いたが・・
・・・
この異世界の種族達は俺達の薬は甘味があるので好んで欲しがる、
これらは体力回復の意図もあるので爽やかな甘味を加えている、
なので普段口にしない味なので・・これ幸いと飲み食べている。
・・・
なんか意図と異なるようだが・・まあいいか。
これらはさておき・・・
「各艦全速前進!光の幕のある海域まで戻ります!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
全艦反転して光の幕のある海域迄戻る、ちなみに戦闘員達は休憩、
漫画を読んだりシャワーを浴びたり食堂で食事をしたり等など・・
それぞれ自分の時間を過ごし・・半日後全艦光の幕まで戻った。
各艦は被害こそ無いが・・
装備している砲弾や弾丸などはほぼ空、まあ敵の数が多かったからな、
なので各艦交代でルーム国の軍港に戻り整備と補給を受けている、
これで3幹部の2人を捕えた、あとは気になるデウだけだ。
だが・・
デウの情報が何一つないので・・
捕えたアクリスとその妹達を尋問することにした、だが5人とも気絶、
たたき起こそうとも考えたが・・なぜか5人とも爽やかな顔で寝ている、
その顔があまりにも清々しいので・・起こすに起こせなかった。
・・・
「じ・・尋問の準備をしておけ!」
さすがのカオスもこのアクリス達の寝顔を見て起こすのを躊躇したようだ、
なので自分は退席して休憩に入ったが・・
・・・
「フフフ・・久しぶりにアレが出来そうね・・」
「ええ楽しみだわ~~~うへへへへへへ・・」
・・・
どこからか現れたイリュージョンフェアリー達が集まりアレの準備、
もちろん彼女達が行う尋問は・・さらに改良を増した・・
「真!超絶亀甲縛り!」
である!
これは恥ずかしい所に当たるロープからかゆみ薬が湧き出る仕組み、
さらにこのロープで縛られると微妙に伸び縮みし動きが常に付き纏う、
それに加え・・ロープには独特の臭みがあるので常に悶えた状態となる。
さらに工夫、振動装置を強力にして激しく恥ずかしい所に刺激を与える。
・・・
こいつらは一体何考えているのだろう?
俺達が必死で戦っていたというのに・・
こいつらは・・:こんなことしかしていなかったのか?
「それは大丈夫よ!私が依頼しておいたのよ」
・・・
なぜかナレーションルームにいるレイナが俺の肩を叩き励ます、
そしてニヤリと笑い・・なにやら口ずさみながらそのまま去って行く、
残された俺はキョトン・・レイナとは付き合いは長いのだが・・
・・・
未だに・・何考えているのか全然わからない。
そのころ・・
!!!!!!
「えっ?えっ?バルベリスもアクリスもやられたの??」
やっと目覚めたデウが悪魔の目玉の情報を見て・・びっくらこいた、
俺達の強大な力を知り慌てまくるデウ・・
「ど・・どうしよう・・どうしよう・・」
取り乱した彼女はなぜか・・
ラーーーラララララーーー
・・・
なぜかあい●ょんの歌を歌い出し・・
・・・
これからどうしようかと・・
・・・
猛烈に悩んでいた。




