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アクリスに単身挑むカオスと切り札の神魔瓊石




ガルーダ一族の王カオスはアクリスの待つ空に向かって飛んでいく、

そして到着、10m位の距離で2人は対峙する。




「ほう・・遠距離攻撃では無く単独で来るとはな・・名を教えてくれるか?」




「我が名はカオス、ガルーダの王で総司令官兼戦艦比叡の艦長でもある」




「ほう・・ガルーダにしては相当な腕のようだな」




「ああ・・なので俺がお前を倒しに来た」




これを聞いたアクリスは・・




・・・




「フフフ・・ハッタリではなさそうだな、バルベリスとほぼ互角と見た」




「そうなのか?」




「ああ・・だがあいつは戦略タイプで戦闘に関しては俺より遙か下だ、

なので貴様は俺には勝てない、降参するなら命は助けてやろう・・」




「フフフ・・」




「何がおかしい?」




「何か勘違いしてはいないか?お前が俺達に降参したい・・じゃないのか?

今なら魔物を含め全員助けてやる、俺達の力は既に知っているだろう?」




「ああそれは認めよう、バルベリス率いる魔物達を駆逐したのは見事だ、

だが俺の魔物達の強さはその比では無い、既に対策は施しているからな、

おそらくお前達はあの鉄の鳥と・・あの爆発物で一斉に攻める気だろう?」




「ああ大方はそうだ、だが俺達には他にも様々な手段がある、なので・・

別にあの2つに固執している訳では無い、まあ使えるときは使うだけだ、

それと忠告したいことがある、聞く気はあるか?」




「ほう面白そうだな、いいだろう、話の間は休戦といこうか?」




「ああいいとも、まず伝えたいのが・・お前達の仲間の事だ」




カオスは以前俺達がいる異世界に破壊神達が攻めてきたが駆逐したこと、

さらにキアーラの星にいた他の破壊神達も蹴散らし一部は仲間にしたこと、

そして破壊神の片腕・・現在のルシファー達も倒したことを話した。




だが一部の破壊神と魔物を仲間にしていることは黙っておいた。




・・・




これを聞いたアクリスは・・




・・・




「信じがたいが本当のようだな、それ以来あいつらの気配は感じない、

定期的に使者が来るが・・ここ最近は音沙汰が全く無いからな、

お前達があいつらを蹴散らした・・前の戦闘を見る限りあり得ることだ」




「そういうことだ、降参するなら今のうちだぞ?」




「フフフ・・」




「何がおかしいんだ?」




「ああおかしいとも、あいつらは確かに破壊神だが下級レベルばかりだ、

まあルシファーは俺と匹敵するが・・そいつを倒したのは別の者だろう?

見る限りそいつはここにはいないようだ、なら警戒するまでもない」




「それと今のお前は・・あいつルシファーの配下のヒドラにも及ばないだろう、

ガルーダとしては驚異のレベルだが破壊神域の俺には単なる雑魚だからな、

そろそろ話は終わりにしよう、俺は忙しいからこれ以上お前に構う暇は無い」




これを聞いたカオスは・・




「なんだその程度か?三幹部と言ってもたいしたことないんだな」




「ほう・・どういう意味だ?」




「俺が単独で来たのは・・お前ごとき俺一人で十分だということだ」




「ほう・・雑魚の割にはかなりの自信があるようだな」




「そうでないと・・ここにはこないさ」




「それもそうだな、ではお手並み拝見といこうか」




「ああいつでもいいぜ!」




!!!!!!!!!!!!




ハァアアアアアアアアアーーーーーーー!!!!



シャアアアアアアーーーーーーーー!!!!!!




アクリスは無数の糸をカオスに向けて放つ!カオスは爆裂魔法!




爆裂魔法エクスブローション




ズガガガガガーーーーンン!!!!!




カオスは爆裂魔法で糸を吹き飛ばす!そして聖刀比叡を展開する、

さらに己の憑依モンスターを一斉に呼び出す!




「いでよわが憑依モンスターのトルネードドラゴン(攻4300、守3600)

シルバーアイズ・ホワイトドラゴン(攻4200・守4000)よ!」




ゴワアアアアアアアアアーーーーーー!!!!!!!




融合フュージョン




ギュルルルルルルルルルルーーーーー!!!!!




なんとカオスは自らの憑依モンスターと融合し強大な力を得た!




猛烈な竜巻と冷気を纏ったガルーダードラゴン騎士と化したカオス、

一気に戦闘力が3倍と化し聖刀比叡を構え・・瞬時に攻撃開始!

それを真正面から受けるアクリス、蜘蛛のように糸を巡らす!




ズババババババババーーーーー!!!!




瞬く間に糸を切り刻んだカオス、瞬時にアクリスに襲いかかった!

聖刀を振り下ろす・・アクリスは糸をロープ状にしてその攻撃を防ぐ、

即座に分散させ総攻撃、まるでハリネズミのように糸が針と化す!




キィンキィインキイイイイイーーーン!!!




それらを聖剣と竜巻の風で切り刻むカオス、だがアクリスは余裕の笑み、

どうやらアクリスはカオスが短期決戦のため全力で挑んできてると察知、

スタミナに関してはアクリスの方が上のようで・・




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!




アクリスは糸を剣に変えて白兵戦を挑んできた、それに応戦するカオス、

両者の剣と刀が交わる度に周りは揺れ猛烈な風が吹き荒れていた、

それを遠くから見ていたアクリスの部下・・いや妹なのかな?




「あいつす・・すごい・・兄さんと戦えるなんて・・」




4人の女性は心配そうに見守る、加勢に行きたいが自分達では足手まとい、

一応彼女達も聖級上位に近い強さではあるがアクリスには遠く及ばない、

そのアクリスと互角に戦うカオス、この激闘はしばらく続いた。




「ほうガルーダがここまでやるとはな・・だがそろそろ限界だろう?」




「ハアハア・・」




ほぼ無限に近いスタミナのアクリスと限界があるガルーダとの戦い、

アクリスの読み通りカオスは肩で息をし始めた、相当消耗している、

このままではやられる・・カオスはなぜか薄ら笑いを浮かべ語り出す。




「確かにお前は強い、だから俺は単身ここに来たんだ」




「言ってる意味がわからないな、ならどうするつもりだ?」




「強さが足りなければ補う、こうするんだ!」




カオスは・・神魔瓊石の分身を取り出し・・身体に埋め込んだ!




「ウガアアアアアアアア~~~~~!!!!!!」




これを見たアクリス、先程までの余裕は消え・・




「ば・・馬鹿な・・なぜあいつが神魔瓊石を持っているんだ?」



アクリスが驚く、当然だろう、彼らも神魔瓊石を探していたからな、

その分身とは言え神魔瓊石の力は相当なもの・・そして・・




シュウウウウウウウーーーー




「待たせたな、さあ続きをしようか・・」




そこにいたのは・・・




一気に神級上位まで力を上げた・・



・・・



ガルーダ・・いや超魔生命体と化したガルーダの・・



・・・



カオスが立っていた。




「待たせたな、さあ続きといこうか?」




アクリスの余裕の表情は消えた、無理もない、今迄とはまるで別人のカオス、

さらに聖刀比叡は進化し神聖刀と化し強大な力を得た。




「来ないならこっちから行くぞ!」




ハァアアアアアアアアアーーーーーーー!!!




一気に攻めるカオス、先程までとは真逆の展開となり焦るアクリス、

カオスの脅威のパワーアップを感じたアクリスの妹?の4人は・・




「あ・・あいつどうやってあんな力を?」




「こ・・このままでは兄さんが危ないわ!」




「お・・応援に行かないと・・」




「い・・・急がないと・・」




女性4人は一斉にアクリスの救援に向かおうとするが・・




「どこ行く気なの?貴方の相手は私がするわ!」




いつの間にか移動していたカオスの妻達が4人の前に立ちはだかった、

同時に艦隊も4方に分散、さらに上空に潜んでいた卿魔族達も移動、

即座に作戦変更を実行していた。




尚上空にいる卿魔族達はスマホで作戦変更を知り即座に動いていた。




「王!これから分散して攻撃すればいいんですね」




「ああ・・でも複雑な気分だな・・」




「そうですね、今迄だと我らは一度決めたことはやりきりましたから」




「そうだな、だがそのために我らは大勢の仲間を失ったからな」




「・・今は気持ちを切り替えましょう!」




「そうだな、今は全力で敵を倒そう!」




「了解です!!!!!!!!!」




卿魔族達は分散して・・・




「イージスミサイル発射準備!!!!」




イージスミサイルの発射準備をしていた。


















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