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仲裁する俺と火攻めの案を進言するデーヴィド




十字架に縛られたバルベリスはもがいていた、というのも・・・




「うふふ・・あらあら少し大きくなったわね~感じるの?」




「そ・・そんなわけ無いだろうが!さっさと俺を降ろせ!」




「あら?そんな偉そうなこと言っていいの?自分の立場を理解してないのね」




グリグリグリグリ・・・




「や・・やめろ~~~~~!!!」




イザリアはマジックハンドを巧みに使いバルベリスのあそこをグリグリ、

さらに悶えるバルベリス、よほどの恨みがあるのかイザリアは容赦ない、

まあ無理も無い、自身の肉体を滅ぼされたからその怒りは当然だろう!





グリグリグリグリ・・・




「も・・もうやめてくれ・・た・・頼む・・」




あまりの激しさに悶えまくるバルベリス、さすがに俺も気の毒となる、

だがイザリアは容赦が無い、さらに激しくするのでもがくバルベリス・・



・・・




「い・・イザリア、いったん休止したらどうだ?」




さすがに見てられないので俺が仲裁、だがイザリアは・・拒否する!




「いやよ!こいつのせいで私達どれだけ苦しめられたか・・」




「その気持ちはわかる、だがこれ以上やるとその子供が危ない!」




「えっ?どういうことですか?そういえばコウさんさっきも・・」




「ああそうだ、バルベリスはともかくこの子供は取り憑かれているだけだ、

あまりに激しいと子供に悪影響を与えてしまうから俺は反対したんだ、

見た感じまだまだ幼い、これ以上激しくすると危険かもしれないからな」




「そ・・そうですね・・子供には罪は・・」




俺の言葉で落ち着きを取り戻したイザリア、なんとかこれで一安心、

さすがに10歳位の子供にあれだけ激しいプレイは心身共によくない、

どうかしたらトラウマになりかねないからな、よかったよかった・・




!!!!!!!




「(バルベリス)ははは・・馬鹿め、この子供は既に死んでいるんだ!

なにかの役に立つと思い俺は収納魔法にこいつの身体を収めていたんだ、

ははは!!!目論見が外れて残念だったな!ざまあみろ!」




・・・



バルベリス君・・




君は馬鹿なのか?




俺がわざわざ仲裁して君の苦しみを解放しようとしたのに・・




なんでわざわざ自分を追い込むことを言い出すんだ?




・・・




おそらくバルベリスは・・俺達があえて拷問したのはある目的のため、

それは取り憑いた子供の救出を考えていたと考え・・あえて詳細を話した、

そうして俺達が幻滅すると思い込み自慢そうに語ったのだろう。




・・・




チーーーーーンン!!!




「な・・なんだ?お前ら何してるんだ?」




俺とイザリアは合掌、そして収納魔法から数珠等を取り出しひたすら祈る、

この祈りはバルベリスにではなく・・この子供の供養のため拝んだ、

俺達のこの風習はイザリアも知っていた、なので2人で成仏を祈る。




さて・・・




3分ほど俺とイザリアは子供の冥福を祈り・・




「イザリア、あとは任せるぞ!」




「はい!お任せください!」




俺はイザリアに任せ一旦退室、そしてイザリアは・・目を光らす!




「うふふ・・これで気兼ねなく貴方と楽しめるわね!!!!」




「ど・・どういうことだ・・ま・・まさか・・や・・やめろ~~」




ウワアアアアアアアアアアア~~~~~~^!!!!




イザリアはたっぷりバルベリスをいたぶり・・・




・・・



辺りにはバルベリスの悲鳴が響いたが・・俺を含む皆は無視した。




これはさておき・・・




俺は整備を済ませた戦艦大和に移動、他の4隻も整備を済ませていた、

そうして各艦の艦長と幹部とリモート会議、次の敵に備えるためだ、

バルベリスの話の通りなら・・次に攻めてくるのはアクリスだろう。




アクリスとはジン達を助けるため戦った経緯がある、見えない糸を操る、

ある意味蜘蛛のような攻撃を仕掛けると見て近づくと危険と判断した、

なので遠距離攻撃で・・ここでデーヴィドが語り出した。




「ジン達の情報によると・・あのアクリスという敵は近づくと危険のようだ、

だが俺達が遠距離攻撃を得意としているのは相手もわかっているはずだ、

なので今回は攻撃パターンを変えた方がいいと思う」




「(アトラス)その案には賛成だが・・具体的にはどうするんだ?」




「(デーヴィド)こちらから白兵戦を仕掛ける」




「(マイラ)それは危険なのでは?」




「(デーヴィド)だからいいんだよ、あえて相手の得意分野で戦うんだ、

向こうもこちらが白兵戦を仕掛けるとは考えていないはずだ」




「(タケシ)それは妙案ですが・・危険すぎますよ」




「(デーヴィド)もちろんただ突っ込むだけじゃない、ある策を講じる」




「(レイナ)それは・・どんな方法なの?」




デーヴィドはある歴史の戦いを例にして語り出す、それは赤壁の戦い、

船酔いを防ぐため複数の船を鎖で繋がせ・・そこに火船を突っ込ませた、

そうして船は炎に包まれ大打撃を受け曹操軍は壊滅状態に追い込まれた。




デーヴィドはこの作戦・・赤壁での戦いでは火船を使ったが・・




これを戦闘機で行い攪乱して白兵戦に持ち込む案を提案してきた、

もちろん使うのは無人機、ただ天使族等が背中に乗るのは変わりない、

敵が近づいたら炎を発生させ敵に突っ込ませるという案だった。




「(カオス)面白い案だが勝算はあるのか?」




「(デーヴィド)先般の戦いでは200機の戦闘機を失ったからな、

下手に戦うとこれ以上の被害が出るだろう、なら突っ込ませた方がいい、

炎で敵を錯乱させ機を爆発させれば敵は怯み隙が出来る、そこを狙うんだ」




・・・




各幹部は悩む、確かにこの案はアクリス達には予想外の攻撃だろう、

先般の戦いでは仲間を守るため機が特攻して自爆、かなりの戦闘機を失った、

どちらにしても撃墜されるならリモートで突っ込ませた方が効果が高い。




「(デーヴィド)各空母には旧型の戦闘機が多数ある、これを使うんだ、

敵との遭遇までは背中に乗る各種族が操作すれば無人でも対応出来る、

その後はオートモードで突っ込ませれ自爆すれば敵をかく乱できる!」




・・・




なんか戦闘機の処分セールのように聞こえるのだが・・



・・・



確かに今回は敵の数が多いこともあり各空母に旧式の戦闘機も載せている、

これらは引退間近ではあるが十分使える、ある意味特攻には最適の機体だ、

だが精魂込めて造った機体を意図的に爆破するのは・・気が引ける。




各幹部はリスクとメリットを頭で考え・・



・・・



この案を採用するか・・・



・・・



相当悩んでいた。




・・・



これは結論が出なかったのでスマホで各種族から意見を聞くことにした、

旧式機を特攻に使う者は賛成、ほかに関しては反対として送信した。




3分後・・・




次々と返信が来た、だが賛成51,反対49とほぼ真っ二つの結果となる、

賛成の理由は・・・




「別にいいんじゃないですか?無人機なら生命被害はありませんから・・」




「どの道解体処分するんですよね?なら有終の美を飾るのがいいと思います」




これに対して反対の意見・・




「多大な貢献をしてくれた戦闘機を・・そんな扱いするのは気が引けます」




「引退しても解体して資源として使えるのだから勿体ないと思います」




・・・



意見がほぼ真っ二つなので幹部達も悩む、するとこれらを造ったライアン達、

彼ら彼女達は・・




「お願いです!これらの戦闘機に有終の美を飾らせてください!!!!!

何も活躍できず解体するのは・・何となくですが寂しく感じるのです、

今回は巫女さんの星を守るためです、機体達もその方が報われます」




・・・



この意見が全てとなり・・皆はそれを受け入れ準備を進める・・




「ちょっと待ってくれ!それだけでは不十分だ!」




と訴えてきたのは・・




・・・



卿魔族達の王、ケイオウだった。









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