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異空間探索する子供達と罠を仕掛けるマーティン達




俺とカラミティは異空間でボコボコに殴り合う、それをひたすら繰り返す、

一応仲介役としてダークがいるのだが全くの無視、離れで昼寝していた、

しばらくして起きた後憑依主のマムを呼びチェスをして遊んでいる。




「これでチェックメイト!」




「あっ・・ああそれは待ってくれ!」




「え~もう5回目だよ!ほんとダークおじさんチェス弱すぎ」




「そ・・そう言うな、これはこうして・・よしこれで再開だ!」




・・・




なぜかダーク側のキングが3つとなった変則チェスに渋々付き合うマムだった、

俺とカラミティは休む間も惜しみ殴り合う、すると原核に変化が現れた、

光と闇は相反してお互いを受け入れないと思っていたのだが・・




キュイイイイイイイイイイイ~~~~~ン!!!




光の原核は闇の陰を纏い闇の原核は光を纏っている、これはどうしてだろう?

だがお互いの原核は・・新たな力を纏ったようで潜在能力が向上している、

それに喜ぶ俺達2人、だが殴り合う必要はあったのかな?




・・・




ボコボコとなった俺とカラミティは一休み、それを見たダークが動いた・・




「ダメダークおじさん!もうすぐチェックメイトなんだから~!」




「すまぬ憑依主よ!我は彼らの手当に動かないと・・」




そう言いながらダークはマムを振りほどきどこかの穴に消えていった、

猛烈な不満顔のマム、どうやら変則のチェスでも圧倒していたらしい、

はぶて顔で俺の傍に来るマム、俺は用意していたジュースをマムに与える。




するとマムが・・当然の質問をしてきた!




「ねえコウお父さん達はどうして殴り合っていたの?」




・・・




そりゃ・・そうだよな・・なんで俺達殴り合っていたんだろう?




「深いことは考えるな、原核の力を引き出すのにはこれが一番いい」




・・・




当初もそう言われたので俺は深く考えずにカラミティと殴り合っていた、

そしてカラミティが語り出す、なんでもこれは昔祖母から聞いたらしい、

相反する原核の持ち主が交わると原核はとんでもない力を発揮できるらしい。



・・・



交わる?




・・・




「お前は昔軍人だったのだろう?なら拳で交わるのが一番だと思ったからだ」




昔のボクシング漫画じゃないっつーの!




軍人は普段殴り合ったりはしないぞ!




まったく・・




・・・







「おい、もし俺かお前かが異性だったらどうする気だったんだ?」




「そんなの決まっているだろう?深く身体で交わるだけだ!」




・・・




深く考えるとゾッとするので・・




俺は深く考えることはやめることにした。




すると・・この会話を聞いていたマムが俺に質問する!




「ねえねえコウおとうさん!身体で交わるってどうするの?」




・・・




君はまだ幼いから大きくなったら説明してあげるよ!




「たしか男女の身体が交われば子供が出来るんだよね?」




知ってるなら聞くなや!!!!!!!




まったく・・




ちなみにこの子はマム、マキシマムという名の8歳位の男の子なのだが・・

この子は俺とフェニックスのユイとの間に出来た子供、なぜか卵から生まれる、

ふ化したあと驚異的なスピードで育ち今は普通の男の子のように成長している。




一気にルア達に追いついたマムはルア達と同期となり普段は一緒に勉強、

ダークの憑依主となったことで彼の血は変化を遂げ特殊能力を新たに備えた、

それは異空間での目印、彼の血を飲んだ者は異空間から見つけられるのだ。




具体的には・・・




異空間には無数の穴がありそこを自由に移動出来るダークが検索する、

これらの穴は様々な場所に通じている、すると探したい相手がいる穴の中・・

これが光るらしくダークはそれを見て穴の中に入り相手を見つけられるのだ。




なので・・・




ダークとマムが他の星にいたとしても異空間から俺達を検索することが出来る、

今回は俺とカラミティを異空間に案内、すぐに検索できここに連れてきてくれた、

そのダークはしばらくしたら戻ってきた、俺とカラミティの治療で来たのは・・




・・・




「おう親父!ずいぶん傷ついているな!」




「お父さん大丈夫?今すぐ手当するからね」




「お父さん私が来たからには大丈夫よ!すぐ手当するからね!」




「コウ叔父さん!カラミティさん今すぐ手当てします!」




・・・



なぜか治癒魔法がイマイチなルアとソアラ、治癒系は得意のエナとカオル、

この4人を異空間に連れてきたダーク、なんでこの4人を連れてきたんだ?

まあ治癒系が得意のエナとカオルはわかるが・・ルアとソアラはなぜだろう?




すると・・・




「親父達が異空間で特訓してると聞いたから応援に来たんだぜ!」




「そうそう!愛しの子供達が応援に来たらお父さんも燃えるでしょ~?」




・・・




複雑な心境でルナの治療を受ける俺、カラミティはカオルが担当していた、

尚ルアとソアラはさっさと俺から離れ・・なぜか穴を見つめていた、

するとエナが俺の耳元に近づきこう囁いてきた!




「あのお馬鹿2人は異空間が見たいと前々からマムに駄々こねていたんです、

ですがマムは危険だからと拒否していたんですが・・」




「その後どうなったんだ?」




「誰か知り合いが異空間に行ったら案内すると言ってその場は切り抜けました、

ですが今回お父さんとカラミティさんが異空間で特訓してると聞き駄々りました、

約束を守らないと憑依主が危ないと感じたダークさんが連れてきたんです」




・・・




「経緯は大体わかった、だがなんでルアとソアラは異空間に来たがるんだ?」




「異空間には無数の穴があると聞いて2人の冒険心に火がついたのです、

もしかしたら・・どれかの穴に入ればお父さん達の世界に行けるかもと・・

そして自分達の知らない新たな漫画を読破するんだと意気込んでいるのです!」




漫画目当てかい!




・・・




まあ・・この異世界に来たライアン達が知っている漫画をほぼ描いている、

だが俺達が異世界に飛ばされた後に新たな漫画が次々と連載されているはず、

ルア達がそれらを見ているから新たな漫画に興味を持つのは当然だろう。




「ちなみに私とカオルはお父さん達の世界のアニメやコスプレに興味あります、

本来はエマお母さんとリリトさんが来る予定でしたが私達が割り込みました、

なので私達4人はマムとしばらくここに留まりお父さんの世界を探します」




なんじゃそりゃ!!!!




お前達もルアと似た考えなのかい!




このツッコミに対して・・エナは首を振りさらに語り出す!




「あっと勘違いしないでください、私達はあくまで趣味を追求するだけです、

でもあのお馬鹿2人は欲望のままに行動することを喜びと感じているのです、

なので危なっかしいから私達が監視もしているのです、そこが違うのです」



・・・



たいして変わらない気がするが・・




その後・・・




ワ~~~~~~~~~~イ(×4と複雑なマム×1)




治療が完了したエナとカオルはルア達と共に次々と穴を探索し始めた、

事前に準備していたようで小さく白い旗を次々と鞄の中から取り出す、

そしてダークがその都度穴に入り確認、子供達が旗に詳細を書いていた。




そしてその旗を穴の横に突き刺していく、こうして調べていくようだ。



・・・



無数にある穴を一つ一つ調べていく気か?




確かこの異空間は日に3時間しかいられないはずだろ?




もうそろそろ帰る時間だぞ?




「その通りだ!この日はもう終わりだ!すぐに戻るぞ!」




探索に飽きたダークが俺達を強制送還!尚調べた穴は24個だった、

結果は全部ハズレで単なる穴、子供達は落胆・・してはいなかった、

この戦いが終わったら再度調べ直すと意気込みダークに懇願していた。




なぜかダークは快諾、以降暇あれば異空間の穴の探索をしていた。




その頃・・




各種族は敵が攻めてくる前に穴の周りに罠を仕掛けようと提案する、

これを聞いたカナダ人軍人のマーティンが動き穴の周りに罠を仕掛ける、

彼は罠に関しては得意分野らしく様々な罠を穴の周りに仕掛けていく。




「敵は大勢だからな、規模も大きくしたほうがいいだろう」




一応魔物たちが通る穴は鉄板で蓋をして様々な魔法封印を施し防いではいる、

だが神級クラスの敵だとせいぜい30分が限度で吹き飛ばされてしまう、

これだけだと心細いということで周りに大量の罠を仕掛けることになった。




応援に来た妻のバイオレットも罠仕掛けのお手伝い、彼女は空間を操れる、

なのでマーティンの罠に加えある工夫、その内容はその都度お伝えしていく。




「ふう準備ができたな、急いでここを離れよう」




「ええそうね、急いで戻りましょう」




マーティンとバイオレットたちは急ぎ穴から離れ・・




2日後・・・




穴の奥にいる・・




魔物たちが再び動き出した。







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