サブマリンミサイル攻撃と一騎打ちに挑む俺コウ
ジン達配下隊長達は特攻を仕掛けてきた、射程距離に入ったら命を出す!
魔物達はそれに従い戦闘態勢、まず空を飛ぶ魔物は火球魔法を乱射しだした、
続いて海面から魔物達が次々と顔を出し大きく口を開き火の玉を吐き出す!
ゴォオオオオオオオオーーーーーー!!!
シュウウウウウウウウーーーーーーー
ブォオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーー!!!!!!!!
シーバジリスク達が一斉に火球を口から吐き出し無数の火球が飛んできた!
それらの火球は前方左右にいる軽巡・駆逐艦隊めがけて飛んでくる!!!
すぐさま各艦防御態勢、猛烈な火球が襲いかかってくる!
「全艦氷の盾前面展開、火球をはじき返せ!!」
キィーーーーーーーーーーーーーーン!!!!
バシュバシュバシューーー!!!!
ジューーーーーーーーーーーーン!!!!!
艦の前面に展開したアイスシールドが火球を弾き辺りには水蒸気、
これが辺りを包み視界はかなり遮られたがレーダーがあるから平気、
だが数が多く厄介だ、なので当初は艦砲射撃で蹴散らそうと考えたが・・
・・・
ルシファーの進言で理性のある魔物は捕獲する必要がある、なので・・
敵を一掃出来る艦砲射撃は威力がありすぎるので一緒に吹き飛ばしてしまう、
なので全艦狙撃モードに切り替え、兵士達もライフルランチャーを構える。
「駆逐艦隊は左から来る魔物を狙撃、駆逐します!」
「軽巡艦隊は右から来る魔物達を狙撃、駆逐します」
ザザザザーーーーーーーーーー!!!
軽巡、駆逐艦隊は全艦左右に分かれ狙撃態勢、皆スコープを見る、
俺達の世界では狙撃の場合ライフルの射程距離はおおよそ500m位、
ちなみにゴ●ゴ13に関しては約1km先から狙撃出来るようだが・・
・・・
これはこれですごいのだが・・
この異世界は魔法に加え人間以上の潜在能力を持つ様々な種族がいる、
さらに加え精密機器の素材が山ほどあるので高性能のスコープ類も作れる、
さらにさらにこの異世界で造る武器類はより高性能に仕上がっている。
そのため駆逐艦クラスでも狙撃レベルは戦艦に劣らない。
狙撃ライフルの射程距離は約5km、軍艦の砲なら約10km先を狙える、
ちなみに艦砲射撃の場合は着弾した弾が爆発するので遠距離でも威力は十分、
なので30km程度離れていても十分敵を殲滅できる。
だが今回は理性のある魔物は捕える必要があるので急遽艦砲射撃中止!
全艦狙撃モードで魔物を蹴散らし理性のある魔物は出来るだけ捕える、
それ以降に関してはルシファー達が任せろと言うので一任した。
尚ルシファー達は艦に籠もり気配を消す、バレたら敵が逃げるかもしれない、
他にも特級上位クラス以上の精鋭は艦の中に籠もりこれらも気配を消している、
これは配下魔物達に悟られないため、気づかれると逃げられるからだ。
「各戦闘機隊と精鋭隊に緊急連絡、作戦の変更をお伝えします!」
各旗艦は先行した航空隊に作戦変更を伝達、理性のある魔物は捕えよ、
旗艦からの指示を受けた各戦闘機隊は了承したと返答を伝達する、
同じように戦闘機の背中に乗っている天使族等の精鋭達も頷いた。
「お姉さま達聞きましたか?理性のある魔物は殺さないでくださいよ?」
「ええ変更は了承したわ、でも数が多いからまずは魔物を叩くわよ!」
「了解だ!旋回して横から攻撃する!」
キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!
戦闘機隊は一旦この空域から離脱、艦からの狙撃後左右から魔物を攻める、
駆逐艦隊と軽巡艦隊は潜水している魔物達を駆逐するため前に出る、
その後ろに戦艦隊、こちらは海面と空からの魔物を一斉射撃で蹴散らす!
「魔物達が射程圏内に入りました!」
「駆逐艦と軽巡艦隊は海底の魔物達を対潜兵器で蹴散らせ!」
「了解、新型誘導対潜ミサイル「サブマリン」発射します!」
ズシュシュシューーーーーーーン!!!!!
バシャバシャバシャーーーー!!!!!!!!!!!
駆逐艦と軽巡から無数の対潜ミサイルが発射され次々と海に潜っていく、
この対潜ミサイルはアメリカが開発したRUR-5アスロックを参考にしている、
だがアスロックは対潜水艦ミサイルだがサブマリンは生き物も狙える。
尚サブマリンミサイルは1m位の小型ミサイルで射程距離は約10km、
12連装多連装砲台に搭載され海中だけでは無く対空砲としても使える、
それと自動でミサイルを装填できるので複数の敵が来てもすぐ対応出来る。
「敵魔物を探知、サブマリン着弾します!!!!」
ぐ・・グワ???
スガガガガガガガガガ~~~~~~~~!!!!!!!
グギャアアアアアアアアアアーーーーーーー!!!!!!
海中にいる魔物達にサブマリンが着弾!次々と爆発し魔物達が消し飛ぶ、
腹の中にいた魔物も巻き添えを食らいこいつらも次々と蹴散らされていく。
「サブマリン連続発射!ソナーで調べたが海中には理性魔物はいない、
だから遠慮せずにドンドン蹴散らせ!それと岩陰に逃げた奴がいる、
こいつらはドローンで蹴散らせ、一匹残らず殲滅するんだ!」
「了解!サブマリン連続発射!ドローン隊は隠れた魔物を攻撃せよ」
ズシュシュシューーーーーーーン!!!!!
スガガガガガガガガガ~~~~~~~~!!!!!!!!!
グギャアアアアアアアアアアーーーーーーー!!!!!!!!
海中ではサブマリンが次々と魔物を蹴散らし隠れた敵はドローンが駆除、
駆逐・軽巡艦隊は瞬く間に海中の敵を蹴散らし全滅させた。
「ば・・馬鹿な・・海中の魔物が全滅だと???」
配下隊長達は驚きを隠せない、瞬く間に奇襲部隊を失い動揺している、
すると戦艦隊が前に出て各砲狙撃モードで撃ちまくる!
「各艦一斉攻撃!魔物達を撃ち倒せ!」
「撃ちかた~~~~~~はじめ!」
ズシュウウウウウウウウウウーーーーーーーン!!!!!!
ズシュシュウウウウウウウウウウーーーーーーーン!!!!!!
ギャア!!!
グェエエエエエエ!!!!
戦艦隊は狙撃モードで魔物を攻撃、後ろの重巡艦隊はレールガンで援護、
すぐさま左右から航空隊と天使族達が現れ挟み撃ち!
「戦闘機隊攻撃開始!海面の魔物を蹴散らす!」
「空にいる魔物は私達が引き受けるわ!」
ズガガガガガガガ!!!!!!!
「ハアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ズバァアアアアアアアーーーー!!!
戦闘機隊は機銃で海面魔物を蹴散らし空の魔物は天使族達が蹴散らす、
3Dセンサーで敵味方の判別が出来る艦隊は味方を避け魔物だけを蹴散らす、
それにしても驚きだ、高速で動いている天使族達には一発も当てていない。
「こ・・このまままでは全滅してしまう・・うう・・くそう~~!!!」
魔物達が次々と蹴散らされる姿を見た配下隊長達は焦りが止まらない、
しかし撤退すれば幹部達に殺される、だが目の前の敵は自分達より遙かに強い、
おそらく逃げても瞬く間に攻撃され殺されてしまう・・
・・・
理性の無い魔物達が俺達の攻撃で数を減らしていく、もう100体程度だ、
それらも反撃はするがアイスシールドの前には無力で次々と蹴散らされていく、
そして10分が経過、配下隊長達を除き魔物達は全滅となった。
・・・
後方にいた配下隊長達はテレパシーで会話、これを盗聴した俺達は攻撃を中止、
こいつらがどういう反応をするか・・
出来ればこのまま捕獲したいのだが・・
・・・
「おいどうするんだ?もう俺達しかいないぞ?」
「ああそれは分かっている、だがどの道俺達には逃げ場はない、なので・・」
「ど・・どうするの?」
「おそらく敵達もこの会話は聞いているはず、ここは俺に任せてくれ」
・・・
「ええジンわかったわ、私達の命貴方に預けます」
「そ・・そうだな・・俺達もお前に託すよ」
「ああわかった、皆は俺の後ろに集まってくれ」
「わかったわ」
配下隊長達はジンの元に集まる、ジンは東西南北のほぼ中央に移動、
そうして・・強大なテレパシーを放ち俺達に訴えてきた!
!!!!!!!!!!!
「聞こえるか勇者どもよ!俺は貴殿達の代表と一対一の勝負を望む!
図々しい願いだが俺が勝ったら・・残る仲間だけは見逃して欲しい」
・・・
ジンは一対一の勝負を訴えてきた、これに関してはある程度予想済み、
これだけ劣勢でも逃げないジン達・・いや逃げられないのだろう、
彼らにはもう戻る所は無いようだ・・
・・・
ジンは上級クラス、特級クラスでも余裕で勝てる相手ではある、だが・・
ここは総司令官が挑むべきだと皆は悟り立候補者はいなかった。
・・・
「ここは俺が行く、いや行かせてほしい!」
「ああ異論は無いぜ」
「あなた気をつけてね、油断したらダメよ!」
「ああわかっている、気合い入れて挑むよ!」
俺コウは・・・
戦艦大和の甲板に移動、ブルーアイズが翼となり・・
・・・
ジンの待つ空に向かって羽ばたいていった!