その名は「サンクチュアリ」神族管理の海の聖域
ある程度予想はしていたが・・俺の予想を遙かに上回る進撃に賛成メール、
反対は手の指が十分足りる数しかなく俺を含む幹部は・・決心した!
ここで俺・・をお尻で押し潰すレイナ、急ぎ旦那に宣言を催促した。
カオスは妻の催促に頷き・・進撃を宣言する!
「皆の者!我らはこれより未知の種族を救援するべき行動を開始する!
現時点考えられる準備を万端にして備えて欲しい!時間がない!行動開始!」
オオオオオオオオーーーーーーーー!!!!!!!!!
各地の種族は急ぎ戦闘準備!まず店は即閉店・・ではなく本日まで!
長期戦になるかもしれないので皆収納魔法に食料を詰め込んでいく、
そして食事、当分食べれないかもしれないので店は超満員だった。
ちなみに俺の鮪の店も満員御礼、だが管理は一時的に各地の幹部に移行、
俺が現地に向かえないので幹部に店の管理を頼み幹部達も頷いていた、
だが・・全員陰でニヤリと笑っていたのはなぜだろう?
いったんこれはさておき・・・
神魔瓊石の3石は・・
感謝らしき光を各地に送り・・同時に空間封印の鍵の大体の位置を照らす、
その光を見た各種族は捜索開始!次々と空間封印の鍵が見つかっていった、
そしてキアーラの星ではなぜか軍艦を隠している地底湖を照らしていた。
・・・
訓練中だった第7艦隊はその光を見て・・・
・・・・
全艦訓練中止、まあ神魔瓊石の言葉を聞いていた時は一時中断していた、
この光を見たサユミとタケシはもう隠せないと悟りヘイゾウお兄さまに電話、
ヘイゾウお兄さまも了承し秘密の地底湖の入り口を開放するよう命じた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
やっぱり!と無言で語る12天聖とテティス達は地底湖ドックに向かう、
奥に入ると信濃と同じクラスの原子力空母の存在に驚きを隠せなかった、
他にも隼鷹と飛鷹、時雨を見てヘイゾウお兄さまの考えを悟ったようだ。
バッシャーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!
12天聖とテティス達は急ぎ地底湖の底を調べる、するとシレーナが発見!
最後の空間封印の鍵を手に入れ一行は信濃に戻り急ぎシャワーを浴びていた、
そして落ち着いたあとリィブラがアテナに電話、経緯を細かく話した。
それを聞いたアテナは・・
「その4隻を急ぎ聖域の下まで持って帰りなさい!」
「り・・了解しました」
グォオオオオオオオオオオーーーーー!!!!!!!!!!!!
アテナの指示に従い12天聖は新たな4隻をドックから急ぎ出港させた、
隼鷹と飛鷹、時雨は第7艦隊より小型だが原子力空母は引けを取らない、
その雄々しき姿は第7艦隊と同格と言っていいほどの巨体ぶりだ。
ゴオオオオオオオオオオーーーーーーー
第7艦隊と新鋭艦・・と言っていいのかな?急ぎルーム国に戻っていく、
そしてルーム国から10km程離れた海域の空中に浮いている聖域、
その下まで戻り・・その姿を見たアテナ達は即座に降りてきた。
「こ・・これが異世界の原子力空母というものね」
「ああ驚いた、第7艦隊の5隻にも驚いたがこいつは引けを取らない」
神族7人・・いや7柱は原子力空母の甲板に降り立ち・・
分散しながら他の3隻を入念に観察、そして原子力空母に戻り何やらヒソヒソ、
そして全員が頷き艦長室に移動し通信カメラに向かって・・
宣言をする!
「この原子力空母の名はサンクチュアリ!海の聖域として我らが管理します!
これよりサンクチュアリと隼鷹、飛鷹、時雨は神族艦隊として防衛に徹します、
各種族は必要最小限の軍隊を除き未知の種族の救援に向かってください!」
エエエエエエエエエエエエエーーーーーーー????????
突然の発表に驚く各種族、それもそのはず神族が原子力空母を管理するだと?
各種族は驚いているが俺とヘイゾウお兄さまは・・やっぱりの顔だった、
神族が管理するのは想定外だったが・・にしてもどの道没収される運命だった。
だが・・
当初からこの4隻は万一に備えての艦として隠していたので・・
・・・
ある意味これは軌道に乗ってるかもしれない、神族が管理する切り札でもある、
神族は他の異世界や星などには基本介入出来ない、まあ隠れることはあるが・・
だがこの異世界を守る存在としては最高位だ、一番安心できる存在だろう。
まあ・・
没収は悔しいが今は緊急事態、この問題が解決したら返却してくれるだろう、
何しろ神だからな、神が人間の持ち物を勝手に没収するとはしないだろう、
だが念には念を入れ手紙を書いて返すよう念押しすることにした俺だったが・・
・・・
神族7人は手紙は受け取ったがそのまま未整理の書物に混ぜ記憶を消していた、
なので俺の手紙はすっかり忘れさられ各自気に入った部屋で満面の笑み、
さらに12天聖の部屋もそれぞれ用意されていて皆喜んで使っていた。
・・・
このためにライアン達はこの空母を豪華仕様にしていたのかな?
・・・
今は深く考えないことにした。
各種族はこの命に従い各地の軍隊は自陣を守る軍備を除きルーム国に向かう、
100隻を超える艦隊がルーム国周辺の海に集結、その光景は圧巻そのもの、
そして神魔瓊石がルーム国から少し離れた島に移動し・・光り出した!
キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!
すると空間封印の鍵が一斉に皆からの手から離れ神魔瓊石に向かっていく、
それらが光の中に吸い込まれていく・・・
ギュルルルルルルルルルルルル~~~~!!!!!!!!
まるで空間をねじ曲げたような音が辺りに響く、耳を塞ぎたくなる音量だ、
しばらくすると・・まるでオーロラのような巨大な光の幕が現れた。
「これで開通した、勇者達よあとは頼む・・・」
3つの神魔瓊石は力を使い果たしたかのようにルーム国に落ちてきた、
それらを神族が回収したあと・・まず先陣を切って第7艦隊が動き出す!
「第7艦隊出撃!未知の種族の救援に向かう!」
第7艦隊の5隻は先陣を切って・・
光の幕に向かって動き出した!
ズシュシューーーーーーーーーーーーー!!!!!
光の幕の先は未知の星の海、ここも海が大半を占めてるようだ、
だが艦のレーダーでも陸地の反応がない、相当離れているようだ、
さて困った、どの方向に向かえばいいのか悩む・・・
・・・
このとき状況を知ったナターシャお姉さまから緊急連絡が入る。
「こんな時の為に用意していたのがあるのよ、今すぐ向かわせるわ!」
?
とっておきって何なんだろう?
その時光の幕から・・
ズシュシューーーーーーーーーーーーー!!!!!
後部を広範囲の甲板に改造された輸送重巡が来た、それも12隻、
改造重巡は3隻ずつ横並びとなりお互いをい固定して巨大な甲板が出現、
そうして何やらを組み立て・・簡易人工衛星打ち上げ発射台が完成した!
「これで人工衛星を4基打ち上げるわ、軌道に乗ればスマホも使えるわよ!」
!!!!!!!!!!!
これは大いに助かる、人工衛星が使えるなら陸地の捜索も容易だ、
さらにスマホが使えるなら分散した仲間との情報交換も容易になる、
俺達はその改造重巡に期待を膨らませ・・すぐさま発射された!
ドシュシュシュシュ~~~~ン!!!!
人工衛星を乗せたロケットが4基打ち上げられ成層圏を越えていく、
10分後全基軌道に乗り・・スマホが圏内となり衛星カメラも作動し始めた、
すぐさま陸地を探す第7艦隊、南に約500km先にハワイ位の島があった。
そこにカメラを向けると・・
・・・・
ゴワアアアアアアアアアーーーーーー!!!!!!!
ギャギャギャギャギャーーーーー!!!!!!
猛獣と魔物達が陸と空から精霊・・族かな?それの村を襲っている、
男達は次々と倒れているが特殊結界を展開してなんとか凌いでいる、
だが党首らしき女性が展開を続けなんとか凌いでいるが疲弊が激しく・・
・・・
あれだと数時間で倒れそうだ。急ぎ助けないと全滅してしまう。
それを見たエリーナがすぐさま命を発する!
「第7艦隊全速前進!あの島にいる未知の種族を助けに向かいます!」
「了解です!!!!!!」
武蔵艦長エリーナの号令と同時に・・・
第7艦隊は南の島に向かって・・・
ゴオオオオオオオオオオーーーーーーー!!!!!
猛烈なスピードで海を駆けていった!




