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新たな爵位の検討と見抜かれた偵察隊




偵察隊は大雨に紛れ海賊がいるであろう島に向かって泳いでいく、

正直危険なので偵察隊は出したくなかったが他に方法が無かった、

早く仲間を助けたい獣妖族に・・心理的に押されたせいもある。




・・・




あれ?




ガルーダのカオスとスカイドラゴンのアトラス、エニウェアのカラミティ、

さっきまでこの3人はいたのに?いつの間にかいなくなっていた???

もしかして偵察隊と一緒に行ったのか?だが一体どうして?





ウフフフフ・・・・




残ったグリフォンのレイナが笑いながら戸惑う俺に尋ねてくる。




「うふふ・・そんなにカオス達が気になるの?」




「ああそれはもちろんだ」




「実はね・・私達新たな爵位を考えたのよ、あなたと一部を除いた爵位をね、

あまりにも種族が増えたから統制をとるためにも爵位を設ける必要があるの、

その最高峰を今私達が取り合う状態なの、なので皆手柄が欲しいのよ」




「どんな爵位なんだ?」




「まず最高峰の九聖王、次に聖騎士、それと聖戦士と三種類を考えているわ、

最高峰は9人だけど聖騎士・聖戦士に関しては人数制限は授けていないの、

あまり複雑にするとややこしくなるから当面はこの三種類に絞ったのよ」




「なるほどな、その最高峰をカオス達が狙っていると?」




「ええそうよ、それと最近の彼らは事務仕事が多くて腕が鈍っているわ、

今回の救援の話を聞いたからこれ幸いと動いて手柄を挙げようと思ったの、

まあ相手が卿魔族の可能性もあるから部下では心細いからと自ら動いたのよ」




「大体察しがついた、だがなぜ俺と一部は除外なんだ?」




「あなたの場合意表を突くことが多いから爵位与えたら戸惑い躊躇するでしょ?

それだと自由な発想が出来にくいから・・逆に足枷になるから省いたのよ、

まああなたは基本ほったらかしの方が私達も気が楽だから蚊帳の外にしたのよ」




そういう所まで俺を省くのはやめてほしい・・




「で?俺以外に爵位を省いたのは誰なんだ?」




「まず神族ね、特殊な存在・・別次元の存在だから恐れ多くてね、

次に各地の王、例えるとルーム国王のようにその地を治める存在ね、

それと誰かに嫁いで子育て最中の種族は落ち着くまで例外としたの」




「そうなると種族は限られるんじゃないのか?」




「ええそうね、だから今回の爵位に関しては基本男性の為の爵位なのよ、

まあ各地が落ち着いたから事務仕事の鬱憤を晴らすためでもあるけどね、

でも私は日々鍛えてるから最高爵位の特別顧問として地位を確立してるわ」




「それはすごいな、どうやって鍛えているんだ?」




「毎晩風呂上がりに裸でパピーター大魔王人形を蹴り飛ばしているのよ!」




・・・




「かなり過激に鍛えてるから爵位は当然・・あら私の裸見たいの?」




「いえ・・ご遠慮します」




長い付き合いではあるが・・




レイナのこの辺は未だによくわからん・・




これはさておき・・




目線を偵察隊に向ける、大雨に便乗したのが幸いして気づかれず侵入、

捕らわれた帆船艦隊はすぐ発見出来たが・・内部はもぬけの空だった、

既に乗組員も荷物も他に運ばれていた、なので偵察隊は別を探した。




所々警備兵がいるであろう小屋があった、だが緊張感は無く居眠り、

この大雨は夜まで続いたので警備兵は暇そうに小屋に閉じこもっていた、

なので移動は容易、所々トラップがあったがこれはカオスが無効化にした。




島が広いこともありここからは3班に分かれて捜索することとなった、

1班隊長はカオス、2班隊長はアトラス、3班隊長はカラミティとなる、

ちなみにジャンケンで負けたカラミティは3班となり悔しがっていた。




「うう・・俺は1が付かないと悔しいんだ・・・」




・・・




どうでもいいカラミティの拘りはさておき・・




1時間後・・・




辺りは暗くなり大雨も収まった、ここからは夜間スコープの出番となる、

しばらく歩いていると各班洞窟の村を見つけ海賊達が大勢行き来していた、

海賊達は村のアジトで戦利品を飲み食いし女は舞台で踊り大賑わいだった。




スコープで見る限り種族は人間と獣人系、そのハーフの感じが多かった、

他にも配下種族らしき・・熊や豹に似た猛獣系が多数村を歩いていた、

あまり近づくとこれらに察知されるので遠距離から盗聴することにした。




フシューフシューーーーーーー!!!




ヒュン!!ヒュン!!




偵察隊は吹き矢や弓等を使い村のあちこちに盗聴器を飛ばしまくった、

そしてさらに村から距離をとり海賊達の会話を念入りに聴いていた、

ほとんどがどうでもいい雑談だったが・・




「カオス隊長!この会話は何か違います」




「よし全員この会話の聞き取りに集中しろ、些細な事も聞き逃すな、

それと他の班にも転送しろ、場合によっては合流するかもしれん」




「了解です!!!!!!!」




1班のカオスが指示を出し警備を除き皆は会話に集中、すると・・




「いや~~大戦果だな、これもあんたらのおかげだよ」




「フフフ・・この位お手の物ですよ」




「あんたらの幻惑魔法には驚いたよ、あの獣妖族達が手も足も出なかった、

おかげで俺達は大量の積み荷を手に入れウハウハだ、ほんと感謝してるよ」




「いえいえお互い様ですよ、私達も突然ここに飛ばされましたからね、

あなた達がすぐに受け入れてくれたので容易に衣食住が手に入りました、

このご恩は忘れません、いつでもご用命ください」




「フフフ・・これからも頼むな・・」




「ええそれはもちろん」




なんか海賊と未知の種族が手を繋いでいる感じがした、さらに・・




「さて・・あいつらをどうするかだな・・」




「ああ捕えた獣妖族達ですか?それならいい案があります」




「うん?それはどういう案なんだ?」




「ええおそらく近くにお友達が近くに来ているようなので利用しましょう、

彼らを盾にすれば手出しは出来ないでしょうから・・」




これを聞いたカオス達は・・




「き・・気づかれたのでしょうか?」




「ああそのようだな、全員戦闘態勢!それと母艦にも詳細を送れ!」




「了解、内容をメール転送します」




謎の種族はカオス達の侵入には気づいたようだが・・




既に人工衛星を打ち上げネットが使える俺達の情報力に関しては・・




「ウフフフフ・・・・お友達は焦らずじっくり捕えましょう」




気づいてないようだ、これが今後の戦局に大きな差が出ることになる。




その後カオス達はスマホで連絡を取り合い・・村には捕虜がいないと判断、

第2班が末端の会話を聞き取り島の反対側の洞窟に幽閉されていると確認、

なので一時撤退、だが岩陰や草むらなどに盗聴器とカメラを仕掛けまくった。




さて・・カオスたちはどこに逃げる気・・いや島の反対側に向かった、

会話を盗聴されてるとは思わない海賊達の盲点を突くため緊急移動、

偵察隊のほとんどは飛べるのだがトラップを用心して迂回しながら走る。




10分後・・




一番近くにいたカラミティ隊が見張りを一掃、洞窟にいる獣妖族を見つける、

だが数が多い、百人以上いるので無理に移動すると気づかれると判断、

さらに幽閉されている獣妖族は瀕死状態、水以外何も口にしていなかった。




これに悩むカラミティ、何かしらの輸送手段がないと海賊に襲われる、

これだけの瀕死者を運びながら守るのは至難、さらに今回ヘリがない、

各艦広範囲を探す予定だったので垂直戦闘機しか搭載してなかった。




しばらくしたらアトラスたちも来た、瀕死者を見てまずは非常食を与える、

ただ牢からは出さない、下手に動かすより牢の中の方が安全だからだ、

そうしているうちにカオスたちも来て・・3人は相談を始める。




「どうする?この人数を守りながらは戦えないぞ?」




「ああそれは同意見だ、なので発想を変えよう」




「何かいい手があるのか?」




「ああ第7艦隊に連絡して村に艦砲射撃を行ってもらう」




「威力がありすぎるんじゃないか?いくら海賊でも非情すぎるぞ?」




「なあに、爆発させずに気を引いてもらえばそれでいい、そしてな、

どれかの艦に迂回して迎えに来てもらうんだ、これが一番手っ取り早い」




「海賊はそれで何とかなりそうだが・・謎の種族はどうするんだ?」




「そいつらは俺たちが叩きのめす!!」




「なるほど・・いい案だ」




「その案に同意する」




・・・



どー聞いても作戦とは言えない無謀とは思うのだが・・




・・・




カオスたちは・・




「ふふふ・・腕が鳴るぜ・・」




「ああ楽しみだ、久々に暴れられるぞ!」




「おい一人で全部倒すなよ、俺の分も残しておけよ」




・・・




殺気を放つ彼らを見た配下の種族たちは・・




・・・




別の意味で恐れていた。








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