過激すぎる営み誘導と衝撃波砲の試射準備
挙式が済んだ俺達は急ぎ高級ホテルの最上階に向かった、
そして東西南北の部屋を用意、ここに花嫁達がそれぞれ待ち構える、
尚順番は俺が引くクジ、だがだれがどこにいるのかはわからない。
頭のたんこぶはメイドさん達の治癒魔法で治してもらっている、
だが心の準備が全然出来ていない俺は正直逃げ出したい気持ち、
事前に聞いていたとはいえいきなりの営みはさすがに気が引ける。
そう考えていた俺に・・
メイドさんが今後の予定を書いた紙を俺に手渡した。
それによると・・
● 東西南北を書いたボールが入った箱を引き入る部屋を決める。
● 営み時間は1人1時間、30分の休憩後次の部屋を決める。
● これを繰り返し本日中に4人と営みを済ませる事。
● 二日様子を見て妊娠の兆しが無ければ繰り返しとなる。
● 4人とも妊娠を確認したら営みは終了となる。
● 食事と睡眠は普段通り、尚添い寝相手は俺が選べる。
● 添い寝の間も営みは可、但し営みをしたら添い寝交代となる。
● その他状況に応じてメイドさんが判断し対応する。
・・・
完全に子供作りの段取り満載の予定表を見て俺は思いっきり引いた、
なんでここまでして子供を求めるのだろう?それも二日以内って・・
・・・
まあイザベルやビアンカ、桜咲さんは俺と営み後2日で妊娠している、
それを見たミラ達も営み後2日で妊娠すると考えたのだろう、なので・・
早く子供がほしい4人はさっさとヤッてしまって子宝を授かりたいそうだ。
・・・
ちなみに妊娠後子供の管理は妻達が行い俺は完全に蚊帳の外扱いとなる、
先で子供が望めば面会などは許可するが俺は基本子育てには介入出来ない、
その理由は魂の縛り、ライアン達を俺の魂と絡め繋ぎ止め異世界に留める。
この異世界では魔力が充満してる影響なのか人間でも寿命はかなり長い、
だが俺もいつかは死ぬのでその場合魂の絡みは解けライアン達の魂は散る、
そうなると今まで培ってきたあらゆるものが維持できずいずれ動かなくなる。
そうなると・・
以前の混沌とした異世界に戻り争いが絶えない世界に戻ってしまう、
それを危惧した各種族はなんとしても俺の後釜を欲しがっていた、
だが誰との子供がその役割をするのかは・・現時点わからない。
なので数で対応するしかない、さらに俺コウには子育てはさせられない、
俺の性格からして子育てをさせると愛情を注ぎまくり女性を求めなくなる、
なので営み以外俺はほったらかし、用事以外は距離をとることとなる。
それはミラ達もわかっているので・・妊娠後は俺と距離を置くそうだ。
・・・
ほんと俺はマジで種馬だけの夫なんだな・・
「今更何言ってるんですか?まだまだコウさんには頑張ってもらいますよ!」
こう厳しい口調でいうのはメイドさん、目の前には4人並んでいた、
見た感じエルフ系のようで4人ともなかなかの美女ではあるが・・
なぜかメイドさん達は突然照れた顔をして俺に向かって語り出す!
「み・・ミラさん達が済んだ後は私たちと挙式を挙げてくださいね」
はい?
「私たちもコウさんに嫁ぐ決意をしましてこの度了承されました、
なのでミラさん達の妊娠が確認出来ましたら次は私たちです、
具体的な流れはミラさん達と同じです、頑張ってくださいね!」
・・・
さらに妻が増えた俺は・・もう何が何だかわからなくなってきた、
深く考えても落ち込むだけなので俺は決意し箱の中ならボールを引く、
ボールに書いてあったのは北、なので北の部屋に俺は向かった。
「北」の部屋に俺は入りベッドに向かう、そこで見たものは・・
・・・
グォ~~~~~ガオ~~~
・・・
ベットに大の字となって下着姿で寝ているミラが大いびきをかいている、
警戒心0のその姿に色気は全く感じない俺、恥ずかしいので布団を・・
「ちょっと待ってください!!!!」
布団を掛けようとする俺をなぜか止めるメイドさん、そしてこう語る!
「コウさん起こす必要はありません、このままヤッちゃってください!」
はい??
「コウさんがどの部屋に入るのかは誰にもわかりませんので皆眠らせました、
場合によっては6時間後になる可能性もあるので皆に睡眠魔法を使いました、
長々と待つのは退屈だから寝ていた方がいいと本人達も了承しています」
・・・
「ちなみに順番が来た場合寝ててもヤッていいとの許可はとってあります、
なのでコウさんは深く考えずに下着を脱がせて一気にヤリまくってください」
・・・
猛烈に呆れた俺は・・さすがに新妻を寝ている間に襲うのは躊躇する、
なので起こせとメイドさんに指示、メイドさんはなぜか不満げな顔。
「コウさん考え直すなら今のうちですよ!」
「なにを考え直すんだ?」
「よく考えてください、今ならコウさんの思い通りにヤレるんですよ?
目が覚めたら何だかんだと面倒くさいでしょ?今なら好きに出来ますよ?」
・・・
まあ一理はあるかもしれないが・・
・・・
さすがに俺は挙式を挙げたとはいえ無防備の女性を襲うのはいやだ、
なので断固拒否、同じ営むのならお互い本気で愛し合いたい!!!
俺はそうメイドさんに伝える、メイドさんは不満げに舌を打つ!
「ちっ!面倒くさい男ね・・」
しっかり聞こえているぞ!!!!
よく考えたら・・当然だがメイドさん達とはまだ挙式は済んでいない、
今までの言動から見て相当めんどくさい性格なのはなんとなくわかる、
だから彼女達はまだ妻ではないので断ることも当然出来る・・
むっちゅーーーーーーーーー!!!!
!!!!
いきなりメイドさんが猛烈なキスをしてきた、すっかり油断した俺、
驚くべき早さで4人とも俺との口づけ!そうしてこう語る!
「私たちき・・キスしたんだからもう妻も当然ですから・・」
・・・
もう何も言えない俺、とりあえずミラは起こしてくれと懇願する、
さすがに無防備な女性を襲うのは俺は出来ない・・
・・・
「わかりました!!まあ私たちはそんなあなたに惚れたのですから・・」
メイドさんは睡眠魔法を解除、次の瞬間ミラは起きメイドさんは部屋を出る、
下着姿で足を組み俺を見つめるミラ、笑いながら語り出した。
「アハハやっぱり起こしたのね、なんかショックだわ~私って魅力ないの?」
「そんなことはない、ただ本気で愛し合いたいから起こしただけだ」
「コウさんってほんと単純なのね、時には好きにしていいのよ?」
「それも考えたが・・俺には出来そうもない、わかっているんだろ?」
「ええそうね・・初めて会ったときからそれは感じてたわ」
・・・
俺はミラノ隣に座り・・彼女は俺に寄りかかり静かに口づけを交わす、
俺はミラを抱き・・本能のままにミラを求めミラも俺を求めた、
激しく悶える彼女を抱きしめ俺は昇天を繰り返した。
その頃・・
軍艦整備港で改装を受ける第7艦隊、すると戦艦武蔵が出てきた、
しかし主砲は3番主砲のみが乗せられ前の主砲は外されたまま、
どうやら主砲の試射をするようだ、離れた所にアリエスがいた。
「ヘイゾウさん的の準備が出来ました!」
「ああありがとう、発射の前に合図するから離れてくれたまえ」
「わかりました、お待ちしています」
アリエスは山の奥深くから直径100mぐらいの岩を運び浮かせた、
それを洋上の上に固定し周りの生物に距離を置くよう指示をした、
天聖族のアリエスの言葉に従い周りの生物は岩と距離を置いた。
戦艦武蔵の艦橋で指揮をとるエリーナ、主砲が静かに動き出す・・
「3番主砲発射用意!目標アリエスさんが用意した巨大岩!」
「了解!衝撃破砲カードリッジ弾装填します!」
新たに開発された衝撃破砲のカードリッジ弾が主砲に装填される、
主砲は微調整を行い・・照準がロックオンされいつでも撃てる、
念のため再度確認、どこも問題が無いことを確認し発射準備完了!
この光景を息をのんで見守る卿魔族と獣妖族達、共に興味津々、
特に卿魔族のマーリットは以前戦艦三笠の艦砲射撃を体験している、
それを遙かに超える主砲の試射と聞き懇願して武蔵に乗り込んでいた。
発射を待ちわびるマーリット、するとエリーナが近づき・・
「よかったら発射の号令してみませんか?」
「えっ?いいのですか?」
「ええかまいませんよ、是非号令をお願いします!」
「わ・・わかりました!」
マーリットは艦長席に座りモニターを見る、準備は万端のようだ、
そして・・
「主砲発射!!!!!!」
ゴギューーーーーーーーーーーーン!!!
ギュルルルルルーーーーーーーーーー!!!!
武蔵の3番主砲から放たれた衝撃破砲は絡みながら目標に向かい・・
カッ!!!!!!
着弾!すると巨大岩はみるみるうちに赤くなっていき・・
次の瞬間!!!!!
ドガガガガガガガガガーーーーーーーーン!!!!
跡形もなく巨大岩は砕け散った。