表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
467/793

同盟種族の大商談会と蚊帳の外の俺




俺達は先般馨響族領地・・僻地でいいから貸してくれと頼んでいた、

それを覚えていたイザベルはある端の大地を俺達に紹介してくれた、

この地なら好きにしていいと・・その土地に俺は来ている。




同行はお供達と他に・・




・・・




「ワンワン!(訳 コウよ新たな仲間だ。ぜひ受け入れてくれ)」




「ケェェェェェーーー(訳 え・・えへへへ・宜しくね)」




「ウキキキーィ (訳 お・・お世話になります) 」





・・・




俺の目の前には・・




サユミ達が雉に封印した破壊神、リィブラ達が猿に封印した破壊神がいる、

この2体はコロと知り合いらしく経緯の説明を受け俺達のことを理解した、

だがこの姿では生き延びる事が難しいので俺のお供に加えてと懇願してきた。




・・・




犬?雉?猿?




・・・




完全に桃太郎じゃないか!




なんで俺のお供は動物系ばかりなんだよ!!!!!!!!!




ちなみにヘミニ達と対峙した破壊神は田所静子さんという女性に摂りつく、

彼女は謎の鍵を持っていた、調べた所特殊な能力があるらしいのだが・・

それが何かがわからない、神族に尋ねようと思ったが現在全員寝ている。




ゼウス達男性陣はわかるんだが・・なんでアテナ達も寝ているんだ?




・・・




詳細を聞くとなんかヤバい予感がしたのでほっとくことにした。




当面田所さんはヤマダさんのいる東の大陸で生活するそうだ、それと・・

俺と戦ったルシファーは西の大陸にいるカオスの城でしばらく暮らすそうだ、

これはカオスの要望、破壊神の情報が知りたいので来客扱いとしている。




・・・



田所さんはともかくルシファーは傍にいてほしかった俺なのだが・・




・・・




先にカオスが連れていきルシファーも満更ではなく快適に暮らしている、

なので俺に関してはほったらかし、一応呼んではみたがカオスが遮った、

破壊神の情報収集に不可欠だからと俺の申し出をシャットアウトした。




・・・




破壊神の情報収集なら雉や猿でもいいのでは?




言葉を喋れない動物は貴方が扱ってとレイナが俺に2匹を押し付けた。




・・・




なんとも言えない俺、というのも2匹は涙目で俺に訴えてきているからだ。




「ケェェーーーェェェーーー(訳 そ・・傍に置いてください)」




「ウキキーーキーィ・・(訳 す・・捨てないで・・)」




・・・




頭を下げ必死で懇願する2匹、とても元破壊神とは思えない悲愴ぶりだ、

さすがに見殺しには出来ないので俺は了承、雉と猿は猛烈に喜んでいた、

俺のお供が新たに2体増えた、メンバーは以下の通りとなる!




● ブルーアイズグリームドラゴン3体。



● サーラのお供だったホーリーキマイラ猫1オス



● フェニックスの島で見つけた雄猫2匹。



● カウノス達の星のウサギに似た希少動物ピンキー(オス)。



● カウノス達の星のリスに似た白いラッドル(オス)。



● 雉に憑依した元破壊神(下級)



● 猿に憑依した元破壊神(下級)



● 柴犬のコロに憑依した元破壊神(下級)




・・・




ほんとに桃太郎みたいだな、俺は先で旅に出て鬼でも退治するのか?

まあ深く考えない、妻達は営みだけですぐ離れ俺はほったらかし、

1人だとめちゃ寂しいので動物系でもお供は多い方がいいだろう。




ちなみにルーム国には各種族の幹部が大集結、光輝族と聖皇族、

馨響族や威凛族、地底人やデーモン等各地の種族の幹部が集まった、

さすがに人数が多いのでサッカースタジアムを臨時の会議場にした。




「これより特大サミットと大商談会を開催いたします」




各種族の幹部が勢ぞろいしたサッカースタジアム、皆の気合いが半端ない、

まず新たに同盟に加わった馨響族王が挨拶、続けて威凛族王が挨拶を始める、

2人の王は自国の現状を紹介、各種族に欲しい援助と物資を懇願していた。




続けてイザベル、キアーラ、神官数名が担当区域の地形を地図で紹介した、

先般西と東の大陸の高速列車を見て自分達の地域にも欲しいと言ってきた、

他に民衆にもスマホ等の通信設備や食事関連の援助を各種族に要望した。




その後各地域の幹部が担当区域を紹介、特産品や資源・技術等を紹介、

一通り紹介が済んだ後一旦休憩、その後はフリートークに切り替えた、

馨響・威凛族の幹部は分散して各地域の幹部と挨拶を交わし商談を始める。




他にも光輝・聖皇族や地底人、デーモン等の幹部も分散し商談開始!

その取引内容は様々、一例としてカオスと威凛族王の話を紹介する。




西の大陸のガルーダ王カオスと話し合う威凛族王、内容は艦船の話だ、

俺達がキアーラの星に行っている間カオスは領地に巨大な整備港を建設、

彼が指揮する第4艦隊は数が多いので全艦まとめて整備するためだ。




この整備港は艦の大改装も対応、西の大陸でも改装が可能となった。




これを聞いた威凛族王、自分達が持つ軍艦を何隻か買ってほしいと言う、

ただ対価は整備した艦、例えば古い艦を10隻譲渡して整備してもらう、

そうして最新鋭に改装した艦4隻を対価として欲しいと交渉してきたのだ。




威凛族は多数の艦を持っているがほとんどが旧式なので性能が低い、

俺達の無人島を手に入れ改装は可能となったが一度に3隻が限度だった、

これでは時間がかかりすぎるので別の方法が無いか模索していた。




対するカオスは・・




こちらも旧式ではあるが複数の艦が手に入るのは歓迎のようだ、

彼らは北の大陸も監視対象なので今ある艦だけでは不足を感じていた、

なので4隻返しても改装艦が6隻手に入るなら頷ける商談だった。




他にもギルドの幹部が馨響族幹部と対談、こちらは通貨の話のようだ、

俺達の現金やスマホチャージで商談できるようにするシステムを提案、

例えば質屋を設け宝石等と現金を交換して通販でも対応できる案を話す。




馨響族はこの案に前向き、物々交換では運ぶ手間が大変なので頷いていた、

それと通信・・特にスマホは喉から手が出る位欲しがっていた、なので・・

自分達の領地で取れる資源を紹介、通貨と交換できないか相談していた。




こんな感じの相談・商談が交わされ各種族は新たな取引開拓に燃えていた、

ちなみにエニウェアの幹部も来ている、こちらも新規取引先を探していた、

カラミティが乗り遅れるなと幹部に進言、急ぎ動き挨拶を交わしていた。




尚俺は・・




この大商談会が開催されてることは知っている、だが参加は妻達が猛反対、

俺は神族扱い・・さらにパピータ大魔王の崇拝心を恐れた妻達が追い出した、

俺は特殊な存在だから商談の邪魔だと聞いたイザベルが僻地を紹介したのだ。




というのも・・




上位破壊神を倒した俺、単純な強さならアテナ達神族も驚異とするレベル、

そんな俺が商談に参加すると相手が断れないので言いなり状態となる、

それでは対等な関係は築けないからと言って俺は蚊帳の外扱いとなる。




・・・




俺はいつも蚊帳の外扱いでめちゃ寂しいのだが・・




・・・




まあ確かに今の俺は驚異的存在、商談でも相手が尻込みするのはわかる、

それと妻達は俺の知らない末端の種族の管理もしている、なので・・

前のrcブランドの例もあるから俺は関わらない方がよさそうだ。




と気持ちを切り替え・・




イザベルから紹介した端の大地、例えると南米大陸の南端のような感じ、

アルゼンチンとチリの南端で少し弧を描くような大地・・大陸なのかな?

少し寒いが平地が多く地平線も見える広大な地で馨響族の末端の領地だ。




その反対側に・・・




鏡面したような地がある、こちらは威凛族領地の末端の大陸と聞いている、

イザベルの話を聞いたビアンカがついでにとこの地も俺達に貸してくれた、

ここも好きにしていいと言うので俺達はここも借りることにした。




ちなみに威凛族末端と馨響族末端大陸は離れてはいるが最短で1km前後、

さほど遠くないので俺は先で橋をかけ往来できるようにしようと思う、

それとこの辺には固定種族はいない、遊牧系がたまに来る程度らしい。




なので・・




周りを気にせずに開拓することが出来る、俺は早速ある案を考える、

それは以前造った新幹線物語、その巨大版をここに再現しようと思う、

だが都市などは造るが人は呼ばない、単純に巨大模型として作成する。




これを聞いたお供達、俺の案に賛同し協力すると意気込んでいた。




こうして・・




俺達は・・




ここを自分達の楽園にするため・・




・・・




気合い入れて動き出したのだ!
















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ