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狐と狸の化かし合いと剣を交える俺と大神官





王族は大和の食堂で・・猛烈に興奮しながら俺達の食事を食べまくる、

余程腹が減っていたようで細身のメイドさんもご飯3杯を余裕で食べる、

全員箸は初めてのはずなんだが熟練者のように持ち方も綺麗で器用に使う。




ある程度腹を満たしたら・・お酒をリクエストされたのでワインを出す、

他にも日本酒やウイスキーなども提供、皆喜んで飲んでいる、しかし・・

さすがに18歳以下に見える王子等には出さずジュースで我慢してもらう。




そうして・・




全員がその場で居眠り、満腹で安心したのか次々と机に顔を乗せ眠った、

それを見た乗組員達は王族達を用意していた寝室に運ぶ、なお・・

さすがに人数が多く個室は無理だったので男女分かれての対応となった。




そうして・・




通信担当のサキュバスが俺達にメール、王族を無事保護し熟睡したと報告、

これを見た俺達は動く、見張りは全部倒し倉庫に閉じ込めある工夫を凝らす、

それは万一この倉庫が攻撃されたら即座に開錠し外に逃げれるようにしている。




見張り達は現時点寝ているので置手紙、攻撃されたら逃げろと書いておいた、

念の為この倉庫にはアイスシールドが展開されある程度の攻撃は抑えられる、

だが限度があるので危険を感じたら即座に逃げろと念入りに書いておいた。




俺とブルーアイズ、道案内人役のイザベルは大神官のいる王宮最上階に向かう、

途中トラップがあると危険なので慎重に動く、なので着くまで30分程要した、

その間イザベルは・・なぜか上機嫌なので俺達は頭を傾げていた。




その時・・




ブルーアイズの一頭がイザベルを見て何かを感じた、そして俺に進言する、

だがそれは言葉ではなく直接俺の頭に響かせる、俺達は秘かな会話を始める。




「コウよ、ちょっといいか?」




「ああいいぞ!何か感じたのか?」




「イザベルさんだが・・何か企んでるのではないのか?」




「ああそれは俺も感じた、だが俺達への敵意は感じない、おそらく・・

王族関連の憂いが取れたと見る、王族はなんだかんだと面倒臭いからな、

今回の騒ぎに乗じて何らかの手を打ち上手く行ったからじゃないかな?」




「なるほどな、では我らは都合よく踊らされていると?」




「ああ間違いないだろう、だが今回に関しては止む無いがしかし・・」




「どうした?」




「使われっぱなしでは面白くないな、見合う何らかの対価を求めたい」




「なら我に案がある、この場は任せてくれないか?」




「ああわかった、頼むぞ」




フンフンフフンフ~~~~~~~ン!!!




鼻歌を歌いながらご機嫌のイザベル、メールを見る度嬉しそうな顔だ、

まだ破壊神との戦いが残っているのだがイザベルはもう勝った気でいる、

これはチャンスだと考えたブルーアイズ、イザベルに近づき話しかける。




「イザベル殿、ちょっといいかな?」




「あら何?何かあったの?」




「ああ尋ねたいことがある、もし破壊神を倒した後貴殿はどう考える?」




「えっ?どういうこと?」




「我らはこの戦いが終わったら転送の鏡で帰る、だがその先だが・・

キアーラ殿は我らとの貿易を望んでいるがイザベル殿はどう思う?」




「そ・・そうね、私も基本キアーラと同じ考えよ」




「ということは・・貴殿も我らとの貿易を望んでいると?」




「それはもちろんよ、貴方達との貿易はとても魅力的だもの!」




「そうか・・ならお願いがある」




「出来る事なら相談に乗るわよ」




「それはありがたい、我らの願いの一つは貴殿達の土地で商売を行いたい、

出来るだけ複数の場所が望ましい、規模を大きくして稼ぎたいのが理由、

何かと出費が嵩んでいるのである程度は回収したいと我達は考えている」




「えっ?各地にお店を出すと言うの?」




「それも理由ではあるが・・先ではこの星を中継し別の星・・

破壊神が逃げた先へ赴くかもしれない、危険な敵だからな、なので・・

我らはこの地で活動できる場も欲しいのだ、危険に備えるためにな」




「それって・・各地の重要都市に欲しいと言うの?」




「そのような場所は間借りで構わない、日銭を稼げれば助かるからな、

他にも僻地でいいからある程度広い土地を提供してもらいたい、尚・・

それらはコウ専用で使わせてもらいたい、何かと手間がかかるからな」




「その程度ならいいわよ、落ち着いたら提供するわ」




「それは助かる、宜しく頼む」




俺とブルーアイズは心でガッツポーズ、これでこの星で商売が出来る、

王族のイザベルが認可したんだから俺の妻達は邪魔は出来ないはず、

まあ目立つところは妻達に任せ俺はこの星で別に動けると言う訳だ。




これで土地は確保できた、俺達は僻地でも自由に使えれば商売が出来る、

今迄はなんだかんだと難癖つけられ妻達に没収されていたからな、なので・・

まだ俺の特殊能力を知らないイザベルから認可が貰えたのは大きな収穫だ。




これで俺とお供達は・・




先で堂々と・・この星で商売が出来て儲ける事が出来る!!!




・・・




俺の能力を知らないイザベルを騙すような感じだが・・それはお互い様、

彼女も俺達を都合のいいように使っているのだから問題は無いと判断した、

別に争う訳じゃない、商売だと告げ彼女も了承したから結果オーライだ!




・・・




なんか狐と狸の化かし合いのような感じだが・・




・・・




今は深く考えるのはやめることにした。




ちなみに後日エリーナ達はrcやDwb等をこの星で展開し商売を始めた、

だが前に俺が末端の配下達の仕事を奪った前例があるので慎重に対応、

俺達もそれは弁えていて細心の注意を払い過剰な行動は避けた。




これはさておき・・




やっと王宮最上階に到達、罠などは無く大神官はここで寝ているようだ、

俺達は装備を確認、問題は無くドアを開ける、そこにはカーテン付きベット、

そこで大神官は寝て・・・俺達に気付き瞬時に起きてきた!




「お前達は何者・・なんだイザベルか?どうしたんだ?」




「・・あなた破壊神でしょ!分かりきった演技しても無駄よ!」




「・・・」




大神官は言葉を詰まらせる、まあイザベルは目の前で見てたからな、

破壊神もそれは知っている、なのでこれ以上の演技は無駄と判断した、

大神官は机に置いてあった剣を抜きイザベルを斬ろうと・・




「 龍閃疾風斬!!!」




ズガガガガーーーーーーーーンン!!!!




「ウォオオオオオオオ????」




ガシャーーーーーーーーーーン!!!!!




俺は迷わず龍閃疾風斬で攻撃、大神官は窓の外に吹き飛ばされた!

すかさず3頭のブルーアイズ達が窓の外に出る!そして・・




「グリーム龍閃疾風斬!!!」




ドガガガガガガーーーーーーンン!!!




口から一斉に龍閃疾風斬を発射!大神官はまともに受け裏山に吹っ飛んだ、

俺達はすかさず後を追う、大神官は裏山のふもとまで飛んだようだ、

地面に激突して倒れてはいるが・・まともに技を受けたのに無傷だった。




「どうやら敵のようだな、ここは手加減はしないぞ!」




ギュイイイイイイイイイイーーーーン!!!




大神官はロングサーベルのような武器を展開、そして斬りかかってきた、

俺は聖刀大和で受け止める、ふと見ると大神官の眼が真っ赤になっていた、

それを見たブルーアイズ達、大神官を吹き飛ばすため技を放つ!




「グリーム天翔撃烈斬!!!」




ズガガガガガガガーーーーーン!!!!!




3発の天翔撃烈斬を放ったブルーアイズ達、大神官はまともに受けた、

辺りは煙が包み俺は刀を構える、イザベルは王宮最上階で見ていた、

自分が加勢に入ってもこれでは足手まといと悟り戦局を見守っていた。




すると煙から大神官が出た、その身は既にボロボロだが殺気は変わらない、

俺達は様子見、下手に攻撃するとカウンターを喰らう気がしたからだ、

ブルーアイズ達も同じ考え、だが天翔撃烈斬の発射準備はしていた。




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・




大神官の殺気が膨らんでいく、肉眼でも見える紅い猛烈な殺気が辺りを漂う、

俺は危険を感じ百八星鎧に切り替える、そしてブルーアイズ達は融合、

3体は一つになり俺の背中に憑依、そして大神官を睨み覇気を展開する!




ハアアアアアアアアアアアアアーーーーーー!!!!




ゴオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!!!




「な・・何だこの覇気は?これが人間が放つ覇気なのか?




大神官も驚く俺の覇気!戦闘力は3万を超えさらに力が漲っていく、

そして聖刀大和を構え・・超高速モードとなり大神官に斬りかかる!




「行くぞ!!!」




俺は究極破壊斬を聖刀に展開、そして・・




ハアアアアアアアアアアアアアーーーーーー!!!!




大神官に向けて放った!







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