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俺のお供達の突入と動く馨響・威凛族の王達





リィブラ・カサンドラ・エスメラルダの3人は究極破壊斬を放つ!

容赦なく破壊神を攻撃、辺りに猛烈な爆撃音が響き渡る。




ドガガガガガガガガガガーーーーーーーーーーン!!!




破壊神は悲鳴をあげる暇もなく消滅、すると原子核が出て彷徨いだした、

急ぎエスメラルダが猿の魔物を抱えその原子核に近づけた、すると・・




・・・




ポウ・・・




原子核は静かに動きだし・・猿の魔物の身体に入っていった、

そして魔物は静かに目を開ける、そうして・・・



・・・



・・・




「よ・・よし成功だ!協力を感謝する!」




猿の魔物が喋り出した、うまくいったようでリィブラ達も一安心、

一応対価を前払いしてもらっていることもあり少し不安も抱えていた、

だがその心配は消えた、なので猿を置いて急ぎ威凛族達を介護・・




・・・



「わ・・我も貴殿達の仲間になりたい!置いていかないでくれ!」




破壊神・・いや猿は土下座して懇願、さすがに無視は出来なかった。




「それは構わないけど・・その分働いてもらうけど・・いいの?」




「あ?ああもちろん、出来る事なら協力は惜しまない」




「じゃ決まりね、これからよろしく破壊神さん!!!」




リィブラ達は猿と握手、なぜか猿は照れながら握手に応じた、それは・・

強大な力はあったが仲間と握手することが無かった破壊神、なので・・

逆に新鮮だったのか猿はすごく嬉しそうな顔をしていた。




「じゃ働いてもらうわ!まずは威凛族を建物の中に入れるわよ」




「わ・・わかった!」




雨が降ってきたこともあり急ぎ外で気絶している威凛族を運ぶ、

だが猿は・・さすがに人を抱える力は無いので介護をしてもらう、

具体的には濡れた身体をタオルで拭くなど雑用関連を担当していた。




ここでリィブラは一斉メール、戦える者は急ぎ王宮に行くよう指示、

さすがに破壊神・・下位だが同レベルのヒドラが2体いることに焦る、

なので俺達への応援が必要だと判断し皆に呼びかけた。




ここではリィブラ・カサンドラ・エスメラルダが動けるので王宮に急ぐ、

他の地域も動ける者は急ぎ王宮に目掛け空を飛び応援に駆け付ける、

尚武蔵・信濃・紀伊・モンタナは残り要介護者の対応に専念している。




ちと遡り・・・




トラックに隠れている俺とイザベル、それとお供の魔物達が同行、

イザベルは紙を出し王宮の説明、彼女は何度か王宮に行っている、

紙に王宮の構造を書き・・俺とお供達にあることを告げる。




「いい?威凛族の王達は・・おそらく全員王宮の地下牢にいるはずよ」




「どうしてそんなことがわかるんだ?」




「以前行った時に地下牢の説明があったの、ここには結界があるの、

この結界は破壊神でも抑えられる特殊結界、そしてとても広いのよ、

だから破壊神が王達を閉じ込めるとしたらここよ、目も行き届くしね」




頻繁に威凛族と交流していたイザベルは自信満々に語る。




これを聞いた俺は・・




「それはわかった、だがお供達を連れてきたのはなぜだ?」




「おそらく途中の通路は門番がいるから通るのは無理なの、でもね・・

ここを見て!地下牢に空気を送る換気パイプがあるの、だからね~、

お供達にここを通ってもらえば一気に地下牢の中に入れるのよ」




「俺達は通れないのか?」




「そこまで大きくないから無理よ、猫位の大きさでないと無理ね」




なるほどな・・




俺のお供ホーリキマイラ猫、猫2匹、ピンキーとラッドルは同じ位の大きさ、

イザベルは地下牢にお供を忍び込ませ中から爆弾で牢を壊そうと考えた、

外には門番がいるはず、だが中から牢を吹き飛ばせば王達は自力で出れる。




だが・・




「お供達が結界で閉じ込められないのか?」




「それは心配ないわ、牢は特級レベル以上を封じるための結界なのよ、

中級以下なら問題ないわ、というかそのレベルを結界で閉じ込めないわよ、

単に魔力が勿体ないからね、だからこの子達を連れてきたのよ」




そりゃそうだ・・




ちなみに今回コロは連れて来ていない、単純に身体が大きく通れないから、

コロは大和の艦橋室で待機、何か変化を感じたら即座に皆に報告する、

そして自分の知る範囲であれば進言し対策を提案する役を担っている。




ゴトン!ゴトトトン!!!




俺達が入っている荷物が降ろされる、どうやら王宮に着いたようだ、

そのまま俺達が入った荷物は王宮の倉庫に運ばれ隅っこの方に置かれた、

そして作業員は全員外に出る、空になった事を見計らいゆっくり出た。




「よし侵入できたな、これからどう動くんだ?」




「まず換気口が倉庫の横にあるの、そこまで移動しましょう!」




俺達は静かに歩き出す・・・




抜き足・・差し足・・忍び足~~~!!!!!!!!!!




・・・



なぜかイザベルはこの言葉を知っていて皆に告げながら倉庫の横に出る、

そこには・・確かに猫程度の大きさしか入れない換気口があった、

だが埃やごみ侵入防止の蓋付きネットが張ってある、俺は剥がそうと・・



・・・




「うんしょ!」




イザベルは蓋ごと持ち上げそれを横に置く、すると換気口が出てきた。




「さあお前達行きなさい!!!」




「にゃああ~~(訳)お任せを!」




「ピィーピィ~~~(訳)ガッテン承知!!」




「きゅーーーーー(訳)約束を忘れないでね!」




・・・




お供達は臆することなく次々と換気口の中に入っていく、なお・・

全員・・いや全匹に小型の手榴弾等を持たせこれで牢を吹き飛ばすらしい、

魔法では牢は砕けないから手榴弾を根元に仕掛け爆発させるそうだ。




その際イザベルはある手紙をお供達に渡している、それは王達への手紙、

今迄の経緯を細かく記載、そして牢を砕き脱出するよう記してある、

これを見れば全体が把握できるようイザベルが準備していた。




それに加え携帯武器を持てるだけ持たせる、それは収納魔法で収める、

猫達は背に銃砲を装着できるが避けられたらひとたまりもない、なので・・

イザベルは王達に自力でも脱出できるよう武器を提供する考えだった。




「さあ私達は大神官を倒すわよ!」




「よしわかった!」




「いざ急ごう!!!」




俺とイザベル、ブルーアイズ3体は完全武装となり王宮に侵入していく、

他のメンバーが神官達を押さえてくれたおかげで王宮には門番のみ、

これらは上級レベルで間を置き警護していたので即座に捕獲し束縛した。




その頃・・・




換気口を突き進むホーリキマイラ猫達、夜目はあるが用心して進む、

相当距離があったので牢に辿りついたのは別れてから30分後だった、

そして牢に到着、意気消沈している王達を見つけ牢の中に入る。




「うわ??な・・なんだ?」




「えっ?ね・・猫なのか?なんでこんなところに??」




今回侵入したお供達の中で人間言葉を喋れるのはホーリーキマイラ猫、

彼は一度人間姿となり王達に敬礼し挨拶!




「失礼します、皆さまは威凛族の王族の方々でお間違いないですか?」




「あ・・ああ我が威凛族を束ねる王だ」




「そうですか・・申し遅れました、私はイザベル様からの使者です、

これを言付かって参りましたのご覧ください」




ホーリーキマイラ猫はイザベルから預かった手紙を王に渡す、

王はそれを見て・・一通り見た後幹部達に回し読みをさせた、

外の状況をある程度把握できた威凛族達、さらにその中には・・




・・・



イザベル達の両親・・馨響族の王達もいた、大神官は彼らも幽閉していた、

彼らも手紙を見て状況を把握、そしてイザベルが考えた作戦を知る、

ここから出るにはこれしかないと悟った王達は・・動く決意を固める。




「使者よ!我ら全員ここから出たい、何とかなるか?」




「ええ勿論・・しばらくお待ちください」




俺のお供達は即座に収納魔法を展開、牢の格子に手榴弾をセット、それと・・

様々な武器や防具等を展開、具体的には拳銃やスタンガンなどの携帯武器、

防弾チョッキなどを王達に渡す、説明書を見て使い方を理解したようだ。




ちなみにこの牢を出ても王宮内は結界が働き王達は中級程の強さしかない、

だが携帯武器は結界の影響を受けないので王達は上級程度にレベルアップ、

これなら見張り程度は容易に倒せる、王達は気合いを入れた。




「いきますよ!」




ドガガガガガーーーーーーーーン!!!!!!!




牢は爆発により壊れ・・




「行くぞ!!!!」




「はい!!!!!」




王達は武器を持ち牢から一斉に出て・・




ハアアアアアアアアーーーー!!!!




ドガガガガガガガガ!!!!!




銃で見張り達を次々と倒していった。




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