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神官を瞬倒するアリエノールと予想外の願い




ヘミニ・アリエノール・ソネット、それと特級各種族は破壊神と対峙、

こちらも礼拝堂まで容易に侵入は出来たが・・早速の破壊神との対面、

だがこの展開はヘミニ達には予想の範囲、なので心の準備は出来ていた。




即座に親衛隊、神官が一斉に襲い掛かる、破壊神はとりあえず静観の構え、

話し合いは無理で止む無く応戦するヘミニ達、しかしこれは想定に入れていた、

まず特級各種族が次々と武器を展開、それは機関銃や携帯用バズーカー等だ。




ズガガガガガガガガガガ!!!!




ドッゴ――――ン!!!!




ドゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!




特級各種族は次々と武器を展開して撃ちまくる、当然威嚇などは考えない、

使う武器はどれも最新鋭の武器で照準センサー等も内蔵する優れもの、

なので即座に敵の動きを察知して波状攻撃、これには敵も怯んだ。




「な・・なんだこの攻撃は?」




親衛隊達も銃や大砲等は知っていたが・・




思いもかけない掃射攻撃に思わず防御、動けずにいた。




俺達は集団戦も想定に入れた訓練を繰り返した、特に相手が格上の時、

まともに戦うと勝てないのである工夫、それは最新鋭の機器を活用、

具体的には煙幕の中でも見えるゴーグルや敵が近づくと電撃攻撃!




これは以前戦艦モンタナが戦闘の時艦に摂りつく魔物を駆逐するもの、

艦隊電撃防御と呼ばれる装置を小型化し身を守る防弾チョッキ等も完備、

もちろんただの防弾チョッキではない、魔法も弾く特殊チョッキだ。




さらに聖級・神級クラスが作るアイスシールド等も完備し防御は抜かりなし、

最悪の時は転移魔法が働き戦闘機のパイロットのように艦に強制送還される、

なので特級各種族は万全の態勢で総攻撃!煙幕を張り機関銃を撃ちまくる。




当然これで勝てるとは思っていない、これはあくまでも演出に過ぎない、

このあと特級各種族は3人一組となり1人相手の親衛隊を圧倒していく、

残りは天使族のアリエノールとソネットがスタンガン攻撃で蹴散らす。




「グァワ?」




「グエエエエエエーーー」




これを見た破壊神は・・・




「ううむまずいな・・我が参戦するか・・」




親衛隊の不利を見て破壊神が動き出す・・




キィイイイイイイイイーーーーーン!!!!




次の瞬間天聖族のヘミニが輝きながら完全装備で現れ立ち塞がる!




「あなたの相手は私よ!」




「・・こ・・こいつは侮れなさそうだ・・」




天聖族最強の一角双子座のヘミニがゴールドソードを持ち対峙する、

さすがの破壊神もヘミニには一目置き・・距離を取り身構えている、

それを遠目で見たアリエノールが神官と対峙!即座に必殺技を繰り出す!




「 疾風飛翔剣!!!」




ザシューーーーーーー!!!



グワアアアアアアアアアーーーーー!!!




「ごめんなさいね、今は貴方と戦う暇がないのよ」




なんとアリエノールは神官を瞬殺!まあ気絶だけで殺してはいない、

その間もう一人の天使族のソネットが超高速で親衛隊の半分を電撃攻撃、

残りは特級各種族が倒し・・急ぎ神官と親衛隊を連れて立ち去る。




煙が晴れ・・




この場には破壊神と対峙するヘミニ・アリエノール・ソネットだけとなる、

だがこの破壊神は何かが違う、一応構えてはいるが攻撃の気配はない、

それを不思議に思いながらも・・ヘミニ達は戦闘態勢を崩さない。




「侵入者たちよ・・話がしたい、少しいいかな?」




なんと破壊神の方から会話を持ちかけてきた、驚き集まる3人、

さすがにこの展開は予想外だったので内心落ち着かない3人だった、

その後何かを感じたのか・・

ソネットが前に出て・・




「どんな話がしたいの?少しの時間なら応じてもいいわ!」




「ありがたい、宜しく頼む」




なぜかソネットは・・この破壊神は話が通じると直感し返答した、

そして後ろを振り向き・・ヘミニとアリエノールも頷き剣を降ろす、

ここはソネットに任せると眼で合図、ソネットは頷き破壊神に尋ねる。




「話って・・どういうことなのかしら?」




「ああ我はある破壊神の部下なのだが・・そいつは我を置いて逃げたんだ、

元々我はこの星の制圧は反対で戦う気は無かったが無理やり連れてこられた、

それ以降我はそいつの強制命令でこの区域を管理していたのだがな・・」




「そ・・それって?」




「ああ我は貴殿達と戦う理由が無い、他は知らんがな・・なので・・

我としては意味のない貴殿達との戦いは避けたいのが本音だ、だが・・

我は事情があり他に行く術が無い、なので今はここに留まっている」




「なんとなくわかったわ、それで?私達にどうしろと?」




「単純なことだ、我の話を聞いて対処してほしい」




「あなたが攻撃しないなら・・私達も戦う理由はないわ」




「それは当然の答えだ、だが我にはもう一つ事情がある」




「それは・・なんなの?」




「先ほど行く術が無いと言っただろう?これにはもう一つ理由がある、

我は動きたくても動けない、それは我はこの地以外住むことは出来ない、

というのもある呪いの魔法をかけられていて外に出ると消滅するんだ」




「えっ?ということは・・?」




「そう。我はこの地から出ると砕け消滅してしまう、それは絶対避けたい、

まだ死にたくはないからな、だがこの地は我がいると全ての呪いは解けない、

なので威凛族もそのままだ、それは貴殿達は受け入れられないだろう?」




「えっ?ええ、そうね・・威凛族の開放も私達の使命だから・・」




「なので・・我はある提案をしたい、受け入れてもらえるかな?」




「で・・出来ることなら・・」




「では・・」




ポウ・・・




破壊神は収納魔法からある人物?・・高校生位の女の子を出した、

だが息はしていない、既に死んでいるようだ・・




「この娘は以前我がある星を訪れた時内乱に巻き込まれ殺されたんだ、

一応治療はしたが手遅れだった、が・・死ぬ間際気になることを言った、

それは・・」




「な・・なんなの?」




破壊神は収納魔法からある鍵を出した、それには宝玉がついている、

見つめていると吸い込まれそうな独特の雰囲気を放ちヤバそうな感じ、

それをソネットが受け取る、そして破壊神は補足を言い出した。




「娘は死ぬ間際この鍵をある王国に届けてほしいと我に預け死んでいった、

我はその王国に行ったが・・既にその王国は滅んでいて渡せなかった、

だがそこである噂を聞いた、この鍵はあらゆる神を封じ込めるとか・・」




「そ・・それは本当なの?」




「一応噂を調べたが確証が無く単なる噂だと我は想いその星を去った、

後日その星は他の破壊神に滅ぼされ消滅した、それ以降我も忘れてた、

だが持っていると・・この鍵はなにか特殊な能力がある感じがした」




「そ・・そうね・・なにか吸い込まれそうな感じがするわ」




「そこで我は考えた、どの道我はこの地にいると先では滅ぼされる、

貴殿達が来た時それは確信した、我はもうこの身では生きられない、

ならこの娘に転移してこの地を離れ悠々と生き延びたいとな・・」



・・・



「そ・・そんな器用なこと出来るの?」




「ああ可能だ、だがそれには貴殿達の協力がいる、受けてくれるか?」




「ど・・どうするの?」




「それは簡単だ、貴殿達の最大攻撃で我を攻撃し我を殺すのだ、

その時我から原子核が出る、それにこの娘を近づけてほしいのだ、

そうすれば我はこの娘に乗り移れる、以降は娘を保護してほしい」




「こ・・この娘はどうなるの?」




次の瞬間破壊神は・・ソフトボール位の透明な球を出した。




「既にその娘は死んでいるが・・魂は我が抑えその球に封じ込んだ、

なので我の原子核が出た後一緒にこの魂も近づければ同時に身体に入る、

そうすればこの娘は蘇る、我が身体と魂の媒体となるからな」




「あ・・あなたはその後どうなるの?」




「我はこの娘の潜在意識として生きていく、なので心配は不要だ、

この娘が動き感じたことは我も同じように共感して生きていける、

まあ危険を感じたら我が出てこの娘を守る、大事な身体だからな」




・・・



ヘミニ達は集まり相談、この話を受け入れるかどうか2人は悩んだ、

だがソネットは信じられると自信満々、それを見たヘミニとアリエノール、

ここはソネットの判断を信じ・・話に応じることにした。




「わかったわ、その話受けます!なので今から攻撃を仕掛けます!」




「すまない、宜しく頼む」




ヘミニ・アリエノール・ソネットは聖剣を展開し最大の攻撃体制、

破壊神は・・身構える事も無く受け身の構え、本当に死ぬ気のようだ、

そうして・・




「行きます!」




「頼む!」




ハアアアアアアアアアアアアアーーーーーーー!!!





「究極破壊斬!!!さらに倍!!!」




ズグワーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!




ヘミニ・アリエノール・ソネットは究極破壊斬で破壊神を攻撃した、

破壊神は跡形もなく砕け散り・・次の瞬間破壊神の原子核が出てきた、

ソネットはそれを見て即座に娘を抱え原子核に近づけた。




同時にヘミニも預かっていた娘の魂を抱え原子核に近づける、すると・・

原子核と魂は娘の身体に入り・・・ソネットは娘を床に降ろした。




・・・




「う・・ううん・・・?」




娘は動きだし・・眼を開き・・




・・・



!!!



次の瞬間即座に飛び起き・・




「こ・・ここはどこ???」




どんぐり眼でソネット達をガン見していた。










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