スネークインフェルノと仲間を想う革新魔物達
戦艦モンタナからのミサイル攻撃をまともに受けた親衛隊達、
対人攻撃も訓練していたので的が小さくてもピンポイント直撃!
親衛隊達はその場に膝をつき・・背中から魔物達が次々出てくる。
「ぐ・・ググググ・・」
どうやらこの親衛隊達にも憑依魔物が摂りついていたらしい、なので・・
魔物達は威凛族の身体が大ダメージを受けたので急ぎ身体から離れる、
その後威凛族親衛隊達はその場に倒れ・・かろうじて生きているようだ!
「全員憑依魔物に攻撃!いい!一匹も逃がしちゃダメよ!」
「わかりました!!!!!!!!!!!!!」
特級レベルの各種族は憑依魔物に総攻撃、聖剣や聖槍等で斬りかかる、
これらの武器は特殊系にも対応できるので実体が無くても関係なかった、
次々と斬られ蒸発する憑依魔物、ここで数体が反撃に出てきた!
「下等どもが~~我らを侮るなよ!!!」
「くらえ~~死の協奏曲!!!」
ビュウウウウウーーーーーーーーーーン!!!
憑依魔物達は死魔法で攻撃!攻撃隊はこの攻撃をまともに受けた!
「ふはははは~~!!これでお前達も終わり・・あれ?」
ギュウウウウウウウウウウウ~~~~~~ン!!!!
パアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーン!!!!!
攻撃隊がそれぞれ身につけていた魔封石が身代わりとなり各一個が砕け散る、
すぐさま赤インフェルノが炎を展開!ただ本体の子供は退避させている、
赤インフェルノは地獄の業火を強制召喚、それは炎の蛇となり次々出てきた!
「炎の蛇たちよ!死魔法から皆を守るんだ~~~!!!」
シャアアアアアアーーーーーーー!
シュルルルルルルルルルルーーーーーー!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオーーーーーー!!!!
「こ・・これは?」
炎の蛇・・いやスネークインフェルノとでもいうのだろうか?
これらが仲間の身体に巻きつき炎を纏う、驚く攻撃隊たち、
だが全然熱くない、そして蛇は高速回転を始め炎の壁となっていく。
驚く憑依魔物達だが・・すぐに気持ちを切り替え再度の攻撃!
「今度こそ~~死の協奏曲!!!」
ビュウウウウウーーーーーーーーーーン!!!
・・・
!!!
シュウウーーーーーーーーーーー!!!
「な・・何だと?!!!!!」
「す・・すごいわ、死魔法が全部消えたわ」
驚くことに・・
炎の壁は死魔法を瞬く間に焼き尽くし攻撃隊を死魔法から守っている、
これなら死魔法も怖くない・・攻撃隊達は聖剣を振りかざし突撃していく!
「ハアアアアアアアアアアアアーーーーーー」
ザシューーーーーーーーーーン!!!
ギャアアアアアアアアアア~~~~~~~~~!!!!
攻撃隊は憑依魔物達を一刀両断!そして切り刻みトドメの特級魔法!
憑依魔物達は悲鳴を上げる暇もなくバラバラにされ蒸発して消滅した、
これで親衛隊達に摂りついていた憑依魔物達を全部倒すことが出来た。
攻撃隊たちは急ぎ親衛隊達を治療、傷は深いがなんとか生きている、
すぐさま治癒魔法、だが念の為攻撃力等は封じている、それと・・
親衛隊達はなかなかのイケメン、気になる男性をチェックしていた。
・・・
そういうことは落ち着いてからにしてください。
これはさておき・・
ここは特級の各種族に任せてツバキとカリンは急ぎハヤテの援護に向かう、
礼拝堂の奥ではハヤテと神官が戦闘中、だがかなり苦戦しているようだ、
カリン達が来たのを感じたハヤテは一旦引く、神官も少し退き様子を見る。
「随分手こずっているわね」
「ああ面目ない、だがあいつなかなかの熟練者だ」
「それは確かに感じるわ、12の神官に選ばれるだけあるわね」
「さてどうするか・・傷つけたくないからな・・」
「なるほど、あいつはハズレというわけね・・」
「ああ破壊神はいない、だが聖級上位なのは確かだ、侮れない」
「じゃ3人で総攻撃する?卑怯かもしれないけど早く済むわよ?」
「そうだな、ここは見栄を捨てて早く決着をつけよう」
ハヤテ達は意外にも3人で攻撃することにした、相手は神官一人だけだ、
本来彼らは破壊神の配下、だが進化を遂げ革新魔物となり神級に匹敵する、
なのでハヤテ一人でも神官を捕らえ手柄にするだけの実力は備えている。
ハヤテも本音としては手柄がほしかった、神官を捕らえればそれは叶う、
だが彼は・・ツバキとカリンも同等の実力があり同じことを考えていた、
しかし3人は・・自分のプライドを抑え時間短縮を優先した。
ハヤテ達は急ぐ理由が2つある、一つはこの神官を即座に捕らえる事、
もう一つは魔物達がいるダンションを即座に封じることだった。
というのも・・
自分達が手柄を焦り・・
その隙に神官や魔物達に逃げられたら・・
他の班の仲間達に奇襲をかけるかもしれない、それは絶対に避けたいのだ、
自分達の不手際で仲間を危険に晒すわけにはいかない、これは最優先事項、
ハヤテ、ツバキ、カリンの3人は戦いの前にそれを確かめあっていた。
彼ら彼女達は俺達に恩を感じている、それはカウノスの星での出来事、
自分達も元々は破壊神の配下、だが見捨てられ日々隠れながら暮していた、
その後俺達が来て交戦・・の後に話し合いが設けられ自分達は助かった。
圧倒的な俺達の力に怯えたが・・これを機に俺達と同盟成立となった、
以降俺達の軍に所属し遊撃隊の役職を担いこの攻撃隊の班長を任されてる、
それに伴いきちんと報酬も貰える、感激を覚えずにはいられなかった。
なので・・
自分達を大切にしてくれている俺達を危険に晒すわけにはいかなかった、
そのためには・・手柄を捨ててでも目の前の神官を捕らえないといけない、
その気持ちが勝り・・3人は神官に向かって語りかける。
「そこの神官に告げます!直ちに降伏しなさい!」
「・・・」
神官の返事が無い、どうやら彼も操られているようだ、ちなみに・・
11人の神官は1人だけ女性であとは全員男と威凛族の兵から聞いている、
目の前の神官はイケメン男性、だが目は錯乱していて正気ではないようだ。
「ぐぐぐ・・グアアアアアアーーーーーーー」
神官の方から攻撃を仕掛けてきた、ハヤテ達は剣を抜き交戦開始、
神官はあらゆる魔法を乱射しハヤ達に的を絞らせないようにしている、
そしてカリンを狙い突撃、カリンは剣で攻撃を受け止め神官を止めた。
すぐさまハヤテとツバキが挟み込む。
「もらった―――――――!!!」
ビビビビビビビビ!!!!!
ギャアアアアアアアーーーーーー!!!
カリンはわざと囮となり神官に攻撃させる、その隙にハヤテとツバキ、
2人はポケットに入れていたスタンガンを取り出し電撃、神官は感電、
神官はその場に倒れる・・憑依魔物が出てきて死魔法を繰り出す!
「ちくしょう~~死の協奏曲!!!」
ビュウウウウウーーーーーーーーーーン!!!
「スネークインフェルノ!!!」
3人は即座にスネークインフェルノを展開、身体に隠していたようだ、
スネークインフェルノは螺旋状となり3人を包み・・死魔法を焼き払う、
そしてハヤテが飛び込み・・憑依魔物を切り刻んだ!
ザシューーーーーーーーーーン!!!
グァアアアアアアアアアーーーー!!!
憑依魔物は切り刻まれ散乱、ツバキとカリンがそれを焼き払う!
そうして憑依魔物は消滅、神官は気を失いその場に倒れ込んでいた、
すぐさまツバキが治癒魔法、なんとか神官は助かったようだ。
「総員ダンションの出入り口を封印しなさい!」
「了解です!!!」
特級の各種族達がダンションを見つけ封印魔法、これで任務完了、
ハヤテ達は戦艦モンタナと連絡をとり神官と親衛隊を捕らえたと報告、
これで北街①の制圧は完了した。皆は疲れ果てその場に座り込む。
その後モンタナからヘリが離陸、屋敷に飛んできて神官と親衛隊を運ぶ、
それとパピータ大魔王を崇拝していた民衆達は・・
・・・
全員その場に倒れ気を失っていた、すぐさま皆を建物の中に運んだ、
少し雨が降り出してきたのでハヤテ達は大忙し、なんとか移動させた。
少し遡り・・
第10班の担当・・
西街③を攻める破壊神の出来損ないのヒミコ、ステファニー、クリステル、
それと特級レベルの各種族の部下と共に屋敷にいる神官目掛け突入していく、
ここも民衆はパピータ大魔王を崇拝するため全員外に出て行った。
屋敷に入ったヒミコ達、そこには親衛隊が待ち構えていた!
「全員戦闘開始!まず親衛隊を駆逐します!」
「了解しました!」
ヒミコとその仲間たちは・・
!!!
親衛隊との戦闘を開始!
その奥で・・
・・・
神官が不敵な笑みを浮かべていた。




