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第一次大戦の兵達と別世界の謎の兵器





ある一人のライアンが自信満々に語る、その内容はこうだった、

自分達も木人形としてこの異世界に召喚された時言葉は話せなかった、

だが魔法があるこの世界に来てテレパシー能力をなせか会得していた。




その後スマホの翻訳機能を応用、さらにドワーフからの肉体提供もあった、

その結果自分達は生身の身体を取り戻し普通の生活が出来るようになった、

だが身体を入れ替えたことで逆に木人形の能力のほとんどを失ったそうだ。




しかし一部のライアンやジェニーは木人形の能力をそのまま受け継いだらしい、

本人も当初は気づかなかったが・・今回パペット達と出会いテレパシーを感じた、

そして解析、彼ら彼女達は自分達と同じ経歴があるのでは?と感じたそうだ。




それを聞いた俺達はこのライアンに通訳を依頼、パペット達と面会させる、

パペット達も・・やっと自分達を理解してくれる人物が現れたと喜んでいた、

ちなみに威凛族達は親切ではあるが言葉が通じず的外れも多かったらしい。




俺はキアーラに経緯を説明、そして威凛族の兵と共に仲介役を依頼した、

キアーラと兵は了承、そしてライアンと共にパペット達の牢に移動する、

当のパペット達は・・俺達の角砂糖が懐かしい味なので感激していた。




ここからライアンとパペット達との会話・・



・・・



・・・




と言ってもパペット達は喋れないのでジェスチャー兼ねてテレパシー、

ライアンは静かに頷きながら紙に書き内容の確認を頻繁に行っていた、

そして全文が出来たようだ、その内容は画面に映し出され・・



・・・



なぜか桜咲さんが司会となりその文章をゆっくりと読んでいる、

桜咲さんは最近何かと仕事を求めエリーナに直談判しているらしい、

なのでエリーナは戦闘以外の雑用を次々紹介しては依頼していた。




ちなみに桜咲さんは戦闘は役に立てないと悟り雑用を進んで引き受けた、

もう異空間に戻りたくない焦りもあるのか役に立ちたいと必死だった、

その姿を見た他の面々も理解し無理のない範囲で仕事を頼んでいる。




その桜咲さんが語った内容は・・




「我々は第一次大戦で殉職した末端の兵達だ、主に艦の整備をしていた、

死ぬ間際何かに包まれた感じがして・・気づいたらこの異世界に来ていた、

だが元の身体ではなくなぜかパペット姿で乗っていた艦もそこにあった」




「それと我々を命令していた幹部・・理不尽な者達はなぜか誰もいなかった、

ここに召喚されたのは末端の者たちばかり、なので指揮系統がいなかった、

その時威凛族の王達が現れ経緯を聞いた、我々を必要としていることを・・」




「他にも関連会社の社員や見習い等も召喚されていて威凛族の世話となった、

恩を感じた我々は威凛族と共に破壊神と戦いそれらを蹴散らしたのだが・・

最近その威凛族の幹部達の様子がおかしく疑問には思っていた」




ここで威凛族の兵が補足を言ってきた。




「我々は以前から先に備え強大な力を求めて召喚を繰り返していました、

その甲斐あって彼らパペット達の乗っていた軍艦などを手に入れました、

他にも色々と召喚に成功した武器等がありそれらは王達が隠しました」




この言葉を聞いたキアーラが兵に尋ねる。




「えっ?それはどういうものなのですか?」




「一つはあの核ミサイルです、これに関しては破壊神との戦いで使用、

ご存じだと思いますが有毒ガスのようなものが出たので取り囲みました、

以降ミサイルを使用する時は球体魔法を用い有害物質を取り除きました」




「他にもあるのですか?」




「そうですね、我々は知りませんが艦の関連とは別物があったようです、

噂では人に摂りつかせる兵器のようなモノらしいのですが神官が隠しました、

おそらく12人いる神官のだれかが持っていると思われます」




これを聞いた俺達は考える、パペット達と異なる世界ならば未知の兵器だろう、

ただ俺達の世界でも特殊なウェットスーツ等があるので満更でもないのだが・・

パペット達が言うには・・自分達の世界とは異なるとなぜか自信満々だった。




試しに紙とペンを渡しイラストを描いてもらったのだが・・




・・・




一見するとGデ●フェンサーのように合体して運用する兵器のようだ、

だがそれはガ●ダムのような兵器にではなく人間と合体する感じらしい、

神官が試しに装着したらしいがチラ見程度で詳しくはわからないそうだ。




・・・




得体の知れない兵器のようだが・・だが俺達は立ち止まることは出来ない、

このまま放置しておくと威凛族達は間違いなく馨響族領地を攻撃してくる、

また核ミサイルのようなモノで攻撃されては危ないので進軍することにした。




ここで放送は一時中断、各艦の幹部が無人島の会議室に集まり今後を話し合う、

その際威凛族の兵、イザベルさん達馨響族、パペットの代表達も参加させた、

ちなみに他のパペット達は開放、乗ったきた艦の整備をお願いしている。




それと核ミサイルは封印後分解、原形が無い位に分解して使えなくしている、

だが港に戻ると調べられる恐れがあるのでダミーを作成、それに加え・・

艦にある初期のカメラにCGで造った攻撃映像をモニター越しで撮影させた。




見た感じ・・




核ミサイルを発射して馨響族陣地を攻撃した映像が出来上がった。




画像が荒いこともあり現実の画像と変わらなかった、これには兵達も驚愕、

これで一応馨響族領地を攻撃した証拠は用意できたので兵達も安堵していた、

偵察機に関しては爆破に巻き込まれた感じにして救助した内容になっている。




ここで威凛族の兵から質問が出る!




「我らは道案内は出来ますが・・正直破壊神とその部下にはとても勝てません、

なので貴殿達の戦力に頼らざるを得ません、どの位の戦力なのでしょうか?」




この質問にはリィブラが説明、破壊神の中位が神級クラスと仮定して話す、

今第7艦隊に乗り込んでいる神級クラス・・ゼウス達は省いて説明している、

本当の神が乗り込んでいることに関しては今は話すのを避けた形だ。




ちなみに聖級クラスの上位は破壊神の下位と想定して話を進めていた、

もともとの破壊神のコロにも確認したがその程度だと胸を張っている、

今は力のない柴犬になっているがそれまでは無敗だったと自慢していた。




・・・




コロに関してはっといて・・




まず神級レベル!



● 俺・デーヴィド・タウロ・ヘミニ・リィブラ・カプリコルニォ、カラミティ。




神級に限りなく近い聖級最高レベル!



● エリーナ・サユミ・タケシ・アリエノール、ベアトリス、アヤカ、リサ、

ラン、ソネット、謙玄、慶清、霧生、彩華、ヒミコ、ステファニー、クリステル、

ハヤテ、ツバキ、カリン、ダークとマキシマム(マム)。




● 聖級上位レベル!



インフェルノと合体したルア、エナ、ソアラ、カオルとイザベル、キアーラ、

カサンドラとミオ、エスメラルダとレイ。




実際の名前は伏せてはいるが神級7人、ほぼ同レベルが21人、聖級が7人、

他にも切り札があると言葉を濁らせリィブラが白兵戦戦力を大まかに語った、

ちなみにリリスとリリト等は特級レベルなのだが切り札扱いとなっている。




というのも・・




リリスとリリト、それとマテオ達は戦闘機を扱うので別戦力扱いとしている、

白兵戦は苦手だが戦闘機を扱えば聖級に匹敵する強さを秘めている。なので・・

艦と同じ特殊系の強さに位置している、そうリィブラは兵に伝えていた。




この時パペットの代表が俺達の艦の説明を求めた、船乗りの血が騒ぐらしい、

まあパペットに血は流れてはいないが本能だと俺達は察知して頷き説明、

一部の特殊機能を除き基本的な構造と攻撃力等を詳しく説明した。



これを聞いたパペット達は・・



通訳のライアンを通じて・・あるお願いを言ってきた。



その内容を聞いた俺達は・・




「いいですよ、落ち着いたら技術提供いたします」




満面の笑顔で質問に応えていた。


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