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各種族の裏心と仮想空間での恋人たち




俺達が乗る巨大な球体は猛スピードで宇宙を飛びキアーラの星に向かう、

だが球体の中はふつーに重力があり普段のまんま、違いは夜が無いだけ、

球体の中は簡易太陽があるので24時間明るく昼間みたいな気候だった。




そのため逆に夜が必要・・




・・・




というか恋しくなり急遽真っ黒なカーテンを大量生産、各艦の窓につけまくった、

そのため艦内のほとんどは真っ暗になり・・なぜか懐中電灯とロウソクが大活躍、

そのためか怪談やきもだめし、お化け屋敷等暗闇に関連する娯楽が流行りまくる。




だが・・




俺とお供のブルーアイズ、猫やコロ、ピンキーとラッドルは蚊帳の外だった、

特に俺に関しては・・万一怪我でもさせたら大変とばかりに参加を断られる、

そのため俺達は自分達の部屋に籠ることが多く・・滅茶苦茶暇だった。




「コウよ・・なにか楽しいことはないのか?」




「そうだな・・なにか考えるか・・」




あまりの退屈さにコロが俺に訴える、俺も同じ気持ちなので何か考えた、

だが外に出ても皆は挨拶だけで相手にしてくれない、妻達もほったらかしだ、

そんな状況で外に出ても寂しいだけ・・何らかのぬくもりがほしかった。




ここで豆知識!




妻達は営みと軍事等重要事項には俺と接するが・・それ以外は無視、

大きな理由は独占禁止、俺は種馬扱いなので妻達はこれを厳守する、

俺が特定の女性とばかり接すると性格上他を相手にしなくなるからだ。





元々俺はこの異世界では独身を貫こうと考えていた、その理由は強制送還、

妻子がいる状態で突然元の世界に俺だけが戻る・・それが一番怖かった、

独身ならどちらに転んでも問題ない・・だがそれは周りが許さなかった。




というのも各種族は・・深刻な悩みを抱えていたからだ。




かなり技術を受け継いだとはいえまだまだライアン達の腕前には程遠い、

世代を超え伝授された様々な知恵と技は魔法のあるこの世界でも再現困難、

特に電子機器や匠の味等深い伝授に関しては・・ほぼお手上げ状態なのだ。




それと・・




ライアンとジェニー達は第二次世界大戦で既に死んだ存在、魂だけ彷徨う、

俺とデーヴィドの祖父祖母はこれらと絡みがあったので支配魔法で強制召喚、

俺達の魂を絡め支配することで安定し新たな身体に摂りつき日々を過ごせる。




だが・・




俺達が先で死んだ場合・・




魂の絡みが消えるのでジェニー達の魂は今の身体から離れ再び彷徨う、

時が経つにつれ魂は徐々に小さくなり・・やがて完全消滅してしまう、

それは絶対防ぎたい各種族、新たな魂で絡め繋ぎ止めることに賭けた!




具体的には子孫を設けること、俺との子を設けその魂で絡める事だった、

だがこの方法は不確定なので行き当たりばったり、だがこの方法しかない、

やっと手に入れたこの豊かな生活を失い貧困に戻るのを恐れていたからだ。




それは神族も同じ、特殊すぎる状況なのでこの方法しか思いつかなかった、

今回俺達も参加させたのは・・特に俺に新たな妻を設ける意味合いもあった、

どの種族との組み合わせが最適なのかわからないで該当者を募りまくる。




キアーラには極秘にこの事を伝えている、彼女も悟り協力を約束した、

なので俺の妻は増えるばかり、今回同行しているのも皆の裏心があるから、

俺には総司令官として大和を指揮しろと言い裏は妻をもっと増やせだった。




その経緯を知っている妻達は・・長時間俺と接することを避けている、

ちなみに俺は性力が落ちると理由でまだリィブラ達の子供とも接してない、

俺は子供好きということもあり・・沢山の子供を見たら愛を注ぎまくる。




なので俺はリィブラ達の子供の顔すら知らない、面会を希望したが断られる、

俺は一度激怒したことがあったが・・妻達は泣きながら懇願するので折れた、

もう各種族は・・俺の子供を増やすことしか考えられない状況に陥っていた。




・・・




豆知識はここまで!




上記の理由で妻達は極力俺と距離を置く、他は俺が超重要人物だから、

そのため仕事や軍事以外は挨拶程度しかないので俺は蚊帳の外が多かった、

なので接するのはメイドさんが多くなりその後ほぼ強制的に結婚させられた。




・・・




端から見ると羨ましい話に見えるだろうが・・




俺には過剰すぎるので抑えたい、傍にいてくれない妻が多くても寂しすぎる、

だが俺の心境とは裏腹に周りは妻をもっと増やそうと躍起になっているこの頃、

今回の件も・・これ幸いとキアーラの星の種族とも結婚させようとしている。




・・・




今は・・これ以上考えないことにした。




これらはさておき・・



・・・



めちゃ暇なので時間がかかる娯楽を考えた、そこで浮かんだのがバーチャル、

誰も相手にしてくれないなら・・相手を作れるバーチャルを俺は考え・・

お供達もこの考えに賛同、すぐにパソコン数台を設置して相手を作った。




3日後・・・




俺達は食事やトイレ、風呂等を除きほぼ室内で籠り理想の恋人を作りまくる、

俺は美人ばかりと接してきたこともあり妻達の雰囲気がなんとなく残る・・

女子大学生位の女性を沢山作り・・俺だけの仮想空間での恋人とした。




それは猫達も同じ、自分が望むバーチャルを作り・・遊んでいた。




「にゃ~~にゃ~(訳 俺と婚約してくれ!) 




「にゃあ~~~ん(訳 ええ・・もちろんです!」




にゃああああああああ~~~~(訳 やったぜ!)」




てな感じで・・




俺達はバーチャルの恋人達にデートしたりゲームしたりと日々を楽しむ、

意外だったのはコロ、なんと柴犬のメスをバーチャル化し遊んでいた、

ブルーアイズ達は・・なぜかレッドアイズ達のメス版?を作り遊んでいた。




後から聞いた話だが・・




天聖族に憑依するレッドアイズ・グリームドラゴン(攻4700、守4000)

これらは憑依の世界では女性・皇女のような立場らしくモンスター達の憧れ、

ちなみに俺のブルーアイズは・・強いのは強いが器用貧乏のような扱いらしい。




・・・



これ以上深く尋ねるのはやめることにした。




ホーリーキマイラ猫はいつも一緒にいたメス・・いや女性に未練があるようだ、

聞いた話だと幼馴染らしくいつも一緒にいたので兄妹以上の存在だったらしい、

そのためバーチャルの世界でもなんとなく面影はあり時々涙を流している。




ピンキーとラッドルは・・憧れてたメス達を再現してハーレムで楽しんでいる、

余程疎外されていたのか?まるで王様のような振る舞いでメス達を翻弄している、

そして無気味に笑う、今迄の仕返しをするかのように無理難題を突き付けてる。



・・・



こちらも深く関わらないようにした。




さて俺なんだが・・




一時期酒●法子さんに憧れていたこともありタウロベースのお嬢様がお気に入り、

ハーフの感じを混ぜることで絶世の美女を再現、バーチャル世界でデートを楽しむ、

常に優しく接してくれるので俺は夢中、暇を感じる時間はどこかへ吹っ飛んだ。




「ねえ・・コウさん・・次はどこへ行くの?」




「そうだな~~ドライブでも行くか~!」




「うれしい~~行きましょ!」




ちなみに営み等は無し、純粋に遊びたいのでその関連は絡めず日々を楽しむ、

とっぷりバーチャルの世界にのめり込んだ俺達は・・ほとんど外に出なかった、

それを心配したのが料理人ジェニー達、秘かにエリーナ達に報告をしていた。




さすがに距離を置きすぎたと感じたエリーナ達は全員集合、簡易パーティの準備、

俺を驚かそうと全員で出迎えようと部屋に来てノックもせずに部屋に入る・・




・・・




部屋の中では・・




・・・



「うへへへへ・・次はどこいこうか・・」



「うははは・・我こそは王様なり~~~!」




・・・



画面をつけっぱなしで・・机に頭を乗せ爆睡している俺達がいた、

夢中になりすぎたこともあり徹夜続きでダウン、だが寝顔は笑顔だった、

呆れた妻達は俺達をベットに運びパソコンを操作し内容を確認している。




「あれ?これ私達じゃないの?」




「確かに似ているわ、どうやら私達を加工して遊んでいたみたいね」




「なんか気持ち悪いわ・・ねえデータは破棄しましょうよ・・」




「そうね・・一応確認して変なのは消しましょう!」




こうして俺達のバーチャルデータは消去され跡形もなく消え去る・・




「あっ・・待って!このデータは残して!」




だがタウロは自分をベースにした女性を気に入りこのデータは残した、

他のメンバーも気に入った部分だけ自分のスマホに転送しあとは消した。




んで・・・




肝心の簡易パーティに関しては・・



・・・



俺達は爆睡してるので無視され・・




妻達だけで開催し賑わっていた。













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