他にもいた召喚魔物と謎の女性
祝!連載400回目となりました!
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これからも頑張って書いていきますので応援宜しくお願いします。
インフェルノ達はとりあえず魔力と生命エネルギーを得て一息ついた、
別に獲れるなら子供達に摂りつかなくても・・それとこれとは話が別らしい、
安定した居場所が無いと本来の力を発揮できないので主は必須らしい。
・・・
まあ・・そういうものだと俺は割り切った。
俺も腹が減ったのでとりあえず厨房に立ち中華そばを作る・・
・・・
俺の部屋には・・なぜか神族全員と天聖族6人、それとエリーナ達、
さらに重鎮が次々と駆け付け人数が増えた俺の部屋は満杯状態・・
「おいコウ!中華そば!中華そばはまだか?」
「あなた早くして!お腹空いてるのよ!」
「コウさん早くお願いします、もうすぐお昼なので・・」
・・・
俺はなぜか人数分・・さらにインフェルノと子供達も欲しいと強請ってきた、
さすがに一人では無理なのでブルーアイズや猫、メイドさんも手伝わせる、
そうして出来た大量の中華そば、それを重鎮達がしっかりと食べていた。
・・・
「1人500ギルだからな!」
「えええええええええええ????????????????」
「ええ!じゃない!」
ブーブーブーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!
周りから猛烈なブーイング、結局誰一人料金を払う者はいなかった、
ちなみに子供含む皆は替え玉2つ要求、材料費は10万ギルほどかかった、
それらは俺の自腹、なんか納得いかないが・・あえて黙ることにした。
というのも・・
妊娠中のレイミ達からあるメールがあった、もうすぐ出産するらしい、
レイミはサーラやアリエス達と共に専用の部屋で缶詰状態で暇だった、
ルア達とメールで気分転換していた際インフェルノ達の話を聞いたそうだ。
今回の話を知ったレイミ達と同じ部屋にいた天聖族のアリエス達、
彼女達も妊娠していてレイミと雑談した際この事を知ったそうだ、
そこである疑問が浮かびレイミを通じてアリエスが俺に質問、それは・・
「召喚されたのは本当に王から聞いた魔物とインフェルノだけなの?」
「どういう意味だ?」
「言葉のまんまよ、インフェルノ達が召喚されたのなら他もいるはずよ、
デーモン達に詳しく聞いてみて!見えない敵だと厄介だわ」
と言う話が出てきたので・・
俺はこの内容をほとんど変えずに重鎮達に一斉メールを送っていた。
重鎮達は急ぎ俺の神殿に集まる、これを重く見た神族まで参加している、
神族は大概の事はすぐ把握するが・・異なる世界からの召喚は把握できない、
この異世界にいない生き物は・・さすがに詳細不明だとわからないそうだ。
重鎮達もこれは深く知る必要があるとして俺の神殿に直接集まってきた、
リモートは便利だが触る感じる等が伝わりにくいので判断が遅れる事もある、
なので特に重要と判断した際は幹部が俺の神殿に直接伺う事が多かった。
今回はレッド・ブラックの国王と青インフェルノ3体が質疑応答に応じる、
国王とはリモート、インフェルノは壇上に立ち俺達の質問を受け付ける!
「これより質疑応答を始めます!」
まずレッドとブラックの王が語る!
「確かに我々は様々な魔物を召喚しました、ですがインフェルノは・・
我々は召喚の際専用室を用意して物理的に逃げないよう配慮はしました、
ですが・・申し訳ありません小さすぎて見落としていたようです」
ここでインフェルノ達が語る!
「我々は召喚された時魔物を探し彷徨っていたのでタンポポサイズです、
召喚された時大きな魔物の背中を浮遊していたので見えなかったのかと・・
その後魔物達と転移魔法で移動しその後風に飛ばされ彷徨ってました」
ここでワイバーンのアデールがインフェルノに質問!
「その魔物達って・・私達のような感じかな?」
アデールが下にいる部下に指示、部下は本体を召喚し本当の姿となる、
そして神殿の窓付近を飛んで・・それを見たインフェルノが語り出す。
「確かに似てはいます、ですが召喚された魔物は人間姿にもなっていました、
一緒に転移魔法後風で吹き飛ばされたので詳しくは分かりませんが・・」
「それは・・何体位いたの?」
「大雑把ですが30~50体ほど、他にも様々な種族が召喚されたようです」
「大体でいいから教えてくれる?」
「そうですね、我々のような浮遊体の種族も一つ確認しました」
・・・
!!!
「そ・・それは本当なの?」
「あ・・はい、その浮遊体は我々のような能力がありそうな感じでした、
ですがその後我々は風に飛ばされ分散しその浮遊体は以降見ていません、
これ以上はわかりません、ただそれ以外の気配は感じませんでした」
これを聞いて神族は驚く、というのも・・
・・・
神族はインフェルノの存在に気付かなかった、浮遊体は完全な盲点だった、
一度見ればすぐ把握できるが・・謎の浮遊体はどこにいるのかわからない、
ちなみにインフェルノ達はここで見たので瞬時に他の仲間を見つけ出した。
インフェルノ達は約50体ほどデーモンの異世界に召喚されていた、そして・・
全員が第7艦隊のピンキーやラッドル達の身体に貼り付いていたのを捕捉、
すぐさま全体を神殿に転送、だが全部赤で青は神殿にいた3体だけだった。
こうしてインフェルノ達は全員把握できたのだが・・
・・・
神族達は焦る、自分達が把握できない敵がこの異世界を彷徨っている、
神族としては・・それはメンツが立たないらしく焦りが見え見えだった、
なんとか見つけ出さないと・・神族は全員立ち上がり気を高めていた。
そうして・・
神族は全員がドックで修理中の第7艦隊に向かって強烈なテレパシーを送る!
「第7艦隊を整備している作業員たちに告げます、今すぐ艦内を調べなさい!」
整備をしているヘイゾウお兄さまに猛烈なテレパシーで指示、だが・・
・・・
「は・・はにわ~~~~~~~~・・・」
あまりに猛烈なテレパシーを受けた作業員たちは一時的に混乱し座りこむ、
ヘイゾウお兄さま等幹部はなんとか耐えたが部下のライアン達は気絶した、
さらにジェニー達も気絶、神族の突然の猛烈テレパシーに耐えられなかった。
突然の強烈なテレパシーのせいで作業員は気絶、中にはクレーン等の操作、
精密機械等の前でいきなり気絶したので機械に巻き込まれそうになり危険、
すぐさま幹部が緊急停止を押し機械停止、なんとか被害は出さなかった。
「な・・なんてことをするんですか~~~!!!!!!」
これにナターシャお姉さま達は立腹!神族の仕業だとすぐに理解したようだ、
なので神族全員に苦情の電話!危うく大参事だったのでものすごく怒っている、
さすがに神族達も・・やりすぎたと悟り謝罪の言葉を発する。
「ご・・ごめんなさい・・」
「す・・すまなかった、スマホで伝えれば済むことだったな・・」
神族は迷惑かけた全員に謝罪、なんとか立ち上がった整備員たちだった、
だが・・
・・・
?
整備員の1人が888隊の隊長機・・マテオの機体の傍で何かを見つける、
マテオは別件でドックから離れていたので戦闘機には誰もいないはず・・
・・・
?
戦闘機の傍で倒れていたのは・・漫画でよく見る妖精のようだった、
だがその妖精らしきものは160センチ位の若い女性の姿をしていた、
整備員たちはすぐにタンカでその女性を医務室に運んだ。
だが・・
「その女性はこちらで預かります!」
アテナが転移魔法を用いて女性をこちらに転送、完全に気を失っている、
疲弊してるようなので別室で休ませる、ちなみに逃げ防止は怠らない、
外に出ようとすると警報が鳴る結界を部屋中に展開して様子を見る。
俺達は別室のモニターで・・お茶を飲みながら監視していた。
2時間後・・
その女性は・・・
・・・
静かに目を開いた。