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将来のルアの姿と猛烈なヘルファイア





俺はルア達を連れて一旦自分の神殿に戻る、インフェルノ達も一緒だ、

とりあえず妻達を飛び・・なぜかレイナやサユミ達も集まってきた、

なぜかレイナはワクワク、俺が新たな製品を造ったと考えてるらしい。




・・・




レイナは・・その考えが空振りだとわかると俺の部屋を物色しだした、

すると暇つぶしに造った500系新幹線の精密模型を笑いながら懐に入れる、

俺は即座に怪盗?レイナをピコピコハンマーで攻撃・・




ピコ~~~~~!!!




バシ!!!




レイナは俺の攻撃を笑いながら真剣白刃取りで受け止めた。




「うう・・くそ!その模型を返せ!」




「ふっふっふ・・甘いわよ!」




俺とレイナは睨みあう・・その姿を見ていた周りは呆れていた。




「大人げないぞ2人とも!静かに座ってろ!」




「は・・は~い・・(×2)」




亭主のカオスが一喝!レイナと俺はしぶしぶ席に座り大人しくなっていた、

だが新幹線の模型は懐に入れたまま知らん顔、カオスもそれはスルー!

結局その模型はレイナが持ち帰りカオスも満足そうな顔をしていた。




・・・




なんなんだよお前らは・・




それはさておき・・




全員集まったので緊急会議、インフェルノをどうするか意見を求めた、

まず反応を示したのが天使族、アリーゼがインフェルノに質問した。




「あなた達は摂りついた種族をパワーアップさせることが出来るの?」




「全部ではありません、我らが主に相応しいと認めた種族のみです」




「それは・・種族問わず主と認めたら可能なわけ?」




「制限はあります、例えば同じ無形態種族などは相性が悪く無理です、

我々の理想は融通が利く人間体、それも驚異の潜在能力を持つ者です、

我々はその潜在意識を引き出せる能力があるので摂りつきたいのです」




ここで天聖族のタウロが尋ねる!




「驚異の力を出せるのはわかったけど・・なぜあなた達は主を求めるの?

摂りついて相手を操れるなら別に主はいらないんじゃないの?むしろ・・

あなた達を制御する主はむしろ邪魔なんじゃないの?」




「そ・・そう考えがちですが・・我らは自分で魔力等を構築出来ないのです、

そのため主がいないと他に摂りつくしか生命を維持できないのです、なので・・

我らも死活問題なのです、なので摂りつかせてほしいのです!!!」




これを聞いた俺達は考える、というのも・・




・・・




インフェルノは小人族から聞いた感じ自己中心だと聞いた、それが引っ掛かる、

もし摂りついた後ルア達をないがしろにし生命の危機に陥ったら怖いからだ、

なので大人達は消極的かつ反対が多数、その空気を感じインフェルノ達は焦る。



・・・



俺達の方には自分達を知る小人族がいるので口での約束では通じないと悟る、

なので目線を変える、自分達が摂りついたら大きなプラスになること・・

これを伝えれば子供はもちろん大人達も気が変わるはず・・これに賭けた!




こう決意したインフェルノ達は・・




代表としてルアに摂りついていた青いインフェルノが一歩前に出て語る!




「皆様の疑いの気持ちは分かります、我々は今までは信用ない存在でした、

ですが・・突然見知らぬ世界に飛ばされ我々も生き残るため必死なのです、

どうか・・我々も切羽詰まっている事はご理解ください」




続いて・・




「おそらく我々はもう戻れないでしょう!この異世界で生きるしかありません、

なので主の存在は不可欠です!もちろんただ摂りつくだけではありません!!!

今から私が仮に彼・・ルア様に摂りついた未来をお見せしたいと思います」




そう言って青いインフェルノは広場に出た、俺達は囲むように見つめている、

すると青インフェルノは何やら変形を始めた、そして1人のイケメンが現れる・・




・・・




えっ?これって・・未来のルアなのか?




「えっ??あれルア兄なの?」




「う・・うそ~めちゃイケメンよ~」




いつも一緒なエナとソアラがマジで驚く、当の本人はめちゃ驚き照れていた、

見ている俺達も驚く、その雄々しい姿はワン●ースのエースを美化した感じ、

すると青インフェルノは右手に青白い猛烈な炎を展開し庭石に向かって構える。




「これからあの庭石を攻撃します、見ていてください!」




イケメンインフェルノはそう言って炎をさらに立ち上げ庭石を睨む、

すると・・猛烈な炎を纏った右手で庭石に向かって正拳突き!





「 地獄の業火ヘルファイア---」





グォオオオオオオオオオオオオオオ~~~~~~!!!!!




バシューーーーーーーーーーン!!!!!




2mはある庭石が瞬時に蒸発!そしてポーズを決めるインフェルノルア、

俺達は驚くばかり、このイケメンが将来のルアの姿だと言うのか?




・・・



当の本人は・・




「す・・すごすぎる!!!」




「どうです?私が摂りついたら将来貴方はこの姿になれるのです、さらに・・

これでもまだ30%程度しか炎は出していません、地獄の業火はより強大です」




「えっ・と言う事は・・?」




「そうです、私達の地獄の業火を意のままに操れるようになるのです!」




これには聖級を超える俺達も驚く、今迄見たことがない強大な炎だからだ、

抑え目に見てもブルーアイズのバーストと同等・・いやそれ以上かもしれない、

すると・・イケメンインフェルノが微笑みながらルアに語り出す。




「私達インフェルノは2種類あります、赤インフェルノは紅い業火を操り・・

私達青インフェルノは青の業火を操ります、その違いはお分かりですか?」




「あ・・はい、青い炎はより温度が高いと・・」




「そうですね、でも私達はその温度は感じません、理由は同じ存在だからです、

それは摂りつかれた貴方も同じ、なので意のままに操ることが出来るのです、

どうですか?このヘルファイアに・・私達に魅力は感じませんか?」




「そ・・それはもちろん・・だけど摂りつかれたら僕は干からびる・・」




「ははは!確かに魔力と生命エネルギーは吸い取りますが極僅かです、

大体主を苦しめて何になります?自分で自分の首を絞めるだけですよ?

なので普段は主が影響のない範囲で我々は摂りつく・・たまに逃げます」




「えっ?逃げるの?」




「まあ逃げる・・というか正確にはあのブルーアイズ達と同じになります、

四六時中一緒にいると飽きるし喧嘩の種にもなります、なので一旦離れます、

我々もブルーアイズ達と同じように生命が維持出来れば単独で動けますから」




この言葉を聞いてルアは考える、この能力は間違いなくブルーアイズレベルだ、

この能力があれば先でも天聖族の弟妹達と同格以上になれるだろう・・だが・・

本当にインフェルノ達を信頼していいのだろうか?何か裏があるかもしれない・・




・・・



ルアの態度を見てまだ自分達が完全に信頼されてないと悟るインフェルノ達、

だが当初に比べ話は聞いてもらえているので手応えは感じていた、もう一息!

自分達が摂りついても問題ない・・事を伝えれば間違いないと感じていた。




ここでカオスが一旦話を打ち切る、悩んでいるから間を開けた方がいいと進言、

俺も子供達もその進言に賛成、インフェルノ達も焦る必要は無いと判断し頷く、

この日は解散・・インフェルノ達は行く当てが無いので神殿に置くことにした。




・・・



地獄の業火を神殿に置く・・・




・・・



矛盾してないかな???



・・・




俺は以前の世界の常識は・・この際考えないことにした。




インフェルノ達は俺に相談・・



と言う名の生命エネルギーと魔力を求めてきた、そこで俺は考えた、

魔力は蓄えていた天然石を提供、インフェルノ達は即座に天然石に摂りつく、

これで魔力は何とかなった、あとは生命エネルギーだが・・



・・・



これに関しては俺がインフェルノ達に逆質問、摂りつく以外の方法を尋ねる、

すると・・




「貴方方が食べる一部の食料で補う事も出来ます!」




それを早く言え!




俺は細かく尋ねた、食料で生命エネルギーが補充できるなら問題ない、

ルア達はインフェルノに興味がありそうだから・・



・・・



インフェルノ達の返事は・・




「生き物であれば生体エネルギーを吸い取れます!」




それを聞いた俺は考えた、そしてある生き物を提供することにした。




「これは・・すごくいい生体エネルギーですね!」



「これは素晴らしい!このエネルギーは癖になりそうです!」




インフェルノ達の評価は上々・・




「いや~助かりました、食べるためとはいえ苦しませたくなかったので・・」




料理人達の評価も上々・・




・・・




俺は刺身等にするマグロ等の魚を・・




捌く前にインフェルノ達に生命エネルギーを吸い取らせた。




すると・・




魚たちは静かになり・・苦しませることなく俺達の食卓に並ぶこととなる、

不思議なことに味は変わりなく・・いやむしろ味が増したような気がした。




それと・・




「あ~んルア兄かっこいい~~!」




「う~~んたまらないわ~~~!」



実の妹・・まあ腹違いではあるが血の繋がっているエナとソアラ!




この2人は・・




マジで将来のルアに・・




恋していたのだった!
















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