表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
385/796

神族への怒りと今度こその俺達の拠点





ミオ達はヤマダさんの村・・もう街となった聖地で2日程過ごした、

その後西の大陸に行き続けて北の大陸に行きその後ルーム国に来るらしい、

大体1か月前後各地を旅するようなので・・しばらくほっといた!




その頃俺は・・・




神族と相談中、新たに造ってもらった拠点はパピータ神殿と化していた、

途中の9つの門は各種族のSD人形を置いていてそれを見に観光客が訪れる、

常時100人位が参拝や観光に訪れるので俺が住むことは不可となる。




神族としては・・




ある程度の参拝はあるかとは思っていたが・・




・・・




予想を遙かに超える賽銭が手に入り・・その流れは当分止まりそうにない、

なので俺達が帰ることは却下、当分借屋敷で過ごすことになってしまった、

俺達としては文句も言いたくなったが・・難民救済だから黙るしかない。




だが・・




俺としては拠点をその都度奪われるのは不愉快なので・・




言葉は選んだが・・神族に怒りをぶつけた!




・・・




神族もさすがに俺の怒りは理解していた、仮にも神族に一番近い俺、

止むを得ないとはいえ・・あまりにも無慈悲な行動に反省してはいる、

なので今度は俺専用の拠点は誰にも手出しさせないと約束してくれた。




話が済んだら神族は皆帰っていく、俺はやっと心が和んだ!




よし!




これから俺の・・俺達の新たな拠点を造ろう!ブルーアイズ達と握手!

気合いを入れた後新たな拠点を造る地を探すことにした、ちなみに・・

ルーム国以外も検討・・ルーム国王が絶対留まれと懇願するので応じた。




国王は希望地があれば出来るだけ融通してくれるそうで俺達は考える、

今度は利便性も兼ねて駅近を考えた、さてどこに造ろうかな?

ちなみにルーム国の駅名は以下の通り!



⇔ ルーム王国城駅。 


⇔ 鍾乳洞町駅。 


⇔ ワイバーンの住家駅。


⇔ ガルーダの空港駅。 


⇔ 魔族と人間との友好駅。 


⇔ 西町駅。 


⇔ 軍艦整備港駅。 


⇔ ドラゴン鍾乳洞駅。 


⇔ グリフォン天空駅。 


⇔ 魅惑のエルフ駅。 


⇔ エリーナとクリスティーナ駅。


⇔ 城下町駅。 



・・・



改めて見ると・・便乗感満載の路線だとつくづく思った。



まず対象外の駅を決める、行事事や他の種族への配慮から以下は見送る。



⇔ ルーム王国城駅。 


⇔ 鍾乳洞町駅。 


⇔ ワイバーンの住家駅。


⇔ ガルーダの空港駅。 


⇔ 魔族と人間との友好駅。 


⇔ 軍艦整備港駅。 


⇔ グリフォン天空駅。 


⇔ 魅惑のエルフ駅。 


⇔ エリーナとクリスティーナ駅。


⇔ 城下町駅。 



あと西町もルーム国民が密集しているルーム島第2の街なんで場所が無い、

なので残ったドラゴン鍾乳洞駅付近を探していると・・空き山があった、

ここはかつてエニウェアはじめ各種族が休憩に使っていた場所らしい。




感じとしては富士山の山頂に似ていて勾配はあるが特に規制は無い、

駅から歩いて30分とちと離れるが人家が無いのでここに決めた!

早速俺達は建物造り、さて何を参考にしようか・・



・・・



・・・



個人的には聖●士星矢のアテナ神殿を考えていたが・・

あまりにも漫画の影響すぎるので中断、急ぎ世界各地の城を思い出す、

だが日本の城はすでに2つ造り共に没収されたので目線を変えた!



俺は行ったことはないのだが・・



ホーリーキマイラ猫のオスが・・激しく俺に訴える!




「この城にしましょう!いえ絶対この城にしてください!」




ホーリーキマイラ猫は収納魔法からある図鑑を取り出し俺達に見せる、

その城は・・




世界遺産「モン・サン・ミッシェル」天空の城!!!




・・・



なんか見た事あるな・・



それもそのはず!映画「天空の城ラ●ュタ」のモチーフにもなったフランス・

ノルマンディーの海に浮かぶ島、モン・サン・ミッシェル、海上のピラミッド、

写真では無くジェニーが書いたイラストだが・・とても美しい城だ!




「いいのではないか?この城は我らに相応しいと思うぞ!」



「ああいいと思う、我らもこの城には心惹かれる・・」




「ぴぃ~ぴぃ(訳 いいよいいよこれにしよう!)」




「きゅ~~きゅ~~(訳 この城なら仲間にも自慢できる~!)」




「にゃ~~にゃ~~(訳 ぜったいこれがいい!よし決まり!)」




なぜか猫の鶴の一声で決まった俺達の新しい城、早速着工に移る、

各地で暇そ~~にしているライアンとジェニーを総動員して建設開始、

だが完全コピーではない、一応軍事も絡むのでヘリポート等も追加した。




俺達は寝る間も惜しんで工事を進める、魔法があるので造るのが早い早い、

手が空いたジェニー達に俺は指示、新たな制服を作るよう要望し同時進行、

感じとしてはシスター服と特攻服を組み合わせたような斬新な制服となる。




万一の避難場所としても活用するので部屋を大量に作る、その数100超え、

かなりの大きな城になるので様々な設備も導入し司令塔としても使える、

勿論外敵に備えるため各箇所に機銃やミサイル等を配備し有事に備える。




海からは離れているので地下道を整備、緊急滑り台も備え即座に脱出できる、

駅からの荷物はロープウェーを使う、裏山に設置し景観を損ねないようにした、

籠城に備え様々な果物の苗を植え・・桜だけは例外であちこちに植える。




観光客が来ることも想定し城の周りにはレストランやホテルも建設した、

神秘的な景観を演出するため近代的な設備は隠し目立たないようにする、

基本歩いて頂上には行けるが城の中枢は選ばれた者しか入れない。




工事は着々と進み美しい城が姿を現し俺達は歓声をあげる!!!

さらに気合いが入った俺達は装飾にも拘る、中世ヨーロッパのような感じ、

だが近代的な設備が隠れて配置されたこの城は年中快適に過ごせる。




城の名前は・・これは一旦中断、公募で決めようと思う。




半月後・・




城は8割ほど完成、周りの建物や設備もほぼ設置完了し試運転、

現時点どの設備も順調に動く、この日は暑かったが魔力エアコン、

それとミストシャワー等が働き城内は快適に過ごせている。




上下水道に関しても抜かりはない、浄化槽を大量設置し環境に配慮、

水は・・ちょうど地下水脈を見つけたのでそこに配管を通し解決、

この水脈は孤立したものだったので他の地域の住民たちに影響はない。




一か月後・・・




城は完成し俺達は荷物を新たな部屋に運び・・やっと落ち着いた、

外に様子を見に行くとジェニー達が新たな従業員と面接をしている、

各地から集まってきたらしく・・皆緊張して面接に挑んでいた。




面接はジェニー達に任せ俺達は裏手にあるサッカー場に移動する、

野球場も欲しかったがスペースの問題でサッカースタジアムのみ、

約一万人ほど入れゆったりとした空間、ちなみに武道大会も開ける。




俺達はしばらくサッカー場で気分転換、汗流してシャワーを浴びる、

そのまま部屋に戻り簡単に食事を済ませる、この時点では店は開いてない、

現在従業員を募集している最中なので俺達はレトルトで済ませた。




二日後・・・




従業員が決まったとジェニーが部屋に来て報告、だが顔が青ざめてる、

俺は代表として皆が待つ大会場に急ぐ、そこで着替え壇上に立つ!

そして挨拶・・




「みなさま遠路はるばるこの城に来て頂き感謝申し上げます!

これから皆さんとともにこの城で・・ありゃ???」




・・・



壇上の下に座っている新たな従業員たち・・のはずが・・



・・・



「ちょっと!何してるのよ!早く挨拶を進めなさいよ~!」



「コウさん早く進行をお願いします!」



「早く部屋に行きたいんだ!挨拶を進めてくれ!」




・・・



席には・・



見慣れた神族の方々・・さらに見慣れた重鎮の方々・・



さらに・・



「あなた何してるの?さっさと進めなさい!」



「おとうさん早く早く~~~!!!」



エリーナとエマ、ソニアと・・ルアたちもいる。



・・・



俺は・・・



しばらく言葉が出なかった。













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ