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エリーナの思惑と女性艦隊とすごい友達




当り前と言えば当たり前かもしれないが木人形にも女性は沢山いる、

彼女達は戦時中空襲や現場での看護等で戦いに巻き込まれ戦死した、

中には軍港工場に招集された者も多くそこで命を落とした方も多い。



この度異世界に召喚された彼女達は主に軍港で働いていたらしい、

戦争末期で人材が乏しくなり女学生を動員し艦の部品を製造していた、

そこで修理中の艦ともども攻撃され若い命がたくさん失われた。



彼女たちは戦争が終ったら・・



いっぱいオシャレして美味しい物を食べ青春を満喫しようと・・



皆で約束していたが夢かなわず命を失ったと・・



前にこの話を木人形から聞いていたエリーナは涙を流していた。



今エリーナとエマ、それと祖母木人形と魔族と人間達は会議室、

何やら念入りに話をしていて俺たち男性陣は立ち入り禁止だった、

時々歓喜が聞こえるのはなんでだろう?



翌日・・・



ドワーフの村に向かう艦隊が西町の港に集結していた。



戦艦扶桑を旗艦として艦長エリーナ、サブにエマと祖母木人形、

戦艦山城には・・魔族と人間の女性が艦で指揮を執ることになった、

各艦エリーナの指示でほぼ女性木人形が占め男は整備士等少数だ。


魔族と人間が女性なのは・・


男性陣は先般開拓した畑の収穫と作業で忙しく動けないからだ、

魔族と人間の長から連絡があり今後は彼女達が俺達との交渉役、

艦の責任者として任命したので宜しくと聞いている。



彼女たちは魔族と人間の中でもかなり優秀な存在らしい。



魔族も人間も名前はあるが長いのでエリーナが名前を考えた、

とりあえず思いついた名前を急いで書きそれを彼女達に見せた。

彼女達は名前の意味を気にせず響きだけで選び感激していた。



魔族の女性 ⇒ アミー(悪魔の名前)


人間の女性 ⇒ サクラ(日本の桜の木)



あれ?



苗字がないけど?



喜ぶアミーとサクラに尋ねてみた。




「私たちに苗字は要りません、使わないので」



・・・



俺達はカオス達に目線を向けた!



カオス達は・・



目を背けおやつのもみじまんじゅうをひたすら食べていた。



・・・



それはさておき



今回木人形も含めほぼ女性陣で占めたのはなぜだろう?



残るクリスティーナが理由を聞いてるようで尋ねた。



「すみません・・姉から秘密にするよう言われてるので・・」



・・・



俺達男性陣の疑問を無視するように艦隊は出港していった。




ここからは私エリーナの視線で話を進めます!



戦艦扶桑を中心右として山城が中心左を巡航中!



空母ホーネットが扶桑の後ろ、ヨークタウンが山城の後ろ、

扶桑の前を鳥海・筑摩、左に縦並びで那珂・能代・神通、

右に縦並びで白雲・暁・響が巡航しています。



西の大陸が見えてきて艦隊は右に進路を変え川に向かう、

川に差し掛かると艦隊は縦並びとなり川に入り奥に進む、

艦の並びは軽巡能代を先頭として以下の通りとなります。



軽巡   能代。

駆逐艦  暁。

駆逐艦  白雲。

重巡   鳥海。

戦艦   扶桑。

航空母艦 ヨークタウン。

重巡   筑摩。

航空母艦 ホーネット。

戦艦   山城。

軽巡   那珂。

軽巡   神通。

駆逐艦  響。



「航空機発進!上空旋回して敵に備えてください」



エマの合図で戦闘機が10機ほど発進した、全部プロペラ機だ、

今回空母ホーネット・ヨークタウンにはプロペラ機も搭載している。

というか・・艦載機の半分はプロペラ機でもう半分は音速機だ。



これはエマの希望で小回りの利くプロペラ機も欲しいとのこと、

森の中に隠れる魔物も多いので音速機だと勢いがありすぎて不便、

衝撃波も大きいので森を痛めると生態系が崩れるからとの配慮だ。



さらに航空機は艦隊後ろも細かくチェック、特に最後尾の響を見る、

万一響に何かあると前にいる軽巡神通が牽引するよう準備をしている、

当然ながら各艦前後の僚艦をしっかり監視して用心に備えてる。



西の大陸を3分の1程横断した所で敵?が30頭ほど出た。



「サーベルタイガーよ!」



動物園で見る虎位の大きさで口には大きな牙が出て豹柄だ、

複数で獲物を襲う森の猛獣で魔法も使え賢さもあるようだ、

そのサーベルタイガーが各艦を睨みつける。



先頭にいる軽巡能代が全主砲をサーベルタイガーに向ける、

すぐ後ろの駆逐艦暁もサーベルタイガーに砲を向け戦闘態勢、

他の艦も戦闘態勢に入り緊張した雰囲気となる。



「あの・・撃たないで・・それと止まってください」



エマがそう言うので能代と暁は攻撃体制のまま一旦停止した、

他の艦も一旦停止、するとエマが洋弓を構え上空に矢を放つ、

矢は上空で爆発し赤っぽい煙が上空を覆う。



それを見たサーベルタイガーは・・



何かを悟ったかのように引き返し森の奥へと消えていった。



「彼らは私たちエルフと友達なのです」



スゴイ友達ね・・・



「さあ行きましょう!」



エマの笑顔の合図と共に各艦同時に動きだした。



私はエマを見て・・



頼もしい仲間が出来たと内心喜んでいた。



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