豊乳メイドさんのツッコミと本当に種馬扱い
顔面ボコボコの革新した魔物3体・・言いにくいな・・
彼ら彼女たちは名は無い、ある意味出来立てだから何もないようだ、
そのためか着るものも魔物が来ていたボロを魔法で継ぎ足したもの、
なので見た感じ乞食に見える、なんか可哀想になってきた。
無人島に仮設したプレハブ(魔力エアコン有)でエリーナ達が話し合い、
その内容は全艦に放送され上記の内容の話し合いを全員が聞いていた、
光輝族と聖皇族は複雑な気分ではあるが・・状況を理解し受け入れた。
サナとサキ達はこの3体が許せない様で俺達に極刑を求めてきた、
だが俺は彼女達を宥めて艦に残るよう命じ不満ながらも彼女達は従う、
と言うのも・・
● 革新3体は元はと言えば破壊神が無理やり連れてきたもの。
● 魔物達も食べないと死んでしまうので弱肉強食の行動は当然。
● 凶暴な魔物達は絶滅させ話が通じるこの3体だけが残った。
● この3体は仲間の魔物が俺達に・・別にどうでもいいらしい。
● この3体は俺達と戦う気は無く共に歩みたいと言っている。
● この3体は衣食住を確保できれば俺達の下で働いても問題ない。
● この3体はこの異世界に拘ってないので一緒に連れて帰る。
「今後とも宜しくお願いします!!!」
革新3体との交渉は成立、3体は俺達の遊撃部隊として採用した、
具体的には・・当面は相性などもあるので固定した部署に属さない、
ある程度慣れるまでエリーナの指揮下に入りそこで行動する。
3体には名前が無いので俺が名付け親となる・・なぜ俺なんだろう?
「コウさんの仕事じゃないですか!!」
メイドさんがツッコミを入れたので従うことにした。
ちなみに傍にいるのは豊乳メイドさん2人、どちらも俺のタイプの顔、
彼女達は元々第8艦隊に所属していたのだが・・ある募集を見て応募、
30名程の応募から選ばれ俺の身の回りの世話を担当することとなる。
その募集内容とは・・
「コウさんに関心がありセクハラOKの独身メイドさんを2人募集します、
業務内容はコウさんの身の回りの世話、およびツッコミ係等をお願いします!
時給は2500ギル、出張等は別途手当を支給いたします!」
さらに補足・・・
「基本は身のまわりの世話ですが夜の営みを求められることもあり得ます、
なので婚姻OKと子供を設けることが出来る種族が応募条件となります、
身分は問いません、婚姻に至った場合妻としての地位は約束致します!」
なんなんだよこの条件は・・
これに関しては・・元々のメイドさんが俺と婚約し妊娠したので補充、
営み後わずか2日で妊娠したので急ぎ補充を行う必要があったため、
俺は必要ないと断った・・その声は無視され緊急補充されていた。
というのも・・
誰の子が俺の後釜になるのかはわからない、さらに女性陣の要望もあった、
先般の花嫁募集の際選考に漏れた女性が短所を改善しリベンジを求めた、
だが直の花嫁の場合条件が高いこともあり垣根の低いメイドさんを狙った。
メイドさんならある程度の期間俺と接するので・・・
相性を考える時間も出来るので・・
仕事をしながら・・
高収入を得ながら総司令官の妻となれるかもしれない・・
俺達の異世界では平均時給は大体700~1500ギルがほとんど、
なのでメイドさんの仕事は庶民にはかなりの高収入、さらに・・
俺に気に入られたら妻となり地位は約束される・・応募は絶えない。
当然ながら審査はあるが・・メイドさんなので花嫁よりは低い。
ちなみにこの豊乳メイドさん2人も後日俺の妻となり子を授かっている、
理由は簡単、俺が扱いやすいこともありあの手この手で婚姻を成立させた、
具体的には・・わざと俺にぶつかりセクハラ扱いとし責任を取らせる等々。
そのためメイドさん募集は随時行っている、その都度俺は婚姻させられる、
俺は断り続けたが・・応募者が絶えない事、子が欲しい女性陣に一蹴された、
今では大体半年に一度メイドさんが交代、全員が寿退社?となっている。
・・・
俺は・・本当に種馬扱いとなっていた。
とりあえすこれはさておき・・
3体の革新魔物の名前は・・3つ候補を選び本人に選ばせることにした、
尚この3人は両性ではあるが・・その気になれば営みも可能らしい。
● アルファ・ベータ・ガンマ。
● 風雅・雷雅・雪雅。
● ハヤテ(疾風)・ツバキ(椿)・カリン(花凛)
「これでお願いします!」
決まったのはハヤテ・ツバキ・カリンの名、以降この名で呼ぶことになる、
ハヤテ達はエリーナの指揮下に入り・・まず臭いので急ぎ風呂に放りこまれた、
当然男女別、綺麗になったハヤテ達はエリーナが用意した専用服に着替えた。
続いてお勉強タイム!の前に空腹だったらしく武蔵の食堂で腹ごしらえ、
なぜか異世界の面々は箸は初体験のはずなのに上手に扱い食事を食べている、
もう慣れた俺達は無視して食事を提供、その後改めてお勉強タイムとなる。
具体的には俺達の歴史と考え、日々の過ごし方と金銭でのやり取り等説明、
ハヤテ達は現時点軍人となり給料制で食事や衣類等は1年間無料で支給、
その後は働きに応じて収入変動、欲しい物は自分で購入するようになる。
この辺はヒミコ達と同じ、ハヤテ達は理解して図書館に籠り勉強に没頭、
転送の鏡が作動するまで武蔵に籠り猛勉強、以降は遊撃隊として働く。
驚異が無くなったカウノス達は各地を立て直し・・ほぼ前と同じになる、
各種族の大人が全滅していたので当面の間光輝・聖皇族が親代わりとなる、
喋ることは出来ないが俺達の行動を理解できる種族はある懇願をする。
それは・・
俺達の住む異世界で移住・もしくは働きたいと言ってきた、
特にピンキーやラッドルなどは艦に乗り込んで働き稼ぎたいらしい、
ちなみにピンキーの大好物は人参、ラッドルはジャガイモだそうだ。
・・・
カレーや肉じゃがの具材狙いなのは見え見えなのだが・・
各艦に加え軍行動に携わる共通事項の一つに金曜日はカレーと決めている、
金曜日には自分達の大好物が出るのは確実なのでピンキー達は大懇願、
何とか軍に入り大好物をGETしたい・・他の種族から異論が出た!
「ピンキーは我慢できますがラッドルは軍以外に所属させてください」
「ピンキー・ラッドルは危険です!軍以外でお願いします」
「既に艦内は満員です!ピンキー達は自然で過ごすべきです!」
・・・
なぜか反対する種族が多い・・ピンキー達ははぶてていた。
ここで豆知識!
ピンキー達のような4足歩行の種族・・例えばサーベルタイガー、
羊のような魔物、さらにクラーケン等も各艦に所属し大活躍している、
例えばサーベルタイガーは夜番、羊は昼番と監視活動に従事している。
各艦にはレーダーがあるのだが・・
あまりにも数が多い・・例えば渡り鳥の大群等に敵がいるかもしれない、
そのような場合双眼鏡などに加えてそれらの種族が自分の眼で監視する、
怪しいのを見つけたら即通報、これもあり小型の魔物も見落とさない。
ただカラミティのような神級クラスには対応していない、同レベルの監視、
中・低級レベルは戦闘力は低いが病原菌などを持ちまき散らされると厄介、
なのでこれらの種族は艦を広範囲に動きそのような侵入を追い払っている。
クラーケン等に関しては身体の小さな子供(2m位)が乗り込んでいる、
主な任務は注排水システム等海中に関わる設備の点検と簡易整備を行う、
万一危険生物と鉢合わせした時は氷の盾や粉末ガードが働き身を守る。
給与などに関しては金銭や現物支給、他と同じように別途手当も支給される、
これらは希望に応じ貯蓄や家族などの仕送りも可、専用通帳で管理している、
肉球でも押せるように専用のタブレットを支給、いつでも確認できる。
豆知識はここまで!
これを知ったピンキーやラッドル等は艦の配属を希望、だが乗組員が反対、
理由は単純、大好物の人参やジャガイモを見ると抑えが利かないのは明白、
人参とジャガイモを食べられるとカレーの味が変わるので乗組員は反対する。
「ピ~~ピッピッピ~~ピィ~(訳 我慢・・我慢しますから~)」
「キュ~~キュキュ(訳 お・・お願いします、配属させてください)」
あまりにも悲しく懇願するので・・
乗組員達は乗艦をしぶしぶ許可、ピンキー達は早速各艦に乗り込んで働く、
思ったより真面目に働き・・特にピンキーは空を飛べるので上空も監視可、
働きに関しては問題ないのだが・・
「ガリガリガリガリ・・」
「ボリボリボリボリ・・・」
本能を抑えることは無理だったようで・・
俺達の異世界に戻るまで・・
カレーと肉じゃがは人参とジャガイモ抜きとなる。
・・・
乗組員達は呆れが止まらず・・
・・・
ピンキーとラッドルの給与3割減でなんとか妥協した。
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