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猛烈な攻撃弾の嵐と巨大化した魔物の睨み




透明となった4隻は無人島を中心に東西南北に分かれ砲を構える、

ちなみに信濃も透明化出来るが現時点展開していない、というか必要無い、

信濃は街を守っているので透明になると逆に味方が混乱するからだ。




無人島には既にコロ・ヒミコ・ミユキと護衛の仙嶽と翡翠がいた、

仙嶽と翡翠がコロ達を無人島に運び覇気を放出したら抱えて逃げる、

その際は空気玉を展開し海中に潜りどれかの艦に戻り合流する。




というのも・・




覇気を展開した後四方から魔物が飛んで来るのは間違いない、なので・・

仙嶽達は魔物達の動向を見極めながら数の少ない方面に向かう、

そして一番近い艦に戻る、船底は透明化の状態でも海底からは見える。




「いい?覇気を取り出すわよ」




「や・・優しく頼むぞ、我は微力なんだからな」




「わかってるって!それじゃいくわよ!」




なぜかヒミコがコロの頭を掴みミユキがコロの尻尾を掴む、

そうして・・




「あ~~~~~~ん!」





ガブリ!!!!!




「ギャアアアアアアアアワ~~~~~~~ン!!!!!!!」




なんとミユキがコロのくるくるしっぽをガブリ!それも思いっきり!

思わずコロは大悲鳴!その一瞬コロの覇気を見つけたヒミコが手で掴む、

すかさず破壊神の魔力を注ぐと・・猛烈な殺気が展開され拡散していった。




ギュイイ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!




次の瞬間魔物達は素早くこの殺気を感知、急いで無人島に飛んでくる、

ヒミコとミユキ、コロは朦朧もうろうとしながらその場に倒れ込む。




「ハラヒレホレ~~!!!」




全神経を注いだ2人と1匹はその場に倒れる、すかさず仙嶽と翡翠が動く、

すぐさまお姫様だっこ・・はせずに背中に抱えコロは翡翠が抱きかかえた、

そして空気玉を展開、4人と一匹は即座に海に飛び込み海底に逃げ込んだ。



破壊神の殺気を感じた魔物達は各地から我先にと無人島に飛んでくる、

その数・・約10万・・?




あれ???




多すぎないか?




共食いをして大幅に減ったはずなのになんでこの数なんだ?

その理由は・・なんと魔物達は分身を繰り返し数を増やしていた、

破壊神を守ろうとする本能だろう、数を増やし包み込んで守るようだ。


 


なら・・何のために共食いをしていたんだ?




俺の疑問に答えたのは・・ブルーアイズ達だった。




「おそらく魔物達は破壊神を待っていたのだろう、だが先に我々が来た、

予期せぬ敵にそなえ共食いをして力を強めたが数は当然大幅に減る、

破壊神を守るため分身を行い一時的に数を増やし後で元に戻る気だ」




なるほどな・・




そういえば前の戦いの時魔物達は一か所に集まり何かを守っていた、

あの時は猛烈な数と来たばかりだったので共食いをする間は無かった、

だが今は俺達という強大な敵がいるので分身で場を凌ぐ考えのようだ。




魔物達の分身は俺達には都合がよかった、その最大の理由は弱体化だ、

特級クラスが大勢とはいえ分身すればするだけ個々の強さは大幅に落ちる、

魔物一体につき5~10体ほど分身、ほとんどが中級クラスに落ちている。




中級クラスなら拳銃でも十分倒せる、各艦は横向きになり砲を島に向ける、

動くとバレるので乗組員は急ぎトイレ等を済ませる、そして透明化を展開、

全員銃を構えその場で待機、万一気づかれた場合即座に攻撃する。




「大和!透明化展開します!全乗組員持ち場から離れるな!」



シュウウウウウウウウ・・・



島から見て東にいた大和が全停止、透明化を展開して全く見えない。




「武蔵透明化展開!乗組員は全員静観するように!」



シュウウウウウウウウ・・・



南にいた武蔵が透明化展開、全動力を停止しその姿を消した。




「モンタナ透明化展開! all quiet (全員静かに!)」



シュウウウウウウウウ・・・



西にいたモンタナが透明化展開、瞬く間にその姿は海上から消えた。




「紀伊透明化展開します、全乗組員物音をたてないように!」



シュウウウウウウウウ・・・



北にいた紀伊が透明化展開、周りと同化するかのように姿を消す。




ちなみにこの4隻は僚艦の射線上から離れ同士討ちを避けている、

仮に砲弾が魔物に当たらず無人島を超えても他の艦は被弾しない、

その辺は徹底している、仲間の艦の攻撃に当たることはあり得ない!




しばらくすると・・




4方から魔物達が分身を繰り返しながら飛んできた、その数約10万、

南方面からの飛来が最も多く反面北方面が一番数か少なかった、なので・・

仙嶽達は北に移動、一番近い紀伊の船底に移動し艦に戻った。




4隻の乗組員達は・・静かに息をしながら魔物の襲来に備える、だが・・

魔物達は破壊神を守ることを最優先としているようで全然気づかれない、

頭の上を次々飛んでいく魔物を見て・・乗組員達はホッとしていた。




そうして・・




魔物のほぼすべてが無人島に到着、無人島は魔物達で溢れかえった。




魔物達は無人島の中心に破壊神がいると思ったようで島を囲みだした、

そして回転、まるで竜巻のように巨大化して島を丸ごと包んでいた、

この光景は・・俺達にしてみたら気持ちの悪い的以外考えられない。




なので総攻撃!




「全艦透明化解除!即座に総攻撃を行います!」




ブゥウウウウウウウウウウ~~~~ン!!!!




4隻の透明化は一瞬で解除され・・全砲が即座に発射体制!




「撃ち方~はじめ!!!!」




ズグァ~~ン!スガ~~~~ン!!



グォ~~~ム!グォ~~~ム!!!



ドガガガガガガガガガガ!!!!!!



ズシュ~~~ン!ズシュ~~~ン!!!




4隻の主砲、副砲、レールガン、高角砲、機銃等が無数に発射される、

ミサイル以外の砲をこれでもかと撃ちまくり砲弾・弾丸の嵐を巻き起こす、

それらは竜巻と化した魔物達に次々と当たり爆発、約半数が落ちていった。




ズガガガガガア~~~~~~~~~ン!!!!




ギァアアアアアア~~~~~~



グェエエエエエエエエエエ~~~




魔物達の悲鳴が無人島に響く、一部の魔物は分身を解除し元に戻る、

そして急ぎ逃げようと・・俺達の第2弾がそれを阻む!




「対空地雷・対空海雷攻撃開始!分身を解いた魔物を集中攻撃せよ!」




ピィイイイイイイイイイイイ~~~~!!!!




ズシュ~~~~ンズシュ~~~~~ン!!!!!




ズガガガガガ~~~~~ン!!!!!




グギャアアアアアアアア~~~!!!




海岸等に仕掛けてあった無数の対空地雷、対空海雷が魔物達に襲い掛かる、

魔物は結界を展開したり逃げたり魔法で攻撃、だがミサイルは次々と命中、

魔法を展開する前にミサイルが着弾、逃げても追尾して魔物を攻撃していた。



それらの攻撃を何とかかわした魔物たち・・数は大幅に減っている、

殲滅するチャンスとばかりに各艦追尾式ロケットランチャーを向ける!




「蹴散らせ!」




ズシュシュシュシュシュシューーーン!!!!




ドグゥアガガガガガガガ~~~~~~ン




無数のロケット弾が発射され残った魔物に襲い掛かり次々と着弾!大爆発、

結界で凌ごうとした魔物達、だが俺達の攻撃は魔法ではないので意味が無い、

そのことを知らない魔物達は次々撃たれ息絶える、残ったのは100体前後・・




グガアアアアアアアアアアアア~~~~!!!!




一匹の魔物が雄叫びをあげる、すると次の瞬間魔物達が次々と合体した、

そうして巨大化!約50mはありそうなその巨体は殺気に満ちていた、

おそらくこれが巨大化した魔物だろう、一度分裂していたようだ。




ゴアアアアアアアアアアアア~~~~!!!!




その数10体、そのうちの2体は無人島に降りた、破壊神を探している、

残りの8体は東西南北にいる俺達の艦を見て睨んでいる、そして雄叫び!




ゴアアアアアアアアアア~~~~!!!!!!!!!




まるで2体がペアを組んだように並び睨んでいる艦に狙いを定める、

そして・・




ガオオオオオオオオオオオオオオ~~~~~!!!!!!!!




怒り狂う8体の巨大魔物は・・



2体が大和に・・



2体が武蔵に・・



2体がモンタナに・・



そして紀伊に2体が・・



各艦に向かって一直線に飛んできた!




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