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888空戦隊と異世界仕様戦術高エネルギーレーザー




俺達に気付いた魔物達が各地から一斉に飛び立ち第7艦隊を狙う、

その姿は人工衛星からの画像にしっかり映っている、さらに・・

飛び立った後の大地には・・サナ達の家畜が無残な姿で倒れていた。




どうやら一部の破壊神が回収を怠ったようで魔物達は我が物顔で占拠、

主人達を失った家畜やペット等はこれらの魔物に捕食されているようだ、

ほとんどが餌食となり身体の小さい一部が岩等に隠れ生き延びている。




この事実を知った光輝・聖皇族達は涙を流し猛烈に怒り即座に戦闘態勢、

空を飛べ戦える者は各艦の甲板に集結してカウノスとビュブリスの命を待つ、

まずは各艦の艦砲射撃で先制して数を減らしてから白兵戦に持ち込む!




魔物達はレーダーで監視、30kmまで近づいたら各艦の砲撃で蹴散らす、

その後各艦は前進してカウノス達の大陸に近づき家畜やペット等を救出する、

絶望的な状況ではあるが・・わずかな可能性でも俺達は行動することにした。




「全戦闘機出撃!魔物達を蹴散らせ!」




「了解!発信します!」




キィイイイイイイイイイイ~~~ン!!!




まず大和・武蔵・紀伊・モンタナの艦載機が艦尾に現れ次々と離陸していく、

各艦3機ほど搭載しており12機の垂直戦闘機が上空で待機している、

これらの機は光輝・聖皇族達の護衛兼万一の救助機として行動する。




ヘリも出撃体制、信濃を除く艦は今回ヘリは1機のみ載せていた、

遠距離を飛べて足早の偵察用の垂直戦闘機を優先的に載せたからだ、

ちなみに信濃には救助用のヘリ8機があり艦載機離陸後に出撃する。




続けて航空戦闘母艦信濃が動く!




臨時艦長のサナとサキが戦闘機隊に出撃指示を送る!




「888(スリーエイト)空戦隊・ブルーシャーク隊出撃してください!」




「了解!888空戦隊出撃します!」




「了解!ブルーシャーク隊出撃します!」




ビービービービビービー!!




信濃のエレベータに乗った艦載機が甲板に現れカタパルトに連結される、

だがこの最初に出てきた改良型橘隼4機はブルーシャーク隊ではない、

それは新たに創設された888空戦隊、4機が信濃に乗り込んでいた。




ちなみに888空戦隊の名の由来は・・言うまでもなくエ●ア88、

原作の傭兵部隊が優秀なパイロット達なのでそれに習い各艦隊から厳選、

主人公と同レベル以上の操縦の腕があると判断された者が入隊出来る。




その隊長機の操縦席に座るのは・・




なんと天聖族ヘミニの夫マテオだった!




「コントロール!888隊マテオ機出撃する!許可を頼む」




「オッケー~マテオ機離陸を許可する、でも海に落ちるなよ!

お前が落ちるとしんどいし回収が面倒だしヘミニさんが泣くぞ!」




「うっせーよ!いいから離陸するぞ!」




「はいはい行ってらっしゃい!GOOD LUCK!!!」




キィイイイイイイイイイイイ~~~~~ン!!!




完全いじられキャラとなったマテオは管制官にからかわれての離陸、

だが戦闘に出る緊張した仲間をからかう管制官はいない、ということは・・

マテオはからかっても問題ないレベルのパイロット・・とも言える。




続くように部下の3機が離陸、上空で待つマテオと合流する!




「888空戦隊続け!まずは艦隊に向かってくる敵を迎撃する!」




「あいよ!迷子にならないように誘導してね!」




「そうそう!前みたいに戦闘機から飛び出して戦うのも無しよ!」




「飛び込むのはヘミニさんの胸だけにしてね、私達はお断りよ!」




「お・・お前らな~~~!!!」




888空戦隊に配属の若い女性エルフパイロットにからかわれるマテオ、

ブルーシャーク隊のライアン達は呆れ汗、だが誰も深くはツッコまない・・

それはそれと無視して次々と離陸、艦載機約50機が信濃から飛び立った。




その後戦闘機隊は敵と遭遇、マテオ達はある作戦を聞きそれに従い敵を翻弄、

それは・・陸地にいた敵をなにも無い海上に敵をまとめる誘導作戦だった。




その少し前・・信濃が動きだし戦闘モードとなる!




「信濃戦闘モード!遠方・対空戦闘に備えてください!」




「了解です!」




艦長代理サナとサキの合図とほぼ同時に信濃が戦闘モードに切り替わる、

他の4隻と異なり信濃は艦載機を離着陸・収納・整備等をする必要がある

そのため大型砲は船首のレールガンのみ、各部に高角砲等が装備されていた。




それと甲板と収納庫の間に棘弾や巡航ミサイル等を備えている。




だが敵が遠距離で多数の場合・・




これだけでは不十分なので・・




さらに新たな装備、大型砲と同等の威力を持ち弾薬の備えが必要のない、

遠距離も狙えて拡散攻撃が可能で数も撃てる驚異の新兵器を搭載させた、

その名は・・





「異世界仕様・戦術高エネルギーレーザー」





これはアメリカとイスラエル・イギリス等が開発したレーザーを参考にした、

望遠鏡とアームロボットが混合したような形をしていて旋回・角度調整が可能、

この新たな砲が信濃の艦橋の前後に各一門、計2門が搭載されている。




レーザ―と聞くとガ●ダム等のような別世界の兵器にも見えるがそうでもない、

既に中小の製造業でもそれを使って鉄板などを指定の形に切り落としている、

設備にもよるが10ミリ位の鉄板などは容易く切る技術が既に構築されている。




参考にしたレーザーは約3キロ先の的を32キロワットの高レーザーで焼き払う、

的は数秒で焼き払われた、他にも連射が可能で発電機と組み合わせればほぼ無限、

遠距離のエネルギー到達には難があったが最新技術により改善はあるようだ。




これらを参考にライアン達が改良したレーザーは魔法を新たに付け加えた、

各種魔法との混合により熱伝達問題も解消、出力も4倍となり威力は桁違い、

なんと驚異の128ワットのレーザーを撃ち拡散攻撃も出来る恐るべき兵器だ。




既に信濃には発電機が複数備わっているのでレーザーに必要な電力は十分ある、

さらに魔法を蓄積・増幅する天然石やオリハルコン等の備えも大量にある、

これらを活用することで大和クラスにも匹敵する砲撃能力を手に入れている。




ちなみに大和・武蔵・紀伊・モンタナは現時点この装備は無い、信濃専用だ、

理由は主砲等の弾薬が大量にあり漏電等で弾薬が爆発する可能性があるから、

試作ということもあり大型砲がない信濃に試しに載せて様子を見ている.




各艦は2km程離れて戦闘態勢、護衛の駆逐艦がいないので距離を取る、

あまり近すぎると各砲の衝撃波等で影響があるので適度に距離をとった、

各艦は砲を敵に向け戦闘態勢、信濃もレーザーを敵影に向ける!




「戦闘機隊魔物と間もなく接触します!」




先行した航空隊は大きく旋回し魔物の群れを海上に誘導している、

これは陸地にいるサナ達の家畜やペットを攻撃しないための配慮だ、

艦砲射撃を行えば巻き添えになる恐れがあるので陸地と距離を取る。




今回は原水爆レベルのイージスミサイルは使わない、威力がありすぎる、

なので海上に誘導した魔物は通常弾と魔法弾で駆逐・迎撃することにした、

敵が接近するリスクはあるが今後の事を考え環境に配慮している。




「888空戦隊敵を確認!これより攻撃に入る!」




隊長のマテオから信濃に緊急連絡、それを聞いたサナ達は攻撃命令!




「戦闘機隊攻撃開始!同時に信濃からレーザー攻撃を行います!」




「了解!攻撃を開始します!」




ズシュ~~~~~~~~ン!!!!!!!




ズシュ~~~~~~~~~~ん!!!!!!!




戦闘機隊は空対空ミサイルを一斉発射!次々と飛んでいき敵を狙う、

魔物達は初めて見るミサイルに戸惑い急ぎ逃げるがミサイルが追う、

追尾機能があるミサイルは次々と魔物を襲い・・爆発する!




ドガガガ~~~~~~~~~ン!!!!!




ドグゥワアア~~~~~~~~~ン!!!!!!!




ギャアアアアア~~~~~~!!!!!!!!!




ミサイルに被弾し次々と海に落ちていく魔物達、驚きを隠せない、

群れは混乱して戦闘機隊がいない海上に飛び攻撃を凌いでいる、

だがその姿はレーダーで丸見え、そして信濃のレーザー砲がそれを狙う!




「レーザー砲発射!!!!!」




ギィ~~~~~~~~~~~~ン!!!




空気を圧縮したような独特の音が響き渡り・・




次の瞬間!




ズバア~~~~~~~~~ン!!!!!!!!




信濃のレーザー砲は拡散して・・




密集した敵を次々と落としていった。











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