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アテナの怒りの説得と若妻達との再婚約





皆が裏世界で出来損ない達を駆逐している頃・・



・・・



俺は城で若妻達に激しく叱られていた!




レイミの妊娠が各地に知れ渡ったことで若妻達が駆け込み大激怒!

なら自分もと俺の城に駆け込み訴える・・神族のアテナがなぜか乱入、

怒り狂う若妻達を宥め・・改めて審査することで一旦落ち着かせた。





その結果・・




さすがに小学校5年生位のホノカは却下、さすがに身体が若すぎる、

実際年齢は俺より遙かに上なのだが地底人は成長が遅いのが災いした、

彼女は泣き喚いていたが俺は抱きしめ頬にキス、待ってると耳元で囁く。




他にも5人ほどが却下、理由はホノカと同じ、彼女達は泣いて悔しがる。




だが高校生位のサーラ、セーラー等はレイミが妊娠したので自分達もと訴える、

あと何かと俺に塩対応するメイドさんも身体が高校生位なので却下されていた、

だがレイミの妊娠を聞き大激怒して俺の城に乗り込んできた。




現時点俺との営みを求める若妻達は約10人、もう少し増えるかもしれない、

神族としては・・俺達で言う18歳以下に関しては無理はさせたくなかった、

というのも・・俺があまりにも幼い女性を妊娠させたとなれば・・



・・・



今でこそ規律は保たれてはいるが万全ではない、まだまだ裏も多いこの異世界、

一応最上級?の位置にいる俺が未成年を次々妊娠させていたら規律が乱れる、

神族もその辺を心配しているようで・・仕方なく仲介に入った感じだった。




割り込んできた神族のアテナは・・なにやらニコニコしながら若妻を見る、

そして全員席に座らせ対面、なぜかツンデレメイドさんが一番前に座っている、

現時点彼女が一番興奮しているがアテナはスルーして質疑応答に入った!




「ねえあなた達?なぜそんなにコウとの営みを求めるの?」




この質問に・・即座に反応したのが塩対応のメイドさんだった、

彼女はなぜかイライラしていて落ち着きが無い様子だった、

それを見たアテナ、何かを感じたのか・・彼女に目線を注ぐ。




「その理由は単純明快です!・・私達は早く子供を授かりたいからです!」




この言葉を聞いたアテナの顔が・・変わった。




「なるほどね、でもあなた達まだ若いでしょ?焦る必要はないと思うけど?」




「焦りますよ!このままだとさらに親や祖父祖母に愚痴を言われます!」




「どうして親御さん達はそう焦らすの?」




「種族をさらに進化させたいからです!それと私は・・私達は・・」




「私達は・・なに?」




「コウさんとの子を授かれば種族の重鎮になれます!そうすれば安泰です!

最下級に生まれた私達は今迄散々見下され苦労してきたのです!だから・・

だから・・早く子供が欲しいのです!ただそれだけです!」




これを聞いたアテナは・・俺に席を外せと言うので俺は部屋から出た、

なんとなくあのメイドさんの気持ちもわかるが少し筋違いにも聞こえた、

まあここは異世界、その神族が対応するのなら・・俺は距離を置いた。




さて・・




少しため息をついたアテナ、興奮気味のメイドさんに向かって語り出す!




「あなたの言いたいこと、焦る気持ちはわかったわ、苦労してきたのね、

だけど・・貴方本当にコウを愛してるの?とてもそうには見えないわ、

あなた単純にコウを利用するだけしか考えてないでしょう?違うかしら?」




「そ・・そんなことはありません!私は今まで何度も気持ちを伝えています、

他の女性達も同じ気持ちでコウさんの子供を授かりたい一心で接しています、

だけどコウさんは見下して何もしないからイライラしているだけです!」




「あらそうかしら?コウは優しいから言わなかったと思うけど・・」




「なんの話ですか?」




「コウは・・この世界ではない異世界人なのよ、それはわかるでしょ?」




「ええ・・それは十分承知しています」




「その彼が無理やりこの世界に召喚された、その逆は考えた事あるの?」




「えっ?どういうことですか?」




「簡単な事よ、召喚で呼び出されたなら何かの拍子で元の世界に戻るかも・・

彼が一番恐れていたのがそれなのよ、だから彼は女性と距離を置いていたの」




「そ・・それは・・」




「そう、この世界の妻や子供達と突然別れる可能性があるから避けてたの、

独身ならどちらに転んでも問題ないから彼は独身を貫こうとしたけどね、

だけどエリーナさん達の告白を受けて・・彼はある決意をしたわ」




「も・・もしかして・・」




「そう、万一自分だけが元の世界に戻ったら彼は即座に自決するでしょう、

それだけの決意だから愛する妻達を大切にしてるの、無理はさせたくないの、

レイミに関しては想定外だったけどね、でも全員を大切にしてるでしょ?」




「・・・」




この言葉を聞いたメイドさんは黙り込む、俺の気持ちは考えていなかった、

ただ男たちは自分達を単なる子供作りの相手程度だと思いこんでいた、

というのも・・この異世界も貧困層の女性は身体を売って生活してきた。




このメイドさんも先輩たちがそのような生活をしているのを間近で見てきた、

いずれ自分も・・それなら出来るだけ上位の存在に取りつき子を授かろう、

そうすれは自分の家族は安泰・・焦る彼女はそれしか頭に無かった。




ここでアテナが怒るように語る。




「あなた達が本気でコウを愛しているのなら・・営みは許可します、

だけど自分の身の安泰程度の考えなら許しません、即離婚してください!

勿論それ相応の賠償は用意します、それがあれば身の安泰は図れますよ」




「そ・・そんな・・」




「あなた達が苦しい生活をしてきたのは同情します、でもこれは別問題です、

特にコウの子供は・・やっと築けた豊かな生活を維持するための大切な存在、

問題を起こす可能性の高い歪んだ心の母親に育てさせるわけにはいきません!」




この言葉を聞いたメイドさん達は黙り込む、他も身の安泰を強く意識していた、

そのため真面目を装い審査に合格して俺という最上級クラスの男性の妻を目指した、

やっとここまで来たのに・・野望を一気に打ち崩されどん底の気分に陥っていた。




・・・




ここでアテナが用意していた離婚届をそれぞれに渡す、3日後が提出期限、

しっかり考えるようにと告げ一旦解散、全員自分の家や部屋に戻り深く考えた、

さすがに神族相手では誤魔化しは通用しないので・・




・・・




彼女達は離婚届にサインする前に・・




俺との面談を希望、俺は応じて一対一で話をすることにした、まずは・・

俺に何かと塩対応するメイドさんとお茶を飲みながら・・彼女が語り出す。




「コウさんは・・私の事どう思っているのですか?」




「当然愛している!だが君が別れたいのなら止めはしない」




「どうして・・止めてくれないのですか?」




「簡単なことだ、感情がある種族なら心変わりも当然ある、実例もあるしな」




「それは・・サユミさんとのことですか?」




「ああそうだ、だが俺はそれも一つの生き方として間違いではないと思う、

だから君も好きに選べばいい、どれも正解だしどれも未練は必ずあるだろう、

俺は君達・・・君を本気で愛しているから無理はさせたくない、それだけだ!」




「そうですか・・」




その後彼女は離婚届にサイン、俺もサインして離婚が成立したのだが・・



・・・



次の瞬間・・即婚姻届を出してきて改めて俺との結婚を猛烈に迫ってきた、

どうやら今迄のわだかまりを消すために一旦離婚して・・




・・・



再度俺との結婚をすることで・・新たな気持ちで子供を授かりたいらしい、

俺としては単に面倒くさいだけだが彼女の本気を無視するわけにはいかない、

改めてサインして聖堂で再度結婚式、アテナが笑いながら祝福してくれた。



なぜか・・



他のメンバーも塩対応メイドさんと同じ行動、一旦離婚して俺と再婚約、

さらにセーラーやサーラ達も真似して同じ行動、俺は呆れながらも応じた。



こうして・・




俺は皆が裏世界から帰る合間・・



・・・



猛烈に迫る若妻達と営みを繰り返していた。









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