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ステファニー達の笑顔とガブリエルとの話し合い





出来損ない達はマイラの指示で街の穴を修復した後王達の意識を戻した、

すぐさま全員ヘリに乗り込み離陸、あとは現地の冒険者や小国幹部に任せる、

一行は空母鳳翔に戻り・・甲板に降り出来損ない達は腰を抜かしていた。




「な・・なにこれ?こんな巨大な船がすぐそばにいたの?」




「あ・・あれなに?巨大な鳥が次々降りてくるわ??」




戦闘機隊は次々と赤城と加賀に着艦、ちなみに鳳翔は既に全機着艦済、

一行は長門・陸奥・山城などを見てさらに驚く、それを見たマイラ、

少し意地悪そうな顔をして・・アリス達に質問していた。




「どうですか?まだ私達と戦いますか?」




「い・・・いえいえ恐れ入りました!」




完全に力の差を痛感させられた出来そこない達・・言いにくいな、

ここで俺は出来損ない2人と特級3人に名前を考えることにした、

その名は・・・



● 出来損ないの女性A =  ステファニー!


● 出来損ないの女性B =  クリステル!


● 特級クラスの女性A =  マリー!


● 特級クラスの女性B =  ルネ!


● 特級クラスの女性C =  レア!




俺はこの名をナレーションルームからマイラにメールで提案した、

マイラはそのままメールを読んで本人たちに伝えた、すると・・




「嬉しい!私達のことは以降この名で呼んでください!!!!!」




あっさり採用された。



ちなみに苗字は無い、必要ないからと言われてるので考えないことにした、

先では付け加えるかもしれないが・・今はこれでいいそうだ。




「さて食事にしましょうか!」




「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




マイラは空母鳳翔から戦艦山城に全員移動させ食堂に案内、注意事項を話す、

具体的には・・食べ過ぎは厳禁、お残しはNG、全部食べてから次を頼む、

食べ物の回し食いはNG、うがいと手洗いをしてから食べる等々・・




・・・




小学生に教えるような感じだが・・



・・・




だがステファニーたちは真剣そのもの、軍隊に入るのは初めてもあるが・・

マイラに規律等を学んでいくうちに・・自分達の立ち位置を理解していく、

そして今後の働き次第では昇進し待遇も良くなる・・彼女達は燃えていた。




他にも・・




あまりにも美味しそうな食べ物飲み物が多く目を輝かせる、さらに・・

今迄は食べることは出来たが不特定が多くこれからは時間通り食べられる。

これが彼女達には大きいようで・・特にアリス達が燃えていた。




「大まかな説明は以上です!では皆さん食事にしてください!」




「いただきま~~~~~~す!!!!!!!!!!!!!!!」




この日の献立は白米とマグロの刺身、細切り大根とわさび、レモンを添える、

ナスとほうれん草を卵で包んだ味噌汁と・・冷やしとろろうどんが並ぶ、

トマトとレタスのサラダとフルーツヨーグルトとかなり豪華だった。




「美味しい!!!!!」



「あっ・・ちょっと辛いけどこのわさびとお刺身と合うわ~~!」



「うどんとトロロの組み合わせ最高~~!!!」




アリス達はともかくクリステル達は箸は初めてのはず・・違和感は全然ない、

ふつ~~に箸を使い上手に刺身とわさび、大根を絡ませ美味しそうに食べてる、

満面の笑みで食事を食べてる彼女達を見て・・マイラは微笑んでいた。




「ご馳走さまでした~~~!!!!!!!!!!!!!」




1人が大体特盛6人分を食べて満足したのか・・全員幸せそうな顔をしていた、

艦は初めてと言う事もありマイラはこの後休憩室に皆を集め休ませた、

なんだかんだと緊張の連続だったアリス達は・・すぐに熟睡した。




マイラは警備員に監視を任せ・・




旗艦陸奥に移動、幹部全員が集まり撤退の話し合いをしていた、

現時点でサウスの街は落ち着きを取り戻してはいるがゴタゴタもある、

それは王達と小国の幹部達の交渉、予想通り揉めて難航しているようだ。




だが・・




総司令官のカオスは一旦全艦を撤退させろと指示、これには皆が頷く、

俺達はサウスの街に現時点関わる気は無い、なので撤退は当然の流れ、

だがここでサギタァリオが何かを思い出しモニターのカオスに進言する。



「すみません総司令官、撤退の前に伺いたい所があるのですが・・」



「なんだ?戦闘なら却下するぞ?」



「いえそうではありません、前に聞いたこの地の王の兄に会いたいのです」



「王の兄?誰だそれは?」



「はい、又聞きではありますがこの兄は僧侶のような寛大な方らしいのです、

民衆がクレール国に逃げる際もこの兄が船を用意し逃がしたと聞いています、

今後の事もあるので・・どんな人物か一度見ておきたいのです」



「なるほどな、そういう事情なら伺う価値はあると思う」




サギタァリオの言葉に興味を示すカオス、だが艦隊は見せない方がいいと進言、

それにはサギタァリオも頷く、なので少数で漁船を使い要塞に行くことを提案、

それならいいとカオスも了承、だが2日以内に戻ることを条件とした。




「なぜ2日以内なのですか?」



「神族があまり・・長い期間この裏世界に艦隊を残したくないらしい」



「それは?どうしてですか?」



「俺達はこの裏世界の住人ではない、下手に長く滞在しない方がいい、

俺達がいることで空間が歪み予想外の出来事が出ることは避けたいんだ、

なので出来るだけ早く撤退したい、すまんが急ぎ対応してくれ」




「わかりました!!!!!!!」




ここからは誰が行くか話し合う、検討の結果朱雀とピィシィズ、

それとアリスと兄と関わりのある冒険者がいたのでこの4人に決まった、

アリスを同行させたのは・・もう彼女達は敵ではないと伝えるためでもある。


  


4人は漁船に乗り込みすぐ出発、3時間ほどで要塞が見えてきた、

王の兄は海に一番近いこの要塞にいるらしく冒険者が上陸し経緯を説明、

許可が出たので4人は上陸、すぐに要塞の司令官室に案内された。




王の兄は畑で作業していたらしくしばらく待たされたが大汗をかいていた、

さすがにその恰好では・・急ぎ身体を洗うそうなのでさらに待たされていた、

その間朱雀とピィシィズは窓の外を見る・・要所を除き畑だらけだった。




もうすぐ収穫らしく作物が実をつけていた、これなら食糧難もなさそうだ、

すると・・60歳位の細身の男性が司令官室に来た、彼が王の兄らしい、

王の兄は静かに朱雀達にお辞儀、俺はこの男性をガブリエルと名付けた。




「お待たせいたしました、わが要塞にようこそ」




「お忙しい所お時間頂きありがとうございます」




「いえいえ・・ところで私になにかご用ですか?」




「はい、その前に私達の詳細と今迄の経緯をお話しさせてください」




「それはありがたい、ぜひお願いします」




要約すると・・




俺達が裏世界から来たこと、貿易相手のクレール王国が攻め込まれた事、

破壊神の出来損ない達が各地を攻めこの裏世界を滅ぼそうとしていたこと、

自分達は人道的立場からその暴挙を食い止め戦っている等々を話した。




「そうなんですか・・それは大事だったのですね、それで私にどうしろと?」




「はい、貴方は寛大で万人に優しい王族だと聞いています、そこで・・

貴方にこのサウスの地を収めて頂きたくお願いに伺いました」




「どうして私なのですか?他に適任者がいると思いますが・・」




「私どもとしては種族関係なく「共存」をコンセプトに活動しています、

そのため暴力的ではなく平和を望む方々にその地を収めて頂きたいのです」




「わっはっは・・私にはそのような度胸も技量もありません、なので・・

王族を捨て辺鄙な要塞に立て籠もるただの老人に過ぎません、それに・・

仮に私が王座に就いても他が反発します、それを収める力はありません」




これを聞いた朱雀とピィシィズは目を合せ頷く、どうやら合格のようだ、

現状を理解し自ら働き欲に溺れない・・これなら任せても大丈夫と見た、

アリスも隠れて千里眼等でこの人物の人格を調べる・・問題ないようだ。




「その点はご心配なく、我々があなたを全力で後押ししますから・・」




「貴方方は裏世界から来たと言われましたね、どうしてそこまで?」




「理由は簡単です、先ほどお伝えしたように我々は「共存」を求めます、

そのためには民衆に優しい方が王座に就いてもらう方が都合がいいのです、

我々には強大な軍事力があります、愚かな輩を追い払う事は容易です」




「ならば・・貴方方がこの地を攻め占領されてはいかがですか?」




「それだと意味がありません、現地の問題は現地で解決するべきです、

私達は争いにより占領は筋違いだと考えています、なので武力攻撃は論外、

あくまで武力は最終手段、どうせならお互い笑って交流した方が気が楽です」




この言葉を聞いてガブリエルは考えた、目の前の俺達は驚異の存在である、

だが王城が陥落し支配していた出来損ない達が駆逐された事を彼も知っていた、

彼は彼なりに国を心配していたので各地に密偵を放ち状況を把握していた。




だが・・




弟達は目覚めた以降も私欲に溺れ小国を苦しめさらに混乱を巻き起こていた、

便乗とばかりに小国を占領したまま、謝罪する気もなく暴挙を繰り返す、

そのため小国幹部は激怒、軍を整えサウスの街に攻める計画を立てていた!




このままだと再び戦争が起こる・・・




当面の間この国は自分が治めないとまずいと考えていた。




それと・・




またこのような惨事が起きた時・・自分達では防ぎきれない・・

何らかの強大な後ろ盾が欲しい・・そう心の片隅で考えていた・・




・・・




「貴方方の考えは理解しました、お力を貸して頂けるのなら引き受けます」




「ありがとうございます、宜しくお願いします」




ガブリエルは握手を求め・・




朱雀達は喜んでその握手を受け入れた。



















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