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トラップを砕く艦砲射撃と繰り出す螺旋魔法斬




各艦に乗っている乗務員は・・元々乗艦していた俺達の世界の軍人たち、

それに加えてエルフ・ガルーダ・グリフォン、アルラウネ等々大多数、

これらの種族は戦闘力はもちろんのこと人間を遙かに超える能力を持つ。




例えばガルーダなどは視力5.0、エルフはダーツ命中率ほぼ100%、

アルラウネは俺達の次の行動をある程度予測できるので気配りは文句なし、

それらの種族は俺達の技術に驚き・・乗艦を希望したので配属している。




なぜかLSI等の精密部品は造れないが完成品の操作はお手のもの、

レーダーやスマホ等に加え武器の操作を瞬く間に覚え正確に使いこなす、

今では各艦に欠かせない乗務員となり日々訓練に励んでいた。




そのためか・・




各艦驚くような性能向上を実現している、それも半端ない向上レベルだ、

例えるなら軽自動車の運転を高齢の主婦からF1レーサーに代えた位のレベル、

砲撃は正確無比で整備点検は万全で少人数で大概をこなしている。




製造時戦艦長門の乗務員は約1400人だったが現時点では約400人程度、

そのうち約半分は各種族が担当、電子化も進んで3分の1以下の人員となる、

それでも製造時の長門と現在の長門では比較にならない位戦闘力の差がある。




ちなみに各種族の乗務員は・・ほとんどが女性で男性は10分の1ほどである、

俺達が召喚される前に衝突が多発、最前線で戦っていた男性の多くが死亡した為、

今では各種族はお互い謝罪して和解、友好を深め同じ艦に乗り共に戦っている。




話を戻して・・




砲撃手たちはレーダーや人工衛星からの画像で街の状況を察し砲撃体制、

出来損ない達が街のあちこちに仕掛けた様々なトラップを砲弾で吹き飛ばす、

だが住宅に砲弾が当たったら大変なのでトラップだけピンポイントで狙う!




先程逃げた出来損ないの男達は各トラップを作動させた、かすかに光る、

どうやらこの光に触れると麻痺して動けなくなるトラップが大半らしい、

それを確認した朱雀と紅蓮が艦隊に連絡、トラップを砲撃しろと指示を送る!




トラップのほとんどが人が集まりやすい広場や大きな通路に仕掛けてあった、

おそらく騒ぎを起こした後民衆を一網打尽にするためのトラップのようだ、

これを応用して追いかける紅蓮と朱雀を麻痺させその隙に逃げる気でいた。



だが・・



俺達には・・



それをピンポイントで砲撃できる艦隊が近くにいた!




「各艦砲撃開始!トラップを吹き飛ばせ!!!」




「了解!砲撃を開始します!」




グィィィィィ~~~~~ン!!!




「撃ち方~はじめ!!!」



ズガ~~~~~~~~~~~~~ン!!



ズガガガガ~~~~~~~~~~ン!!



ドゴ~~~~~~~~~~~~~ン!!




合わせたかのように砲撃音が重なり砲弾がトラップに向かい呼んでいく、

一見闇雲に見える砲撃の嵐だが・・その弾は全部目標地点に向かっていた、

そして着弾!驚くことに全砲弾トラップのど真ん中に着弾した!




ズグゥ~~~~~~~~~ン!!!




10m程のクレーターが次々と出来る、トラップは跡形もなく消えていた、

各艦の砲撃は正確を極め狙ったトラップは全部吹き飛び残るは穴ばかり、

これに関しては後で・・既に捕らえてある女性陣に補修をさせた!




さらに艦隊は砲撃を繰り返す、その甲斐あってトラップの9割は消滅した。




「ば・・馬鹿な・・トラップのほとんどが消滅しただと・・?」




敵が驚くのも無理はない、出来損ない達は民衆を捕獲出来るだけの数を仕掛けた、

だが次々と飛んでくる砲弾はピンポイントでトラップを吹き飛ばし消滅させた、

気がつけば仕掛けたトラップの9割が消滅、ここで敵は暴挙に出る!




「こうなれば!!!」




出来損ない達は召喚魔法を繰り出す、すると各広場に巨大なゴーレムが現れる、

さらに召喚魔法を繰り出し体長5m位のサラマンダーを次々と繰り出してきた、

その数およそ100匹、街の上空に次々と展開されていく。




「お前達さあ暴れろ!この街を壊し尽せ!!!」




サラマンダーとゴーレムは街をこわ・・す前に自分自身が次々と壊されていく、

巨大ゴーレムは艦隊の絶好の的となりサラマンダーは戦闘機隊の餌食となる、

聖級クラスと訓練を積んでいた戦闘機隊はサラマンダーなど敵ではなかった。




ズガ~~~~~~~~~~~~~ン!!



ズガガガガ~~~~~~~~~~ン!!



ドゴ~~~~~~~~~~~~~ン!!




ガガガガガガガ!!!!




「ギャアアアア~~~~~!!!」



「グェエエエエエエ~~~~!!!」



「グォオオオオオオオ~~~~~!!!」




次々と砕かれ落とされるゴーレムとサラマンダー、驚く出来損ない達、

戦闘機はともかくゴーレムが10km離れた艦隊に壊されるとは予想外、

旗艦陸奥を始め各艦の艦砲射撃はゴーレムを木端微塵に吹き飛ばした。




さらに戦闘機隊はサラマンダーを次々機銃で落とす、驚いた事に・・

戦闘機隊はサラマンダーが川に落ちるように誘導射撃、そのため・・

あれだけのゴーレムとサラマンダーを落したのに住宅被害は0だった。




猛烈な俺達の攻撃を目の当たりにして・・




敵は急いで逃げることを考え・・




その前に逃がすか!と朱雀と紅蓮が剣を構えて飛んできた!




「覚悟~~!!!」




「なめるな!下級民族が~~~!!」




逃げられないと悟った出来損ないの男たちは朱雀と紅蓮に応戦!

手刀に魔力を注ぎ剣のようにして攻撃、それを2人は聖刀で受け止める、

だが全体的な力は敵の方が上、朱雀と紅蓮は徐々に追いつめられていた。




ここで紅蓮が閃く、遠くでサラマンダーを撃ち落とす戦闘機にある指示、

それは空対空ミサイルを出来損ないに目掛けて撃てと指示、パイロットは驚く、

だが瞬時に紅蓮の意図を理解、一緒に訓練していたので理解も早かった。




紅蓮と朱雀は敵と距離を取る、そして戦闘機が反転し2人の後ろに回る!

そして照準を出来こそないにセット、用意が出来たパイロットは叫んだ!




「朱雀さん紅蓮さんいきますよ!」




「おう頼む!気にせず撃ってくれ!」




「了解!ファイヤー!!!」




ズシュ~~~~~~~~ン!!!!!




5機の戦闘機から空対空ミサイルを10発発射!紅蓮達に向かってきた、

次の瞬間紅蓮と朱雀はサーフィンのようにミサイルに飛び乗り敵に襲い掛かる、

驚く出来損ない達、そして朱雀と紅蓮は銃を取り出しミサイルを撃つ!




「ズキューン!ズキューン!」




ズガガガガガガガガ~~~~~~~!!!!




ミサイルの信管に銃弾が当たり6発のミサイルは大爆発を起こした、

そこから出る爆風、これに怯んだ出来損ない達に一瞬の隙が出来た、

煙の中から突撃する朱雀と紅蓮、ミサイルから離れ必殺技を放った!




「くらえ!螺旋魔法斬らせんまほうざん




先般の妻達との戦いで使った炎や氷、雷が混じった魔法刀を繰り出す、

出来損ないは逃げる・・残ったミサイル4発がそれぞれに着弾した、

魔法刀とミサイルの同時攻撃を受けた出来損ないは・・




ズグァアアアアアアアア~~~~ン!!!




ギャアアアアアアアア~~~~!!!




朱雀と紅蓮はミサイル着弾と同時に螺旋魔法斬を放って大爆発を起こす、

猛烈な爆撃と魔法剣を同時に受けた出来損ないは・・2人とも消滅した、

この瞬間勝者は朱雀と紅蓮、力尽きた2人を戦闘機が受け止めていた。




「紅蓮さん朱雀さんお見事です!」




「い・・いや君達が来てくれたからさ、感謝するよ!」




「ほんとにそう思っているのですか?」




「いや・・す・・少しは自分達の手柄かな・・」




「ワハハハハハ・・そういうことにしておきましょう!」




「あ・・ありがとう」




パイロット達は察していた、それは朱雀と紅蓮は妻に頭が上がらない、

そのため妻達を喜ばせたい2人は手柄は自分達にと思っていることを・・

なのでパイロット達は帰還後報告書に敵は朱雀と紅蓮が倒したと記載した。




そうして・・




艦砲射撃で街に仕掛けていたトラップは全部消えた、そして・・

残った破壊神の出来損ない2人とお供の特級クラスの女性3人は・・




・・・




もう捕虜の必要が無いのでカラミティが3人とも斬ろうとしたその時!




・・・




3人は瞬時に土下座、そして涙を流しながらこう訴える!




「お・・お願い殺さないで!私達ヒミコの妹なのです!」



・・・



これを聞いたカラミティ達は一旦停止!



・・・



嘘だとは思うが・・



・・・



念の為ヒミコと連絡を取り確認することにした。







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