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ヒミコの言い訳とミユキ達の復讐劇




・・・



どー考えても命乞いにしか見えない出来損ないの女性の爆弾発言!

これにはアトラスはじめ全員が・・何とも言えない顔をしていた、

だがアトラスは彼女は敵だと気持ちを切り替え攻撃をすることに・・




「そんなに睨まないで~!私はあなたの妻なのよ~~!!!」




アトラスに満面の笑顔で抱きつく出来損ないの女性・・言いにくいな、

なぜか知らないが・・この女性は今後重要な局面で役に立つような気がする、

なのでとりあえずナレーションの俺は彼女の名前を考えた!



・・・



え~っと・・



見た目は爽やかな美人だが・・ものすご~く長く生きてるような気がした、

なので俺は歴史上最古に近い有名な女性の名前を思いつく、その名は・・




「 ヒミコ 」




これを俺はその場にいるカンセェに伝えその女性の仮の名だと伝える、

カンセェも名無しだと言いにくいと感じていたようでその名を伝える、

すると・・出来損ないの女性は大喜びでその名を受け入れた!!




「嬉しい!これからは私の事ヒミコと呼んでください!」




それには皆は了承!だが・・



・・・



「よし!今からこいつ・・ヒミコを退治するぞ!」



・・・



「えっ?えっ?どうしてですか??」




ヒミコはうろたえるが・・




当然ながら俺達はヒミコを許したわけではない、今は完全な敵である、

なので敵は退治!!この判断をしたアトラスはヒミコに攻撃を仕掛け・・




「お願いあなた!私の事見捨てないで~~~!!」




土下座してアトラスの足にしがみつき泣き喚くヒミコを見て・・

思いっきり気が抜けたアトラス、なので彼はヒミコを調べることにした。



「おいヒミコ!」



「なにあなた?」



「今からお前に質問する、包み隠さず詳細に答えるんだ!」



「答えたら許してくれる?」



「内容による!」



「わ・・わかったわ!」



アトラスは一応カンセェ達を見る、彼女たちも頷きアトラスに任せた。



「では最初の質問だ!お前たちがこの国の王達にとりついたのか?」



「そ・・そうよ、それは間違いないわ!」




判決!敵と認定し即座に退治!




「ち・・ちょっと待って!確かに私は王達を操ったけど攻めてはないわ!」



「なに?どういうことだ?」



「一つ教えて!あなた達は私達の部下を捕まえてるの?」



「ああ・・300人ほど捕虜にしている」



「その部下がこう言ってなかった?私達が行き当たりばったりで・・

備えが尽きてたまたま近くのこの裏世界に来たということを?」



「ああ、そういえばそう言ってたな」



「この話には続きがあるの、私は食べ物さえあればもう用は無いわ、

だから直接攻撃せずに王達を操り必要な物資だけ集めるよう命令したのよ、

だけど王達は・・私は命じていないけど他の国を攻めたのよ!」



「なに?それはどうしてだ?」



「それはわからないわ、私は食べ物を集めていたので他は関わっていないの、

おそらく・・貴方方がさっきやっつけた私の同胞が命じたのだと思うの・・」



・・・



苦し紛れにも聞こえるが・・だが前に捕らえたミユキ達もそう発言している、

食料などの必需品のほとんどを没収され野草などで凌ぎ身体はガリガリだった、

ここでメディがビスマルクに電話、艦にいるミユキにヒミコの事を尋ねた。



その答えは・・



「確かにヒミコ様・・いやその出来損ないは直接の攻撃命令はしていません、

そいつは食べることに夢中でめんどくさいことは他の同胞に丸投げしてました、

そういう意味では言ってる事は正しいかと思います」



・・・



ものすご~~く微妙な位置だが・・



・・・



事実なら・・ヒミコは小国を攻めてはいないことになる。



さらにミユキはこう付け加える。



「そいつをはじめ破壊神の出来損ない・・女性タイプは大食らいです、

なので戦闘系は男性タイプに任せそいつらは基本食べてばかりです、

私達がガリガリだったのはそいつらが根こそぎ食べ物を奪うからです」



ここでアグニがミユキに質問!



「ならどうして男性タイプはヒミコ達を連れているんだ?足手まといだろ?」



「単純に見た目がいいからです、男性タイプはある意味愛の下僕扱いです、

戦闘には参加しませんが美貌で男性タイプを虜にしひたすら食べ物を求めます、

それもあり男性タイプは各地を攻めそいつらに食べ物を貢いでいるのです」



・・・



なんか女王蟻のような感じだな・・



・・・



さてどうするか?



ミユキの言う通りならヒミコは関連はあるが直接操ったわけではない、

なので退治は中断、魔法を封じる首輪等をかけてその力を封印した、

そして一行はヒミコをヘリに乗せて戦艦ビスマルクに戻った。



ヒミコを待っていたのは・・



・・・



・・・



ものすご~~く嫌な眼でヒミコを睨みつけるミユキ達がいた!



「あ・・あなたたちこの前はごめんね、私しっかり反省いてるから・・」



ミユキ達はアトラス達に駆け寄り必死の懇願!



「こいつを追い出してください!」



「こいつは百害あって一利なしです、即追い出してください!」



「こいつは厄病神です!即刻追い出すことを進言します!」




・・・



毛嫌いする気持ちはわかるが・・なぜ退治ではなく追放なんだろう?

ミユキ達はとにかく追放を口にする、なぜなのかメディが裏で尋ねた、

すると・・




「あいつは大食らいなのです、この艦の食料を食べ尽くします!」



「見た目は細身ですが尋常じゃありません!」



「あいつのせいで私達餓死寸前まで陥った事があるのです!」



・・・



まあ俺達の世界にも似たような神・・いやいやそれはさておき・・

一応上司なので・・さすがに退治は言い過ぎなので追放にしたのだろう。



・・・



オランウータンを輸送するような特殊な檻に入れられているヒミコ、

その眼は遙か遠く・・食堂の献立が見えているらしく楽しみにしていた、

だがミユキ達がヒミコに食べ物を与えず追い出せと懇願を来り返す!



・・・



余程つらい目にあわされたらしいな・・



・・・



どうしたらいいのだろう?



・・・





ここでリィヨンが閃く、ミユキ達にヒミコへの復讐をさせ鬱憤を晴らさせる、

その後ヒミコを餌付けして従わせ他の出来損ない達の弱点を聞き出す、

大食いに関しては・・自分達はそれ以上の神族がいるので気にしなかった。



この考えをミユキ達に説明、皆とても喜んでいた!



そうして・・



ミユキ達は目を光らせ・・



ヒミコへの復讐劇が始まった!




・・・



「お・・お願い!一口だけ!一口だけ食べさせて!!!」



猛烈にいい匂いが漂う・・



ヒミコの前で激熱の特上札幌味噌チャーシュラーメンを食べるミユキ達、

外はかなりの猛暑なのだが艦内は魔力エアコンのおかげで快適だった。



「うふふ・・食べたかったら私達のある技を受けたら食べさせてあげるわ」



「も・・もちろんよ!だからお願い!お願い!!!」



「そう・・うふふ・・なら檻から出なさい、反撃したら・・」



「わ・・わかったわ!」



・・・



ミユキ達は・・ヒミコに猛烈なあの技を繰り出した!




「アアァァァァァァァァァッ~~~!!!!」




「うふふ・・もっと悶えなさい!!!」




「アアァァァァァァァァァッ~~~!!!!」




ミユキ達は覚えたての亀甲縛りをヒミコに繰り出す、悶えるヒミコ、

散々辱めた後ミユキ達は満足したのか約束通り味噌ラーメンを与えた、

すると・・ヒミコは即座に起きあがりみそラーメンを食べ始めた!



「美味しい~!!もう一杯!!!」



・・・



恥かしい姿もなんのその!ヒミコはミユキ達の味噌ラーメンを次々完食、

そしてそのまま食堂に移動・・さすがに恥ずかしいのでリィヨンが着替えさせた、

即座に食堂に飛んでいくヒミコ、満面の笑顔で定食を食べていた。



呆れるミユキ達だが・・・



俺達は・・もうすっかり大食らいは慣れているので・・



・・・



黙々と次の料理をヒミコに与えていた。































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