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Dwbブランドのコンセプトと結界増幅弾の応用




俺達が立ち上げた新たなるブランド・・




ハイブランド 「Dwb」




コンセプトは「一品もの」として関連する品はあるが基本一点もの、

例えば腕時計等は同じデザインは2つとなくその商品だけにしてある、

それらは俺達や熟練技術者ライアン達が一品一品精魂込めて造っている。




rcブランドとは異なり「超高級路線」にして至高に拘る仕様にした、

それに加え・・誰でも入れるわけではなく紹介が無い場合は入店不可、

さらに見本も無し、専用のガラスケースに現物だけを用意されている。




厳重な警備を要するため売り場は暁暉城のみ、専用の特別室も新たに造った、

例えるならスイス銀行のVIP対応のような感じ、選ばれた者しか入れない、

さらに専用カードは超特別な存在でないと発行されないほど厳しい審査がある。



なので・・



VIPが他の目線を気遣う事が無いようにしてある。



さらに・・



俺達が関わると没収される恐れがあるので別会社にした、俺達は株主となる、

運営はイエロー、ブルー、ホワイト、パープルデーモン王達の元執事たち、

子供にその座を譲ったが暇だからと働き口を探していたので採用した。




彼らは王族の身の回りを世話していたこともあって上品で言葉使いも丁寧、

その動きは貴賓に満ちていて言葉一つ聞くだけでも安心感が漂っているほど、

熟練の域にまで達しているので俺達は彼らに運営を任せることにした。




尚このDwbブランドは人間世界が落ち着いたらオープンする。

当面はルーム国はじめ友好王族にだけ紹介状を送ることにした、

尚SD関連に関してはそのまま、零細の店舗と通販で対応する。




そうして・・




ある程度形が整った後レイミは一旦戦艦榛名に戻り指揮をするそうだ、

それを見送る俺達、レイミは笑顔で転移魔法で急ぎ榛名に戻っていく、

ちなみにダイレクトに帰るのではなく各艦を経由しながら戻るそうだ。



だが・・



途中神族のアルテミスがレイミを確保、急ぎ身体検査を行っていた、

すると・・レイミも妊娠していたことが発覚、すぐに身柄を拘束した、

戦艦榛名に関しては・・サナとサキが臨時で艦長に任命されている。



尚・・



自分も妊娠・・俺との子が出来たとレイミは涙を流し喜んでいた。




そのころ・・



天聖族のリィヨンとカンセェは二手に分かれ王城を囲んでいた、

そして結界を展開・・とは言っても1m前後の光の輪で王城を囲むだけ、

そして2人は急ぎ艦隊に戻る、王城は結界が小さいので気づいていない。




だが・・




これだと囲んだだけで意味がないのでは?



だがこれには続きがあった。




「全艦結界増幅弾発射準備!!!」




「了解!1番!2番!3番主砲発射準備に取り掛かります!!」




グィイイイイイイイイイ~~~ン!!!!




戦艦ビスマルク、ティルピッツ、重巡アトラスの主砲が動き狙いを定める、

駆逐艦ルースと伊吹、ホーネット、ヨークタウンは少し離れているが・・

これらはイージスミサイル、さらに戦闘機隊が発進準備をしていた。




「まわせ~~~~~~~~~!!!!」




戦闘機が次々と甲板に上がりエンジン始動!カタパルトに移動する、

どうやら戦艦隊の主砲発射と同時に離陸するようだ、さらに・・

機体の上には桜華や虚空たちがライフルランチャーを持ち乗っている。




「照準固定!主砲発射準備完了!」




戦艦隊が狙うのはカンセェ達が展開した結界、それに対して主砲を撃ちこむ、

今回はあえて極小の結界を展開させ・・主砲の増幅弾で巨大化するというもの、

敵に気付かれる前に瞬時に巨大な結界を展開する必要があるのでこの方法を取る。




結界は人間程の大きさなら瞬時に展開できるが巨大になるほど時間を要する、

天聖族のカンセェ達でも城丸ごとの結界は5秒以上要しその間無防備となる、

その間に攻撃されたら危ないので手間でもあえてこの方法で挑むことにした。





そうして・・




「主砲発射!結界を増幅させなさい!」




ズゴ~~~~~~~~ン!!!




戦艦隊の主砲が一斉に火を噴く、結界増幅弾が結界に接触する!




バシィ~~~~~~~~~ン!!!




増幅弾を受けた結界は一気に増幅、瞬く間に王城は巨大な結界に囲まれた

例えるなら巨大な筒に包まれたような状態となり出入り口は上空しかない、

ここで初めて出来損ない達は俺達の存在に気付く、だが逃げ道は塞いだ!




「全戦闘機発進!上空から侵入しなさい!」




キィイイイイイイイイイイ~~~~~ン!!!!




戦闘機隊が次々離陸、同時に駆逐艦と空母隊がイージスミサイルを発射!

まずイージスミサイルを王城に叩きこみ戦闘機隊がミサイルで援護する!

敵の逃げ道は上しかないので出てきたら戦闘機隊が駆逐行動に入る。




ズガガガガガガガ~~~~~~ン!!!!




王城の周りにミサイルが着弾して大爆発、当然人がいない所を狙った、

混乱した王城内部、そこに桜華達が戦闘機から飛び降り奇襲攻撃をかけた!

当然ながらこの騒ぎは王城敷地内だけ、周りの都市は結界のおかげで無傷だ。



「ギャア!!」



「グェエ!!」



王城には僅かな兵と側近だけなので虚空たちが次々と倒していく、

出来損ないと騎士以外は全員倒し戦闘機隊は捕虜を運び一時撤退していく、

ここからは白兵戦となるのでメディやアグニ達がヘリで離陸する。




「お気をつけて、健闘を祈っています!」




「ありがとう、私達を降ろしたらすぐに離れて、出てきた敵は任せるわ!」




「了解です!落下どうぞ!」




ヘリから聖級クラスのメディ、アグニと神級クラスのアトラスが飛び降りる、

途中パラシュートが開き無事に降下、中庭で桜華と虚空たちが待っていた、

続いて別のヘリからカンセェとリィヨンが空から降りてきた。




モカとココは伊吹に残り全体の指揮をとる、それには理由があった、

もし結界の外に聖級クラスがいた場合援護に来られては困るからだ、

奇襲に備え2人も戦闘態勢、ちなみに2人一緒なら聖級とも戦える。




艦隊と戦闘機隊は結界の外で監視、万一に備え救助隊も待機している、

そうしてアトラス達7人は王城内に侵入、出来損ない達を探す・・



・・・



猛烈な殺気が辺りを覆う、敵は王城の会議室らしき広い部屋にいるらしい、

7人は警戒モードのまま会議室に移動、しばらく歩いたら大きな扉がある、

ここでなぜかアトラスが几帳面にノック、皆は小笑いしていた。



「トントン!」



「入ってます!」



「うわぁぁぁ~~早くしてくれ~~!」



「トイレじゃないわよ!失礼ね!」



「わかってます!」



顔を真っ赤にして扉を開ける一人の女性、どうやら出来損ないらしい、

だが思ったよりも爽やかな感じの美女だ、彼女は急ぎ教壇に駆け上がる、

どうやら返事をすれば俺達がトイレと思い遠慮して扉を離れる・・



わけないだろ!!!



ごほん!



一息つけた出来損ないの女性、偉そうな顔をしてこう訴える!




「よく来たわね人間ども!敬意を表して私達が相手してあげるわ!」



・・・



人間?



カンセェとリィヨンは天聖族、桜華と虚空は異世界人、メディは魔物代表、

そしてアグニとアトラスはドラゴン・・なのでここには人間はいない、

全員ただ便利なだけで人間姿になっているだけなのだが・・



・・・



他の出来損ない達も・・内心呆れていたが黙っていた。




「う・・うるさいわね!叩きのめしてやるわ!」




思いっきり空振りの雰囲気を振りほどこうと女性は大声で誤魔化す、

まあ相手の勝手な自滅に付き合う必要はないので皆戦闘態勢に入る、

敵は6人、こちらは7人と状況的には優位なのだが・・



「どうだ?ここからは1対1で戦わないか?」



・・・



妻にいい所を見せようと・・



あえて敵の土俵に付き合おうとするアグニが語る!

さらに別の理由もある、相手は状況不利になったら逃げだすからだ、

なのでこちらの残り1人は監視役、戦いの最中に逃げないよう監視する。



これ幸いと見た出来損ない達も・・




「いいわよ、その案受けるわ!」




そうして・・



戦う代表をかけて・・



俺達7人はジャンケン大会を始めるのだった。








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