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転送の鏡の目途と俺達の新たな暁暉城




神族はデーモン領地で転送の鏡を探しているアレス達と連絡を取る、

こちらの状況を説明したうえでアレス達の状況を尋ねていた、すると・・

確定ではないが怪しく巨大な石はある島にあるらしい。



そこは・・



レッドデーモンとブラックデーモンとの境界近くにある無人島らしい、

例えると新潟県の佐渡島位の大きさで独特の生き物が生息している、

本土から離れていることもありこの島は戦火には巻き込まれていない。




アレスによると・・




この島は昔から不思議な力が宿っており皆は聖地と呼んでるそうだ、

そのためかブルーを含む他のデーモンもこの地には立ち入らない、

その理由は・・万一エニウェアが絡んでいると大変な事になるからだ。



その昔デーモン達はエニウェアの攻撃を受け大打撃を受けた前例がある、

そのため未知の領域にはお互い立ち入らない事が暗黙の了解となっている、

ブルーたちもその暗黙に従い今迄立ち入ることは無かった。




この話をアレスは神族に伝える、神族もそれは怪しいと感じたようだ、

だが神族は異世界・・裏世界に行くことは自粛している、なので・・




「その島に侵入して調査することは出来ますか?」




「闇夜に紛れれば可能です、無人島なのでデーモンもいません、が・・

艦隊で向かうと目立つので潜水艦で近づくのが無難だと思います」




アレス率いる第9艦隊には潜水艦は無い、潜水艦は第10艦隊が所有、

今回第10艦隊は人間の裏世界に行ったが潜水艦だけはお留守番していた、

その潜水艦はホノカの親戚が乗り込み海底資源の探索に使っている。




他にも第6艦隊等が潜水艦を持っているが一番近いのがホノカ達だった、

神族はホノカ達に連絡、しばらく潜水艦をレンタルさせてほしいと尋ねた、

ホノカ達は明日以降ならOKと言うので翌日アレス達が預かりに来た。




アレス達は潜水艦乗り込み無人島に調査に向かった、そして深夜に上陸、

岩を削ってみたら・・



キラリ~~~~~~~ン!



岩の中は光り輝いていた、間違いない!デーモンの世界の転送の鏡だ、

早速掘り出し・・翔鶴位の大きさ・・約250m位あるので手では無理無理、

アレス達は魔法で動かせないか試したが岩はビクともしなかった。



・・・



さてどうしよう?



海まで運べれば・・岩はビクともしないのでアレス達は悩んでいた、

今牽引出来るのは1隻の潜水艦だけ、さすがにこれだけだと・・

止む無くアレス達は撤退、一旦戻り神族と相談していた。




その頃・・



営み・・種馬扱いの俺は次から次へと訪れる美女たちとの営みが続く、

初日は天聖族と天使族、翌日以降は天使族、ドラゴン達等各種族との営み、

そしてメイドさん達と一般女性との営みで半月が過ぎていた。



・・・



幸せな時間でもあるが・・あまりに激しすぎるので俺は夜すぐに寝ている、

添い寝に誰か来たみたいだが俺は爆睡、この繰り返しの日々が続いていく、

なんとか・・ユイが来たことで一応希望者全員と営みをしたようだ。



一旦俺は休憩扱い、久しぶりに珠玉城に戻り・・神族が占拠していた、

ブルーアイズ達は追い出され珠玉城の反対方向の空き地に仮屋で生活、

俺が尋ねたら・・涙を流しながら経緯を説明してくれた。




要約すると・・




俺が営みの間神族が特別司令官となり各地に向かった艦隊を指揮していた、

その際地上に拠点が欲しいからと珠玉城に目をつけ本殿に住みついたそうだ、

そうしてリィブラ・タウロ・カプリコルニォ達が世話してるらしい。




珠玉城は観光の意図もありたくさんの観光客が訪れる金のなる木・・いや城、

難民援助に多額の費用を要する事もあり神族はさらなる収入を欲しがっていた、

そこで目についたのが珠玉城、拠点と収入が同時に手に入るので即入居していた。




・・・




なんか俺達使い捨て扱いされていないかな?




・・・




珠玉城まで没収されるとは思わなかった。




・・・




俺達は立腹・・はすぐに消え仮屋で次の拠点を造ろうと相談していた、

というのも・・タウロ達が説明に来て10万を超える難民の話を聞き納得、

難民達は着ている服しかないので急ぎ救援する必要があるからだ。




一時期軍隊にいた俺も似たような経験がある、それは国境地帯での出来事、

貧しい祖国から離れ何としてもアメリカに向かう難民達を抑え込んでいた、

涙を流しながら苦しみを訴える難民達の喚きは未だに頭に残っている。




そういう意味では・・




俺は・・




逆に神族が指揮してくれたことを感謝している、一人でも難民を救いたい、

俺の気持ちを察してくれたのかはわからないが・・それでいいと思う、

難民達がこの援助で笑顔になれるのなら・・珠玉城一つ位安いもんだ。




俺はブルーアイズ達を慰め・・




新たな拠点を造ろうと皆で手を繋ぐ!




ブルーアイズ達も難民の気持ちを察してか・・気持ちを切り替えたようだ、

早速新たな拠点を造ろうと意見を出し合う、その結果また城を造ることにした、

だが今度は姫路城ではなく熊本城を参考にした城を造り始めた。




というのも・・・




緊急事態とはいえこれだけ没収されると・・さすがにヘコむので考えた、

その結果守りが固い城を参考にして敵・・まあ妻たちの侵入を抑え込む、

熊本城なら様々な仕掛けがあるので応用すれば抑え込めると考えたからだ。




早速暇そうな建築家ライアンやジェニー達を呼び城を造り始めた俺達、

熊本城は憧れの城の一つだったらしく気合いを入れて細部まで拘った、

見る見る内に城は形を成し・・黒く華やかな俺達の新たな城が完成した。




ちなみにこの空き地はルーム国王が無償で提供してくれた、というのも・・

以前の異世界レースで儲けた国王が上機嫌で土地を譲ってくれたのだ、

だが・・また儲かる話があったら声かけてね!と念押しされた。



・・・



その時に考えよう!



さて・・



名前はどうしよう?



今回は戦闘も兼ねた城なので華やかさは少なく全体的に黒っぽい城となる、

だが桜だけは必須だと考え・・これだけは城を包むように周りに植えている、

その他はミカンや桑など実が食べられる植物をあちこちに植えている。



・・・



さてどうしよう?



・・・



この日は思い浮かばなかったので俺達は城の最上階で布団を敷き休む、

久しぶりに一人で寝る俺、それまでは腕枕していたので動けなかった、

今は1人なので何度も寝返り・・いつの間にか熟睡していた。



・・・



ふと夢を見る・・



・・・



この城が朝日の光を浴び眩しく輝く夢を見る俺、そして・・



・・・



皆が笑顔で集まり・・満開の桜を見ながら酒を酌み交わしていた、

そしてこれから生まれるであろう俺達の子供達が笑顔で遊んでいる、

ここで俺は夢から覚め・・急ぎ辞書を引いてある言葉を調べた。



それは・・



暁光ぎょうこう



意味はあかつきの光、明け方の光、あかつきは・・

「夜明け」または「明け方」のことと辞書にかいてあった。



もう一つ・・



旭暉きょっき



意味は朝日の光、旭光きょっこう、「旭」は「あさひ」とも読む、

「暉」は「かがやく(暉く)」とも読むと辞書に書いてあった。




似たような意味だが・・俺はこの2つが気になり皆と相談した、すると・・

ブルーアイズ達が「混ぜたらどうだ?」と言うので試しに混ぜてみた、

その結果・・




「 暁暉 (ぎょうき)城!」




この言葉が気に入り命名!皆も頷きこの城は暁暉城として俺達の拠点となる、

城が完成して皆で祝い酒!




「かんぱ~~~~~~い!!!!」




皆が祝い酒を飲みご満悦!俺も飲もうとしたその時リィブラが現れた、

そして俺の酒を横取りして一気飲み!そして俺を誘惑の眼で見つめる。



「うふふ・・営みの続きしましょうね」



・・・



俺はホテルに引き戻され・・



気合いを入れているリィブラ達と・・



・・・



再び激しい営みが始まるのであった。












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― 新着の感想 ―
[一言] この営みの激しさ、ぜひノクターンで詳しく読みたい!
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