表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
308/793

俺の新たな拠点の珠玉城と集った異世界新選組




俺の目の前に現れた6人のイケメン、彼らはアシュラの部下、

ランクはオルクス・・聖級クラスらしく以前のヘミニ達と互角、

現時点では鍛えた天使族と同ランクの強さらしいが・・





なぜ彼らは俺に挨拶に来たのだろう?



アシュラから全体の挨拶は受けている、そのため来る必要はない、

だが彼らはアシュラからの手紙を持って俺の所に挨拶に来た、

俺はその手紙を開き内容を見ると・・・



・・・



・・・



要約すると・・彼らはアシュラの先鋒部隊で一緒に行動していた、

だが俺達の世界を攻めた時は別行動で他の部隊を指揮していたらしい、

その際俺達の艦砲射撃を受け瞬く間に配下の魔物達は全滅した。



その後は他の部隊と行動していたが各地の仲間は次々と降伏していった、

合流した部隊も攻撃を受け降伏、彼らは一時牢屋に閉じ込められていた、

その時拷問や極刑を覚悟していたが・・



・・・



俺達がこの異世界を攻めた自分達に食料を配布、とても美味しかったらしい、

今迄が飲まず食わずが多かったので驚きを隠せなかった、さらに・・

その後アシュラが俺達の仲間となり自分達も同じ待遇で歓迎してくれた。



・・・



言葉では言い表せない位に感激、涙が止まらなかったそうだ。



それと・・



彼らも俺と破壊神との戦いを見て・・ほぼ無傷で倒した俺を見て大興奮、

特に俺の装備、見たこともない武器と防具を見てその姿に惚れたらしい、

自分達もあの姿になりたい・・俺は彼らの憧れの存在となったそうだ。



フェニックスの大陸で移住した彼らは真面目にしっかり働いていた、

ある程度落ち着いたので自分達の想いをアシュラに伝えある願いを言う、

それは俺の弟子・・もしくは親衛隊となり傍で修業したいと懇願する。



アシュラはその話を聞き快諾、俺への手紙を書いて彼らを挨拶に向かわせた、

だが俺はその時異世界レースに向かっていたので留守、エリーナに先に挨拶、

エリーナもその話を聞き快諾、ただし一つ条件を言っていた。



その条件とは・・



俺が今回のように勢いに任せ何か行う時には報告する事を条件としていた、

ちなみに俺もエリーナがこの条件を提示したことは彼らから聞いている。



・・・



ある意味監視が就くことになるが・・俺は彼らの願いを聞いて快諾した、

不満はあるが俺の行動により各種族・・特に弱い立場を脅かす事は避けたい、

逆に俺が気づかない所を彼らが監視して問題を未然に防げると考えたからだ。




「君達の気持ちはわかった、それは歓迎する、これからどうしたいんだ?」



「はい、我らはここに住みコウ様の親衛隊として仕えることを望みます、

つきましては離れに家を建てそこで生活したいと考えております」



俺はこれを聞いて考える、離れを造ることは別に構わないがかなりの手間、

ここでいう手間とは同じ屋根の下ではないので行き来は面倒だと言う事、

ブルーアイズ達のように傍にいれば即行動に移せるからそうしたいのだが・・



・・・



人数が増えるなら作業場も広くしたいし倉庫もさらに頑丈にしたい・・



・・・



・・・






俺は閃き・・急ぎ見取り図を作る!そして宣言!




「よし!この機会に城を造ろう!」




これを聞いたオルクス級達は驚きを隠せない。




「し・・城を造るのですか?」




「ああそうだ、だがルーム国の王城のような城ではない、

俺達の世界で・・例えば姫路城のような感じだ!日本城は分かるか?」



「あっ・・はい、コウさん達の異世界は漫画を見て知っています!」



「なら話は早い!君達への最初の指示は城造りだ!すぐに各地に報告せよ!

俺達はこの屋敷を解体して観光を兼ねた日本城を新たに造ると皆に伝えろ、

これが見取り図だ!これを持って各地に向かって報告しろ!」



「わ・・わかりました~~~!!!!!!」




オルクス級達は見取り図を持って急ぎ各地に向かう、ブルーアイズ達も向かう、

この報告を聞いて各種族は呆れながら頭を悩ます・・



「またコウさんは突拍子もないことを言う・・」



・・・



だがこれに関しては神族を含む各種族は了承、反対する理由が無いからだ、

俺の屋敷の敷地で何を建てようが・・観光を兼ねた城と聞いてなおさら、

この言葉からして内部査察も可能だからと判断し各種族は頷いた。



それを確認した俺は早速着工!参考にする城は昔家族旅行で行った姫路城、

まず5重6階の大天守を造り3つの小天守を結び行き来出来るようにした、

そして広場や堀などを新たに作成、見た目は姫路城によく似ているが・・



・・・



観光目的と言う事もあり観光できるように工夫、大天守の1階はお店関連、

2階は劇場、3階はレストラン関連で4階と5階は俺のプライベートルーム、

そして6階は各地を見渡せる展望台となっている。



基本4階から上は俺の許可が無いと入れない、ただ6階は昼間のみ入場可能、

4階と5階をスルーするエレベータを新たに設け展望台に行けるようにした、

普段の俺は昼間は4・5階にはいない、観光客が帰ったら部屋に戻る。



大天守から小天守は1階と4階に渡り廊下を設け俺達はここを通って生活する、

小天守の一つはオルクス級達の住居、一つは俺の専用作業場にしている、

そしてもう一つは武道場、ここは屋外にも舞台を設けコンサート等も開催可能。



屋外の基本的な造りも姫路城と似ている、周りに堀を設け行き来は橋を通る、

観光を兼ねているので一部を除きほぼ城の造りそのままを再現している、

予約ではあるが俺の部屋を貸出し団体客も宿泊できるよう工夫している。



この作業に関しては各地のライアンとジェニー達が目を光らせ集まってきた、

最近戦闘が無いので暇だからと懐かしさも兼ねて日本建築にのめり込む、

土魔法を巧みに操り・・わずか3日で本城は完成した。



堀などはその後1週間ほど要したが見事に完成、さらに桜なども植えている、

ほぼ一年中何かが咲いてるのでいつ来ても花見が楽しめるようになっている、

そうして俺の拠点城は完成!惚れ惚れしながら俺達はここを住処とした。



俺とイケメンたち、ブルーアイズやコロ、猫達とその景観を眺め感激していた、

ここでイケメンたちは俺に懇願、俺達の世界の名前をつけてほしいとのこと、

俺は快諾し・・彼らの新たな名前を考える、ついでに城の名前も考えた。



考えた結果・・以下の名前を提案、彼らは喜んで快諾した!



● イケメンその1・・ 桜華おうか



● イケメンその2・・ 虚空こくう



● イケメンその3・・ 朱雀すざく



● イケメンその4・・ 紅蓮ぐれん



● イケメンその5・・ 翡翠ひすい



● イケメンその6・・ 仙嶽せんがく




俺は深く考えず・・見た感じカッコよさそうな漢字を書いて名付けた、

イケメンその6はリーダー格、なぜか独特の名前を要望され俺は考えた、

そこで鹿児島にある仙嶽園を参考に仙嶽を提案、彼は快諾し採用となる。



この勢いで新たな城の名前も模索、これには仙嶽達も参加して盛り上がる、

スマホでいろいろ調べ・・




城の命名!




「 珠 玉 城 (しゅぎょくじょう) !」




姫路城を参考に造った城なので尊いもの、美しいものを意味するこの漢字、

これが全員気に入り即命名、以降この城は珠玉城と呼ばれることとなる、

俺はヒートアップして城に飾る様々なモノをつくり飾らせた。



彼らは俺達の漫画を読み新選組が気に入ったようで衣装を要望してきた、

俺は思いつく袴や刀、鉢巻等を作り彼らに支給、皆は急ぎ着替えた、

以降彼らは異世界新選組と名乗り俺から剣や銃の使い方を学んでいく。



一か月後・・



すっかり俺は結婚式の事は忘れ異世界新選組とブルーアイズ相手に特訓、

彼らは瞬く間に上達しアシュラに迫る腕前にまで登り詰める、さらに・・

俺達の世界の料理に夢中、一流コックに匹敵する腕前になっていた。



彼らは純粋無垢な瞳で俺との特訓や料理に向き合う、とても楽しそうだ、

それまでは戦いたくない相手でも破壊神の命で止む無く戦っていたらしい、

アシュラがいなかったら自分達は既に・・これ以上は聞かなかった。



二日後・・



突然タウロとリィブラとカプリコルニォが俺の目の前に現れた!



「あなた何してるのよ!さっさと来なさいよ!」



「えっ?どうしてだ?」



「なに言ってるのよ!結婚式の続きに決まっているでしょ!」



・・・



今更何言ってるんだ?



一か月間俺をほったらかしにしておいて・・



俺の訴えを無視してリィブラ達は強制的に俺をある場所に連れて行く。



残された異世界新選組はボー然・・



・・・



その姿を・・



秘かに天聖族の6人が建物の陰から見つめ目を光らせていた。





















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ