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各地の男達の奮起と待っていた女性達の歓喜




俺と100人を超える花嫁たちとの結婚式を見ていた各種族の男性達、

特にガルーダのカオスは驚きを隠せない、それには大きな理由がある、

彼は西の大陸の半分を支配するガルーダ一族の王でもある。



西の大陸は半分はガルーダ、もう半分はグリフォンが支配している、

双璧を成すグリフォンを束ねるのは女王レイナ・ジュディ・エスペランサ、

彼女とは幼少からの付き合い、いずれ結婚するだろうと皆は考えていた。



だが・・



お互い意識はあるのだが・・



エニウェアやルーム国、それに加担した俺達との争いに集中していた、

それに加え各地の飢餓の対応でそれどころではなかった、そのため・・

表面は冷静を保っていたが内心は不安で一杯、恋愛どころではなかった。



しかし・・



俺達が現れ次々と難題が消え豊かになり生活に余裕が出来た、

この頃からレイナは俺をからかってはカオスの気を引こうと考えた、

だが硬派的な考えのカオスはレイナの本当の気持ちがわからなかった。




彼の従兄妹のシルヴィやソフィアもカオスを強く意識していた、

だがカオスは従兄妹は論外だと突っぱね女性扱いはしなかった、

そのためシルヴィやソフィアも俺と婚約することを真剣に考えた。



そうすれば・・



カオスが自分達に目を向けてくれるのではないかと・・

レイナもその考え、笑って俺をからかうが・・カオスは動かない、

その時カオスに恋心を抱く天聖族のアクワリオがレイナ達の前に現れた。



アクワリオはレイナ達にある案を言う、それは・・




「コウさんの結婚式を利用しましょう!」




俺の結婚を大々的に宣伝することを知っていたアクワリオ、

コウさんのように寛大な心で私達を受け入れてほしいと訴える、

そうすればカオスも無視はできないだろうと考えレイナ達は同意した。



この話を聞いたアデールも参加したいと言ってきた、彼女はワイバーン、

住んでいた大陸は異なるが・・なんだかんだと交流があり意識はしていた、

このチャンスを逃すと・・カオスの性格を知っているだけに案に同意した。



そうして・・



俺の結婚式が始まりカオス達各地の男性陣がその姿を見て驚きを隠せない、

俺が子が出来ない種族まで受け入れる寛大な心・・まあエリーナ達の策、

カオスに限らず各地の男性陣に気になる女性に告白してもらう事・・



これは事前に神族はじめ天聖族達がエリーナ達と密談し決めた流れ、

次の世代を養うために・・単純な俺を大胆に利用した巧妙な策だった、

俺と言う実例を大々的に出すことで男性陣の断る理由を抑え込むこと・・



この策は・・



驚く位各地の男性陣の背中を押す結果となった。



その後レイナに加えアデール、シルヴィ・ソフィアそしてアクワリオ、

この5人はカオスの元に伺い・・何も言わずにカオスの対面に座った、

俺の結婚式を見終えたカオスは気持ちを切り替え・・



・・・




「俺もそろそろ身を固めてもいい時期だな・・」




彼はその後レイナ達に告白!5人は涙を流して彼を受け入れた!



ほぼ同じ頃・・・



ルーム国の幹部で戦艦陸奥の艦長アイザックに猛烈に迫るエスコルピォ、

彼と彼女は以前天聖族を招待してのレールガンの試射に携わっていた、

その時エスコルピォは彼に一目惚れ、イタズラも無視する位意識していた。



生真面目なエスコルピォは・・



エリーナ達の策を知り・・



これはチャンスだと即座に動きストレートにアイザックに告白!




「わ・・私あなたが好きなのです!け・・結婚してください!」




この言葉を聞いたアイザックは・・




「俺でよければ・・大歓迎ですよ!」




ちなみに彼も独身、気になる女性はいたがガルーダとの戦いで戦死、

それ以降は軍務に没頭し恋はできなかった・・いや逃げていた、

だが俺の結婚式を見て・・刺激を受け彼女を受け入れた。



さらにメディに一目惚れしているフレイムドラゴンのアグニも動く、

なりふり構わず土下座しメディに告白、その顔は真っ赤だった、

彼女もアグニの一途を知っていたので・・素直にこう語る。




「私も・・貴方が好きです・・」




これを聞いたアグニは大狂乱!なぜか頭を地面に叩いていた、

もしかして夢では?と疑うアグニにメディが傍に寄り添う、

そして・・




「まだまだ未熟な私ですが・・これからも宜しくお願いします。」




アグニはその言葉で興奮し気絶、部下が急ぎ駆け寄り病院に搬送した。



他にも・・



スカイドラゴンのアトラスはモカとココから猛烈アタックを受ける、

さらに部下数名が告白、格下の存在が幹部の男性に告白できる大チャンス、

このチャンスを絶対逃さないと決意し次々とアトラスに告白していた。



これに対してアトラスは・・拒否は出来ないと考え彼女達を受け入れた。



この流れは止まらず・・北東の大陸でも次々カップルが成立していた。



ギルドのリオやケイジ、ティーグルは幼馴染から猛烈アタックを受ける、

さらに後輩数名から同時に告白され戸惑うが・・俺と言う実例があるので・・



・・・



今迄の慣習は吹き飛び次々受け入れいれていた。



驚くことにラムやシェーヴル女性陣も次々告白される、それは先輩たち、

昔から気になっていたと言われ・・自分達もまんざらではないので受け入れる、

こんな感じで各地で次々とカップルが成立、各地で聖堂を急ピッチで建造した。



ちなみに長門艦長のアレクサンド・リシャールは部下数名から同時告白を受ける、

本人は当初拒否したが・・部下はこのチャンスを逃すと無理だと悟り繰り返した、

あまりにもしつこく部下が告白してきたので・・気持ちを切り替え受け入れた。



それとヘミニとマテオ、こちらは即婚姻届にサインし早々に結婚成立、

おしどり夫婦となりのんびり・・第1艦隊に所属し共に戦闘機に乗っている。



さらにアシュラも妹達と婚約、アレスもリン達を受け入れ夫婦となっていた、

ほとんどの幹部が婚姻したので各地は大忙し、次々と夫婦が誕生し賑わった、

予想以上の婚姻数に驚くエリーナ達、急きょ各地にお祝いに駆け付け大忙し。



これは天使族やシュメール達も同じ、知り合いが一斉婚約したので急ぎお祝い、

メイドさんや一般女性達も知り合いが結婚するので無視できず駆けつけた。



そのため俺は・・



しばらくほったらかしにされたので屋敷に戻り小遣い稼ぎを模索していた、

具体的にはUFOキャッチャーの景品、前に造った干支のぬいぐるみ等々、

これに加えこの異世界ように考えた新たな干支を模索していた。



考えた干支は・・



ガルーダ・グリフォン・ドラゴン・ラミア・ドライアド・アルラウネ・・



・・・



物凄い種類となったがブルーアイズ達と協力して各種族のぬいぐるみが完成、

その中にはプレミアも作っている、これは500個に1つの割合の限定品、

調子に乗った俺達はさらに様々な品を作成、俺もすっかり花嫁を忘れていた。




ふっふっふ・・・




これは大儲け間違いなしだろう!!!




さらに猫やコロも作成に参加、倉庫は満杯となったが俺達はさらに作成、

各地から様々な原材料が届き溢れていたこともあり作成に夢中となっていく、

そうして臨時の倉庫も急ぎ作成、こちらも品で溢れていた。



気がつけば日用品から高級品までありとあらゆる品が誕生していた、

ここでブルーアイズがある提案をする!




「我ら独自のブランドを構築しないか?」




これには全員大賛成、さらにコロもある提案をする!




「漫画で読んだが・・我ら専用のチェーン店を展開しないか?」




これにも大賛成!俺は早速各地の主要駅を調べ空き地があるか調べた、

結果好立地にある程度の土地が売り出されていたので俺は大人買いした、

そうして建築士ライアンに建設を依頼、暇だったライアン達は即着工した。



翌日早速1号店が完成、場所はルーム国にある俺の屋敷から一番近い駅、

そこに新たなブランド・・名前はとりあえず後回しにして展示を急いだ、

深夜に展示は完成、従業員を除き営業が出来る状況にまでこぎつけた。



その後俺達は・・・



新たな店舗のブランド名を・・



・・・



徹夜で模索していた。
















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