悪夢でのロストバージンとメイドさんからの婚姻届
リィブラ達は椅子に座り俺を見つめる、ちなみに今は午後11時、
こんな時間に知り合いとはいえ美女3人が突然俺の部屋に入ってきた、
おまけに俺は風呂に入ったばかり、もう寝る段階なのだ!
さらに横にはベットがある。
こんな状況・・
・・・
興奮するなと言うほうが無理だ!理性を抑えるのも限度がある!
なので・・
「明日話を聞くから・・今夜はもう遅いから帰ってくれ!」
と3人に向かってお引き取りを願う、だが・・
・・・
!
なぜかリィブラが泣きだした、
「こ・・コウさんひどすぎます!あんなに激しく私を求めておいて・・
わ・・!私初めてだったのですよ!そ・・それなのにこの塩対応ですか?」
もう慣れたよ!!!
今までの経緯からして・・また俺が彼女を襲う夢を見たのだろう、
確かに彼女は魅力的だ、もし独身なら迷わずプロポーズしていただろう、
だが俺には妻が3人もいる、周りは美女だらけなので免疫もついてきた。
それに俺はここ最近リィブラには近づいていない、見つけるとすぐ逃げた、
いつのまにか鍋焼きうどんを食べられた時に近づいた位、3分も傍にいない、
そんな状況の中どうやって彼女を襲うことが出来ると言うのだ?
・・・
「俺は君には何もしていない!だから当然無実だ!」
と・・俺は彼女達に向かって宣言!当然の発言だ!
すると・・
・ ・ ・
逆ギレしたリィブラが猛烈に怒る、タウロ達が宥めたが振り払う、
そして席を立ち俺に向かって歩き出す、ものすごい迫力に怯む俺、
俺の胸ぐらを掴む・・のではなくなぜか首根っこを掴み持ち上げる。
俺は猫のような体制となりィブラに掴まれ・・ものすごく睨まれる、
その眼は猛禽類のような残忍な眼、今にも喰われそうな迫力に怯む俺、
こんな怖いお姉さまを俺が襲える訳ないだろう・・
そんな心境の俺を無視して・・リィブラは語る!
「コウさんお疑いのようですね、では証拠をお見せしましょう!」
この言葉を聞いてタウロとカプリコルニォが極度に恐れる!
「リィブラあれをする気なの?」
「や・・やめて!あれは過激すぎるわ!」
タウロとカプリコルニォの制止を無視してリィブラはある魔法をかける、
後から聞いた話だがこの魔法は・・
「 夢再生 」
本来は見た事のある光景や景色、地形等を調べるのに使う特殊な魔法、
例えば道に迷った時、歩いてきた道に戻る際この魔法を使うことがある、
連れの一人をこの魔法で眠らせ仲間がその光景を確認し引き返す。
他にも悪夢を見た時にも使えるらしい・・
この魔法を使い閲覧し元凶を調べ対策・淘汰・駆逐を行う際にも用いるそうだ、
例としては・・今回のように年頃の女性が男性に襲われた時にも使う、
それを確認した仲間がその男性に刑罰や粛清を行うらしい。
ただ···
思い込みや一方的な片思い等で事実無根の夢でも閲覧可能、
そのため諸刃の剣になることもあり細心の注意が必要、
使用する場合第三者も閲覧し客観的な判断を仰いでもらう。
天聖族がこの魔法を使う時は最低二人第三者を傍に置く、
それらに閲覧してもらい状況を調査して判断するそうだ、
今回はタウロとカプリコルニォがいたのでリィブラは迷わず魔法展開!
パァァァァァ!!!
俺は怪しい光に包まれ意識を失う、目が覚めた時ある異空間、
先を見ると部屋か見える、リィブラがシャワーを浴びてるようだ、
カーテン越しなのでぼんやりだが下着姿でタオルで体を隠している。
シャワーを済ませリィブラが部屋に戻る、髪を乾かしていた、
鏡台のような所に座り髪のお手入れ、すると部屋にノックの音が響く、
リィブラはタオル姿のままドアに近づき・・
「どなたですか?」
「俺だ!コウだ、ここを開けろ!」
「えっ?コウさん?どうしてここに?」
「そんなことはどうでもいい、早くここを開けろ!」
「えっ?でも私・・・」
「いいからここを開けろ!大事な用があるんだ!」
「わ・・わかりました!」
リィブラは急ぎドアを開ける、ドアにはなぜかマッチョな俺か立っていた、
マッチョは突然リィブラに壁ドン!リィブラを壁に押し付け抑え込む!
驚くリィブラ、さらにマッチョはどアップでリィブラに迫る!
「な・・何をするのですか?」
マッチョの俺は怪しい笑みでこう答える。
「何言ってるんだ?男か女の部屋に来る理由はこれしかないだろう?」
マッチョは無理やりリィブラにキスを迫る!
ここで本当の俺はこう雄叫び!
「リィブラそいつを吹き飛ばせ!君なら余裕だろうが〜!」
天聖族最強の一角リィブラならそんな俺なんか一瞬で吹き飛ばせる、たか・・
「う・・ウウウ〜ん!!!」
何故か彼女は拒みもせずキスを受け入れている、驚く俺達、
キスはさらにエスカレート、激しく抱き合い何度も繰り返す、
そしてマッチョの俺はニヤリと笑いリィブラを抱きかかえる。
向かう先は部屋にあるベット、リィブラは赤面となり必死に訴える。
「い・・いけません!コウさんやめてください!」
「フフフ・・何言ってるんだ?もう止まる訳ないたろう?」
マッチョの俺はリィブラをベットに寝かせ服を脱ぐ、超赤面のタウロとカプリコルニォ、
そしてリィブラの身体を包むタオルを剥がそうとする。
「コウさんいけません!私達はこんなことは・・」
するとマッチョな俺はリィブラの顔を舐め回しこう一言!
「ほう・・いいのか?君が俺を拒むのならお歳暮を止めるぞ?
いつもみんなで楽しみにしているのだろう?それでもいいのか?」
「そ・・そんな・・ひどい・・」
「ポン!!!」
ここで本当の俺は手をポンとたたく!
それはアリだな!こんな変質者扱いされるならお歳暮の意味がない、
かなりの額を使って極上のお菓子類を送っているのにこの扱い・・・
意味ないのならこの際お歳暮は止めよう・・・
次の瞬間リィブラはマッチョの俺を蹴り倒し即座に起きこちらに走ってくる、
その際タオルは外れ下着姿、その姿はとても色っぽく過激だった、
それを見た俺は超興奮状態・・・
・・・
リィブラは俺の首根っこを掴み持ち上げる、そしてガン見、とても危険な眼だ、
俺の興奮は一気に冷め子猫のように大人しくなる・・
「コウさんそんな愚行はお止めください、卑怯ですよ!
あのお歳暮は私達がとても楽しみにしているのです、わかりますか?」
さらに・・・
「貴方はこれからも私達にお歳暮を送る義務があるのです!
たとえ私達が理不尽であってもお歳暮を止めることは絶対に許しません!
いいですか?わかりましたね?」
「そ・・そんな無茶苦茶・・」
「わかりましたね?!!!」
俺は・・頷くしかなかった。
「わかればいいのです!」
リィブラは急いでベッドに戻り・・何故か続きを始めた。
「ダ・・ダメです、コウさんやめてください・・」
おいちょっと待て!!!
さっきマッチョの俺を蹴り倒したよな?
拒むならマッチョの俺を蹴り倒せばいいだろう!!!
俺の訴えを無視して激しく営みを始めるマッチョとリィブラ、
俺は近くにいるタウロとカプリコルニォに説得するよう訴える、
だか二人共なぜか顔を真っ赤にして静観している。
「ウヘヘヘ・・いい身体してるじゃないか!」
「や・・・やめてください・・あっ!ああ・・」
「これだけ濡らして何言ってるんだ?もう観念しな!」
「は・・恥ずかしい・・あっああ〜」
リィブラの下着が宙を舞いマッチョの俺がさらに激しく抱きつく、
さすがに見ていられないので俺は止めようと駆け出したが、
なぜかタウロとカプリコルニォが俺を捕まえ邪魔をする。
「いくぜ!」
「あっ、・・い・・痛い・・・」
「グフフフ・・始めてなのか?最高だぜ!」
「あっ・・ああ〜〜〜!!!!!」
・・・
・・・
魔法はここで途切れ・・俺達は目覚め部屋の中に戻った。
・・・
俺の目の前には号泣するリィブラと慰めるカプリコルニォ、
カプリコルニォもタウロも涙目となり俺を激しく睨みつける、
矛盾だらけだがこの状況では俺は黙り込むしかなかった。
「コウさんひどすぎますよ!」
タウロが涙目となり俺を激しく睨みつける。
「これじゃリィブラが可哀想です!」
カプリコルニォも涙目となり俺を激しく睨みつける。
・・・
どないせ〜ちゅんじゃ!!
「これは許し難い問題です!聖域に戻り対策を講じます!」
そう言って三人は転移魔法で聖域に戻る、すっかり夜が明けていた、
俺は一通りの用事を済ませコロと一緒に大和に乗りルーム国に帰る、
急いで屋敷に戻り天使族に渡すもう1つの品の作成を急いだ。
すると・・
待ち構えていたメイドさんたちが一斉に俺の部屋に入ってきた、
皆笑顔はなく怒りながら俺を囲って・・ある書類を大量に出してきた、
予想外の書類に俺は驚きを隠せなかった!
それは・・・
メイドさんたちと俺との婚姻届だった。