百八星鎧の展開と連合艦隊の出力の結集技
俺は破壊神Sと対峙、話は聞いていたが猛烈な殺気だ、
だが俺には恐怖は無い、というのも周りは遺体の山だからだ、
様々な種族が無残な姿で辺りに散乱している・・
・・・
その怒りは・・恐怖を振り払っていた。
目の前の破壊神は笑っている、ここなら俺達の神族も入れない、
ゆっくり俺を殺し食べる気だろう、まあどう見てもそれしかない、
なので俺は・・
・・・
遠慮なくこいつを消滅させることにした!
俺は聖刀「大和」を展開、さらにブルーアイズ達も場に出す、
3体のブルーアイズ達も猛烈に怒っている、それは見なくても感じる、
それを見てさらに笑う破壊神S・・・
・・・
「フハハハハ!どうした?声も出ないのか?」
「別に・・お前と話す必要が無いだけだ。」
「ほお?人間にしては随分落ち着いてるな?」
「まあね、これから俺はお前を消滅させる、それに専念するだけだ」
・・・
「冗談にしても・・笑えないな、この下等種族が!!!」
「どっちが下等種族だよ!ただ単に暴れて異世界人を喰うだけだろ?
それだけ強大な力がありながら・・やってることは獣と変わらない、
その力を他に使えばいいものを・・お前は単なる迷惑神なだけだ!」
猛烈に怒る破壊神、何を考えたのか・・ある呪文を唱え出した、
すると・・各地に俺と破壊神がいる異空間が映し出された!
驚く各種族達、俺が捕らわれたことを知り青ざめていた。
「フハハハハハ!どうだ?仲間に不安がられる気分は?
まあお楽しみはこれからだ、これからお前は八つ裂きにされるからな、
こいつらの顔がさらに青ざめる・・痛快の極みだな!」
俺は宙に浮いているような状態、下を見ると各地が映り皆の顔が見える、
普段俺に厳しいエリーナ達、ルーム国の国民、各大陸の各種族たち・・
さらに不安を隠せない天聖族と・・神族のアフロディーテ達も見えた。
なるほどな・・
ここは神族でも入れない特殊な空間らしい、俺だけが連れ込まれたようだ、
間違いなくこの破壊神は・・俺を喰い力を回復させ再びこの異世界を攻める、
そして皆の絶望に満ちた顔を見てあざ笑う・・という流れだろう。
だが・・
当然俺もただ喰われるわけにはいかない、単純に死にたくないだけだ!
まだやりたいことは沢山ある、この程度の破壊神にそれを阻まれたくはない、
それに・・
・・・
ここに散乱している・・
無残に殺された様々な種族の無念を・・
俺は果たす!!!!!!!
「ブルーアイズ!遠慮はいらん!破壊神を消滅させるぞ!」
「御意!!!」
ブルーアイズは溶けだし融合!3体は1つの生命体と化した!
同時に俺は聖刀「大和」を構える、そして新たな鎧を展開した!
その瞬間!
!!!!!!!
キィーーーーーーーーーーーン!!!!!!!
百八の光が輝き・・俺は独自に開発した鎧を身に纏う!
この鎧の名は・・
「 百八星鎧」
これは俺が必殺技騒ぎの後・・すっからかんになった倉庫を見て唖然、
しばらく落ち込み・・その後気分転換のためのんびり作成したもの、
なぜか造る最中水滸伝を思い出し・・先に108の指輪を作成していた。
この指輪は全部デザインが異なる、その意図としては108の剛の者、
昔読んだ漫画で・・理不尽な敵に挑むため梁山泊に結集した彼ら彼女達、
それが今回の破壊神襲来と気持ちが重なり・・俺の大切な仲間を思い出す。
時々理不尽に俺のコレクションを奪う腹立つ面々だが・・
しかし・・
それ以上に大切で・・かけがえのない存在なのは間違いない、
そのため俺は指輪を造る際一人一人の顔を思い浮かべ作成、
気がつけば108の数が出来ていた、当然俺の子供達もいる。
それと・・
アフロディーテ達と何度か会うたびに・・
なぜか俺の体内にある原核の力が増した気がする、なぜかはわからない、
その後指輪は全部鎧に宿り・・この百八星鎧は神々しい力を放っていた、
その鎧を今俺は纏っている、まるで神の力を得たような気がした。
この鎧を見たエリーナ達は・・なぜか涙を流していた。
この鎧を見た破壊神も・・なぜか驚く!
「お・・お前は神族なのか?」
そんなわけないだろう!
俺は聖刀を構える、その背中には融合した最強のブルーアイズがいる、
そして・・・
「ハァァァァァァァァ~~!」
俺は高速で破壊神に向い聖刀を振り降ろす!
「なめるな~~人間が~~~!」
ガキィ~~~~~~~~~~ン!!!
聖刀大和を受け止める破壊神の鋭利な爪、まるで大鎌のようだ、
その後5分位交じり合いが続き・・俺達は一旦距離を置く、
するとブルーアイズが・・猛烈な光の弾を口から吐き出した!
「 グリームバースト!(光の破裂弾!)」
破壊神に向かって破裂弾が飛んでいく、だが破壊神はそれを打ち砕く!
即座に反撃・・光の破裂弾は乱射されていて破壊神に直撃した!
ズバガガガガガガ~~~ン!!!
破裂弾をまともに受けた破壊神、辺りには猛烈な煙が立ち込める、
だがこの程度で破壊神が死ぬわけがない!俺は即座に居合の構え!
大和からの副砲弾・・龍閃疾風斬を即座に放つ!
「 龍閃疾風斬!!!!!!! 」
俺はこの技を7連発!7つの光が破壊神に直撃した!が・・
「ふ・・フハハハハ!!!こんなの痛くもかゆくもないわ!」
龍閃疾風斬を7発受けたにも関わらず破壊神は平然としている、
すぐさま破壊神は爆炎攻撃、猛烈な爆発が俺達を襲う、だが・・
「 天翔撃烈斬&グリームバースト! 」
なんとブルーアイズが天翔撃烈斬とグリームバーストを混ぜ合わせる、
それを口から次々と発射!破壊神の爆炎魔法を次々と相殺していった、
猛烈な煙が辺りを覆う、この煙を浴びた遺体が次々と蒸発していく。
分身とはいえ・・
破壊神の強さはタナトス級のアシュラより遙かに強く速かった、
これは長期化するとまずい、ブルーアイズの体力にも限界がある、
彼らが破壊神の気を逸らしその隙に俺は究極破壊斬の準備をしていた。
ちなみに俺は究極破壊斬も瞬時に展開できる、だが今は力を溜めこむ、
というのも・・俺の知らない所でブルーアイズ達はある行動をしていた。
それは・・
強大な敵に備えて・・
この異世界に召喚された全艦隊の出力を秘かに集めては封印していたのだ、
そのため膨大な力となり扱いが難しい、聞いてはいたが試す機会が無かった、
ブルーアイズが破壊神を引きつけてる間・・俺は出力を聖刀に注ぎ込む。
スバガガガガガガガガ・・・・・
破壊神の爆炎魔法とブルーアイズ達の衝突が絶えず猛烈な熱と煙が舞う、
俺は百八星鎧を身に纏っていたのでなんとか無事だ、そして準備を急ぐ、
1分程時間の要したが・・この1分間はとても長い時間だった。
「ブルーアイズ達よ準備は出来た!」
「わかった!敵の気を引くからそいつを叩きこめ!」
ブルーアイズ達は力を振り絞り天翔撃烈斬&グリームバーストを放つ、
もしブルーアイズ以外だったらこの爆炎魔法には耐えられなかっただろう、
憑依モンスターが必死で造ってくれたこの時・・無駄にはしない!
俺は・・
渾身の力を振り絞り・・
聖刀大和を破壊神に向け・・振り降ろす!
「 くらえ! 結集究極破壊斬!」
バシィ~~~~~~ン!
俺の攻撃を瞬時に感じた破壊神が向きを変え俺の聖刀を受け止める!
「フハハハ・・この程度我には通じんぞ!」
「それはどうかな?」
「なに?」
ギシ・・・ギギギギ・・
聖刀大和から放たれた猛烈な出力が・・圧力に変わり破壊神を襲う!
!!!
100万を超える集結した艦隊の出力が・・・破壊神を襲う、
それは猛烈な重力と化し破壊神を押し潰そうとする、耐える破壊神、
だが徐々に押し潰され・・逃げようにも一歩も動けなかった!
それを見た俺は!!!
「さらに倍!もう一度結集究極破壊斬だ~!!!!!」
俺は渾身の力を込めて!!聖刀を振り降ろした!
ズグワァァァァァァァァァ~~~~~~~!!!!!!!!!
200万を超える圧倒的な圧力にはさすがの破壊神も耐えられなかった、
破壊神の分身は・・悲鳴を上げる間もなく木端微塵に砕け消滅していった、
俺は大きく深呼吸、次の瞬間異空間が消え元の異世界に戻った。
その瞬間!!!!
パァァァァァァァ~~~~ン!!!!!
鎧が砕け散り・・108の指輪が宙を舞い光り輝いていた!
その指輪を俺達は急ぎ回収、何とか全部回収に成功した。
この戦い・・
勝者は俺コウとなった!
この瞬間・・異世界ハンターは全滅!捕虜を除き全部駆逐した!
「ふぅ・・終わったな・・帰ろう」
俺はゆっくり空を飛び大和に帰る。
これを見ていた民衆は大喜び、サナやサキ、小人族等も大喜びしていた。
だが・・
各地で見ていた各種族の幹部は・・
・・・
なぜか俺の鎧から出た指輪を・・
猛烈に気にしていた。