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展開された分裂の剣とギガジェネレイターアタック




破壊神と対峙する俺とデーヴィド、だがお互い別の破壊神とだ、

まずはデーヴィドと破壊神、こちらは破壊神Aとすることにした、

俺と対峙する破壊神は・・とりあえず破壊神Sとする。




デーヴィド・クロフォード!




俺コウの幼馴染で親友と言える存在、軍での相棒でもあった、

この異世界に来る前に地震があり謎の穴が出たので俺達は調査、

その途中俺達は謎の穴に落ちこの異世界に召喚された。



後から知ったが・・あの穴はルーム国の重鎮たちが展開したらしい、

何度も召喚を繰り返し、やっと軍に関わりのある俺達を召喚して歓喜、

それ以降俺と彼はこの異世界で過ごすこととなる。



だが彼は以前の世界に未練があり・・



夢の中で一度戻ったが・・



理想と現実の狭間で苦しんだ、その時クリスティーナの声を聴く、

彼女達の・・彼の帰還を祈る言葉に心動き彼は目覚めて・・

以降彼はこの異世界に戻りクリスティーナ達と結婚する。



現在彼は戦艦モンタナの艦長兼俺と同じ総司令官の地位につく、

主に西の大陸方面を担当、そして妙な空間に行き猛特訓を積む、

その結果・・人間だが聖級以上の力を手に入れている。



そして・・



破壊神Aの転送魔法で異空間に飛ばされ・・目の前には破壊神がいる、

恐るべき敵と1対1の状況だが・・彼はものすごく怒っていた。

というのも・・周りには小人族達の遺体が散乱しているからだ。



皆恐怖の表情で息絶えていた、おそらく生きながら喰われたのだろう、

子供を含め・・ひどいのになると下半身がない遺体も数多くある、

これを見たデーヴィドは・・恐怖を超える怒りで震えていた・・




「どうした?俺が怖いのか?まあ当然だろう、所詮人間・・」



次の瞬間デーヴィドは聖剣モンタナを展開、即座に斬りつける!



キィーン!!



破壊神Aは右腕で剣を受け止める。



「驚いたな・・人間ごときがこんな力を・・」



「ゴタゴタうるせーんだよ!おまえ切り刻むから覚悟しろ!」



「ほう・・やれるものならやってみろ!」



ハァァァァァァァ~~~!!!



デーヴィドは恐るべき速さで破壊神を斬りつけ攻撃、そして離れる、

彼は銃を展開!左手で構えた銃を乱射!破壊神は思わず怯む!



ズキューン!キューン!!



実射弾に怯む破壊神、その隙を見て彼は憑依モンスターを展開する!




「出でよ!わが憑依モンスター達よ!」




デーヴィドの背中からツインヘッド・ライジングドラゴンが現れる!

さらにサージェントデュナメス・シルバーアイズホワイトドラゴンを展開、

なんとこの3体を融合、恐るべき憑依ドラゴンが現れた!




「破壊神を攻撃しろ!」




ギィイイイイイイイイ~~~ン!!!




融合ドラゴンが猛烈な雷を吐く!たまらず後退する破壊神A、

デーヴィドを侮っていたことを反省、そして目を輝かす!




「お遊びは終わりだ!お前を喰い尽くしてやる!」



「やれるものならやってみな!」




破壊神Aは両手に武器を展開、1mを超える爪の鎌を展開する、

そして攻撃するが・・レールガンを受けているせいか動きが遅い、

デーヴィドはすかさず剣で鎌を払い・・後ろ回し蹴り!




「ギャア!」




右目を蹴られた破壊神Aは怯む、デーヴィドは攻撃を緩めない、

剣で攻撃後すぐに離れ・・憑依ドラゴンが雷を吐きまくる!

辺りは放電現象のようになり・・破壊神Aは怒り攻撃してくる!




「いい気になるなよ~~この人間ごときが~~!!!」




猛烈に怒る破壊神Aの攻撃を受けるデーヴィド、たまらず後退する、

破壊神Aの攻撃が止まらない、そして強烈な蹴りを受け彼は飛ばされる。




「ガハッ・・」




デーヴィドが血を吐く、相当なダメージを受けたようだ。




「とどめだ!」




破壊神Aが攻撃・・すかさず憑依ドラゴンが割り込み雷攻撃を放つ、

意表を突かれた破壊神は電撃をまともに受けるが・・・




「この程度の電流では俺は倒せんぞ!」




破壊神Aは平気で立っている、相当な雷攻撃なのに効き目は薄いようだ、

何とか立ち上がるデーヴィド、そして新たな必殺技の準備をする・・



・・・



「コウ・・これを使わせてもらうぞ!」




収納魔法から展開したのは・・・新たな剣!



その名も・・




「分裂の剣!」




これは俺が風●の小次郎に出てくる聖剣を参考に造った剣だ、

具体的には10本の聖剣の一つ、雷光剣をイメージしている、

この聖剣は刀身の側面から生える6つの牙が本体なのだが・・



俺が造った分裂の剣は刀身の先にも牙があり7本の牙がある、

この牙は電撃の他に各魔法を絡め増幅する能力がある、さらに・・

その名の通り分裂が可能、持ち主の能力に応じ100本まで分裂出来る。



この剣の攻撃力はそれほどでもないが・・



だがこの剣はとても硬く造っている、その目的は敵の動きを封じるため、

具体的にはゴーレムのような巨体の敵の足止めするために開発した、

この剣を分裂させ・・ゴーレムを包み込み動きを封じ民衆を避難させる。



この剣も人形の盾と同様・・試作品のため1本しか作成していない、

俺のコレクションルームに飾っていたのだが・・例の必殺技騒ぎ、

あの時俺が流れでデーヴィドの妻クリスティーナの唇を奪おうとした。



それに怒った・・ふりをして彼は慰謝料としてこの剣を奪い取る、

彼は俺の性格を把握していたのでそれは絶対ないと心でわかっていた、

だが渡りに船とばかりに・・貰える物は貰おうとこの剣を奪い取る。



それを展開したデーヴィド!剣を分裂させ破壊神に向かって投げ飛ばす!

その数・・なんと最大100本が展開され破壊神に目掛けて飛んでいく、

だが破壊神Aはこれらの剣を全て弾き飛ばした。




「ガハハハハハ!!!こんな攻撃痛くもかゆくもないぞ!」




破壊神Aは余裕で笑う、だがデーヴィドもなぜか笑い語りかける!




「破壊神さんよ!発電所の仕組みは知っているかい?」




キョトンとする破壊神A、当然だろう、発電所は俺達の世界の設備だ、

なに意味不明な事を言ってるのだ!とばかりに魔法攻撃を仕掛けてくる、

デーヴィドは巧みにそれをかわし・・さらに笑う。




「破壊神さんよ!発電所の仕組みを簡単に説明してやろうか?」




この言葉に破壊神Aは笑う、そして攻撃を一旦止めた。




「いいだろう、説明を聞いてやる、1分で話せ!」




「ああわかった!俺達の世界には電気・・雷を作る設備があるんだ、

それを発電所と言う、具体的にはある機械を蒸気等で動かし電気を造る、

その機械の中にはコイル等の部品があり磁界を造り電気を造るんだ」



「なるほどな・・だがそれがどうした?」



「俺の原核は「雷」すでに発電する能力は俺にはある、そして・・

コイルがあればさらに強い磁界を展開できる、この意味がわかるか?」



「う~む・・よくわからん・・」



「よく見ろ!既に俺はお前の周りにコイルを展開している!」



「なに?」



破壊神の周りには・・



先ほど弾き飛ばした分裂の剣が地に刺さっている、それらが磁力を帯びる、

デーヴィドはこの戦いが始まる前に分裂の剣に磁界を帯びさせていた、

それらが磁界をさらに増幅させ・・猛烈な電力を帯びていた。



ただ事ではないと悟った破壊神A、すぐさま分裂の剣を砕こうとする・・




「させるかよ!」



バキィィィィ~~~!



デーヴィドは背中を見せた破壊神Aを蹴り飛ばす、吹っ飛ぶ破壊神A、

そして・・彼は独自に考えた新たな必殺技を繰り出した!




「くらえ!10億倍の発電攻撃ギガジェネレイターアタック




ビシィ~~~~~~~~~~~~~!!!!!




グギャアアアアアアアアアア~~~~~~~!



破壊神Aは十億倍の電流をまともに浴びる!そして即座に消滅した!

さすがの破壊神でも分身し弱った状態ではギガの電力に耐え切れなかった、

その後分裂の剣は・・1本に戻りデーヴィドが剣を回収する。



勝者はデーヴィド、次の瞬間異空間は消え彼は異世界に戻る。



そしてデーヴィドは・・



なぜか地面に降りて片膝をつき・・空に祈る。




「 Please sleep peacefully (安らかにお眠りください)」




それは・・



破壊神に無残に喰い殺された・・



小人族達への供養だった。


























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